映画『復活の日』の口コミ・レビュー

復活の日

[フッカツノヒ]
VIRUS
1980年上映時間:156分
平均点:6.70 / 10(Review 88人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-06-28)
ドラマサスペンスSF医学ものパニックもの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-06)【イニシャルK】さん
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監督深作欣二
助監督手塚昌明
吉田一夫
演出左近允洋(日本語吹き替え版【TBS】)
キャスト草刈正雄(男優)吉住周三(南極日本隊)
渡瀬恒彦(男優)辰野保男(南極日本隊)
夏木勲(男優)中西隊長(南極日本隊)
千葉真一(男優)山内博士(南極日本隊)
永島敏行(男優)松尾明正(南極日本隊)
森田健作(男優)真沢隆司(南極日本隊)
角川春樹(男優)隊員(南極日本隊)
高月忠(男優)隊員(南極日本隊)
オリヴィア・ハッセー(女優)マリト(南極ノルウェイ隊)
ジョージ・ケネディ〔男優・1925年生〕(男優)コンウェイ提督(南極アメリカ隊)
ボー・スヴェンソン(男優)カーター少佐(南極アメリカ隊)
チャック・コナーズ(男優)マクラウド艦長(ネレイド号乗組員)
グレン・フォード(男優)リチャードソン大統領(アメリカ)
ロバート・ヴォーン(男優)バークレイ上院議員(アメリカ)
スチュアート・ジラード(男優)マイヤー博士(アメリカ)
ヘンリー・シルヴァ(男優)ガーランド統参議長(アメリカ)
エドワード・ジェームズ・オルモス(男優)ロペス大尉(各国南極観測隊)
多岐川裕美(女優)浅見則子(日本)
丘みつ子(女優)辰野好子(日本)
緒形拳(男優)土屋教授(日本)
中原早苗(女優)母親(日本)
木島一郎(男優)田所助教授(日本)
野口貴史(男優)助手(日本)
小林稔侍(男優)別の助手(日本)
アルバータ・ワトソン(女優)(ノンクレジット)
草刈正雄吉住周三(南極日本隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
渡瀬恒彦辰野保男(南極日本隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
夏木勲中西隊長(南極日本隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
千葉真一山内博士(南極日本隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
武藤礼子マリト(南極ノルウェイ隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
大宮悌二コンウェイ提督(南極アメリカ隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
羽佐間道夫カーター少佐(南極アメリカ隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
田中亮一無線係(南極アメリカ隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
大塚周夫マクラウド艦長(ネレイド号乗組員)(日本語吹き替え版【TBS】)
阪脩ボロジノフ博士(南極ソ連隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
千田光男ネフスキー大佐(南極ソ連隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
田中信夫リチャードソン大統領(アメリカ)(日本語吹き替え版【TBS】)
矢島正明バークレイ上院議員(アメリカ)(日本語吹き替え版【TBS】)
小林清志ガーランド統参議長(アメリカ)(日本語吹き替え版【TBS】)
緑川稔ランキン大佐(アメリカ)(日本語吹き替え版【TBS】)
谷口節ロペス大尉(各国南極観測隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
滝口順平ラトゥール博士(各国南極観測隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
弥永和子イルマ・オーリッチ博士(各国南極観測隊)(日本語吹き替え版【TBS】)
玄田哲章スミノルフ少尉(T232号乗組員)(日本語吹き替え版【TBS】)
加藤正之(日本語吹き替え版【TBS】)
村松康雄(日本語吹き替え版【TBS】)
峰恵研(日本語吹き替え版【TBS】)
鈴木れい子(日本語吹き替え版【TBS】)
原作小松左京「復活の日」(角川文庫版)
脚本高田宏治
深作欣二
音楽羽田健太郎
鈴木清司(音楽監督)
高桑忠男(音楽監督補佐)
作詞ジャニス・イアン「YOU ARE LOVE」
主題歌ジャニス・イアン「YOU ARE LOVE」
撮影木村大作
岸本正広(撮影補佐)
製作角川春樹
角川春樹事務所
TBSテレビ
制作TBSテレビ(日本語吹き替え版【TBS】)
配給東宝
特撮木村大作(撮影)
美術横尾嘉良
小川富美夫(美術助手)
編集鈴木晄
川島章正(編集助手)
冨田功(編集助手)
録音紅谷愃一
照明望月英樹
字幕翻訳清水俊二(翻訳)
戸田奈津子(翻訳)
日本語翻訳額田やえ子(日本語吹き替え版【TBS】)
その他IMAGICA(現像)
富山省吾(宣伝)
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💬口コミ一覧

