映画『フィラデルフィア』の口コミ・レビュー

フィラデルフィア

[フィラデルフィア]
Philadelphia
1993年上映時間:125分
平均点:6.59 / 10(Review 167人) (点数分布表示)
公開開始日(1994-04-23)
ドラマ法廷もの同性愛もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-01)【Olias】さん
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監督ジョナサン・デミ
助監督クリスティ・ズィー(第2班監督)
キャストトム・ハンクス(男優)アンドリュー・ベケット
デンゼル・ワシントン(男優)弁護士 ジョー・ミラー
ジェイソン・ロバーズ(男優)法律事務所経営者 チャールズ・ホイーラー
メアリー・スティーンバージェン(女優)弁護士 ベリンダ・コーニン
アントニオ・バンデラス(男優)ミゲール・アルヴァレス
ジョアン・ウッドワード(女優)アンドリューの母 サラ・ベケット
チャールズ・ネイピア(男優)判事 ガーネット
ロジャー・コーマン(男優)
ブラッドリー・ウィットフォード(男優)ジェイミー・コリンズ
ケネス・ウット(男優)陪審員
ダニエル・フォン・バーゲン(男優)陪審員長
タク・フジモト(男優)医師(ノンクレジット)
トレイシー・ウォルター(男優)図書館司書
ゲイリー・ゴーツマン(男優)グイド
田中秀幸アンドリュー・ベケット(日本語吹き替え版)
安原義人ジョー・ミラー(日本語吹き替え版)
坂口芳貞チャールズ・ホイーラー(日本語吹き替え版)
高島雅羅ベリンダ・コーニン(日本語吹き替え版)
中田和宏ミゲール・アルヴァレス(日本語吹き替え版)
小室正幸(日本語吹き替え版)
仲野裕(日本語吹き替え版)
宝亀克寿ガーネット(日本語吹き替え版)
堀越真己(日本語吹き替え版)
谷育子アンドリューの母 サラ・ベケット(日本語吹き替え版)
脚本ロン・ナイスワーナー
作詞ブルース・スプリングスティーン“Streets of Philadelphia”
ニール・ヤング“philadelphia”
作曲ニール・ヤング“philadelphia”
主題歌ブルース・スプリングスティーン“Streets of Philadelphia”
挿入曲マリア・カラス"La mamma morta"(歌劇「アンドレア・シェニエ」より)他
撮影タク・フジモト
デヴィッド・ノリス〔撮影〕(カメラ・テクニシャン〔ノンクレジット〕)
製作ジョナサン・デミ
エドワード・サクソン
クリスティ・ズィー(製作補)
製作総指揮ゲイリー・ゴーツマン
ケネス・ウット
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術カレン・オハラ〔美術〕(セット装飾)
ティム・ガルヴィン
クリスティ・ズィー(プロダクション・デザイン)
衣装コリーン・アトウッド
編集クレイグ・マッケイ
字幕翻訳菊地浩司
その他ハワード・ショア(指揮)
ケネス・ウット(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
フィラデルフィアの一流法律事務所で活躍するアンドリューは、ゲイでエイズの治療を受けているが、事務所には一切秘密にしている。そんな彼は、ある日、能力不足を理由に突然解雇されることになった。しかし、彼には、カポシ肉腫を上司に気づかれ、エイズを嫌った事務所が解雇したとしか思えない。訴訟を決意した彼は、弁護士を探すが次々と断られ、ついに、かつて勝利したゲイ嫌いの弁護士ジョー・ミラーに依頼する…。
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💬口コミ一覧

