映画『透明人間と蝿男』の口コミ・レビュー

透明人間と蝿男

[トウメイニンゲントハエオトコ]
1957年上映時間:97分
平均点:4.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1957-08-25)
SFモノクロ映画特撮もの
新規登録(2025-07-04)【かっぱ堰】さん
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監督村山三男
キャスト北原義郎(男優)若林捜査一課長
品川隆二(男優)月岡(物理学博士)
叶順子〔1936年生〕(女優)早川章子
毛利郁子(女優)美恵子
鶴見丈二(男優)杉本
南部彰三(男優)早川博士
見明凡太朗(男優)警視総監
伊沢一郎(男優)楠木
中条静夫(男優)山田
杉田康(男優)羽島
花布辰男(男優)多田部長刑事
春本富士夫(男優)黒木
伊東光一(男優)刑事部長
酒井三郎(男優)狂人
此木透(男優)支店長
高村栄一(男優)ゴルファー
山口健[男優](男優)教授
石井竜一(男優)記者
脚本高岩肇
音楽大久保徳二郎
撮影村井博
製作永田秀雅
配給大映
美術後藤岱二郎
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💬口コミ一覧(4点検索) [全部]

1.ネタバレ 「透明人間現わる」(1949)に続く大映の透明人間第二弾ということになる。この後はないらしい。
前回からの "見えない人間" に加え、今回は "縮小した人間" という新発想のキャラクターを登場させ、ガメラ対××的に対決させる形になっている。ただし透明人間・蠅男とも必要に応じて得る能力という性質のものであり、善悪それぞれ複数人が利用するので特定の怪人が存在するわけではない。
蠅男というものについては「蝿男の恐怖」(1958米)が有名だが、製作はこれの方が先なので真似ではないことになる。またその原作である小説「蠅」("The Fly", 1957)からアイデアを取ったようでもないので独自の発想だったらしい。ただしこの映画では人間をそのまま縮小しただけで、ハエの形でもないので何で飛ぶのか不明だった。かなりいい加減な制作態度というしかない。
特撮映画としては合成が主だが、一部で大がかりなミニチュア特撮が使われていたのは意外だった。

物語としてはサスペンス展開で、当初は真の悪人が誰かわからないので安心できないが、全体の3/4程度のところで善悪対決の構図が固まる。その後は悪人側のテロ攻撃で東京中が大騒ぎになり、「戒厳令」という言葉が出たりして最後まで一応気が抜けない。
ただしつながりがよくわからないとかまともな説明がないとか唐突すぎて不自然な展開もあり、あまり真面目に見ても仕方ないところがある。最後はハッピーエンドなのでまあいいかという気分にはなるが、すっきり納得できる話でもなかった。

その他雑事:
・前作では透明人間を元に戻す方法はなかったが、この映画では自由に切り替えできることになっていた。さすが科学は進歩していると思わせるが、ただしやりすぎると長生きできそうにない。ウサギは何匹死んだのか。
・長身の刑事役はプロの俳優らしくなかったが、もとは水泳選手でオリンピックにも出たとのことだった。この人物はアクセントが西日本風だったが、一方で年長の刑事役が「蠅」を「ハイ」と明瞭に言っていたのは江戸言葉なのか。
・大人向け映画らしく若干エロい場面もある。美女ダンサーの豊満な肉体に蠅男がとり付くとか。
・悪人側のテロ攻撃で、国電が爆破された(有楽町日劇脇)のはいきなりだったのでけっこう驚いた。死者790人というのが悲惨である。
・警視庁が都民に警戒を呼びかけるために作った昔風のポスターが多種多様で感心した。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 4点(2025-07-19 14:52:42)《新規》
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 4.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
41100.00%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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