映画『プラトーン』の口コミ・レビュー(14ページ目)

プラトーン

[プラトーン]
Platoon
1986年上映時間:120分
平均点:7.48 / 10(Review 296人) (点数分布表示)
公開開始日(1987-04-29)
アクションドラマ戦争もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-01-31)【イニシャルK】さん
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監督オリヴァー・ストーン
助監督H・ゴードン・ブース
演出伊達康将(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストトム・ベレンジャー(男優)ボブ・バーンズ軍曹
ウィレム・デフォー(男優)エリアス・グローディン軍曹
チャーリー・シーン(男優)クリス・テイラー二等兵
フォレスト・ウィテカー(男優)ビッグ・ハロルド
ジョン・C・マッギンレー(男優)レッド・オニール軍曹
リチャード・エドソン(男優)サル
ケヴィン・ディロン(男優)バニー
キース・デヴィッド(男優)キング
ジョニー・デップ(男優)ラーナー二等兵
トニー・トッド〔男優・1954年生〕(男優)ウォーレン軍曹
デイル・ダイ(男優)ハリス大尉
マーク・モーゼス(男優)ウォルフ中尉
H・ゴードン・ブース(男優)モヒカン刈りの兵士(ノンクレジット)
オリヴァー・ストーン(男優)掩蔽壕に居る第一中隊少佐(ノンクレジット)
谷口節ボブ・バーンズ軍曹(日本語吹き替え版【ソフト】)
大塚芳忠エリアス・グローディン軍曹(日本語吹き替え版【ソフト】)
宮本充クリス・テイラー二等兵(日本語吹き替え版【ソフト】)
相沢まさきビッグ・ハロルド(日本語吹き替え版【ソフト】)
田原アルノレッド・オニール軍曹(日本語吹き替え版【ソフト】)
落合弘治バニー(日本語吹き替え版【ソフト】)
古澤徹(日本語吹き替え版【ソフト】)
檀臣幸(日本語吹き替え版【ソフト】)
水野龍司ハリス大尉(日本語吹き替え版【ソフト】)
中博史キング(日本語吹き替え版【ソフト】)
手塚秀彰ウォーレン軍曹(日本語吹き替え版【ソフト】)
吉田孝(声優)(日本語吹き替え版【ソフト】)
青山穣(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木功ボブ・バーンズ軍曹(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
苅谷俊介エリアス・グローディン軍曹(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田秀一クリス・テイラー二等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
古田信幸バニー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
屋良有作ビッグ・ハロルド(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
千田光男レッド・オニール軍曹(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
麦人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田勝ハリス大尉(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
星野充昭ラーナー二等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中亮一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
安原義人ウォルフ中尉(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大山高男ウォーレン軍曹(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
江原正士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
牛山茂(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
二又一成(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
曽我部和恭(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山路和弘ボブ・バーンズ軍曹(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
森田順平エリアス・グローディン軍曹(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
堀内賢雄クリス・テイラー二等兵(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
藤原啓治バニー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
内田直哉レッド・オニール軍曹(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
仲野裕ハリス大尉(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
川島得愛ラーナー二等兵(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
楠見尚己キング(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
成田剣(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
平田広明ウォルフ中尉(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
水内清光ウォーレン軍曹(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
咲野俊介(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
大川透(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
中田和宏(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
浜田賢二(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
廣田行生(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本オリヴァー・ストーン
音楽ジョルジュ・ドルリュー
作曲サミュエル・バーバー弦楽のためのアダージョ Op.11"Adagio for Strings"
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
製作アーノルド・コペルソン
A・キットマン・ホー(共同製作)
製作総指揮ジョン・デイリー〔製作総指揮〕
デレク・ギブソン
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクゴードン・J・スミス
美術ダン・ペリ〔タイトル〕(タイトルデザイン)
編集クレア・シンプソン
録音サイモン・ケイ
字幕翻訳岡枝慎二
その他デイル・ダイ(軍事アドバイザー)
マイケル・チミノ(special thanks)
あらすじ
クリス(C・シーン)が ベトナムへやって来たのは1967年。大学を中退してまでベトナムを志願したのは、次々と徴兵されて いく同年代の若者たちのほとんどが、少数民族や貧しい者たちだった事に対する義憤からだった。だが、いきなり最前線の戦闘小隊(プラトーン)に配属されて・・・・(中略)・・・・ ある日、冷酷非情な行いを繰り返す隊長バーンズ(T・ベレンジャー)に、班長のエリアス(W・デフォー)が反論を訴えた事から、組織内ではバーンズ派とエリアス派なるものが出来てしまい・・・。
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💬口コミ一覧