167.普通ならここらへんはぼかすか削除するかなというところも逃げずに描かれていて、表面的な奇麗事で終わらせない表現が映画にリアリティを与えている。主演がトム・ハンクスとデンゼル・ワシントンということも大きく、映画全体の説得力を上げている。見ごたえのある映画。
MARK25さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-25 18:23:02)
👍 1
166.ネタバレ すばらしい。作品に恵まれず駄作に出がちのデンゼルもよし。プロローグからラストまでの一気感はピカ一。殺人も起こらず宇宙人も出てこず戦争も無いのにこのスリル。デミはこの作品が頂点であったのでは。トムハンクスは「主役」をやる人であることを再確認した映画。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-06 21:15:10)
👍 3
165.ネタバレ 最近の映画は、主人公やその他の登場人物の感情を描いて、観客の感情移入や感動を誘うものがほとんどだが、たぶんこの映画はそういう風に見てはいけない映画なのだと思った。主題はエイズや同性愛に対する偏見や、それに立ち向かった2人の戦いで、最終的に勝訴という形で決着はつくものの、しかしそれは一審判決でしかなく、上級審を待たずに主人公は死んでしまう。あるいは訴えられた法律事務所の所長も、最後までエイズや同性愛に対する自身の偏見を悔いることも改めることもない。そういう意味では主人公はまったく救われないし、そして観客が感情的なカタルシスを得ることはまったくないのだ。
それでもこの映画が素晴らしいのは、誰も幸せにならない結末で、普段目に見えない「正義」が具現化する瞬間を描いているからだと思った。個人個人の感情を超えたところに現れる、正義。主人公や登場人物の感情や幸福などさておいて、それだけをきわめて客観的に描いたこの映画は、観客もまた客観的な視点で対峙することが求められ、そういう視点で見てこそ、映画の核心に触れることができるのではないかと思った。
ぽん太さん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-04 20:13:34)
👍 1
164.トム・ハンクスの映画はどれも最高!ほんとに良い俳優さんだと思います。
teruhisaさん 10点(2004-08-09 01:31:25)
163.忘れてしまってものすごく悔しいのだが中盤に弁護に当たる上でのとても印象的なせりふがあった。そこだけで10点あげる
jamiさん 10点(2003-11-08 21:35:50)
162.もし自分の身近にエイズ患者がいたら「普通」に接する事ができるか?と考えさせられる映画でした。あの家族は素晴らしい!「私は社会の偏見に負けるような子供を育てた覚えわないわ。」ママ激励が心強い&涙を誘うシーン。白人エイズ患者を差別する黒人弁護士を演じるデンゼルがどんどん心を開く所が必見。駆け出しの頃のアントニオ・バンデラスってどこか泥クサイ。いつどうやってセクシー俳優ヘンシ~ンしたのだろう・・・。
kokoさん 10点(2002-06-17 22:17:01)
161.とにかくトム・ハンクスの演技が凄くうまい。体を時間にあわせて痩せていったのもよーやった。最後にトム・ハンクスが「I‘m ready.(もう逝ける)」と言った時には涙がちょちょぎれた。エイズ、そして同性愛者にたいしての考え方が、この作品を見て変わった。
ちゃんこなべさん 10点(2001-09-01 15:37:48)
👍 1
160.病気でも強く生きていく心を忘れないと感じた映画でした。アントニオ・バンデラスがかわいかった。あんな頃があったんですね♪
あみさん 10点(2000-06-03 23:36:53)
159.エイズに対する知識がまだ世の中に浸透してない頃のアメリカを舞台にはしているとはいえ、とても深く考えさせられた。
あるまーぬさん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-08-01 04:51:51)
158.トム・ハンクスに圧倒。本当に感染患者なんじゃないかと思うくらい、えらく迫力があった。オスカーも当然ですね。印象に残ったシーンは図書館のシーン。親切と思って言ったおじさんの一言が、余計に人を傷つける。なんともやりきれない気持ちになった・・・。デンゼル・ワシントンの行動は勇気あるものでした。「人間の尊厳」という言葉が、見てる間中ずっと頭を駆け巡ってた。人の映画の見方やその映画に対する考え方は様々で、万人に「10点満点の名作」と呼ばれる映画はこの世に存在しないと思います。ある人は怒り、ある人は感動の涙を流す。同じ映画で笑ったという人だっているはず。それはこのサイトの各レビューでも明らかだし、決して悪いことではない。むしろそれだからたくさんのジャンルの映画が存在し、楽しんで選ぶことが出来る。しかしこの映画で何も感じない人は、きっと人間に対する愛情が、浅い気がする。
