映画『ピクニックatハンギング・ロック』の口コミ・レビュー

ピクニックatハンギング・ロック

[ピクニックアットハンギングロック]
Picnic at Hanging Rock
ビデオタイトル : ピクニック・アット・ハンギングロック
1975年上映時間:116分
平均点:7.07 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
公開開始日(1986-04-26)
ドラマミステリー青春もの学園もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-05-02)【Olias】さん
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監督ピーター・ウィアー
キャストレイチェル・ロバーツ〔1927年生〕(女優)アップルヤード校長
ヴィヴィアン・グレイ(女優)マクロウ(数学教師)
ヘレン・モース(女優)ポワテール(フランス語教師)
アン・ルイーズ・ランバート(女優)ミランダ
カレン・ロブソン(女優)アーマ
カースティ・チャイルド(女優)ラムリー
トニー・リュウェリン=ジョーンズ(男優)トム
ジャッキー・ウィーヴァー(女優)ミニー
ジェニー・ラヴェル(女優)ブランチ
イングリッド・メイソン(女優)ロザムンド
ドミニク・ガード(男優)マイクル・フィッツヒューバート
原作ジョアン・リンジー『Picnic at Hanging Rock』
脚本クリフ・グリーン
音楽ブルース・スミートン
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト"Eine kleine Nachtmusik"
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン"5th piano concerto"
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
撮影ラッセル・ボイド
ジョン・シール(カメラ・オペレーター)
製作ハル・マッケルロイ
ジム・マッケルロイ[製作]
製作総指揮パトリシア・ラヴェル
美術デヴィッド・コッピング
グレアム・グレイス・ウォーカー(セット・ドレッサー)
衣装ジュディス・ドースマン
編集マックス・レモン
字幕翻訳関美冬
その他グレアム・グレイス・ウォーカー(プロパティー・バイヤー)
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💬口コミ一覧

