映画『ファーゴ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ファーゴ

[ファーゴ]
FARGO
1996年上映時間:98分
平均点:6.59 / 10(Review 247人) (点数分布表示)
公開開始日(1996-11-09)
ドラマサスペンスコメディ犯罪もの刑事もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-01-26)【イニシャルK】さん
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監督ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン(ノンクレジット)
キャストフランシス・マクドーマンド(女優)マージ・ガンダーソン
スティーヴ・ブシェミ(男優)カール
ウィリアム・H・メイシー(男優)ジェリー・ランディガード
ピーター・ストーメア(男優)グリムスラッド
ラリー・ブランデンバーグ(男優)スタン・グロスマン
ジョン・キャロル・リンチ(男優)ノーム・ガンダーソン
ハーヴ・プレスネル(男優)ウェイド
ブルース・キャンベル(男優)昼ドラの俳優(ノンクレジット)
塩田朋子マージ・ガンダーソン(日本語吹き替え版【ソフト】)
小杉十郎太カール(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐古正人ジェリー・ランディガード(日本語吹き替え版【ソフト】)
土師孝也ノーム・ガンダーソン(日本語吹き替え版【ソフト】)
荒川太郎グリムスラッド(日本語吹き替え版【ソフト】)
木村良平(日本語吹き替え版【ソフト】)
高島雅羅マージ・ガンダーソン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
大塚芳忠カール(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
古川登志夫ジェリー・ランディガード(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
菅生隆之グリムスラッド(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
音楽カーター・バーウェル
編曲カーター・バーウェル
撮影ロジャー・ディーキンス
製作イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン(ノンクレジット)
ワーキング・タイトル・フィルムズ
製作総指揮ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
特殊メイクバート・ミクソン(ノンクレジット)
美術トーマス・P・ウィルキンス(美術監督)
リック・ハインリクス(プロダクション・デザイン)
ランドール・バルスマイヤー(タイトル・デザイン)
衣装メアリー・ゾフレス
編集ロデリック・ジェインズ
録音スキップ・リーヴセイ
ユージーン・ギーティ(音響効果エディター)
字幕翻訳戸田奈津子
その他ピーター・グレイヴス〔米男優〕(スペシャル・サンクス)
カーター・バーウェル(指揮)
あらすじ
雪で覆われたアメリカの田舎町。多額の借金を抱えていたジェリー(ウィリアム・H・メイシー)はとんでもないことを考えた。妻を偽装誘拐して、金持ちの妻の父親から身代金を引き出そうとしたのだ。そして偽装誘拐をカール(スティーヴ・ブシェーミ)とグリムスラッドに依頼する。しかし事態は思わぬ展開に・・。美しい雪の世界が一転して赤く染まる。これぞコーエン兄弟の真骨頂。
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💬口コミ一覧

