映画『ルックバック』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ルックバック

[ルックバック]
2024年上映時間:58分
平均点:7.67 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-06-28)
ドラマアニメ青春もの漫画の映画化
新規登録(2024-07-04)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2024-12-14)【イニシャルK】さん
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河合優実藤野
吉田美月喜京本
森川智之4コマ漫画の男性
坂本真綾4コマ漫画の女性
作曲アントニン・ドヴォルザークSymphony No.9 in E minor, "From the New World"
製作エイベックス・ピクチャーズ(「ルックバック」製作委員会)
集英社(「ルックバック」製作委員会)
配給エイベックス・ピクチャーズ
録音木村絵理子(音響監督)
あらすじ
小学4年生の藤野は学生新聞で4コマ漫画を連載していた。クラスメートから絶賛を受けていた彼女は、ある日、一緒に掲載されることになった不登校の同級生・京本の4コマに愕然とさせられる。漫画を通じて、ライバルとして、尊敬する師として、互いの背中を追い続け、技術を磨いていく関係になった二人は高校卒業後、それぞれの道を歩み始めるがその矢先に…。『チェンソーマン』の藤本タツキ原作の読切漫画を劇場用アニメ化した中編。
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💬口コミ一覧

10.ネタバレ 見終わった今、率直にいうと気持ちをもてあそばれてしまった感じです。好きなシーンはたくさんある。京本(天才)に認められたことが分かった藤野(秀才)がスキップしながら帰るシーン。お互いの能力を信じ合える13歳の二人。町に出て、賞金で豪遊(5000円)するシーンとか、ほんとにうらやましいなあと思いました。しかし。■進む道が分かれた二人は、必ずまたどこかで出会うのだと想像していましたが、こんな別れですか。前半がすばらしかったから、”あのとき出会わなければ良かった二人”なんて妄想は、ワタシにはあり得ないんだけどなあ。■なにかもっと深い覚悟がありそうな作品ですが、ワタシにはこの点です。【追記】「京本死んだの、アレ、ワタシのせいじゃん」。なんという傲慢な。京本の主体性を踏みにじる言葉。ここをどう理解したらいいのかわからないのです。藤野には、京本に対しては畏れのようなものを持っていて欲しいのだ。
なたねさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-11-24 20:26:36)
👍 1
9.ネタバレ 物語そのものには私自身はそこまで感銘を受けませんでしたが、藤野が机で漫画を描いている時の少し傾いた姿勢はリアリティがあるなって思いました。あと、エンディングでガラスに四コマの台紙を貼って時間が経っていくシーンもとても印象的でした。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-26 16:13:40)
8.刺さる人には
刺さりっぱなし

分からない人には
きっと分からない

控えめに言って
最高
ぐりこさん [インターネット(邦画)] 10点(2024-11-29 19:58:22)
7.ネタバレ 雪国の雰囲気が出ていた。漫画家になっていく様子がわかった。登場人物を絞っているのがよかった。日本のアニメはすぐ人を殺す。主人公級キャラの死を扱えば感動的な話になるとでも。もう、そういうのを卒業してほしい。
ほとはらさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-12-01 17:47:57)
6.ネタバレ 元の原作はネットで読んでたことがありました。でも最後どうなるかとかは明確に覚えてなかったです。元の原作漫画自体がとても良く出来ててめっちゃ感動した、てことは覚えていたので鑑賞前からすでに高評価は間違いなしだったけど、本当にそうだった。てか原作漫画読まずにこのアニメだけ観てたらもっと違った感動だったんだろうな~...まあでも本当に素晴らしい作品です。

とにかく主人公藤野の心境の変化が本当に素晴らしい。自分より絵の上手い京本の存在を知って努力し始める。しかし努力しても適わないと努力を諦める。しかしその京本から実は先生と崇められていたことを知りまた努力し始める。それも二人で...。この一連の流れが思春期の時期とリンクしてより一層そこに、青春。としての輝きを放つ。漫画制作という傍からはじみ~に見える世界なのにとてもキラキラと輝いて見える。二人の、二人だけの世界が本当に純粋で美しい。だからこそその京本が、離れ離れでも存在していた京本が、突然この世界から消えてしまう喪失感は、心を半分もぎ取られたみたいでいたたまれない。藤野が外の世界に連れ出した自分のせいだと責めるけど、そうしないと息をすることさえままならない。悲しすぎるけどそれでも京本が昔描いた4コマ漫画を読んで、漫画の魅力を、自分が漫画が好きだということを、二人で歩んできたあの大切な日々を、思い起こさせてくれる。言葉や台詞はなくとも表情だけで心境の変化を表現して見せてくれる演出には本当に脱帽です。素晴らしすぎます。

