映画『摩天楼を夢みて』の口コミ・レビュー

摩天楼を夢みて

[マテンロウヲユメミテ]
Glengarry Glen Ross
1992年上映時間:100分
平均点:7.39 / 10(Review 72人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-09-04)
ドラマ戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-07-26)【Olias】さん
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監督ジェームズ・フォーリー
助監督リチャード・パトリック〔助監督〕(第二助監督)
キャストアル・パチーノ(男優)リッキー・ローマ
ジャック・レモン(男優)シェリー・レーヴィン
アレック・ボールドウィン(男優)不動産会社本社幹部 ブレイク
エド・ハリス(男優)デイヴ・モス
アラン・アーキン(男優)ジョージ・アーロナウ
ケヴィン・スペイシー(男優)支店長 ジョン・ウィリアムソン
ジョナサン・プライス(男優)リッキーの顧客 ジェームズ・リンク
ジュード・チコレッラ(男優)刑事
ブルース・アルトマン(男優)ラリー・スパネル
ニール・ジョーンズ(男優)ドーナツ屋の男
野沢那智リッキー・ローマ(VHS版日本語吹替)
内田稔シェリー・レーヴィン(VHS版日本語吹替)
大滝進矢ブレイク(VHS版日本語吹替)
堀勝之祐デイヴ・モス(VHS版日本語吹替)
阪脩ジョージ・アーロナウ(VHS版日本語吹替)
野島昭生ジョン・ウィリアムソン(VHS版日本語吹替)
有本欽隆刑事(VHS版日本語吹替)
原作デヴィッド・マメット戯曲「グレンギャリー・グレン・ロス」
脚本デヴィッド・マメット
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
作詞アーヴィング・バーリン〔音楽〕エンディング曲 ”Blue Skies”
作曲アーヴィング・バーリン〔音楽〕エンディング曲 ”Blue Skies”
編曲ブラッド・デクター
撮影ファン・ルイス・アンシア
製作モリス・ラスキン(共同製作)
製作総指揮ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr
配給東宝東和
美術ジェーン・マスキー(プロダクション・デザイン)
字幕翻訳戸田奈津子
その他セリア・コスタス(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
雨が降る夕方、下請けの不動産会社リオ・ランチョ社に、本社ミッチ&マレー社から、年収97万ドルを誇るスーパー営業マン・ブレイクがやってきた。「今夜中に契約書にサインをもらってこい!1位の者には高級車、2位にはナイフセット、3位以下はクビだ!」檄を飛ばされたモスたちは、しぶしぶカビが生えたような”ネタ”を頼りに顧客へ不動産投資のテレアポを始める。かつて3年間トップ営業マンでいた事もあるレビーンも、娘の看病を諦め、テレアポをとるも顧客に会うことすらできない。追い詰められた彼は、ある行動に打って出る…。
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💬口コミ一覧