C・C・バクスターさん 9点(2004-06-14 03:26:02)
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157.ネタバレ ある意味この作品からトム・ハンクスの実力が証明されたのではないでしょうか?エイズにおかされ衰弱して行く様子を見事に演じています。彼の作品の中では1.2を争う作品ではないかと思います?それにもましてすばらしいのが弁護士役のデンゼル・ワシントンです。エイズにおかされたベケットを最初遠ざけていたが、最後はベケットの為に裁判で勝利を勝ち取り、病院に駆けつけた時はかなりグッときました。冒頭に流れるブルース・スプリングスティーンの曲が印象に残っています。
みんてんさん 9点(2004-06-06 14:00:16)
156.ネタバレ 床に倒れる――トム・ハンクスのただそれだけの動作に「名演」を見せつけられた。さすがにハリウッドの底力はすごい。 図書館で司書に「個室のほうがいいでしょう?」と親切ごかしの差別を受け、「あなたはそのほうがいいのか?」と切り返すセリフ、シナリオも光った。 ホモセクシュアルそしてエイズという重いテーマをステレオタイプに訴えるのではなく、映画という娯楽性を十二分に踏まえたうえで、観客に考えさせる。演出、脚本、俳優たちの演技、すべてが高いレベルで結実。これを名作といわずして何を名作というのか、と思わずにはいられない。
delft-Qさん 9点(2004-05-05 11:33:57)
155.ネタバレ 敏腕弁護士のアンディがエイズにかかったことにより、職場から不当な解雇処分を受ける。納得できないアンディは元同僚相手に裁判を起こす。やがてアンディが同性愛者であることにも焦点が向けられて…。というストーリー。「全てが平等なのは法廷の中だけ」というワシントンのセリフがまだ記憶にある。世の中の差別や不合理を映画を通して訴えているので、いろいろ考えさせられました。ま、ゲイは嫌いですが。
流月さん 9点(2003-12-30 17:49:11)
154.なによりもトムハンクスの演技がよかったです。ホントの病人患者に見えてびっくりしました。エイズに加え、ゲイまで・・。友情をいうものはいつもいてもいいものです。ちゃっかり脇役でバンデラスもでてたし。でも、デンゼルワシントンに口ひげは似合わない・・・。あと分かりましたか?B級帝王のロジャーコーマンがでてたことを。
M・R・サイケデリコンさん 9点(2003-06-19 22:08:33)
153.問題提起がハッキリしていて、考えさせられて、しかもテキスト的にならずにいるので良い作品。トム・ハンクスもさすがだったけれど、デンゼル・ワシントンの演技も秀逸。あの弁護士のキャラクターが何よりとても良かったのだと思う。実際に、まったく偏見を持たずにいられるわけがないのだ。だが、偏見はあっても差別をしないということは、とても大変だと思うので、あの弁護士はとても素晴らしい。当時は新人のアントニオ・バンデラスが、なんていうか、たしかにさりげなくそこにいて、存在感がある。
ルクレツィアの娘さん 9点(2003-06-17 19:35:11)
152.減量して、やつれて、エイズ患者を演じ切ったトム・ハンクスのオスカーの演技は見事でした。クライマックスは、断頭台に露と消える「アンドレア・シェニエ」の恋人、マッダレーナのアリアに、主人公が感情移入していく場面。マリア・カラスのアリアもまた、感動的です。映像では、ミラノ・スカラ座でのエヴァ・マルトンによるマッダレーナが必見です。
チャターBOXさん 9点(2003-05-28 15:23:20)
151.とても良い映画だった。絶望的に困難な状況で命をかけて偏見と戦っているのに、決してヒステリックに叫んだりしない。トム・ハンクスの演技も素晴らしくて、特にオペラをバックに感情を爆発させるシーンは圧巻。号泣しました。この映画を見て私も、自分自身を裏切ったりしない、強くて優しい人間でありたいと強く感じました。
黒猫クロマティさん 9点(2003-03-28 10:48:19)
150.僕にとってこの映画は、デンゼルワシントンに断られて、事務所から通りにでてくるトムハンクスの表情、このシーンが全てといってもいいくらい。かつて矢野顕子氏はチャーリーパーカーの魅力について「音が出た瞬間の感触・・」というよな意味の発言をしていましたが、映画にもそのような一瞬があることを確認。構成とか台詞とかカメラとかそういったものでなくその一瞬のみで十分金を払う価値があると思います。
POSさん 9点(2002-06-29 01:57:40)
149.思い出すと泣きたくなる映画のひとつです.トムは、後日 NHK の“ Actor's Studio ”でのインタビューで、共演したのエイズ患者について語りながら、言葉をつまらせていた.彼が演ったことがほんとによかった.
シャリファさん 9点(2001-05-15 10:45:54)
148.ネタバレ とある契機でこの度鑑賞しました。既に製作後約30年経過している豪華キャスティングのオスカー受賞作品ながら未見でした。