227.片田舎の真っ白な雪景色が徐々に真っ赤に染まっていく。飛び出した足、平然としている犯人、このワンシーンの強烈ですさまじい恐怖。これを出すためだけの単調な間合い、シンプルな物語、間抜けな登場人物達ではなかろうか。
亜流派 十五郎さん 9点(2003-08-17 12:59:37)
226.20世紀アメリカ文学は「犯罪」を抜きにしては語れません。例えばW.フォークナーの『八月の光』では、陰惨な事件が題材として扱われてますが、素朴な妊婦の話が交互に描かれることで、生と死、光と陰の対比が浮き彫りにされます。さてやはり「犯罪」が頻繁に登場するコーエン兄弟の映画ですが、特に本作、壮絶な現実の事件の顛末を描いて、どうして何とか止められなかったのかと嫌な気分になります。でもその一方で、シラジラしい程幻想的な光景や、妊婦役のF.マクドーマンドのユーモアと生命感が、この映画の独特のバランスを支えていて、印象深い作品になってます。
鱗歌さん 9点(2003-07-12 23:14:43)
225.グロで残酷なのに見終わった後に暖かい気分になる映画なんて滅多にない。傑作だと思う。
omutさん 9点(2003-06-03 04:06:27)
224.監督や脚本家が違えば、まったく別モノの“ハリウッド映画”が出来上がってたと思う。大量殺人事件の実話だが、バイオレンスやサスペンスの映画では無く、女署長のラストシーンの台詞に象徴されるヒューマンドラマに仕上げているところがワシ的◎。ただ、首謀者である車屋の優柔不断さにはイライラしました。
小僧さん 9点(2003-03-23 08:30:28)
223.コーエン作品の中では一番好きです。小さいことが大事に・・・の展開、登場人物達のキャラクター・会話の間、絶妙です。何があっても朝飯は食え!!
クロマスさん 9点(2003-01-16 23:16:26)
222.テレビのちっこい画面で観たことが悔やまれるほどの、圧倒的な映像美。特にオープニングとか、ウィリアム・H・メイシーが雪の中車に向かって歩いていく俯瞰のシーンは、大画面で観たかった~。映画にはよく「実話に基づいた」というのがあるけど、私にとってそれはどうでもいいことで、要は面白いか否か、これに尽きるわけです。実話より面白いフィクションだってたくさんあるし、逆もまた然りなわけで。どうせ、脚色されてるんだし(笑)。で、結論を言いますと、これは最高に面白い!「変な顔」ブシェーミの最期があまりにもむごくて、同情と笑いを禁じ得ません。ほかの役者陣もお見事!
愚物さん 9点(2002-11-18 04:56:32)
221.身重の刑事の妻とハゲ頭の芸術家の旦那の淡々とした生活の中で起きる残酷な事件がなんともリズミカルでよい。2人の間でどんな不幸な事件が起きようと2人の幸せは日常的で誰にも壊されない。その相反するモノが常に同時進行しているセンスのいい映画と思います。
kokoさん 9点(2002-06-17 02:19:04)
220.こういうリズム、大好きです。
sugarさん 9点(2002-05-03 07:41:22)
219.登場人物に美男美女を配役せず、あえてヘンな顔を並べたところがより現実味を醸し出していていいですなぁ。映画は観終わった後のスタッフロールでどこまで浸れるかというのがその価値だと思っているので、思いっきり浸れたこの作品には9点献上!
ゴッドファーザーさん 9点(2001-11-18 22:22:30)
218.クルマのドアを開けているときの警告音がとても印象に残りました ブシェミを改めて知ることができてとってもよい映画でした
らこ助さん 9点(2001-05-03 00:15:51)
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217.映像美に酔いしれました。かっこいい人も、綺麗な人も出てこない。だから現実感があり、笑いがあり、悲しさがある。コーエン作品ではやっぱり最高でしょう!!
あまぬまさん 9点(2000-05-22 19:32:26)
216.ネタバレ いいね、これ。現実にまとわりつく狂気。外国映画だからこそいい。日本映画だと目撃者が殺されると可哀想になるけど
外国映画だと、なんて運のない奴だ、で済んじゃう、済ませちゃう自分がいるし、それはそれで面白いんだけど。
こういう、いわゆるDQN連中が一番厄介だし、面倒だし、だけどそこが面白いんだよな、ここから見てるだけならさ。
映画に何を望むかにもよるけれど、感動とか共感とかじゃなく、こういった気持ちの共有も必要なことだと思う。
もう一度、色々想像して見てみたい。
がらんどうさん [CS・衛星(吹替)] 8点(2019-08-04 09:49:24)
215.ネタバレ 片田舎で起こった殺人事件。
署長のマージが淡々と仕事をこなし、事件の真相に迫る。
対する悪党どもは、仕事に対する情熱もプライドもなく、当然用意周到さもない。
悪事を働いて手にする数万ドルと、真っ当に働いて事件を解決し、切手のデザインに採用されること。
マージが終始熱くならず、仕事に徹する姿がつまらぬ悪事に手を染めることの虚しさを教えてくれる。
残された主犯の息子が可哀想でならない。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-07-22 00:55:51)
214.ネタバレ 些末な動機で始まった犯罪があれよあれよという間に大惨劇に。これは仕事がうまくいってないときに見てはいけないヤツだったかもしれない(笑)。状況の悪化は底なしなのだ。ウィリアム・H・メイシーが演じきってみせるつまらない男の「器」の小ささ、プロっぽいのにいつも最悪の方向に向かってしまう悪人2人組+同僚、そんな狂った歯車を一人で飄々と解いてみせるフランシス・マクドーマンド、みんな素晴らしい。コーエン兄弟の作風は好みが分かれるとは思うが、90分という時間に悲劇と喜劇を圧縮して見せたという点ではやっぱり最高傑作だと思う。ラストにマクドーマンドがどうやって「あいつ」をパトカーに乗せたのか、ってことだけは謎だったのだけれど、案外マクドーマンドのあのペースには悪人たちもかなわないということなのかもしれない。あと、今年見た『ブレードランナー2049』を思わせるロジャー・ディーキンスの雪の遠景や、同じくド田舎を舞台にした『スリー・ビルボード』でマクドーマンドが見せた本作とは全く違ったアプローチなど、20年後の現代映画につながるあれこれを再発見できるのも楽しい。
ころりさんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-18 17:20:27)
👍 1
213.目撃者から特徴は変な顔、とにかく変な顔としか言われないスティーブ・ブシェミがコーエン作品では珍しく準主役級を演じているので好きな作品。悪役ながら妙に憎めないとぼけっぷりが最高。最後はやっぱりトホホな感じになる所もお約束で笑えます。
サスペンスとユーモアの絶妙なバランスが最高だが、ちょっと都合良すぎる展開も目立つ。
悪役たちに焦点を当てているせいか、女性警官の捜査の過程があまり描かれないので、いきなり事件を解決しちゃってる感じがするので、そこはもう少しじっくり描いて欲しかった所。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 8点(2016-11-13 19:51:24)
212.笑える怖い映画。というより、怖いコメディ映画か?とにかく不思議な空気が常に画面の中に漂っているようだった。笑いと狂気がここまで共存している映画はあまり観たことがない。しかも、笑いと狂気のどちらにも偏っていない。それどころか、笑いが怖さを増幅させ、その恐怖がまた滑稽に見えてくる。でも、めちゃくちゃ笑えるとは言えないし、スゲー怖いわけでもない。個性溢れる登場人物たちは皆、愛らしくもあり憎たらしい。一面に広がる白い雪景色は冷たく厳しい印象を与えるが、愚かな人々を優しく見守る寛容さも仄かに感じられた。

