映画『青いパパイヤの香り』の口コミ・レビュー(3ページ目)

青いパパイヤの香り

[アオイパパイヤノカオリ]
The Scent of Green Papaya
(Mui du du xanh - L'odeur de la papaye verte)
1993年ベトナム上映時間:104分
平均点:6.00 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー青春もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2009-06-28)【Carrot Rope】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督トラン・アン・ユン
キャストトラン・ヌー・イェン・ケー(女優)ムイ20歳
脚本トラン・アン・ユン
作曲クロード・ドビュッシー挿入曲"Clair de Lune"
撮影ブノワ・ドゥローム
製作クリストフ・ロシニョン
照明ブノワ・ドゥローム
字幕翻訳古田由紀子
あらすじ
51年のホーチミン。10歳の娘ムイは、奉公のために都会にやってきて真面目に働いている。そんなある日、自分が奉公している家にやってきた貴族の男性に恋心を抱くようになる。フランスが作り出した奇跡のベトナム版シンデレラストーリー。癒されたい人向けの映画。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

7.非常に淡々と少女の日常が描かれる。時にドラマティックな展開になったり、涙を誘うような感動ポイントがある訳でもない。
ひたすらゆったりと雰囲気を楽しむ映画。
しかし、印象的な音楽や台詞も無く、登場人物に感情移入できる訳でもないので、あまりに退屈だった。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 4点(2017-10-30 10:27:13)
6.ネタバレ ベトナムの戦火から逃れ、フランスで育ったトラン・アン・ユン監督から見た"箱庭の中のベトナム"或いは"記憶の中のベトナム"を表現したかったのかもしれない。武満徹を彷彿とさせる不協和音に満ちた音楽と、全編を貫く、鳥のさえずり、虫や蛙の鳴き声、水の音といった環境音が、絶妙なハーモニーを生み、東洋の異国情緒を醸し出す。また適度な湿気を保った屋敷と緑豊かな庭園を艶めかしく捉えるカメラワークの美しさも作品の完成度を高める。幼い使用人が主人公ともなると、ハードな鬱展開になりがちだがそういう展開を意図的に排除し、平穏な日常の中に隠された不穏な空気がまとわりつく緊張感が一定の心拍数で描かれる、その神妙さに味わいがあり。この映画はリュ・サン・マンの存在なくして成り立たなかった。そのため、成人したムイに見合う女優がいなかったのはウィークポイント。戦争そして物質主義に激しく移り変わっていく現在において、嵐の前の静けさのようなハッピーエンドに不思議な余韻が残る。幸せの価値観は人それぞれだが、静かに自問自答するような感触。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 7点(2018-01-28 22:17:49)
5.ストーリーは良く言って繊細(ともすれば希薄に過ぎる感じ)といった所だが、ベトナムの情景・生活の描写は日本人から見ると異国情緒に溢れており、カメラワークも非常に凝っていて映像的に面白いので意外と最後までボーっと観れてしまう。これもあるひとつの国の、あるひとつの時代を切り取った映画と言えるかもしれない。その意味では色々と貴重だし、雰囲気映画としても立派に成立している作品なのは間違いない。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-15 23:52:00)
4.ネタバレ 良い意味でも悪い意味でも昔の映画。とてもゆっくりゆっくりストーリーが進むので、それが私には少したいくつでした。その感じが合う人もいると思います。
ブリーバンデカンプさん [インターネット(字幕)] 4点(2020-06-04 14:58:40)
3.ネタバレ この映画が公開された当時、エキゾチックな単館系アジア、中東を描いた映画がとにかく話題になっていたと記憶しています。「ジャーニー・オブ・ホープ」には泣かされたっけ。
この作品も当時、とても話題になっていてウォン・カーウァイと同様にヌーベルヴァーグ扱いだったと思う。
こっちはベトナムですし、監督も俳優もフランス生まれ、育ちが多いようですし確かにフランスの影響は強いでしょうね。
まあ、とにかくなんといっても子ども時代のムイでしょ。この子が全てだったなと見終わって感じたのでした。なのでいきなり10年後になってしまった落胆ときたら。。。名前はルー・マン・サンというのね、フランス生まれで検索しても映画出演は本作しか出てこない。現在40歳だという。
セリフは極端に少なく、俳優の演技力は特に必要とは思えず、実際素人ぽくぎこちない人が多い。ただただ10歳のムイを眺めていたいのです。
淡々と日常が描かれ、起伏はないけど起きることは日常的とはいえないし、あのお嬢さん以外は表に出さないだけで喜怒哀楽というものはこちらにきちんと伝わります。
家のつくりや装飾、光と影といった風景とカメラワークが素晴らしく、人物も風景のひとつというような感じです。
熟す前の青いパパイヤを切るシーンがいいわね、日本でのベトナム料理の普及に一役買った映画でもあるんじゃないですかね。
不思議な雰囲気、魅力はあると感じます。
不満をいえば、音楽が何か違和感。私は合ってるとは思えなかったです。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-12 13:48:04)
2.ネタバレ 裕福な家庭の邸宅に雇われた少女の視線で、家庭内の出来事を描いていくという主旨だとは思うのですが、実のところ何を伝えたかったのかがまったく不明です。ほとんど言葉が発せられることがなく、映像だけでじっくり間をおいて見せていく手法で、映像技術は確かで、映像は美しいと思います。ですが、エキゾチシズムを刺激するような東洋趣味を混ぜ込みつつ(しかも何故かしばしば日本的なものが含まれる)、文学的な雰囲気を醸し出そうとするあざといねらいが透けて見えてしまい、苦痛を感じてしまいました。ベトナム人によるベトナム人のための映画ならば、例えつまらなくても、ベトナム人を映す鏡として興味の対象になり得るのですがね・・・。女の子の子役が可愛かったのだけが救いだったので、成長して役者が代わってからが辛かったです。
camusonさん [DVD(字幕)] 2点(2023-04-29 16:58:39)
1.ネタバレ ベトナム映画史は、ダン・ニャット・ミンから始まる。
このサイトには登録されてないが、「十月になれば」が有名である。
小生は、この次に有名な「河の女」を観たことがあるが、
ベトナムの革命時のの埃っぽい町が印象的だった。

それから、数年して、アジア・ヌーベルヴァーグが起こり、
この映画が出てくる。
ベトナム映画史的には、次の波である。

この映画、金持ちで働く使用人の女の子の視点から見える
金持ち一家の様子である。
何より驚きなのが、失踪癖のある旦那が亡くなった後、この家は落ち込み、
次の奉公先で、いいとこの息子に見初められ、嫁に居座るというハッピーエンド(笑)?

観てて、ほっこりする佳作。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2023-11-19 00:10:53)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
212.13%
312.13%
4714.89%
5510.64%
61531.91%
71123.40%
8612.77%
912.13%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1993年 66回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

■ ヘルプ