36.公開当時なら9点つけてたと思う。
それだけの迫力や衝撃があった。
ところが、今見るとダメなんだよなあ。
戦場の最前線にいて、まさにこれから敵と戦うっていうのに、味方同士で反発ってありえないと思ってしまうから。
「全員死にたいのかよ。上の連中は何してる」ってツッコんでしまう。
この映画は40年以上前の話なんだし、アメリカにとって負け戦のベトナム戦争なんだし、といった予備知識くらいはあるんだけど、やっぱり物語に乗り切れない。
これは多分、自分が年取って、「戦争とは」とか「組織とは」とかに固定観念ができてしまっているからだと思う。
そして、この映画の監督さんにも戦争への固定観念があって、それと相容れないんだろう。
とにかく、自分が年取ったとか思ってしまう時点で、今見て面白い映画じゃなかった。
ちょい残念。
まかださん [DVD(吹替)] 5点(2011-07-03 05:37:07)
35.戦争のむごさ、つらさは人間関係のいざこざが導くものでもあるんだろうな、と考えさせられた作品
TWISTED SISTER CHRISTIANさん [DVD(吹替)] 7点(2011-07-26 00:24:31)
34.映像は戦争モノとしては傑出していると思うが、「エリアスとバーンズはいつの時代にも要る」というようなあまりに単純化しすぎた図式は逆にこの作品を浅いものにしてしまう。それよりは、インテリで富裕層のクリスが気が狂ったように殺人マシーンになり、バーンズを射殺するようになるその過程をより強調すべきだった。あれだけ豹変した彼が、帰還するときには人間に戻って「エリアスとバーンズは……」なんて落ち着いた表情で思索するのはどうも違和感がある。ベトナム戦争を忠実に描いたという点でのみ評価されるべき作品のような気がする。
Balrogさん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-14 00:22:19)
33.ヤンキー的マッチョ主義とハリウッド的感傷主義のゴッタ煮映画。優れたベトナム映画がすでにたくさんあるのに、今さらこんなの作る意味が認められない。アメリカ的偽善映画。
シンさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-02-25 21:03:20)
👍 1
32.ネタバレ これは初めて見た時に非常にショックだったことを覚えています。しかし曲りなりにもその後、数々の作品を見て、その怪しげな眼力が一進一退を繰り返している今、改めて見てみると、あの時のショックは映画的なショックではなく筋書きの政治的なショックだったのだと思い至りました(ここでは政治的なことは棚上げするが、その側面も今考えると胡散臭い)。 確かに力業ではあるのですが、単純に言って一人一人の兵士の顔ですらボヤけて見えますし、いくつかある見せ場のシーンにしても、それ自体ではかなりつまらなく失敗しているとすら思います。…ただそれでも、今が初見だったら不満だったであろうウィレム・デフォーが天に手を掲げ散ってゆく様や、トム・べレンジャーの悪役っぷりは出会った当時の衝撃的な映画の記憶として既に脳のどこかにしっかりと焼き付いてしまっているので、あのシーンを迎える度に身震いしてしまうのです。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-26 18:33:49)
31.ネタバレ 初めて観たのは、実は小学生高学年のころ。完璧にトラウマです。足元に銃弾を打ち込まれながらダンスを踊るベトナム人が、最後は銃床で頭蓋骨を割られて脳味噌を撒き散らすなんて、もう絶対に戦争なんかに行かないぞって子供心に思ったものだった。でも、大人になって普通に鑑賞してみると、これは普遍的な青春映画として秀作だった
。誰でも十代の頃は、世の不条理に反発したり順応したりするものだけど、その背景として戦争があるだけで、ここまで殺伐としたものになるのかというとても深いテーマを持った作品。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 23:46:58)
30. この映画の描くベトナム戦争は、誰にとっても無価値な嘘だ。社会主義と世界征服のために嘘を展開した本人らも忘れてしまっているが、戦争に参加すらしていない日本人が半世紀近く経った今も肩代わりしている。滑稽ではないか。

