映画『時をかける少女(1983)』の口コミ・レビュー(7ページ目)

時をかける少女(1983)

[トキヲカケルショウジョ]
1983年上映時間:104分
平均点:6.14 / 10(Review 122人) (点数分布表示)
公開開始日(1983-07-16)
SFラブストーリー青春もの学園ものアイドルもの小説の映画化
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タイトル情報更新(2025-05-06)【イニシャルK】さん
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監督大林宣彦
助監督内藤忠司
キャスト原田知世(女優)芳山和子
高柳良一(男優)深町一夫
尾美としのり(男優)堀川吾朗
岸部一徳(男優)福島利男
根岸季衣(女優)立花尚子
入江若葉(女優)芳山紀子
内藤誠(脚本)(男優)芳山哲夫
岡寛恵(女優)芳山良子(18歳)
きたむらあきこ(女優)堀川貞子
上原謙(男優)深町正治
入江たか子(女優)深町たつ
高林陽一(男優)時計屋の男
薩谷和夫(男優)弓道部・背広の先生
梶三和子(女優)
出演松任谷正隆一夫の父(写真)
原作筒井康隆「時をかける少女」
脚本剣持亘
大林宣彦(潤色)
音楽松任谷正隆(音楽監督)
石川光(音楽プロデューサー)
高桑忠男(音楽プロデューサー)
作詞松任谷由実「時をかける少女」
作曲松任谷由実「時をかける少女」
大林宣彦「愛のためいき」
編曲松任谷正隆「時をかける少女」
主題歌原田知世「時をかける少女」
撮影阪本善尚
石井浩一(撮影助手)
本田茂(撮影助手)
製作角川春樹
角川春樹事務所
プロデューサー大林恭子
配給東映
美術薩谷和夫
大林千茱萸(美術助手)
島村達雄(ピクトリアル・デザイン)
白組(ピクトリアル・デザイン)
編集大林宣彦
録音林昌平(音響デザイン)
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
大林監督作品「転校生」に続く尾道三部作の第二作。筒井康隆の同名SFジュブナイル小説の映画化。土曜日の放課後、実験室でラヴェンダーの不思議な匂いで気を失った芳山和子(原田知世)、それ以来彼女の周囲で次々と不可思議な出来事が起こり始める・・・。劇場パンフレットに寄せられた主題歌担当松任谷由実のコメント、「2 Hの鉛筆で書いたみたい」と評された、デビュー直後の原田知世の初々しい魅力が全篇にわたって横溢。その後何度かテレビドラマ化、リメイクもなされたが、2006年公開、アニメ化作品は特に好評を博した。
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💬口コミ一覧

2.ネタバレ 薬師丸ひろ子がそうだったように、原田知世の魅力を余すところなくお披露目した映画。
ただ、「セーラー服と機関銃」は脇を固める俳優陣が実力派揃いだったのに比べると、こちらは尾見としのりが頑張っているくらいで、少々心もとない。
原作は筒井康隆で名作に間違いはないのだけれど、映像化はやはりなかなかのハードル。
でもなあ。
この映画だと、魅力的に思えるのはどう考えても尾見としのり君の方なんだよなあ。
ストーリー性より映像重視、な感が否めない野心作。
もちろんキュートな原田知世に加点。
roadster316さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-07-27 14:43:08)
1.ネタバレ なにげにちゃんと見たのは今回がはじめて。正直なところ、期待値は高くなかったのだけど、意外なくらいの名作っぷりにビックリ。よくもわるくも、大林宣彦の作風ってずっと変わらなかったのね(笑)。初期の作風が晩年まで維持されてたのだなァと思う。綺麗なリマスター映像のせいもあり、あまり古さを感じませんでした。断崖絶壁の海岸のイメージなども、晩年の作品まで維持されてますよね。
ノスタルジックな感傷趣味やロリコン趣味はやや気持ち悪いところもあるけど、知世の演技は懸念してたほど悪くなかったし、MV風のエンドクレジットも可愛かったです。尾道の町並みも美しいと思いました。
内容的にも、のちの角川版や細田版にくらべて物語の深みを感じる。とりわけ重要なのは、吾朗ちゃん(尾美としのり)の位置づけです。角川版の吾朗や細田版や津田功介にはほとんど存在意義がありません。しかし、大林版における吾朗の存在はきわめて重要だと思える。
主人公の芳山和子が深町くんに抱いた想いは、じつは吾朗ちゃんへの想いだったわけです。いわば、深町くんというのは「吾朗ちゃんの代理」だった。それはちょうど『さびしんぼう』において、尾美としのりが富田靖子に抱いた想いが、じつは母親(藤田弓子)への想いだった、という構造に似てる。さびしんぼう(富田靖子)は「母親の代理」だったのです。これらは、おそらく「もっとも大事な人がもっとも身近にいることに気づく」という愛の物語ですよね。
他方で、老夫婦(上原謙&入江たか子)にとっての深町くんは、幼くして亡くなった孫の代理でした。死者を代理することで、存在しえなかった人物が現出している。それは、たとえば広島や長崎の歴史において、存在しえなかった誰かを現出させるような不思議なパラレルワールドです。これは、たんなるタイムリープの物語ではなく、作り変えられた記憶を経験するマトリックス的な物語だといえる。
個人的には、ロリコンとノスタルジーの入り混じったセンチメンタリズムが苦手なのだけれど(それをいちばん感じるのは子供が指の傷を舐め合うところ)、この映画の場合、それがSF設定の肝になってるのは否めない。その意味で、これは「アイドル映画」というよりも、日本を代表する「SF映画」として評価すべき作品だと感じました。
まいかさん [インターネット(邦画)] 8点(2024-02-26 06:45:37)
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【点数情報】

Review人数 122人
平均点数 6.14点
000.00%
100.00%
243.28%
354.10%
4119.02%
52318.85%
62419.67%
73327.05%
8119.02%
964.92%
1054.10%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.66点 Review6人
2 ストーリー評価 7.72点 Review11人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review12人
4 音楽評価 8.42点 Review14人
5 感泣評価 7.00点 Review10人

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