映画『ルックバック』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ルックバック

[ルックバック]
2024年上映時間:58分
平均点:7.72 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-06-28)
ドラマアニメ青春もの漫画の映画化
新規登録(2024-07-04)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2025-07-03)【イニシャルK】さん
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監督押山清高
河合優実藤野
吉田美月喜京本
森川智之4コマ漫画の男性
坂本真綾4コマ漫画の女性
原作藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
脚本押山清高
作曲アントニン・ドヴォルザークSymphony No.9 in E minor, "From the New World"
製作エイベックス・ピクチャーズ(「ルックバック」製作委員会)
集英社(「ルックバック」製作委員会)
アマゾン MGM スタジオ(「ルックバック」製作委員会)
配給エイベックス・ピクチャーズ
作画押山清高(キャラクターデザイン)
録音木村絵理子(音響監督)
あらすじ
小学4年生の藤野は学生新聞で4コマ漫画を連載していた。クラスメートから絶賛を受けていた彼女は、ある日、一緒に掲載されることになった不登校の同級生・京本の4コマに愕然とさせられる。漫画を通じて、ライバルとして、尊敬する師として、互いの背中を追い続け、技術を磨いていく関係になった二人は高校卒業後、それぞれの道を歩み始めるがその矢先に…。『チェンソーマン』の藤本タツキ原作の読切漫画を劇場用アニメ化した中編。
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💬口コミ一覧

12.ネタバレ キラキラと流れるような切なくて美しい映画。
音楽がとても印象に残った。

「藤野が暴漢から救ってくれたけど実は背中に凶器が刺さっていた」
この4コマ漫画の存在は何なのか?
悲劇を予知した4コマ漫画なのか?
ここがよく理解できず。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-11-15 23:04:34)
11.ネタバレ 周りで評判が良かったので仕事帰りに観に行ってみました、アニメ映画を映画館で観るなんていつぶりだろう…。原作は未読です。
面白かったです、特に序盤から終盤に入るまでは素晴らしかったです。出会いと別れ。描くことが好きだったはずなのに、泣きながら描いても追いつけない相手がいること、などなどなんだかノスタルジック。平成初期ぐらいの感じかなぁ、なんて考えながら観ていました。終盤、唐突に悲しみポイントが訪れますが、これ本当に必要な描写だったんですかね。なんか安易な気がして、ちょっと冷めてしまったかな。映画館内ではファンの方も多いのか、この辺りで大泣きの人もいましたが…。とにかく、間を見せてくれる感じとか、言葉で説明しすぎ無い感じとか、とっても良かったんで、一層もったいないなぁと。
はりねずみさん [映画館(邦画)] 7点(2024-09-04 21:26:30)
👍 1
10.ネタバレ  観るかどうか迷ってたのですがネット上の評判が非常に良かったのとタイミングが合って視聴。
 原作も最初のWeb版で読んで、当時非常に評判良くて、たしかに良作と思うけど自分はそこまでかなあって印象で詳細は忘れてました。

 映像は素晴らしいクォリティで音楽も良くて、若干ノスタルジックな曲が感動を押しつけがましく押し付けてる感じがしてどうかとも思ったんですけど、要所要所のブラックなオチの4コマ漫画のキレがすさまじくて実にうまいなあと思いました。

 例の事件に触発された描写については雑誌掲載時にその改変がネット上で紛糾してたのが映画では元の表現に戻ってて良かったと思うんですけど、本作はその事件に触発されたとはいえそこが主題ではないと思ってたので、個人的にはどっちでも良いかなという感じでした。

 で、映画を観て思い出したのですが本作が良作ではあるけど個人的にはあんまり刺さらなかったのは、本作って「いじめっ子視点の贖罪物語」かなあって思ってしまったからで、映画を観てもその認識は変わりませんでした。最近だと、有名人が「昔はやんちゃなことをしてしまったことがある」的な違法スレスレな悪事を武勇伝みたいに語るのがメチャメチャ叩かれたりしていますが、やってることはそれと変わらんかと(あくまで私の個人的な印象ですが)。

 重要なのは主人公が、ののせこそが絵の天才で一生かけてもその技量に追いつけないと思っていて、にもかかわらずののせが引きこもりで表に出られないのを利用して漫画の背景を手伝わせて、背景描いてるだけなのは大したことないと貶め、ののせが独り立ちして絵の勉強をしようとしたのを邪魔したということへの嫉妬心と罪悪感を、普通創作家コンビの話だと歳を取った後に、実は君こそが天才と思っていた悔しいから絶対言いたくなかったんだけど、とか告白するんですけど、本作では相手が亡くなってしまったので一生告白できなくなって、でも向こうにとっては自分こそが漫画の天才だと言ってずっと応援してくれてたので今も漫画描いてるみたいな話で、結局最後まで