 軍事作戦的には話にならないほど弱い相手と長く戦わなければならなくなったアメリカにとってのベトナム戦争は、社会主義の拡大路線を推進していたソ中の平和主義偽装されたマスコミキャンペーンで間違った平和主義でまみれ、泥沼化した。
 韓国軍の嗜虐性によって玩具のように虐殺されたベトナム人ではなく、米軍が非人道的に蹂躙する北ベトナムに哀れみを感じるように“作り上げられた反戦動画”や“情緒に溢れる反戦演説”は、結果として効果的に信心深い嘘の平和主義者を国内で生んだ。
「この国の従軍者を、ベトナム戦争で殺しつくし、帰還兵は社会的に殺そう」
 正気とは思えない思想が国内に蔓延する事になった。現在残る平和運動の写真の多くを見て分かるとおり、今よりもずっと堅かったアメリカ社会にあって普通の社会人では無い人ばかりがデモ行進を行っている。この様な謎の市民団体の数の多さに政府はおののいたに違いない。
 結果として、当然こう言った種類の市民が多数を占める事は無かったのだが、政策や軍事作戦は混乱を極める事になる。

 米国民が完全に正気に戻るきっかけはパリ協定後の北ベトナムの協定無視だった。それまで米軍は東側の思惑で空爆を停止させられていたが、その思惑を無視できる基盤を確認すると、すぐさま北爆の再開に移りこの後瞬く間に西側諸国の圧倒的勝利で休戦を迎える。元々、北ベトナムはあまりに脆弱で戦争と呼べる代物になっていない。
 しかし米南ベトナムによる完璧な勝利の後、南側を占領したのは完全に戦力を失いつつもソ中の支援により軍備を整えた、平和主義者が完全に正義と信じていたソ中北ベトナムだった。

