映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の口コミ・レビュー(2ページ目)

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

[アバターウェイオブウォーター]
Avatar: The Way of Water
2022年上映時間:192分
平均点:6.74 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-12-16)
アクションドラマSFアドベンチャーシリーズもの3D映画
新規登録(2022-11-28)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2025-02-06)【イニシャルK】さん
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監督ジェームズ・キャメロン
キャストサム・ワーシントン(男優)ジェイク・サリー
ゾーイ・サルダナ(女優)ネイティリ
シガニー・ウィーバー(女優)キリ/グレイス・オーガスティン博士
スティーヴン・ラング(男優)マイルズ・クオリッチ大佐
ケイト・ウィンスレット(女優)ロナル
ジョヴァンニ・リビシ(男優)パーカー・セルフリッジ
ジョエル・デヴィッド・ムーア(男優)ノーム・スペルマン博士
東地宏樹ジェイク・サリー(日本語吹き替え版)
小松由佳ネイティリ(日本語吹き替え版)
早見沙織キリ(日本語吹き替え版)
菅生隆之マイルズ・クオリッチ大佐(日本語吹き替え版)
楠大典トノワリ(日本語吹き替え版)
内田雄馬ハビエル・“スパイダー”・ソコロ(日本語吹き替え版)
内田真礼ツィレヤ “レヤ”(日本語吹き替え版)
高島雅羅グレイス・オーガスティン博士(日本語吹き替え版)
滝沢ロコモアト(日本語吹き替え版)
村治学マックス・パテル博士(日本語吹き替え版)
野沢由香里アードモア将軍(日本語吹き替え版)
楠見尚己ミック・スコーズビー船長(日本語吹き替え版)
難波圭一パーカー・セルフリッジ(日本語吹き替え版)
木村雅史(日本語吹き替え版)
畠中祐(日本語吹き替え版)
原作ジェームズ・キャメロン(原案)
脚本ジェームズ・キャメロン
撮影ラッセル・カーペンター
製作ジェームズ・キャメロン
ジョン・ランドー
20世紀スタジオ
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
編集ジェームズ・キャメロン
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💬口コミ一覧

15.ネタバレ part1のレビューで『驕り高ぶって何でも支配して悦ぶ人間どもに自然界が罰を下す物語が好き』と書いた私ですが今作を鑑賞してその想いが倍になりました。もう、何もかもが前作のスケールアップ。空中⇔地上戦ならまだ何とか隠れたり逃走したりもできるけど、海上⇔海底戦では移動速度も範囲も限られるし窒息の危険もあるだけ緊迫感が増してる。そして何より今作では、家族も部族も含めた人間関係とその役割、信頼関係の構築に焦点を当てている(敵も味方も)ので、人間ドラマとして見応えありました。ほぼCG構成なのに大自然と野生の生き物たちの美しさと尊さを感じさせてくれる世界観が最高です。また箇条書き。

①夫・父親・部族の長となってゆくジェイクの自覚と責任感の重さが現れ、重厚で深みあるキャラになってるのがイイ。

②あれこんな奴part1にいたっけか?と思わせるスパイダー君。中盤のあたりから出自が解り終盤で存在意義も解る。

③もしこの映画が日本制作なら芦田愛菜あたりが演じたと思われるアイドルポジションのジェイクの長女。1人アイデンティティに悩み人間関係に奥手だけど、1人だけ異様なほど海に順応していたからもしや開戦したら……と思ったら、やっぱり。

④スケールアップしたのは敵の鬼畜米英、もとい、人間どもも同じで、前作以上に狡猾で陰湿で陰惨で汚いやり口と兵器で攻めてくる。パンドラ部族が勝てるのか!?とハラハラするが(以下自粛)

⑤自分のコピー作ってまで復讐しようとする大佐。目覚めた時点からキ〇ガイっぷりを発揮。その後ジェイクを探す手口も非道。ほんと悪魔だなコイツ。

⑥ 前作で『最高にイイ女』と評したネイティリは、妻・母・女王の自覚と責任感の重さが現れ、もっとイイ女になってました。父と故郷の思いを大切にしたり、危機から救われると先ず神に感謝するあたりも良く、クライマックスでは彼女の言う所の悪魔(≒人間)にブチ切れて大暴れする姿は胸が空くほど最高でした。