法廷劇のスタイルを採っていますが、純粋に社会派ヒューマンストーリーですね。謂れなき差別と偏見の齎す害悪を訴えつつも、当時の一般大衆の基本的な捉え方を少々無遠慮に挿し込んで来る。その自然体によって逆にテーマが強調されます。

正直なところ法廷劇としての面白さはあまり感じませんでした。原告側と被告側の法廷での厳しく辛辣な闘いは勿論見応え十分なのですが、びっくりするような大どんでん返しや予測不能な展開というものは用意されておらず、激しい心理戦が交わされることもあまりありません。ある意味、実に穏やかな法廷劇だと思います。

陪審員が激論を戦わせ、大逆転で原告勝訴といった展開とも異なるような。評決の末、只管穏やかに主人公たちは勝利を手にします。要は法廷劇としての魅せ場に拘った作品ではないということだと思います。

今でこそ「多様性」をキーワードにLGBTQなどの単語が日々マスコミから流れて来ますが、つい最近まで人生や愛について語られる際には(少なくとも我が国では)タブー視されていたと思います。人権としてそのような内容を語る動き自体は、この作品の製作よりも随分と昔からあったとは記憶していますが、なかなか一般化しないそういった問題への意識がこの作品を通じて強く後押しされたという部分で存在意義は大きいと思います。

そして、豪華キャストの作品にありがちな作品が出演者に負けてしまいそうな感じは一切しませんが、特に主演の二人の強烈な存在感がこの作品をS級にしていることは間違いありません。キャスティングが本作をものの見事に名作に昇華させたという一面はあると思います。

パーティ後のオペラのシーン。トムさんの心に染み入るような独白とデンゼルさんの表情のみの微細な感情表現に感涙しました。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-11-21 15:14:56)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 167人
平均点数 6.59点
000.00%
110.60%
210.60%
310.60%
4116.59%
52514.97%
64124.55%
74325.75%
82514.97%
9116.59%
1084.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.14点 Review7人
2 ストーリー評価 7.00点 Review14人
3 鑑賞後の後味 6.75点 Review12人
4 音楽評価 6.75点 Review8人
5 感泣評価 6.09点 Review11人

【アカデミー賞 情報】

1993年 66回
主演男優賞トム・ハンクス受賞 
脚本賞ロン・ナイスワーナー候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌ブルース・スプリングスティーン受賞"Streets of Philadelphia"
オリジナル主題歌ニール・ヤング候補(ノミネート)"Philadelphia"
特殊メイクアップ賞 候補(ノミネート)(メイクアップ賞 として)

【ゴールデングローブ賞 情報】

1993年 51回
主演男優賞(ドラマ部門)トム・ハンクス受賞 
脚本賞ロン・ナイスワーナー候補(ノミネート) 
主題歌賞ブルース・スプリングスティーン受賞"Streets of Philadelphia"

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