 この映画は、酸鼻極まる戦いの現場を描いていたが、事実とはやや異なる。終戦後10年以上経ってからソビエトや中国のプロパガンダに利用される運命が待っていた事が残念だ。
 秩序を護るために戦って死んでいった人達や、主義に利用され死んだベトナムの人たちの名誉を踏みにじるような、米国の敗戦やアメリカの陰謀や侵略、北ベトナムの正義といった嘘を本気で信じている人が一人でも減る事を願ってやまない。
黒猫クックさん [地上波(吹替)] 8点(2013-01-26 19:03:01)
29.ネタバレ アメリカは正義、アメリカ万歳系が多い戦争映画にあって、負の部分を大々的に描ききった映画(ベトナム物には多いが)。オリバーストーンのメッセージ性が良く出ていると思います。戦争なんかに正義などない。だとえ、的に背を向けて逃げても、味方を殺しても、死体をカモフラージュにしても、生き残った物が勝利者なんだ。逃げるが勝ちの論理は好きではないですが、仕方ない法則が戦場ではあるのでしょう。
たきおか4号さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2013-01-30 22:08:26)
28.まあ戦争映画としてはごくごく普通でした。こんなもんじゃないかな。でも本当に戦争ってイヤだなぁ。あんな泥だらけになってはいつくばってキツイ思いをし、人を殺して暴行してあげくのはてには自分が死に追い込まれる。絶対に戦争はいけない。何にもならない。ネット上だけで威勢のいいことを言っているネトウヨに見せたい映画。
イサオマンさん [地上波(吹替)] 5点(2013-02-24 22:00:32)
27.とても印象に残っている映画。この映画以降、ウィレム・デフォーが好きになった。
nojiさん [映画館(字幕)] 7点(2013-05-25 19:35:27)
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26.ネタバレ ベトナム戦争の実情を描いた作品とされてはいますが、こればっかりはどないなもんなんでしょう?
まぁろくでもない戦争だったことは多く語られているところなので間違いないのでしょうけど(やっていい戦争なんて無いのだけれど)、現場最前線の小部隊プラトーンの描写に終始することで緊迫感を持って観ることができました。
ベトナムの村の焼き討ちや、暴行、果ては内部の派閥争いと、戦争のもたらす狂気と疑念のハケ口が拡大、エスカレートしていくさまは、なんとも虚しいものを感じましたね。
必ずしもチャーリー・シーン、ウィレム・デフォーだけが善とは言い切れないつくりに仕上げたあたりは良かったんじゃないでしょうか。
ろにまささん [地上波(吹替)] 6点(2013-06-05 15:46:12)
25.ネタバレ ベトナム戦争への監督の怒り・葛藤をそのまま映像化した戦争映画の傑作。オリバー・ストーン監督は実際にベトナム戦争に参加した経験もあり、脚本から監督までに関わったオリバー・ストーンはスクリーンにその怒りをぶちまけた。現地民の虐殺・強姦、誤爆、上官殺し・友軍殺し、アメリカ人には直視したくはないであろう真実を見せつけられます。この映画がアメリカ国内で大ヒットし、アカデミー賞作品賞を受賞したという事実は、如何に泥沼と化していたベトナム戦争が当時のアメリカ人にショックを与え、内省化せざるを得なかったかを表していると思います。
今観ると非常に豪華キャストの面々ですが、その表情には死と隣り合わせの戦場での狂気が表れている。特に最重要キャラクターであるバーンズを演じたトム・ベレンジャー、エリアスを演じたウィレム・デフォーの演技は白眉。
貧乏人の息子のみが戦地に赴き、金持ちは金儲けに夢中になってる現状に反目して一兵卒として参加した主人公が、最後に「僕はバーンズとエリアスの間に生まれた様な存在」と独白するシーンには色々と考えさせられます。誰が悪で、誰が戦争を生み、泥沼に突き進んだのか。答えは出ませんが考え続ける必要はあるのだと思います。
民朗さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-25 15:27:47)
24.なんて不条理な映画なんだろうと思いました。正しい男が殺され、運の良い男は生き残り、代わりに補充された男も運よく生き残り、アメリカ社会の負を象徴する男をぶっ殺してもスッキリしない。正負を兼ね備えたインテリは人生を良きものにするんだ~と思うだけで多分終わり。戦争って本当に嫌ですね。家に引きこもっているだけで生涯を終えられたらどんなに楽か。傍観者になりたくてもなれないなんて酷い社会だよ!と、観客の我々も「思うだけ」。辛い!
カニばさみさん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-07 12:06:06)
23.ネタバレ オリヴァー・ストーン監督が自身の辛い戦争体験を元に10年の歳月をかけて脚本を練り上げ、アカデミー作品賞を受賞した本作。もう何度見返したか忘れるほどです。地獄の黙示録などと比較すると本作はかなりライトな仕上がりになっていますが、今見返しても本作を超えるリアルなベトナム戦争の映画は他に無いように思います。余談ですがご存知の通り、地獄の黙示録のマーティン・シーン(ウィラード大尉)の息子がプラトーンのチャーリー・シーン(クリス・テイラー二等兵)であり、親子でベトナム戦争の名作で結果を残したのはやはりDNAでしょうか。

主人公(新米兵士=クリス・テイラー二等兵=チャーリー・シーン)の目線で物語が進みますが、くだらない会話や低俗な差別のオンパレードで、戦争の愚かさがてんこ盛りです。また重装備で亜熱帯のジャングルを歩く辛さも非常によく描かれていて、主人公がぶっ倒れるシーンはコント調ですが実際新人が歩くとああなるだろうなというリアリティがありました。また、序盤から出てくる南ベトナム解放民族戦線(通称=ベトコン)がやたらと強く不気味で、神出鬼没のチャーリーに恐怖しているアメリカ軍という図式が他の映画には見られない流れで印象的です。そして極めつけは映画終盤の北ベトナム軍の異様な強さは本当にすさまじいものがあり、アメリカ軍はほぼ全滅といっていいくらいに叩きのめされるのも意外でした。