藤野が小学生の時に描く4コマ漫画が、いかにも小学生が描きそうな漫画すぎてその内容がもう優勝です(笑)
Dream kerokeroさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-12-02 17:18:05)
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5.セリフ少なくても絵だけで心揺さぶられた。京本との出会いシーンは秀逸。もっとボリュームあっても良かった。
Yoshiさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-12-09 20:48:36)
4.ネタバレ 原作未読。すみません、完全に舐めていた案件でした。巷の話題も聞いてはいましたが、60分の中編でどんなものだろうかと思っているうちに結局は配信で見られることに。

何かをあきらめようとしたけど、でもやめられず、決定的な断絶があっても、それでも続けてしまう。分野やレベルの違いはあれ、誰もが思い当たるフシのあることが凝縮された60分でした。原作も読んでいないし、原作者のこともよく知らないのですが、登場人物たちの一つ一つの動きがぜんぶ心に刺さる。京本との出会いの後、田んぼを駆ける藤野のシーンはもちろん、劇中なんども登場するマンガを書き続ける藤野の背中を映す場面が、今も心のなかに蘇り、思い出すたびにちょっとウルッときます。とくに、冒頭の四コママンガを書くところ。そのあとの「簡単だ」とうそぶく小学4年生の藤野とセットで、それだけでなんかグッときちゃう。そして、中盤以降に起きる悲劇。予備知識完全にゼロだったので、あまりの急展開にかなりの衝撃でした。藤野と同様に動揺する自分の心にどうやって向き合ったらいいかわからないでいると、少しずつ語られるもうひとつの過去と未来。そして、それでも変えられない/変わらない「いま」。まだその解釈は定まらず、心は揺れていますが、揺れていること自体を抱えて前を向け、という物語の結末だと受け取りました。

ただ、他の方も書いているけど、音楽がなー。最初のうちはよかったと思うのですが、感情移入しちゃうと今度は逆にうるさく感じる場面も。音楽と動く絵の総合芸術としてアニメ映画をとらえるならば、序盤は完璧だったけど、終盤はもっと静かなほうが、観客もまた藤野と京本と、そして自分のなかの「やめられないもの」と向き合う時間ができたのではないのかなと思う。ラストの書き続ける藤野のシーン、そして貼られている四コママンガは、「やめられないもの」を抱えてしまったすべての人への見事なエールです。楽しいことだけでなく、苦しいこと、辛いこと、見たくなかったこと、モヤモヤすることもまるごと抱えて生きていけ。それを語るに全く過不足のない60分であったと思います。
ころりさんさん [インターネット(邦画)] 9点(2024-12-13 17:13:50)
👍 1
3.ネタバレ 原作既読。4コマ漫画が得意で、学級新聞の4コマを担当して、クラスで人気を集めている女の子が主人公。わけあって同じクラスの不登校で引きこもりの女の子が、主人公同様に学級新聞の4コマ漫画作品を投稿するようになります。この引きこもりの女の子が、4コマ漫画の意味を完全にはき違えていて、大したつながりのない超写実的な風景画をただ4枚並べただけ、などという作品を投稿したりするわけなんですが・・・どういうわけだか、その作品を見た主人公や周りのクラスメートが、「それ4コマの意味ないやん!」などのツッコミを一切入れずに、むしろ絵の上手さが評価されているかのようなテイで物語が進んでいきます。これは自身が漫画描きである原作者が仕込んだ茶目っ気満載のギャグだと思うのですが、物語世界の外側にいる私たちの反応としても、この部分にツッコミを入れている人が案外少ないような気がしました。藤本タツキの他の作品をそこまで多く読んでるわけではないのですが、冗談とシリアスのブレンドのさせ方に、ブラックで、サイコパス的な感覚がある人のような気がしています。前述のツッコミどころも、良くも悪くも作品内の現実世界に虚構的なテイストを与えていて、後に虚構と現実が対比された際に、良く言えば、複雑で不思議な心地がするし、悪く言えば、現実世界への没入が薄くなる分、迫力が削がれている気がするのですよね。本作は、アニメ化にあたって、アニメ作家による作品解釈が入り、原作にはないシーンを追加したり、丁寧にイメージを膨らませていて、アニメならではの表現を楽しめます。特に主人公のギャグセンスのキレッキレ具合(絵の乱暴さも含む)が強調され、引きこもりの子の作品の頓珍漢っぷりが相対的に薄れ、原作が持つ独特な毒が少し抜けて、多くの普通の人が見て、より普通の感想を持てる作品になっているという印象です。映像化により多くの人に見られることを考えると、1つの正解かなと思います。
camusonさん [インターネット(字幕)] 6点(2025-02-06 17:29:45)
2.ネタバレ 原作未読です。なのであくまでも本作を鑑賞しての感想です。ただ、本作は原作を読むべきという気もします。原作者の意図を読み違いしたくないから。

