映画『荒野に生きる』の口コミ・レビュー

荒野に生きる

[コウヤニイキル]
Man In The Wilderness
1971年上映時間:99分
平均点:7.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-07-01)
ドラマウエスタン
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監督リチャード・C・サラフィアン
キャストリチャード・ハリス〔男優・1930年生〕(男優)ザッカリー・バス
ジョン・ヒューストン(男優)キャプテン・ヘンリー
ヘンリー・ウィルコクソン(男優)インディアン・チーフ
パーシー・ハーバート(男優)フォガティ
デニス・ウォーターマン(男優)ロウリー
プルネラ・ランサム(女優)グレース・バス
シーラ・レイナー(女優)グレースの母
ノーマン・ロシントン(男優)フェリス
ジェームズ・ドゥーアン(男優)ベノア
ベニート・カルザース(男優)ロングボウ
ジョン・ビンドン(男優)コールター
ジュディス・ファース(女優)看護師
内海賢二ザッカリー・バス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
撮影ジェリー・フィッシャー
製作C・O・エリクソン(製作補)
配給ワーナー・ブラザース
字幕翻訳高瀬鎮夫
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

1.ネタバレ このテの作品は、いかにも過酷そうな場所で過酷そうなロケ撮影をやってくれていさえずれば、だいたいハズレが無いと個人的には思っているのですが、これもまた無責任な話で、見る側はそれでいいかもしれないけれど撮る側の身にもなってみろ、と。
でもやっぱり、いいですよね。厳しくも雄大な光景。そこに人間がポツンと置かれる、孤独感。
開拓時代、クマに襲われ重傷を負ったまま、荒野に置いて行かれた男。これ実話に基づいてます、といっても当時のことゆえ、どこまでが本当でどこからがホラ話か、わかったもんじゃないですが、とにかく、『レヴェナント: 蘇えりし者』でも描かれた、艱難辛苦の物語。『レヴェナント~』がどちらかというと、自然の内部から、そこに取り残された人間の視点でその脅威を描いたような雰囲気があったのに比べ、こちらの作品はもうちょっと、天の視点、というか。雪山の中なのに大きな船を曳いて旅する一行、この異様な光景にまずギョッとしつつも、それが人間のパワーを象徴するがゆえに、かえってこの大自然の中で人間の小ささを感じさせたりもします。
瀕死の主人公を救うのは、川の水。これも大自然の一部な訳ですが、一方で、主人公の行く手を阻むかのごとく広がるのもまた大自然。徐々に回復した主人公がついに人影を見つけるも、そこに繰り広げられるのは人間同士の殺し合い。人間の矮小さ。
この荒野のどこかには、自分を置いて旅を続けるかつての仲間もいるし、先住民たちもいる。やがて両者の間に生じる戦いが、ダイナミックに描かれますが、その背景に広がる大自然の中では、やはりここでも、人間の矮小さを感じさせたりもして。
ちょっと面白いと思ったのは、、、九死に一生を得る主人公はどちらかというと、より「自然に近い存在」となり、それはしばしば「先住民側の存在」として描かれがちなところ、しかしこの作品の主人公は、たしかに先住民に近づきつつもどこか一線を画し、人間同士の対立からそっと身を引いていきます。この余韻が、いいですね。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2025-07-05 10:25:46)★《新規》★
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
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6150.00%
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8150.00%
900.00%
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