公開当時は「本当に襲った」ともいわれ物議をかもした村を襲うシーンですが、今見ても子供に銃を向けるシーンなどはやはり衝撃的で凄い緊張感が漂っています。(トム・べレンジャーのボコボコ顔がリアル過ぎて本物だと信じていた私は軽いトラウマorz) また若い時に見たせいもあってか、戦争=カッコいいなんて思っていた愚かな私ですが、実際今見てもエリアス・グローディン軍曹(ウィレム・デフォー)がライトを持ってトーチカ探索に出る流れや、バーンズ軍曹(トム・べレンジャー)との対決シーンなど、全編に渡っていちいちカッコいいシーンが多いです。中二病を患っていた若い世代には無理もないことだと改めて痛感します。

オリヴァー・ストーン監督が見た真実とエンタメ性をウマく融合させた素晴らしい映画に仕上がっています。現代人が見るべき戦争映画の一つなのは間違いないと思われます。名作。
アラジン2014さん [DVD(字幕)] 9点(2014-07-22 18:42:32)
22.リアルな戦闘シーンと心理描写に引き込まれます。オリヴァー・ストーンの思いは知る由もありませんが、私には戦争の不条理さよりむしろ狂気とか正義では言い表せない誰にでも潜んでいる人間の本性が表現されているように思えます。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-30 16:01:49)
21.文句なしの10点。ベトナム戦争映画はかなりマイナーな作品までいろいろ観てきましたが、この映画を超えるものはありません。初見のときは、まるでドキュメンタリーのような印象でした。それまでの戦争映画って主役(スター)をいかにかっこよく、派手にドンパチやるかという印象だったのに対し、最後まであくまで冷静にシュールに「死」というのはどんなものかを描いていました。この映画を観てベトナム戦争というものをいろいろ勉強して調べるきっかけになりました。戦争映画というジャンルの中に新しい方向性を示した歴史的価値のある映画だと思います。
金田一耕助さん [DVD(字幕)] 10点(2014-11-16 17:52:53)
👍 1
20.ネタバレ 再見。
ロバート・アルドリッチ「攻撃」よろしく、本当の敵は無能な上司だということが刻まれた密林での殺し合い。

黄塵が吹く中をジープが、飛行機が滑走路を走ってくる。
輸送機から降りてくる若き兵士たち、傍らでは車が遺体を運搬している光景、先に戦っていた仲間たちの表情に刻まれたものは何か、疲労、憎悪。
やがて薄暗い密林を突き進み戦場へと近づいていく。いつ何処から敵が現れるか分からない緊張に包まれる。
蛇にも御用心、切り開いて進む、不気味な静けさ、仲間の無線は命綱、熱、嘔吐、肉体をかきむしる虫の侵入。歯を磨いたり朝ションをする平和な一時。

闇夜で炸裂し飛び交う閃光、生き延びるために必死に眼を見開き応戦する兵士たち。撤退、上官に殺意を抱く事件の発生、ヘリの視点で捉えられる地上を駆け抜ける者が撃たれ倒れていく姿。

主人公にとって“最後”の戦い。鋭い閃光が飛び交って暗闇を照らし、男たちは地獄を生き延びるために必死に戦い、走る走る走る。
復讐者は死闘の中でそれを待ち続ける。遺体は隠れ蓑に、味方ごと吹き飛ばす“援護”。

消耗しきった男を立ち上がらせるものは何なのか。仲間の生存?いいや復讐対象の生死を確認するために!
ここは戦場だからな。バレなきゃ犯罪じゃないんだぜ?すべてを包み隠す密林…。

