1.ネタバレ 現代でモノクロ映画は珍しいです。他の方も書いていますが、途中からどこまでが現実でどこまでが夢(想像)なのかわかりにくくなります。そういう演出なわけですが、ここでモノクロというのが効果的に効いてきます。長塚京三の演技に魅せられる映画ですね。なお、途中で主人公が庭を見知らぬ若い男が庭を一瞬通り過ぎるのを目撃します。気になって庭を見に行っても男の姿はありません。この話はそこで終わりになるわけですが、終盤主人公が亡くなって自宅で葬式が行われるときに親戚の若い男が物珍しそうに庭を歩くのですが、主人公が見た男との姿と同じに思えるんですよね。もしそうなら主人公は自分が死んだ後の風景を生前に見ていることになり、少し怖かったですね。 2025年になってすぐ見たのですが今年これを超える邦画は現れるのでしょうか。 【MASS】さん [映画館(邦画)] 9点(2025-05-21 17:59:05) 《新規》 |