88.驚いた。何という圧倒的なスペクタクルだろうか。
2020年、“コロナ禍”の真っ只中。1980年公開のこの国産超大作を、今このタイミングで鑑賞したことは、極めて稀有な映画体験だと言えよう。
新型コロナウイルス感染症の蔓延とそれに伴う悲劇が、全世界的に収束しない今の時世において、このSF映画が描き出したパニックと世界の“終末”は、決して大袈裟ではない「予言」であり、恐怖であった。

序盤のパンデミック描写はまさに今現在の社会の有様そのものだったし、そこから展開される人類死滅の地獄絵図は、とことん絶望的で遠慮がなかった。
そして、世界の人口が南極に取り残された数百人のみとなっても、さらなる破滅の進行を余儀なくされる人類の行く末には、恐怖や憤りを遥かに超えて、只々虚無感を覚えた。

その“虚無感”は、今作同様に明確な滅亡の最中を生きる人類の顛末を描いた「渚にて(1959・米)」や、冷戦下における核戦争の危機を真摯に描ききった「未知なる飛行/フェイルセイフ(1964・米)」を彷彿とさせる。
両作とも、冷戦時代のアメリカで切実な危機感と共に製作された作品であり、傑作だった。
ソリッドに研ぎ澄まされたこれらの作品と比べると、今作は大味だし、稚拙なウェットさがあることは否めない。
ただし、冒頭に記したとおり、超大なスペクタクルを伴った映画的な圧力が、また別の魅力と価値を生み出していると思った。

地球全体を舞台にしたSF的なパニックと恐怖、それに伴う残酷と慈悲の釣瓶打ちが凄まじい。
それはやはり当時隆盛を極めた「角川映画」だからこそ仕掛けることができ、実現し得た映画企画であったろうし、監督を務めた深作欣二による絶対的な支配力がなし得た結果だと思う。
ロケーション、キャスティング、バジェット、そして映画人たちのエネルギー、映画製作におけるあらゆる規模が今現在の日本映画界の比ではなく、その“スケール感”に圧倒される。

更には、小松左京のSF小説を原作にしたストーリーテリングが、SFパニック映画としての物語性を深め、映画世界を芳醇にしている。
世界の人口が数百人になった時、それまでの人間社会の倫理観や価値観などは、一旦無に帰す。
そこには、“感情”を抑制し、生物として存続することの残酷な真意が明確に映し出されていたと思う。

「戦争」と「疫病」、それはいつの時代においても、人類の最大の“敵”であり、“弱点”そのものであろう。
むしろ人類史自体が、戦争と疫病の繰り返しによって形成されていると言っても過言ではないのかもしれない。
そうであるのならば、非力で愚かな人類には、打ち勝つすべも可能性もそもそも存在しないのではないか……。

燃え盛る巨大な落日を目の当たりにして、“男”は一人、立ち尽くす。

それでも……それでもだ。我々人類が最後の最後まで手繰るべきものは、「希望」であり、「愛」であるという帰着。
落日の絶望感に殆ど押し潰されながら、それでも男は歩み出す。
その様は、巨大な絶望に対してあまりにも無力で、脆弱に映るけれど、どこまでいってもその先に「明日」があるのだと、今この世界に生きる人類の一人として、信じたい。