ブルドーザーで遺体の山を運ぶ光景はアラン・レネ「夜と霧」を思い出す。

主人公の戦いは終わったが、仲間たちの戦いや死はこれからも続いていく。空から見下ろす穴、穴、穴、人、人、人の群。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-20 20:10:01)
19.ネタバレ ベトナム戦争に従軍した人がこの映画を観て号泣したという話がありますが、なんか良く判る気がします。なんせオリヴァー・ストーン自身のベトナム戦争体験を基にした脚本ですから、軍隊生活のディティールはきっと真に迫ったものでしょう。そしてこの映画に全篇にわたって満ち溢れているのは“モラルと価値観の崩壊”でしょう。その象徴としてエリアスとバーンズという人物を創造したストーンの作劇術はレベルが高く、彼の書いた脚本の中でもベストと言ってよいでしょう。また随所に“弦楽のアダージョ”を流すセンスもベタながらも感動的で、エリアスがまるで弁慶みたいに大往生するシーンは観るたびに泣かされます。この有名なシーンはいまやベトナム戦争映像のアイコンにまで昇華していますからね。ジョニー・デップがチョイ役で出演しているところも注目です。 日本の団塊世代がいいとこ取りの食い逃げしてるのとは大違いで、アメリカのベビー・ブーマー世代は血を流し犠牲を払ってきたんですね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-01-08 22:25:17)
👍 1
18.ベトナム戦争を題材にした映画は多いけど忠実に「戦場」を再現している映画として絶賛したいですね。
さすが実体験に基づいた内容。リアリティのある戦闘シーンは見応え凄い。2時間ではあったがたっぷり戦場の過酷さ、絶望、恐怖、悲壮、憤り、後悔を堪能した。
突っ込見所は両手を上げ膝を落とし倒れる超有名シーンは主人公じゃなくてエリアスかいってぐらい。
mighty guardさん [地上波(字幕)] 9点(2015-11-05 19:42:57)
👍 1
17.ベトナム戦争に従軍した1兵士の視点から、戦争の実態がリアルに描かれる。ジャングルでの過酷な行軍、疑心暗鬼、服従、裏切り、狂気・・・。さらに、村人の虐殺、焼き討ち、部隊内での殺人、誤爆などこれでもかというほど暗部を暴く。麻薬汚染はいかにもアメリカ的ではある。
製作当時のアメリカ映画としては異色の力作だが、過酷な戦場を描いたら(作品名を挙げるまでもなく)太平洋戦争を題材にした日本映画の方がはるかに説得力があるのではないか。本作と決定的に違うのは、日本映画の場合、物資の補給不足による悲惨な飢えが加わること。時には人食いさえも描かれる。その点は所詮アメリカ映画。エリアス軍曹が最後に両手を上げるシーンは神への祈りなのか戦争への怒りなのか?印象的な場面だが、このポーズでさえ「カッコつけ」に思えてしまうほどヒロイズムを感じる。
風小僧さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-12-20 14:09:11)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 296人
平均点数 7.48点
000.00%
131.01%
231.01%
331.01%
4113.72%
5186.08%
63110.47%
76521.96%
87023.65%
95919.93%
103311.15%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.30点 Review13人
2 ストーリー評価 7.14点 Review21人
3 鑑賞後の後味 6.60点 Review20人
4 音楽評価 8.00点 Review18人
5 感泣評価 6.10点 Review10人

【アカデミー賞 情報】

1986年 59回
作品賞 受賞 
助演男優賞トム・ベレンジャー候補(ノミネート) 
助演男優賞ウィレム・デフォー候補(ノミネート) 
監督賞オリヴァー・ストーン受賞 
脚本賞オリヴァー・ストーン候補(ノミネート) 
撮影賞ロバート・リチャードソン〔撮影〕候補(ノミネート) 
音響賞サイモン・ケイ受賞 
編集賞クレア・シンプソン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1986年 44回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
助演男優賞トム・ベレンジャー受賞 
監督賞オリヴァー・ストーン受賞 
脚本賞オリヴァー・ストーン候補(ノミネート) 

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