27.当時、センス・オブ・ワンダーが溢れていると評価されていた、ピーター・ウェアーのオーストラリア時代の出世作。1900年、オーストラリアの女学校でハンギングロックという所に遠足に出かけた際、女学生が神隠しにあった実際の事件の映画化。何も説明しない内容なので、観客がどれだけのものを感じ取れるかで理解度が変わってくるのでしょう。私にはただの美少女映画にしか見えません(絵画から抜け出てきたようなクラシカルな美少女達は、それはそれでワンダフルですが…)。どなたか私にこの映画の「センス・オブ・ワンダー」を説明していただきたくてレヴューしてみました。取りあえず4点献上。
sayzinさん 4点(2001-10-30 23:52:55)
26.とにかく見終わってしばらくした後、突然背筋が凍るような思いをしました。個人的にはこれまでに味わったことのない感覚を抱いた強烈な印象の作品です。
KARINさん 9点(2001-11-22 17:47:56)
25.ネタバレ 不思議すぎて一体どう見てよいのか...監督は恐らくこの物語の真相に興味があるわけでは無く、思春期の少女たちのみが醸し出しうるはかなさそして掴み所の無いイメージを映像に託すしたかったのではないでしょうか?ミランダ役の少女の絵画から飛び出たような魅力(劇中でもそういったセリフがあります)にただただ圧倒されます。あまりにミステリアスすぎて実際に解決されていない話なので、当事者が語らない限りいくら回りの人間が語ったところで説得力が無いので、それをちらほら(というより殆ど?)伏線めいたものを散りばめベールで包んでしまおうという演出は見事だと思いました。忽然と姿を消した少女達、怪しい行動をし同じく行方不明になった教師、生還したものの真相を語らない少女、行方不明の少女にほのかな恋心を抱き投身自殺した少女...とにかく考えると自分も後戻りできない霧の中に取り残されるような感覚を覚えました。何度も出てくる岩(岩山)と少女という対照的な映像がこの作品のカギではないかと思いますが...この岩にどことなく性的なイメージを感じるのは私だけでしょうか?
さかQさん 6点(2002-06-22 21:40:48)
👍 1
24.唯一無二の神隠し映画。その黄昏れの圧倒的に美しい映像にまず見とれてしまう。しかしその裏には奇妙で無気味なものを感じる。まるで不思議な夢を見ていたような気分だ。謎は結局わからずじまいだが、その謎がこの作品の魅力であり、特別なものにさせている実態なのである。
あろえりーなさん 8点(2002-08-20 11:09:11)
23.<ウラネタ有り>映画を観ただけでは、真相は全く解りません。この話は、事実に基づいたフィクションであるようですが、映画の中では「原作のある一章(2人と数学のマクロウ先生が消えた理由)を全く描いていない」らしく、また事実として「当時、岩山には新興宗教の、生贄の儀式を行う秘密の部屋があった」とか・・・?まあ、この作品もあまり謎解きに専念せず、単に神隠し映画として、美しい映像と少女の姿を楽しんだ方が良いようです。それにしても、ミランダは奇跡的な美しさです!
クロマスさん 7点(2003-01-16 20:54:58)
22.映像のきれいな映画です。ラストまで答えが出ない映画は好きか嫌いかがはっきりするのですが、この映画はそんなことはどうでもいいくらいに好きです。
omutさん 7点(2003-08-04 03:49:20)
21.説明しにくいのだけれど、何だかとても美しく残酷で怖い。ただ少女達が神隠しに遭う、それだけの話なのだけれど、私にとっては非常にドラマチックで味わい深い物語だった。“女の子がただひたすらに若く美しい”、それだけで残酷なんです。神隠しに合う少女達は皆、嘘みたいに美しく神秘的。少女達が節々で放つ言葉が、ゾクッとする響きを持ってじわじわと心に染み込む。そして誰が主役なのかも分からず、視点が定まらず、たまらないほどの不安感に駆られる。全編を包む不安定感と緊張に翻弄される、ノスタルジックな残酷メルヘン。個人的には「ヴァージン・スーサイズ」と「乙女の祈り」を足して2で割ったような雰囲気だな、と思った。静かで幻想的で残酷で底なしに怖く、神がかり的に美しい映画。
ひのとさん 9点(2004-03-13 17:54:17)
20.タイトルからして、心惹かれるものがある。オチは無いけど、それを許せる映像なのだ。
マックロウさん 7点(2004-06-15 16:40:59)
19.ちょと怖いお伽噺のような映画です。不思議な神隠し事件を題材に、ストーリーは非常に淡々と進みますが、輝くような少女達、詩的なセリフ、得体の知れない魔物が住む山などが持つ妖しさは出色です。フィクションとノンフィクションの境目があやふやなところもこの映画の魅力だと思います。また、「エロス」の描き方も秀逸。真夏でも手袋をはめるお嬢様が単にストッキングを脱ぐだけですが、その映し方がとてもエロティックです。劇中ボッティチェリの天使と言われた少女の端整な顔立ちは、美しすぎて見た瞬間目眩がしました。こんなに美しい人、実在するのですね…。岩山の向こうに分け入っていく少女達は、ハメルーンの笛吹にでも連れて行かれる様で、夢を見ているような感覚を残し何とも幻想的でした。
のはらさん 8点(2004-08-28 01:38:19)
👍 1
18.ピーター・ウィアーさんのオーストラリア時代の作品。幻想的な映像に哲学的な言葉、パンの笛、ピアノ音がのせられ、神秘的な映像世界を構築しております。ピクニックでまどろむ女生徒達をソフトフォーカスでゆっくりと追っていくカメラワーク、手前に草木をぼかして撮り上げた構図、終始晴れ渡ったハンギングロックの木漏れ日、そしてアン・ランバート演じる少女の純たる清楚美・・・見ている方が神隠しにあうほどに吸い込まれてしまいます。ストッキングを脱ぐ少女の足をアップで、次々と寝転ぶ裸足の少女達を俯瞰したショットでとらえ、官能と神秘を同化させています。時計の止まったハンギングロックに響く少女の叫び声から、校長室にカットを移しカチカチと時を刻む柱時計の音・・・時を対比させた見事なシーン転換ですね~。神隠し後の後半も、冗長にならずに残った人間の心理描写を、校長先生を中心に細やかに描いているあたり、う~ん、これは傑作!
彦馬さん 9点(2004-11-05 13:04:19)
👍 1
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17.ネタバレ 「人買いが美少女だけ連れ去ってブスは置いてったんだよ」とミもフタもなく友人が言うので、劇場出口あたりから大口論になった。
mimiさん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-08 02:02:05)
😂 4
16.退屈感はあるものの、少女たちのあまりの美しさに、ただただため息が出るばかり。
神隠し的なホラー加減も素晴らしい。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-11 08:50:00)