3Dで観たゆえにCGとはいえ空と海の美しさも堪能でき、今年最後に観て本当に良かった作品でした。


…いつもの蛇足…


え?コイツ助けるの? てことはpart3の伏線?
役者の魂さん [3D(字幕)] 9点(2022-12-31 15:02:41)
14.ネタバレ “The Way of Water”『水の(世界で生きる)習わし』。前作が森を舞台にしたのに対し、海を前面に押し出してきた本作。
体験型アトラクションとしてとても解り易い住み分けですね。ストーリーより映像美重視な作品とはいえ、前作より30分も長い3時間超えの上映時間を飽きさせない手腕はさすが。
前作から10年以上、“あれからジェイクたちに何があったか?”を駆け足で伝えていく中で、ネイティリとの実の子と養子養女。5人も出てくる。もし序盤のまま森が舞台だと、みんな青くて細くて、じっくり観ないとどれが誰だか??ってなりそうだけど、外観上違いのあるメトカイナ族の中にサリー一家を放り込むことで、きちんと(かろうじて?)区別は出来るようになっている。
ただ顔と名前が一致するまでちょっと大変なのと、パンドラ世界の固有名詞がポンポン出てくるので、直前に前作を観ておくと理解はスムーズだったと後悔。

ストーリーは、南北戦争の映画を観ていると既視感多いかもしれません。戦争に巻き込まれた大家族の宿命も。
本作は最初から続編を考えての作品の為か、全力を出し切った感が薄いです。キャメロンはターミネーターにしてもT2にしても、一つの作品に全力を出し切る姿勢が大好きでした。過去のどの作品も“彼らの戦いは今後も続くけど、映画で描くのはここまでおしまい”って感じがしっかりしていたのに、本作は“まだ続きますよ”感がありありで、こう観せられると『続編作りの神様でも、普通な終わり方するんだな』って思ってしまいました。

本作のヒロイン・キリが、まさかのシガニー・ウィーバーってことに最後のクレジットまで気が付かなくて。動く城の映画で感じた声の違和感が全く無かったのが、さすがのクオリティ。キリがシガニー本人なら、彼女の出生の秘密や不思議な力の理由も、モヤモヤっと解る気がしてきたぞ?そんな事より、この映画のモーションは、演者自身の動きから取り込んでいるんだろうか?だとしたら凄いなシガニー。
ひと作品の中で、同じような“捕まって逃げて”を何回も繰り返すから、さすがに『また捕まるのかい』って思った。そう言えばキャメロン映画の多くに“捕まって逃げて”が出てくるっけな。でも本作ほど何回も似たような展開がってのは、初めてだった。
『息子には息子』サリー一家の中で唯一純血のナヴィ・ネイティリの、スパイダーへの行いが、私の中でも未消化。あれで終わったのか、今後掘り下げるのか?う~ん、交われない存在って事なのかなぁ。