物語自体は(衝撃の展開までは)結構ベタな展開だと思います。主人公の慢心、思いもしない存在との出逢いによる挫折、その対象から得る意外なエネルギー、そしてあざとさ、更には後悔の念。結構ベタです。

ただ、作画表現と言えばいいのでしょうか、そこが非常に繊細で惹き込まれます。恰も実写作品の中で生身の俳優が演じているようなリアリティがあります。正直なことを言えば、この画風自体は好みではありません。画風を見て鑑賞を止めてしまうぐらいに好みではないです。しかしながら、それを忘れて魅入ってしまいました。個人的な好みを忘れさせてくれるだけの魅力あふれる世界でした。

なので、二人が道を違えてそれぞれの夢を追っていくくだりまでは一定のアルアル感に包まれつつも感情移入を惜しむことなく没入していました。

そして衝撃の悲劇的展開。と言っても、具体は兎も角としてこの悲劇はある程度予想していたと言うか、シンプルに再会して新たな希望の未来を手にするなんていうベタベタな展開などあるはずもないとは思っていました。しかしながら実在の事件をモチーフにしているかの如きアクシデントに見舞われるとは。

原作者の思い入れは知りません。本作の作り手の思い入れもまた然りです。なので、不用意に無責任なことを言うべきではないと思いますが、それでもやはり今ここに実在の事件を想起させる事態を挿し込んだことには疑問を禁じ得ませんでした。

一つの道に邁進する方にとっての感覚と、蚊帳の外の人間が抱く感覚が異なることは止むを得ないことでしょう。ですから勿論否定も肯定もしたくありません。ですが、正直疑問でした。

ただし、そうは言いながらも、終盤の(ちょっぴりタイムリープ感が漂い運命論的でもある)マルチバース的視点に基づく展開は感動的でした。人は誰も身近で何か重大なことが起きると「自分のせい」と思ってしまいます。寧ろ思いたくなります。自己の客観視は容易ではありません。ただしそれは両刃の剣。本作では主人公は悲劇とそれに伴う自責の念をバネにしてこれからの人生に力強く踏み出して行くのだと思いました。

いろいろと書きましたが、総じて言えば佳作であることに間違いないでしょう。ただ、ある意味観る人を選ぶのかなと思えてしまいました。私にとっては「感動的なアニメですが感涙はしなかった」という作品でした。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-17 18:35:23)
1.日本アカデミー賞の最優秀アニメを獲ったと聞いて、見てみた。

冒頭、藤子不二雄・女子版の話なのかな~と思った。
雪国、小学生、漫画を描く二人とくれば、自分みたいな古いファンはそう思ってしまう。
しかし似ているのは最初だけ。
そこからは全然違う。怒涛の展開。
この映画、小作らしく、絵はあまり動かないし、二人の体の成長を絵では表現できていないから、「安いな~」と思った。
それに展開が少々安直。説明不足で次の展開へという感に。
でもね、決して性格良しとは言えない主人公の心情変化の描写が丁寧で、グイグイ引き込まれる。
アニメってこういうのでも全然アリだと思う。
金かけなくたって、観客の心情を鷲掴みできるんだから、多くの若いクリエイターに勇気を与えたんじゃないだろうか。

それにしても日本アカデミー賞、やるなあ。
2年前、「かがみの孤城」を最優秀にしなかったとき、「やっぱ日本アカデミーはダメだな」と思ったけど、今回の授賞でまた見直した。
まかださん [インターネット(邦画)] 8点(2025-03-20 15:24:00)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 7.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
526.67%
6620.00%
7826.67%
8516.67%
926.67%
10723.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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