「君こそが天才なんだ」

とか一言も言えずに終わるので、それが実にいじめっ子の贖罪話だなあって感じるわけです(誰しもなにがしか罪悪感のいくつかは抱えているものなのでそこが味わい深い所ではありますが話としては100点満点中80点には届くかもしれんけど決して100点にはならないよなあみたいな)。

 そんなところでした。
simさん [映画館(邦画)] 7点(2024-07-27 13:47:57)
👍 1
9.ネタバレ 原作は読んだ記憶はあるが内容はあまり覚えていない。もしかしたら断片的な情報をネットで見かけただけで、実際は読んでいないかもしれない。これくらいあやふやな情報しか持っていない状態だったし、映画化の情報も何となくどこかで目にしたような気がするくらいであまり関心はなかった。
ところが、上映開始日に「良かった」「観るべし」などと熱い筆致で書かれたいくつものポストをXで見かけてしまい、それをきっかけにネットで観た予告編に由々しきものを感じてしまった。「これは早めに観ておかなければ」と急遽見に行くことに。

学年の連絡プリントに4コママンガを描くことが好きだった小学生の藤野が、不登校の同級生・京本と慮外な縁から一緒にマンガを描くことになり、漫画家を目指す。だが、京本が高校卒業後に美術大学に行きたいと言いだし…。

かなり期待値が上がった状態で観てしまったことがいけなかったのか、予告編を観たときの期待を上回らない、首をかしげることの多い作品だった。

作品全体の印象は「映画というよりもBGVというか、よくできたプロモーションビデオみたい」だ。ストーリーに関係する登場人物が少なく、彼らと社会の関係性が稀薄だったこともあるかと思うが――これは原作がこうだからだろう――何よりもBGMのボリュームが大きすぎたことが大きな原因だ。

派手ではないが、非常に丁寧に、緻密に懸命に気合を入れて作画されているのだから(京本に4コママンガを褒められた藤野が田んぼのあぜ道を歩く作画は出色!)作画の力をもっと信じても良かったのでは、音楽の力で半ば強引に作品全体を盛り上げようとしなくても良かったのではと思ってしまうのだ(『ラーメン発見伝』でラーメンハゲこと芹沢が、客の舌を信じ切れなかったために主人公・藤本との最終決戦に敗れたことを思い出す)。

内容に関しても大きな不満はないのだが、「とにかくがむしゃらにマンガを描き、漫画家になる」に青春をささげたことがとにかく強調され、それ以外の描写がほぼオミットされているため、何かを描く行為自体に感情移入しきれない、もはや漫画家を夢見ることのない僕にとっては「理解はできるがどこか共感しきれない」作品であった。

それでも、帰りにパンフレットは買ったし(グッズは上映2日目にしてほぼ売り切れ!)ブルーレイが出たら買う可能性は低くない。技術的によくできた作品として手元に置いておきたい気はする。
はあさん [映画館(邦画)] 7点(2024-07-05 07:00:07)
8.ネタバレ 原作既読。4コマ漫画が得意で、学級新聞の4コマを担当して、クラスで人気を集めている女の子が主人公。わけあって同じクラスの不登校で引きこもりの女の子が、主人公同様に学級新聞の4コマ漫画作品を投稿するようになります。この引きこもりの女の子が、4コマ漫画の意味を完全にはき違えていて、大したつながりのない超写実的な風景画をただ4枚並べただけ、などという作品を投稿したりするわけなんですが・・・どういうわけだか、その作品を見た主人公や周りのクラスメートが、「それ4コマの意味ないやん!」などのツッコミを一切入れずに、むしろ絵の上手さが評価されているかのようなテイで物語が進んでいきます。これは自身が漫画描きである原作者が仕込んだ茶目っ気満載のギャグだと思うのですが、物語世界の外側にいる私たちの反応としても、この部分にツッコミを入れている人が案外少ないような気がしました。藤本タツキの他の作品をそこまで多く読んでるわけではないのですが、冗談とシリアスのブレンドのさせ方に、ブラックで、サイコパス的な感覚がある人のような気がしています。前述のツッコミどころも、良くも悪くも作品内の現実世界に虚構的なテイストを与えていて、後に虚構と現実が対比された際に、良く言えば、複雑で不思議な心地がするし、悪く言えば、現実世界への没入が薄くなる分、迫力が削がれている気がするのですよね。本作は、アニメ化にあたって、アニメ作家による作品解釈が入り、原作にはないシーンを追加したり、丁寧にイメージを膨らませていて、アニメならではの表現を楽しめます。特に主人公のギャグセンスのキレッキレ具合(絵の乱暴さも含む)が強調され、引きこもりの子の作品の頓珍漢っぷりが相対的に薄れ、原作が持つ独特な毒が少し抜けて、多くの普通の人が見て、より普通の感想を持てる作品になっているという印象です。映像化により多くの人に見られることを考えると、1つの正解かなと思います。
camusonさん [インターネット(字幕)] 6点(2025-02-06 17:29:45)
7.ネタバレ 物語そのものには私自身はそこまで感銘を受けませんでしたが、藤野が机で漫画を描いている時の少し傾いた姿勢はリアリティがあるなって思いました。あと、エンディングでガラスに四コマの台紙を貼って時間が経っていくシーンもとても印象的でした。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-26 16:13:40)
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6.短いが印象的な作品。それぞれのモチーフはポイントを絞って描かれるので密度が濃い。
好きなことはいくらでも集中が持続する、それはつまり絶対的な量を確保出来るということ。才能はそこにある。
simpleさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-11-09 11:36:39)
5.ネタバレ  1時間ほどの小品作品。
「またね!」の後の畦道での溢れ出る喜び表現、いいですね。
 凶刃の後、出会わなければ良かったと思っても、結局二人は出会って投稿する未来しか想像できない。
 京本はその瞬間まで充実した人生を送れていた。背景しか描けていなかったのにストーリーのある4コマを描けるようになった。
そんなもの残されたら目の前に貼ってしまう気持ち分かりますね。
 つくづく、京アニの犯人は許せません。
ぶん☆さん [映画館(邦画)] 6点(2024-08-03 22:57:29)
4.ネタバレ 原作は読んでいません。主役2人の関係性に違和感があり、素直に映画を見ていられませんでした。しかも、友人であったのに、失ってみて何に気付けたのでしょうか?好きなことへのひたむきさと頑張りの描き方は、すごく良いものを感じられたので、少し残念でした。
shoukanさん [映画館(邦画)] 6点(2024-08-03 22:42:25)
3.ネタバレ  原作マンガはごくごく私的な物語として描かれていると思うの。作者の個人的な気持ち、感情の発露。そしてそれは京都アニメーションの事件をなんとか自分の中で消化して昇華して(もちろん、しきれないのでしょうけれど)って作者の葛藤があって。