そんな中、フランシス・マクドーマンド演じる婦人警官だけが唯一、明るくて優しくて強い。癖のあるキャラクターが次々に出てくる中、映画の中盤から登場する彼女の存在感が際立つのは、このコントラストによるものなのだろう。

「コーエンで一番好きなのは?」と訊かれたら“バートン・フィンク”や“バーバー”と答えるが、「最高傑作は?」と訊かれたら、やはり“ファーゴ”なのかもしれない。

役者たちのハマりっぷりも本作の大きな魅力だ。
Y-300さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-05-09 16:21:44)
211.ネタバレ それにしても出てくる男という男が全てまあなんて使えないダメ男ばかりだこと…。最たる奴は駐車場で「いやあでも規則ですから」と言ってマニュアル通りにしか働けないあいつ。あの半笑い加減とか見てるこっちが本当に腹たちましたもん!!
真面目に真っ直ぐ働いてる婦長さんを尻目に、アホ男どもは勝手にドタバタして勝手に人生台無しにしてましたね。てかほとんど死んでるし。
そこそこ楽しめた映画でした。誰かにまた見ようと言われたら全然オッケーって感じです。
TK of the Worldさん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-26 00:25:03)
210.ウイリアムに、どうしても感情移入してしまって、見ていてとても怖かった。。ウソは、ウソでしか固めていくしかなく、そうすると胃の方がせりあがってきて、とても気分が悪くなる、あの感じが始終していた。「殺す気はなかった」とゆうセリフを聞くたびに、「そっちのほうがよっぽど怖いしっ!」て思ってたけど、ウソをつき続けていくと、自分もいつか殺人を犯しそうで、とてもとても怖くなりました。俳優さんたち素晴らしいネ。フランシスが、だんなさんにキスされてソースがつくのを嫌がった所がとてもよかった。
小星さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-23 03:01:20)
👍 1
209.どうしてだろう。数年おきに、ウィリアム・H・メイシーの顔やスティーヴ・ブシェミの顔を見たくなります。その顔を眺めながら、優柔不断で愚か者の結末をたどっていくのがたまらなくイイ。
ちなみに、本当は実話じゃないようです。(wikiによると)
さん [DVD(吹替)] 8点(2010-06-03 01:03:53)
208.ネタバレ 冒頭で「実際の事件に基づいて・・・」なんてタイトルとともに、真っ白な道を車が進んでくるオープニング。大げさなようで、絶妙にマッチした音楽使いも、コーエン兄弟らしくセンスがいいですね。
後に「『ビッグ・リボウスキ』は『ファーゴ』よりも事実の要素が多いんだ」、「『ファーゴ』は本当のところ殆どがでっちあげから成っている」と言い放つコーエン兄弟。何を考えてるんだか分かりませんが、このウソが作品全体に妙な雰囲気を与えているように思えます。それだけでなく、人物描写が本当に上手い。特にウィリアム・H・メイシー。ほんの思いつきの犯罪が、どんどん血みどろの凶悪犯罪に変わり、どうしようもなく苦悩する姿は、観るのが苦しくなるほど。どいつもこいつもマヌケで、馬鹿なまねをするのに、リアルで残酷で悲しい。作品の雰囲気、展開が静かでのんびりしている分、バイオレンスシーンも強烈に印象に残ります。静けさ、無邪気さ、残虐性が混じったような演出は流石。
悲劇の物語なのにぼんやりと明るく、何度でも見直したくなる不思議な作品です。
Sgt.Angelさん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-03 20:43:28)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 247人
平均点数 6.59点
010.40%
110.40%
220.81%
3145.67%
493.64%
52710.93%
65923.89%
75723.08%
84618.62%
9228.91%
1093.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review8人
2 ストーリー評価 6.40点 Review15人
3 鑑賞後の後味 6.35点 Review17人
4 音楽評価 6.78点 Review14人
5 感泣評価 4.28点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

1996年 69回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞フランシス・マクドーマンド受賞 
助演男優賞ウィリアム・H・メイシー候補(ノミネート) 
監督賞ジョエル・コーエン候補(ノミネート) 
脚本賞ジョエル・コーエン受賞 
脚本賞イーサン・コーエン受賞 
撮影賞ロジャー・ディーキンス候補(ノミネート) 
編集賞ロデリック・ジェインズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1996年 54回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)フランシス・マクドーマンド候補(ノミネート) 
監督賞ジョエル・コーエン候補(ノミネート) 
脚本賞ジョエル・コーエン候補(ノミネート) 
脚本賞イーサン・コーエン候補(ノミネート) 

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