72.ネタバレ この映画、題名のイメージと相反して、キレイ事や感動場面は皆無。セールスへの激しい罵倒、罵り合い、愚痴、追い込まれる精神の描写、ジェスチャーたっぷりの巧妙なセールストーク、これだけ。舞台もセールスオフィス、電話ボックス、車の中、客の家、バーとこれだけ。ストーリーも単純、セールス不振者に言い渡される「クビ」の予告とその夜消えてしまった有望見込み客リスト・・・。しかし、、、最後までこれほど見入ってしまう映画はなかなかない。キレイ事だけでは済まないセールスの世界が凄まじいほどのリアリティで描かれている。ある意味、「ニセ」や「もどき」ではない、これぞ本物のハードボイルドとも言えるのではないだろうか。ジャックレモンの演技はもう神の域。ラストシーン、「ふぅぅ、イヤな仕事だ・・・」とタメ息をつきながら、顧客への電話がつながった瞬間、獲物を狙う精悍な表情に豹変するアラン・アーキン・・・。エンドロールが流れてもう鳥肌立ちまくり。万人受けはしない映画なのだろうが、この雰囲気が好きな人にはたまらない1本になるはず。
ぱたぱたさん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-02-13 16:46:32)
👍 2
71.思いがけずこういう作品に出会えて幸せ。作品の派手さはないがキャスト達の演技だけでその人物の人生模様や会社での人間関係が手に取るようにわかり、なおかつ営業マンの悲哀をも感じさせてくれる。こういう全員が主役的な作品はなかなか無い。個人的には「十二人の怒れる男」を彷彿とさせる作品だった。隠れた名作。
ゆきむらさん 10点(2004-05-27 13:13:19)
70.押付け販売の不動産会社で働くサラリーマン達の世界を見事なまでに表現し尽くした作品。会社に愛想が尽き、どことなく醒めているエド・ハリス、トップセールス・凄腕のアレック・ボールドウィンとアル・パチーノ、病気の愛娘を抱えて必死に会社にしがみつくジャック・レモン等々の名優達、その細かなしぐさも心理描写も巧みで、それぞれに深い共感を覚えます。舞台劇で練りに練られてきた脚本も秀逸。この脚本あってこそ、名優たちが終結し、夢の競演が実現しました。赤く薄暗い色彩感覚の妙と、どことなくけだるいBGM、狭く引締まった事務所の空間と、雨、安酒場、高架の地下鉄等々、全てに印象深く残る名作です。
チャターBOXさん [映画館(字幕)] 10点(2003-09-18 10:31:49)
69.こういう映画を”傑作中の傑作”と言うんです。とにかく、役者のひとりひとりを際立たせ、それぞれに存分な演技をさせながら、映画として見事に統一感がとれている。デイヴィット・マメットの原作戯曲も素晴らしいんだろうけど、やはりここはジェ-ムズ・フォ-リ-監督の、どんな些細なワンカットでも人物をこれ以上ない構図に治めてしまう「天才」こそを賞揚しようじゃありませんか。とにかく、素晴らしい映画だっ!!
やましんの巻さん 10点(2003-06-06 13:01:27)
68.ジャックレモンが絶品!他の俳優も、みんないい。みんな色っぽい。まさに男の映画。女はすっこんでろ・・・。
ひろみつさん 10点(2003-04-01 02:13:16)
67.俳優の演技に脱帽。すばらしい。地味な設定も好き。
荒木さん 10点(2003-03-28 01:38:35)
66.10年に一回くらいこういう活力溢れる作品が輩出されていると思う。ここで言う〝活力〟とは、卓越した脚本、題材の面白さ、演出の秀逸さ、役者陣の熱演などが挙げられると私は考える。この作品は正にそれだ。矢のようなセリフの応酬で観る者を飽きさせない。こういう作品は、もっともっと作るべきだ。
チャーリーさん 10点(2001-07-10 00:02:36)
65.役者が揃っていて、しかもそれぞれが持ち味を十二分に発揮しているところが、見事であった。優れた作品を観たという充足感でいっぱいになる。
KIさん 10点(2001-06-30 01:00:58)
64.もう、すべてがすばらしい。 豪華キャスト、プロット、撮影技術、文句の付け所がないじゃあないですか。ジャックとアル・パチーノとの掛け合いは鳥肌ものでした。小道具の使い方から、光の扱い、ダイアログの隅々まで堪能してこそ、この映画の良さがはっきりしてきます。とにかく、満点!!
つっち。さん 10点(2001-02-17 06:10:10)
63.ネタバレ 皆さんと同じく、元々はパチーノ目当てで見た映画です。勿論、いつも通りのパチーノの熱い演技を堪能できました。でも、ジャック・レモンが凄かった!映画の大部分がちっぽけな不動産会社のオフィスの中で展開される。監督の演出と、脚本と、見事なセリフの応酬でそれに応える俳優陣が三位一体となった見事な映画です。それにしても、みんな熱かった!僕も今働いている会社でずっと営業をやってますので彼らの気持ちがよ~く分かるなあ・・・。ダサいネタを頼りに勝算の見込みが無いのを承知でそれでもアポを取らなければならないあの辛さ、顧客を前にしてのパチーノがレモンに頼ってクサい芝居を演じるこの映画の最高の見せ場!があるのですが、あのヤバい状況で切羽詰ってクサい芝居を演じる気持も、アラン・アーキンがボソボソ陰で愚痴る気持も、エド・ハリスがブチ切れる気持も、契約をモノにして得意になって自慢しまくる気持ち、そして超高飛車の本部の上司のアレック・ボールドウィン!あれは営業マンにしてみたらたまらんなあ・・・。そんな得意の絶頂も、追い込まれた者の悲哀も、皆が営業マンを見事に熱く演じきった最高に熱い映画です。そしてラストのジャック・レモンの表情(この演技が絶品!)に涙・・・。
とらやさん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-20 19:21:38)
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62.決して大げさじゃない、まさしくリアル営業って感じです!
ホットチョコレートさん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-05-01 00:01:33)
61.ネタバレ セリフをしっかり聞かないとおいていかれますね。「知らない状況に口を突っ込みな」が最後にかかっているわけで、、、
アル・パチーノやジャック・レモンみたいなセールスマンがいたら本当にヤバイ、だまされそう。みなさんくれぐれも悪徳セールスには気をつけましょうね。
maemaeさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-10 11:37:43)
60.いまでこそ超一流のあのケビン・スペイシーが、なんと『若造』扱い! すごすぎる!特に高価なセットを使ってるわけでもありません。役者の演技だけで淡々と進むのに、全員が鬼気迫る演技を魅せてくれる。冒頭から終業まぎわで、しかも雨。しかしそれでも「契約取ってこい!」のアレック・ボールドウィンの罵声。営業やってる僕らからすれば、よーく分かる…。男尊女卑とかで思われたくないんですけど、同じ専業主婦の方でも、家でふんぞり返ってせんべい食ってる主婦とかに、あんたのご主人はこんなに頑張ってるんだぞ!と、ぜひ観せてやりたい、骨太な映画です。最近、リフォーム詐欺とか問題になってますが、どんな会社の営業マンだって、実態はこうだと思います。ジャック・レモンが愛弟子アル・パチーノのために顧客のふりをするシーンなぞ、2人が大物俳優とかいう以前に、脚本にぞくぞくしてしまいます。コメディしか観てこなかったのですが、ジャック・レモンの老獪ぶりが凄まじい。なんでこの演技でアカデミー賞に引っかからなかったのか、全く理解できませんヽ(`Д´)ノ この映画のDVD化を何年も待ったかいがありました。さすが現代最高の演劇作家が作り上げた作品です。
どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-30 23:27:40)
59.ネタバレ 同じ「摩天楼」の付く作品に投稿してコッチにも入れたく成りました。同じ様な題名でも中身はまったく違いますが どちらも好きです(笑)