 だけどそれをアニメ映画として企業と多くの人の手を経た作品にするとなるとニュアンスに違いが生じてきてしまうと思うのね。商品としてパッケージングされ公開されるものへと移行してゆく、そこに個人的にどうにもこうにも割り切れなさが生まれてしまうの。良かった、感動しました、で消費して完結していいモノなの?っていう。アレはまだ全然終わってないのに、終わり様もないのに。

 アニメとしては良く出来た作品よね。原作にほぼ忠実な映像化だし、キャラの心情に寄り添う、その細やかな表現に心が動かされるわ。でもこれはあくまで藤野の物語。京本の「もしも」の物語はあくまで藤野を救済し一歩を踏み出すための存在。京本に訪れる理不尽な出来事を打ち消すモノではなくて。
 そしてだけどアタシは藤野ではなくて京本に心を寄せていた。と言うか京本の物語としてしか捉えられなかった。ので、そこに閉じ込められたわ。塞がった感覚ね。そこにあるのはただ藤野を見送る視点。閉ざされた未来。

 京都アニメーションの事件を経て、でもそこから先に進んでいる人たちがいるわ。新作も生まれているし、そこから離れて新たな進化を続けている人もいて。
 だけど勿論それぞれに疵と痛みを抱えているのでしょうし、そこから先に進めなかったり、消化も昇華もできなかったり、立ち止まったままだったりって人も存在していて、それを否定はできないわよね。

 アタシにはまだこれを商品として消費するのは無理だったわ。そして多分ずっと無理ね。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2024-07-18 16:07:25)
👍 2
2.ネタバレ 雪国の雰囲気が出ていた。漫画家になっていく様子がわかった。登場人物を絞っているのがよかった。日本のアニメはすぐ人を殺す。主人公級キャラの死を扱えば感動的な話になるとでも。もう、そういうのを卒業してほしい。
ほとはらさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-12-01 17:47:57)
1.ネタバレ 見終わった今、率直にいうと気持ちをもてあそばれてしまった感じです。好きなシーンはたくさんある。京本(天才)に認められたことが分かった藤野(秀才)がスキップしながら帰るシーン。お互いの能力を信じ合える13歳の二人。町に出て、賞金で豪遊(5000円)するシーンとか、ほんとにうらやましいなあと思いました。しかし。■進む道が分かれた二人は、必ずまたどこかで出会うのだと想像していましたが、こんな別れですか。前半がすばらしかったから、”あのとき出会わなければ良かった二人”なんて妄想は、ワタシにはあり得ないんだけどなあ。■なにかもっと深い覚悟がありそうな作品ですが、ワタシにはこの点です。【追記】「京本死んだの、アレ、ワタシのせいじゃん」。なんという傲慢な。京本の主体性を踏みにじる言葉。ここをどう理解したらいいのかわからないのです。藤野には、京本に対しては畏れのようなものを持っていて欲しいのだ。
なたねさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-11-24 20:26:36)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 7.72点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
526.25%
6618.75%
7825.00%
8618.75%
939.38%
10721.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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