15.ネタバレ 風に揺れる木々、そこから反射して漏れ落ちる陽の光、それと対照的に不気味にそびえる岩山。寝そべったり座ったりしている少女たちを、ローラーを引くようにじっくりと撮るカット。ボッティチェリの天使という表現が少しも誇張でない、そのまま神の国に消えても何ら不思議でない、ミランダの神々しい美しさ。謎に満ちた失踪事件の舞台を、映像で見事につくりあげてしまっています。何かに吸い寄せられるように上へ上へと登っていく少女たちは、まさに神に導かれたに違いありません。そう信じさせるほどの凄まじい映画としての迫力があります。後半は一転して、暗い屋内でのシーンを中心に、残された者たちの静かなる崩壊を描き、前半の失踪事件のインパクトを倍増してくれます。結局、謎の解決は何も示していないのですが、それが作品の奥行きを深め、台詞の一つ一つやちょっとした描写にまでいろいろと考えさせてくれる内容となっています。それと、音楽も効果的に機能していますね(メロトロンまで使っちゃってます)。
Oliasさん [映画館(字幕)] 9点(2008-02-09 00:38:38)
14.ネタバレ 実際にあったという今でも謎のままの少女たちの失踪ミステリー。幻想的で神秘的な映像美に引き込まれます。寄宿学校の少女たちが楽しいはずのピクニックに出かける天気のいい午後。しかし、今にも何かが起こりそうな言い知れぬ不安げな空気が漂う。少女たちを呑み込まんとするかの如くそびえ立つ岩山、少女たちの抽象的な会話、そして効果的に盛り上がり、時折荘厳さを漂わせる音楽。それら全てが神秘的で、不安げで、はかなげである。作品全体に漂うこの雰囲気こそがこの作品の大きな魅力となっている。そして少女たちに何かが起こった。何かに導かれるように岩山の奥に消えていく少女たち。本当に神隠しにあったのか、それとも事件だったのか。一人生還した少女の口から何があったのか語られることは無く、作品は真相を探ろうとも推理しようともしない。真相は闇の中だが、それがまた、この作品をより神秘的なものにしていていいのだと思う。
とらやさん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-24 14:57:04)
13.高評価が多い中、心苦しいのですが、正直、非常に退屈な映画でした。確かに映像はキレイだし、少女たちも美しい、音楽もまあまあ・・・なんですけど。私の場合、こういう映像叙事詩的な作品は、思いっきり魅かれるか、メチャメチャ退屈かにハッキリ二分されます。本作は明らかに後者で、睡魔との闘い。好みの問題なのだけれど、やっぱりちょっとしまりがない、という印象は否めません。甘ったるくダラダラ~、みたいな。ミランダは確かに美しいけれど、ボッティチェリの天使だかヴィーナスだかはちょっと違うんじゃ? どちらかというとニンフ的、というか、ベルニーニのダプネの方が近い気が・・・。実話ベースという刷り込みがなければ、もっと点数低くしていたかもですが、この点数でお許しを。
すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 5点(2009-08-21 16:07:59)
12.下手なホラー映画よりも背筋がぞくっとしました。後味はなんとも言えませんが、雰囲気は好きです。昔一度見たきりですが、非常に印象に残っている映画です。
さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-15 23:24:57)
11.ネタバレ 前半が特にいい。ピクニックのまどろみの感じ、いつもと違う朝の空気。バレンタインデーは南半球では夏なわけ。バッハの平均率に乗って馬車が走り、町を抜けると手袋を外し、虫のさえずり、羽ばたく音。食べ残しのパンにたかる蟻。12時に止まる時計。このしだいに山の神秘に呑み込まれていく感じ、「美しい良い子」の少女たちは消えていかねばならないことを、映像で納得させてしまったのはすごい。消えていった少女たちにはほとんど個性が与えられていないのも正しく、少女の「普遍」なんだろう。これ少女期の終わりだけでなく、19世紀の終わりも重なっている。19世紀的な少女は消えていき、淘汰され、20世紀的な少女の時代になっていく。しばしば流れるベートーベンの「皇帝」の美しい第2楽章、これの初演が19世紀初頭、たぶんこれからはがさつな不協和音の時代になっていくのだろう。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2010-06-27 11:57:29)
👍 2
10.ネタバレ かなり昔NHKでやっていたのを偶然鑑賞したのだが、言葉で説明するのが難しい不思議な怖さにショックを受けた。
神隠しが起こるだけで特別オチもないのだが、美しく牧歌的なムードが逆に凄く不安にさせる。
ピーター・ウィアーはやっぱりオーストラリア時代の作品の方が詩的で良い。
J.J.フォーラムさん [地上波(字幕)] 7点(2011-08-11 17:23:52)
9.ネタバレ 美少女メリンダと、一世紀前のクラシックなレース飾りも優美な衣装が鮮烈に印象に残る。あの白いひらひらが、幻想感を一層際立たせるんだろうな。白いひらひらをまとった少女たちと神隠し。不謹慎ながらぞくぞくするシチュエーション。実際の事件ながら、真相を探す推理的な要素がほとんど無いってことはこの監督もやはり「ぞくぞくする感じ」に魅せられたのでしょう。翻って幻想の欠片もない、シビアで冷酷とすら感じる女校長の視点も極めてリアル。こんなんだろうな、どうせと思わせる。うっとりしたり、目が覚めたりが交互にやってくる映画。
tottokoさん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-02-20 18:07:37)
8.ネタバレ 美少女が嫌いな訳じゃなく寧ろ好きなんですが(ミランダは本当に美しい・・・個人的には熟したフランス語教師も捨て難い)、この映画はダメダメでした。

私の感性が鈍っているのは承知です。
ですから、この映画に高得点付けられる人が羨ましい(皮肉ではなく)。

私にとっては、道中の景色が綺麗だろうが、団子屋の娘がえらいベッピンだろうが、
水戸黄門が印籠を出さずに素通りして行ったような映画でした。
ぐうたらパパさん [インターネット(字幕)] 5点(2012-12-30 17:00:55)
😂 1
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 7.07点
000.00%
100.00%
200.00%
313.70%
413.70%
5311.11%
613.70%
71037.04%
8622.22%
9518.52%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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