この映画は舞台劇を映画化したかの様で台詞が異常に多く、初めて見た時は面食らいましたが作品としては非常に出来が良いのでアットゆう間に見終わってしまいました。私が観たのは日本語吹き替え版のDVDですが 

コレ、字幕だと台詞追い切れるかどうか自信が有りません^^;それ程台詞の多い映画です。

ストーリーは売れないセールスマンの悲哀を描いた物ですが その根底にはこの頃(より少し前まで)の大不況下に有ったアメリカと一見自由で民主的なアメリカ社会が内包する矛盾や

ドラスティックで皮肉に満ちた側面を見事に描いています。成績が上がらず次第に追い詰められて行く老セールスマンと それを内心ほくそ笑んで冷ややかに見つめながらも肩を叩いて励ます同僚。

転勤して来た新任の若い上司との確執など、少し極端ですが 現実に有る一般社会の縮図を切り取ったかの様な筋立ては見ていて少し憂鬱に成る事もしばしばでしたが 

しかしそれを補って余り有る独特の台詞がマシンガンの様に飛び交って もうグイグイと劇中に引き込まれてしまいます。

ココ近年借りて来て見た映画の中では1,2の出来だと感じました。見て損は無い映画です。
一般人さん [DVD(吹替)] 9点(2004-04-30 20:12:58)
58.面白い。アルパチーノ目当てで見たけど、こいつは掘り出し物です。
これほどの映画が何故あまり知られていないのか・・・
さん 9点(2004-01-20 00:16:13)
57.アルパチーノの怒りの演技に涙です。すぐにもう一度繰り返し観ました。
レンジさん 9点(2003-12-13 22:50:57)
56.ネタバレ この映画の最大の面白さは、演出だと思います。色の使い方、効果音の盛り上げ方・・大好きな作品で、DVD化してほしい一品。見終わったあと、繰り返し見たい、保存用にしたい。なぜ満点ではないのか・・ちょっと濃い。それと、脚本に曖昧なところがある。ケビン・スペイシーがジャックレモンの嘘に気づく、クライマックスのオチに説得力が欠ける。何度見てもこの場面は、ようわからんまとめかただと思う。
けど、アラン・アーキンのぶっとぼけぶりと、絶対いそうなエド・ハリスのコンビのやり取りは、私的には、パルプフィクションの、トラボルタ&サミュエルコンビを髣髴とさせ、かなり好きだ。ケベン・スペイシーの、お前が嫌いだからとジャック・レモンに言う嫌味な演技、私も相当ジャック・レモンの哀れな役に嫌気がさし、(同感、けどそれ以上にあんたのほうが)と思わせたさすが!アル・パチーノはやっぱり、なごやかなラストが好き。
とにかくみんな怒ってます。パチーノの客は情けない役でしたが、未来世紀ブラジルの主役だった・・タランティーノがお好きな方にお勧め。
アルメイダさん 9点(2003-11-18 15:12:54)
55.こんなに悲しくて哀れな作品なのに忘れることができないのは、出演者それぞれの性格と演技の素晴らしさ。勿論豪華な出演陣で誰を良しとするかで好みが分かれそうですね。私はジャック・レモンですが、エド・ハリスも、パチーノも大好き。あぁ、また見ようかな、ちょっと悲しくなっちゃうけど。
俄映画好きさん 9点(2003-05-24 23:19:00)
54.比較的地味なテーマにもかかわらずこれだけ見ごたえのある映画になるということは役者陣の演技力の賜物でしょうな。アル・パチーノのケレン味溢れる演技を堪能出来る映画、そしてジャック・レモンは素晴らしい俳優だなと・・・ただラストでジャック・レモンの話の矛盾点に気付く時のケビン・スペイシーの表情に少なからず違和感を感じた。
X-1さん 9点(2003-05-14 06:19:54)
53.この映画はジャックレモン祝復帰作として見ました。「ミスタア・ロバーツ」もしかりで、物語の展開が少なければ少ないほどこの俳優の人間的な魅力が伝わるようで、つまりは本当に(役作りの)実力があったという事ですね。ハリウッドは惜しい財産を失いましたね。舞台劇のようでもあり、役者として演じ甲斐のある素晴らしい人間ドラマが描かれた映画でした。
stoke on trentさん 9点(2002-10-06 17:38:51)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 72人
平均点数 7.39点
000.00%
100.00%
222.78%
300.00%
434.17%
579.72%
61318.06%
779.72%
81520.83%
91622.22%
10912.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.20点 Review5人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1992年 65回
助演男優賞アル・パチーノ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1992年 50回
助演男優賞アル・パチーノ候補(ノミネート) 

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