「Life is wonderful (人生はいいものだ)」と言い続けることが、唯一にして最大の抗いなのかもしれない。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 10点(2020-04-26 00:06:47)
👍 3 😂 1
87.子供の時にこの映画をどうしても見たくて、父に連れて行ってもらいました。壮大なストーリーに感動しました。人類は愚かな人間によって二度も滅びます。そして何とか生き残った草刈正雄が最愛の女性に会うためにワシントンDCから南米チリの最先端まで何年もかけて徒歩で向かいます。究極の愛です。ジャニス・イアンの主題歌も完璧です。何度見ても感動します。映画のメッセージの受けとめ方は人それぞれです。たくさんの人に見て色々と感じてほしい作品です。
みるちゃんさん [DVD(字幕)] 10点(2019-09-21 17:09:37)
👍 1
86.ネタバレ 確かに1980年の映画としては楽しめましたし、。外人はどこからあの安っぽい人をあつめたのか不思議なくらいです。アメリカの国防長官役は昔怪獣映画に良く出ていたような、イギリス潜水艦の館長役、父の時代の西部劇の役者だとか、思ってしまいました。ナポレオンソロの彼が良い感じでした。オリビアはあごのラインが素敵だなと思いました。映画にあんまり細かいことは言わないのですが、やっぱり気になる部分が。あのワシントンの地下の国防基地、扉とかすごくチーブで、昔の怪獣映画の基地みたい。本来なら、北米の山の中、扉の厚さ5M、10Mといわれても良い場所にあるんでしょう。どんな核爆弾でも、その基地は壊れない。でも自動報復システムのスイッチ押したくなる、血の気の多い人は、世の中に沢山いるんだろうなとかおもった。もし自動報復装置のスイッチを切る基地には入れたなら、まず生き残ることが可能で、ただ自分的には、いつ、基地からでるのかな、1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後かなとか。使える、車なり、バイクなり、探すかも。あと、南極以外にも生き延びられる人は、沢山いるんじゃないかな、グリーンランドとか、イヌイットとか、ソビエトだって、0度以下の都市は沢山あるだろうし、カナダとか、そういう部分との連絡をとらなかったのが不思議だ。南極でアメリカ基地がだめでも、日本の昭和基地までは、1000キロ以上はなれていたなら、そちらは大丈夫だろうし、しかしながら草刈まさお、のあの歩くシーン、不思議に感動しました。目が赤かったんだけど、よっぽど、大変な、ロケだったんだろうな。
ところで、北米と南米はつながっているのか?。私はよくわからない。北米が全滅でも、南米の高地民族とか、森林原住民は、生きていたんじゃないかとか、思えばきりがない。原作では狂ってしまった、という書き込みを読みましたが、戦争が終わって、50年程、一人で南の島の洞窟に過ごした人がいるのだから、北米から南米まで、1万3千キロくらいなのか?、5年かけて、歩いたとしても、洞窟で過ごした人から考えると、10分の1の時期でしかないのだから、核爆弾さえ、その辺を、上手く処理できれば、生きていても、おかしくはないのかもね。私は好き嫌いがあるから、生の魚、たべれないし、きっとすぐにあきらめちゃうだろうな、とほほだよ。そうだ、北米から、出る前に探せば、必要な物は、すべてそろったかもね。
yasutoさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2007-05-05 13:51:15)
85.最近よくある有名俳優が出演してるだけの内容の薄い洋画に比べたら全然面白い。小松左京の面白いストーリーを角川映画が上手く生かしてスケールのでかい作品に出来上がってる。観終わった後は、感動よりもウィルスに対しての恐怖が残った。
くうふくさん 10点(2004-06-08 07:11:33)
84.学生時代にビデオで観たんやけど、それまで観た邦画の中ではグンをぬいておもしろかった記憶が今でも残ってる。なんか洋画に匹敵するくらいの壮大さは今の邦画でもちょっとないんちゃうかな。当時は邦画ってしょぼいなって感じでいたから、これ観た時もあんまり期待してなかった分、ちょっと甘く評価してるかもしれんけど、とにかく壮大さでは邦画の中ではトップクラスやと思う。また観てみたいな。今見たら評価変わるかもしれんけど。人類滅亡系の映画好きにはオススメ。邦画も結構いけます。
なにわ君さん 10点(2004-06-08 04:16:41)
👍 1
83.邦画で最高傑作だと思います。何十回観ても見飽きる事がありません。
gyu_yanさん 10点(2004-05-02 22:17:21)
😂 1
82.ジャニス・イアンの歌と、黄昏を象徴するかのような夕日を右手に歩く草刈正雄のボロボロな姿の影が、今も印象に残っています。当時の世界情勢を背景に、細菌兵器や核兵器というものに焦点が当てられていて、子供心に恐怖心を覚えました。個人的にボー・スベンソンが好きだったので、瀕死の状態で「Go...」と云う姿に涙しました。今は、ストーリーを反芻してみると、南極にのみ生き残った人間達が子孫を増やす為に、女性が任意にどんどん妊娠して行く姿に色々考えさせられたりもします。色々考えてみるには、いい映画だと思います。