アトラクション映画として、今回4DXの字幕版で視聴。SWのEP9以上に映像と座席の動きに一体感が感じられました。浮遊感が素晴らしく、大佐のビデオメッセージのシーンでは宇宙酔いしそうに(※長時間じゃないので心配無用)。さすが家庭ではなく劇場で観るために作られた映画らしいなって思いました。
登場人物がナヴィばかりなのに英語のセリフが多いのは、字幕に気を取られるのを防ぐためだろう。そう考えると吹替版が一番適してるのかも?
映像に合わせて背中を叩かれるような衝撃が伝わるんだけど、3時間超えとなると首がじんわりと痛い。水しぶき同様、衝撃OFF機能が欲しかった。肩こり持ちの人はIMAX版のほうが良いのかな?
そうそう、直前までIMAX版と迷ったせいで、うっかりREALD・3Dメガネをまた買ってしまった。これで5本になりました。欲しい人居れば…
K&Kさん [3D(字幕)] 7点(2023-01-02 11:38:17)
13.ネタバレ 前作の復習はせずに臨んだため、アバターってこんなにSFアクション映画だったっけ?というのが感じたことでした。メカスーツが出てきたり、一斉出動シーンが出てきたり、船が丸ごとやられたり、なんだかマトリックスレボリューションズやらスターウォーズやら(あとエイリアンとかも)のアクション重視のノリで途中からストーリーは気にしないということにしました。とにかく映像のきれいさは秀逸で映画館でみないとそのよさは際立たない。アクションも(ご都合主義が過ぎるが)まあいいか。ただ、いかんせん長すぎる(くどい)。退屈することはなかったが、「こんなすごい映像撮ったんだぜ」「だからとことん長くするぞ」みたいな感じだと観客がついていきづらい。多額の撮影費は間違いないのでしょうが興行成績度外視ということなのですかね。もっと削れるところあるはず。あと、あの親子?の関係はちょっとなー。あまりにも薄っぺらい(全体的なストーリー展開も)。ただ次作につなげるためのオチとしか・・・。1作目が森、2作目が水、と、作品ごとに舞台が変わるのもなんだかどこかで見たことがあるような?
jcross18さん [映画館(字幕)] 8点(2023-01-03 21:19:06)
12.映画を観たときの、面白い、面白くないの判別は、当然のことながら鑑賞者一人ひとりの「価値観」に委ねられることが普通だろう。
どんな映画であっても、その是非を判別し支配するのは、個々の鑑賞者だ。
もちろん、本作も一映画作品としてその立ち位置は変わらないはずだけれど、私は鑑賞中、その立ち位置が逆転しているような感覚を覚えた。

圧倒的な映画世界が、個々人の小さな価値観や人生観なんて一旦意識の範疇から弾き飛ばし、文字通りのその世界観に「支配」されている感覚を覚えた。
そうして映画世界の中を巡り巡って、最終的には、彼方に追いやられていたはずの鑑賞者一人ひとりの精神世界にたどり着く。
そういう「映画体験」を、ジェームズ・キャメロンは、また私たちにもたらしてくれていると思えた。


しかし、映画作品としての評価は賛否両論で、酷評が多いことも十分理解できる。
本作鑑賞後に、改めて13年前の前作を再鑑賞してみたけれど、続編である本作の描き出したストーリー性は希薄と言わざるを得ない。
敢えて意図的なことだとは思うが、ストーリー展開は前作の焼き直し的な要素が多く、親子関係や環境問題(捕鯨問題)を描いた全体のテーマ性もありきたりであり、新鮮さや、新たな価値観の発見はほぼない。

前作においては、主人公ジェイク・サリーが、身体的にも精神的にも不遇の状態の中で、“アバター”を介してまさしく「再誕」していく様が、ストーリーの核心であり、ドラマ性を生んでいた。
だがしかし、本作のジェイクは、複層的な意味ですっかりナヴィ族の「顔」となっており、彼が元地球人であることの葛藤や苦悩がまったくと言っていいほど描かれていない。それが主人公のキャラクター的にも希薄さに繋がっていたと思う。

その一方で、新登場するジェイクの4人子どもたちのキャラクター造形には、それぞれドラマ性があり、魅力的で、今後の可能性も期待できた。
生物の“種”を超えたハーフであることや、出生が明らかではないという“特異性”を持った彼らの存在性は、多様性極まる現代社会にも通じる要素だったと思う。
同世代の地球人“スパイダー”も含め、彼らの今後の生き様が、次作以降の本シリーズの価値を決定づけるのではないかと思える。