MOONさん 10点(2002-05-30 00:26:16)
👍 1
81.今まででこれだけ衝撃的な?映画はいまだかつてありません。もしこれがほんとに起こってしまったら、と考えると、当時小学生の私は恐くてたまりませんでした。街中で死体を山積みにするシーンがありましたが、かなりショッキングでした。草刈正雄やオリビア・ハッセーの演技などどうでもいい。とにかく恐い映画でした。
13人目の優しい日本人さん 10点(2001-11-09 15:01:15)
80.ネタバレ ウイルスにやられてしまった世界そして東京の描写は圧巻。多岐川裕美演じる看護師と子供のシーンも映画らしい手法で私は好きだ。
まあ男どもは殴り合ってばかりでそういうシーンはぐだぐだ。
後半になるに従い段々とよくなる。もはや人類が訪れなくなった教会での骸骨との会話もまた映画らしいシーンであり全編の中でずば抜けて素晴らしい。正に詩のようなシーンだ。
エンディングの歌も良い。
ほとはらさん [映画館(邦画)] 9点(2022-04-23 21:02:28)
79.ネタバレ 核爆発のシーンが様々な核実験の映像をつなげていたり(何か意図があるのだとは思うが)南極の米軍基地が吹き飛ぶシーンがあきらかにチープだったり、マチュピチュで草刈正雄が必死に南下しているのが変だったり(南米大陸を南下するのにあそこをわざわざ通る必要があるのかなあと)ナース姿の多岐川裕美が男の子をつれてモーターボートで沖に向かい「お父さんって叫びなさい!」というところが悲しいけれどもどこか奇妙だったり黒地に白い字で「1ヶ月後」とか「数年後」というのがどこか古さを感じたり(古いのは当たり前なんですが)・・・・いろいろマイナスの要因はあるのだと思うけれども、それを補うだけのパワーを感じる映画である。あれだけの本格的なロケをし、海外の俳優を上手に使って一つの映画を作り上げたことに感心する。後半はほとんど日本語はでてこない。それでだまされてるのかなと言う感じがしないでも無いが。チリ(かアルゼンチン)の代表が草刈正雄たちが出発する前にピアノを弾き語りながら歌うところで号泣してしまった。。。私の負けである。
蝉丸さん 9点(2004-10-18 19:13:45)
👍 1
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78.ネタバレ オープニングのジャニス・イアンの曲で体が震えた。映画でこれ程の衝撃を受けたのは初めてである。角川映画が絶頂期だったこともあるが、これ程のスケールのものが良く日本で創られたと思う。草刈正雄、オリビア・ハッセーの美男美女ぶりにも見とれるばかりであった。時代の古さが返ってリアルさを生んでおり、細菌の蔓延に成す術がない人類、数少ない生き残った人類の選択と実に生々しく描かれている。終盤の、地震による核ミサイル発射という所から、おかしな方向へと行ってしまうのだが、それもハッピーエンドに繋がるので良しとしたい。こういう力作こそもう少し脚光を浴びてもいいと思う。
まさサイトーさん 9点(2004-06-26 04:33:09)
👍 3
77.予想できないストーリーの展開が心地よい。ハリウッドに負けない傑作だと思います。小松左京さんの原作も最高。
クロさん 9点(2003-02-20 22:04:17)
76.最近待望のDVD化がされ(しかも当時劇場でもモノラルだった?ものが5.1ch化されて!)久しぶりに見ましたが、製作された時代の事情を抜きにしてもいい作品だと思います。昨今のちょっと特撮になるとすぐにCGを多用してペラペラの「画」をちりばめる作品に比べて、映画に「重み」が感じられます。小松左京氏の原作のプロットの緻密さに負うところが大きいのは事実ですが、あの時代に曲がりなりにも南極を始め世界各地でロケをやり、役者も使った上で映画としてまとまっている日本作品はこれくらいではないでしょうか?国会前道路の自衛隊登場シーンなんて今でも撮れないんではと思います。細かく見れば「原子力」の設定の潜水艦がおんぼろのシップ型でしかもディーゼル排気が出てるとか、浮上シーンはフィルムを裏返して使い回されてるとか、核爆発やサブロックのシーンは出来合いのものであるとか、気づくところは色々あるのですが、それは別の観点から楽しめます。「トップ・ガン」のミグがF5だったのに比べれば全然OKです(笑)。本当は10点といきたいところですが、唯一引っかかるのは草刈正雄がワシントンからチリの端まで5年かけて歩いて辿り着くシーンで、原作では辿り着くものの放浪中に気が狂ってしまい2度と正気には戻らなかった、となっていたのを無理矢理ハッピーエンドにしてしまったところで、これはやっぱり日本映画だな、と思ったものでした。まぁ原作通りにしたら一般受けはしなかったかもしれませんが、その方が感動も大きかったかも?と今でも思います。そうそう、今回DVDに付録で海外版の復活の日(日本版のサブタイトルでもあった「VIRUS」が本タイトルになっている)が入ってましたが、こちらは全然ダメダメです。
HNR32さん 9点(2002-04-16 23:47:05)
👍 1
75.ネタバレ 「カーター」 2013/01/03鑑賞