というわけで、傑作とは言い難い脆さも多い超大作ではあるが、Web配信も入り乱れる昨今の映画産業の中において、本作ほど映画館での鑑賞が「必須」な作品もなく、少なくとも、192分の上映時間の間、“異世界”にトリップできることは間違いない。
そして、ジェームズ・キャメロンが追求し続けるその映画表現の可能性と価値は、やはり揺るぎないものだと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2023-01-08 23:44:06)
11.ネタバレ キャメロン監督の意気込み・気合が全編から煩わしい位に迸る文字通りの力作。
IMAX 3D HFRで観なければ本作の本当の価値は判らない、と言い切っても良い位。
だがしかし...
残念ながら一作目程は受けないだろう。
冒頭に記載した過剰なまでの意気込みと気合に観る側がどこ迄付き合えるか?で本作の評価は決まる。
私自身は、残念ながら途中で織り込まれるあからさまな捕鯨批判の描写(とにかく執拗極まりない)を目の当たりにし、
正直な所、「はい、貴方の言いたい事は良~く判りました」と辟易した思いだった。
それでもまだ、本作には敢えて劇場に足を運ぶ価値が有ると私は信じる。
それ程までに、本作の海中3D描写は本当に素晴らしいものだった。
たくわんさん [映画館(字幕)] 7点(2023-01-09 16:02:05)
10.4DX3Dで見ました。この世界観を作りこんだ想像力、それを映像美で訴えるファンタジー、本当に素晴らしい。
3時間もあっという間でテーマーパークに行ったときのような現実離れした体験があり、純粋に、ただただ楽しかった。感謝したい。
Keytusさん [映画館(吹替)] 9点(2023-01-16 23:01:20)
👍 1
9.ネタバレ 映像は本当にすごかったです。
映画産業の今後を考えるとこれだけの制作費をかけた大作は今後なかなかお目に描かれなくなるのではと思い、
キャメロンというとんがったクリエイターに感謝しその贅沢さを堪能した次第です。
ただストーリーの流れは踏襲だったと思うし映像的に前作より進化していても前作ほどの衝撃はありませんでした。
前作は「未知の衛星パンドラへの旅」という感じですごく楽しかったんですけど、
本作は「あぁ、パンドラって地球のことなんだな」という感じがしてしまって。
環境保護のメッセージはいいのですが、描き方が素直すぎる印象を受けました。
ラストはじ〜んときました。
あろえりーなさん [映画館(吹替)] 7点(2023-01-23 10:20:06)
👍 1
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8.やたら家族の絆だの、父親としての役割だの語るジェイクですが、肝心のサリー家はバラバラです。養女のキリは実の母親に執着、次男ロアクは仲間外れにされた者同士クジラ(トゥルクン)と仲良くなり、人間の子スパイダーはクオリッチ大佐と疑似?親子関係を築きます。海の民メトカイナ族はよそものをいじめるし、この映画なぜかナヴィ間よりむしろその外側との親密性が丁寧に描かれてるわけですが、別にそれが作品のテーマとなっているようでもなくどうもチグハグな構成です。一方人間側のクオリッチ大佐は前作の単純なマッチョキャラから一転ナヴィの文化にあっさり順応するところを見せ、スパイダーとの関係はジェイクが見せる保守的な家族像に比べて複雑かつ人間味を感じさせる描写で感情移入しやすいものです。前作では人間以上に魅力的な存在として描かれたナヴィですが、なぜか今回はクオリッチ大佐の一人勝ちです。ジェームズ・キャメロンはクオリッチ大佐主役のファンムービーでも作りたかったのでしょうか?(笑)まあそれはさておき真面目に読み解くと、このシリーズが現時点で試みているのは19世紀のアメリカの物語の語り直しです。前作は西部劇でしたが今作はハーマン・メルヴィル著の白鯨が下敷きになっております。この調子だと次作以降では黒人奴隷や南北戦争を想起させるようなストーリー展開になるかもしれないといろいろ期待できるわけでして、これからの展開が楽しみなシリーズではあります。
Сакурай Тосиоさん [3D(字幕)] 5点(2023-03-03 23:27:25)
👍 1
7.映像の進化に圧倒される。ナヴィ族たちと実写の人間との違和感が全くなくなっている。ストーリー展開には強引なところが見受けられるが、展開が1作目より速く、飽きない演出がなされている。「アビス」「タイタニック」に続いて、キャメロン監督の海に対するリスペクトも含まれていて、好印象の作品だった。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 8点(2023-03-11 23:09:48)
6.前作アバターを映画館で見逃して、配信で見たことを後悔していたので、今回はしっかり映画館で鑑賞。
映像美や海の中の生物の描写が本当に美しくて、映画館で観た甲斐がありました。
前作と同様にストーリーはすぐ展開も読めてしまいますが、想定どおりなので特に意義なし。映画館で「見るアクティビティ」だと思えば特に意義なしです。
ハクリキコさん [映画館(字幕)] 6点(2023-07-02 01:59:07)
5.とにかく映像と造形美が際立つ。心がいたくなるシーンもありましたが次回作もあるのかもね
HRM36さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-30 01:06:22)
4.15分して「すごいなぁ〜」 30分して、「うわぁ〜もういいかな・・・・」40分して「あ〜〜頭いてぇ・・・」 1時間して「うわぁ〜まじ見るのやめようかな〜」
1時間半たって「うわ〜お金払ったしな〜 これがサンクコスト効果か〜」と思いながら最後まで鑑賞。

最後まで見たという事実だけが残りました。
へまちさん [インターネット(字幕)] 3点(2024-06-18 23:40:01)
3.ネタバレ 前作に引き続き、その世界観は遥か彼方の惑星で実在するかのような説得力を持ち、没入することが出来た。ストーリーはスターウォーズのような政治色は持たず、あくまでも古代人(原始人)と未来人(侵略者)との闘い。そこにはもちろん自然破壊への警鐘が含まれる。傍若無人なスカイピープルと、ただ復讐に燃えるだけのクオリッチ大佐の憎らしさと言ったら、どんなに今回のマ・ジェイクが中途半端だとしても応援したくなるのは必至。想像力も創造力も人間を超えるトゥルクンの髄液は500ml程度で8000万ドル、金持ちどもの老化を止める薬になるなんて、何だか本当にありそうな話だ。金だけが生きる目的みたいな人間に対しナヴィや自然生物の尊さは、古(いにしえ)より不偏のものだから。助けちゃったアイツを、次回作はどう活かすか、楽しみにしています。
ちゃかさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-08-26 12:53:19)
2.点数が高かったので、今さらながら鑑賞したが。もっと、その後を考えた対策をした上での再侵略の展開と思いきや、これでは単に舞台を海へ移しただけでは?違いは前回、死んだ大佐達がアバターで再登場するくらい。で、登場する子どもが意味なく多過ぎて訳分らんのですが。やっぱり鯨は賢い生物として登場させたいんだねえ。それより、カニ型ロボットにもっと活躍して欲しかった。2点は美しい映像のみに提供、お話としては0点。
毒林檎さん [インターネット(字幕)] 2点(2024-09-09 14:03:56)
1.ネタバレ 『アバター』は森、海、砂漠、山、極地と舞台を変えて続くらしい。『ウェイ・オブ・ウォーター』が期待以上に面白かったので、このサーガとても楽しみ。

『アバター』は既にストーリーテリングではなく、ストーリーの背後にある世界観の構築にこそ唯一無二性があると思う。世界観とは、スターウォーズやガンダム・シリーズに代表されるような、仮想世界としての独自の歴史や地理の詳細までが構築されるメタ的な世界のことを言う。そのプロットの意味性にこそ、世界観の本質がある。文化人類学的、反西洋主義、反人間主義的な思想において、『アバター』の世界観はエンタメの枠を超えて特筆すべきものであろう。元々『エイリアン』と対となる作品として『アバター』は製作されている。つまり、エイリアン側から見た人間による侵略の歴史。『駅馬車』の対となる『ダンス・ウィズ・ウルブズ』。イーストウッドで言えば『父親たちの星条旗』の対となる『硫黄島からの手紙』。

従来の人間主義/反人間主義という対の考え方から、ナヴィの家族を中心にした旧約的なサーガに世界観が移行しようとしている。森を出たアダムは家族を得て、生きるために罪を犯す。家族は一族となり、海から砂漠へ。原罪を抱えつつ、先の見えない世界、目的のない世界を見据えて、物語は駆動する。人間/反人間を一体何処に向かわせようとするのか? それは「精神」に向かうのか?その崩壊、歴史の終わり、最後の人間へと向かうのか? それとも、、、。新しい旧約としての大きな物語。そういえば、手塚治虫の『火の鳥』にもそういう話があった。こういう大きな物語は結局のところ巡りめぐるものか。
onomichiさん [3D(字幕)] 9点(2025-01-14 22:56:06)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.74点
000.00%
100.00%
212.86%
325.71%
412.86%
525.71%
6720.00%
71028.57%
8617.14%
9617.14%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.60点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review5人
4 音楽評価 6.50点 Review4人
5 感泣評価 4.50点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2022年 95回
作品賞 候補(ノミネート) 
視覚効果賞 受賞 
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2022年 80回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
監督賞ジェームズ・キャメロン候補(ノミネート) 

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