以前は、ヨシズミがワシントンから南米の果てまで
歩いていくあたりが好きだったのですが、
ヨシズミとカーターが雪原で殴り合うシーンもいいですね。
カーターは祖国が犯した罪を一人で背負うつもりだったのでしょう。

原作の小松左京さんの語り口が大好きで何度も読み返しています。
細かな部分の省略やBGMのチープさなどいろいろつっこみどころはあるでしょうが、
主題歌と配役のすばらしさでOKです。
pigeさん [DVD(邦画)] 8点(2020-01-12 21:57:34)
74.ネタバレ 何度も鑑賞してきましたが、相変わらず面白い映画です。
前半のウイルスが全世界に広がっていく光景はリアルかつパニック映画の王道ですね。
日米の豪華キャスト出演なので、当時の角川映画の最盛期のパワーを感じさせてくれます。
地震、自動報復システムなどの次から次への展開も強引ながらも興奮が持続します。
南極基地内でのひとつの社会の女性問題は考えさせられました。
「女性ひとり守れない社会なんてあっても意味が無い」という訴えはかなりグサッときました。
また、個人的にこの映画での名場面は、最後の方の古びた教会での死者との無言の会話のシーンです。
ここまで来るともう声も出ない、という感じがひしひしと伝わって来るいい場面でした。
今の世の中、こういう細菌テロなども絵空事では無いかもしれないと考えると、観終わったあと妙に怖い気分に
なりました。
金田一耕助さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-01-11 21:39:19)
👍 1
73.当時の映画としては、頑張っていたと思います。
中性子爆弾が良くも悪くも、運命の中心なのですが、映画ではサラッと流すので
子供の頃見た時は理解してませんでした。
大人になって見返したり、原作読んだりしてやっと。 なかなか面白い。
主演の草刈氏が、日本人離れの背格好で、外人の中で遜色無くていい。
慎重が必要かどうかではなくて、見栄えの件ですが・・
なにしろオリビアハッセーとの共演もあるし。
日本沈没もリメイクされたし、こちらはどうでしょう?
でも草刈正雄さんの役ができる人が居ないか・・
グルコサミンSさん [ビデオ(邦画)] 8点(2017-02-19 19:57:31)
72.子どものころテレビ放映を見たときの印象が忘れられず30年ぶりに鑑賞。今観ると設定や映画のつくりに時代を感じるが、この映画最大にして唯一の希望を感じさせるシーンである、吉住がアメリカ大陸を縦断し生き残った人々と再会する場面は30年たっても感動は色あせていなかった。なんといっても本物の南極ロケは迫力十分で、最近のキムタクの主演ドラマ「南極大陸」に比べると雲泥の差である。小さいころ観た(歳がばれちゃうね)印象と変わらず同じ感動を味わえたことが嬉しかった。好み40/50、演出10/15、脚本12/15、演技7/10、技術9/10、合計78/100→8/10点
chachaboneさん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-19 23:50:18)
👍 1
71.ネタバレ 構想5年、制作期間3年、制作費25億円の日本映画史上空前のスケールを持つ「復活の日」は、まさに制作者角川春樹氏の何よりも強い思い入れがあったればこそできあがったものだ。
当時の日本映画界は、ハリウッド映画に押され衰退の一途をたどっていたが、氏は何としてもハリウッド大作に拮抗する映画を作りたかったのだ。そこで白羽の矢が立ったのは、73年映画「日本沈没」で大収益をあげた小松左京氏、その「復活の日」である。
映画は伝染力の強いウイルスや細菌兵器、地球を破滅させてしまう核ミサイルの恐ろしさを、つぶさに私たちに見せつけている。人類は一度ならず二度も滅んだ・・・。
今や人類滅亡の危機を脱するには、南極大陸に急造された世界政府のように国家という壁を取り除いたものでなければならない。そうするためには・・・。
ジャニス・イアンの美しい歌声「You are Love」が心に響く・・・。

ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-25 19:03:52)
70.ネタバレ 邦画とは思えないスケール(でもどこかチープ)。
テンポ良く、人類あっという間にほとんど滅びたのにはビックリ。そこまでの流れは特に面白かった。後半は、映像がほとんど雪景色だから寂しい。
そして、ほぼ希望なしの絶望的すぎる展開が凄い。ウイルス怖い。
草刈正雄は美形すぎて、外タレかと思った。
賛否の分かれる大胆なラストも、嫌いになれない。
すべからさん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-07 11:32:49)
69.ネタバレ 最近、草刈正雄さんをテレビで見かけました。ちょっと頼りない中年オジさんをコミカルに演じる役柄が定着してきたなと思いながら、そう言えば「復活の日」では二枚目スターとして一世を風靡したはず・・・と、当時つい観損なってしまった映画を鑑賞すべくDVDを借りてきました。

25億円という、当時としては破格の制作費に膨れ上がってしまったせいか、興行的には必ずしも成功とは言えなかったようですが、原作がしっかりしていると映画はこれほどにまで感動的になるものでしょうか。種の存続という究極の命題を前に、祖国や人種の違いを乗り越え、過去を克服していく人々の美しい姿が描かれています。生き抜くことの尊さを、今さらながら再認識させてくれます。

美しい映像とカメラワークを背景に、ジャニス・イアンの歌声が心に響きます。今やっと、What's the time, where's the place, why the line, where's the race... の意味がわかった気がします。

報復という行為の空しさを描いた点で、戦争のみならず、私たちの人生観にも影響を与えます。冷戦が終わっても相変わらず武力抗争や戦争が各地で続いている今、復讐に執念を燃やす人間の性は変えられないものなのでしょうか。

外人豪華キャストのおかげで、日本のSF映画にありがちな「バタ臭さ」が感じられず、CGだけに頼ったB級SF映画などを遥かに凌ぐ作品に仕上がっています。欧米人と東洋人の体格の差をまじまじと見せつける点も、国際的で実にリアル。185センチの草刈さんが、まるで子供のように見えますが、二人の間の人種差別が友情に変わり、やがて信頼へと発展していく部分も作品のテーマによくリンクしており、上手い手法だと思いました。

皆さん酷評が多いですが、根本的なテーマに真剣に向き合った点を評価し、少し甘めの8点。
windanceさん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-15 03:31:04)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 88人
平均点数 6.70点
000.00%
100.00%
211.14%
322.27%
477.95%
51415.91%
61314.77%
72326.14%
81517.05%
955.68%
1089.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 8.00点 Review2人

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