映画『震える舌』の口コミ・レビュー

震える舌

[フルエルシタ]
1980年上映時間:114分
平均点:6.66 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-11-22)
ドラマホラー医学もの小説の映画化オカルト映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2013-10-02)【イニシャルK】さん
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監督野村芳太郎
キャスト渡瀬恒彦(男優)三好昭
十朱幸代(女優)三好邦江
若命真裕子(女優)三好昌子
中野良子(女優)能勢
宇野重吉(男優)小児科医長
北林谷栄(女優)昭の母
蟹江敬三(男優)山岸
梅野泰靖(男優)昭の兄
中原早苗(女優)貞恵
矢野宣(男優)私立病院医師
佐古正人(男優)
谷よしの(女優)
村上記代(女優)
加島潤(男優)
山本幸栄(男優)
脚本井手雅人
音楽芥川也寸志
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「無伴奏チェロ組曲」より
撮影川又昂
製作野村芳太郎
織田明
配給松竹
美術森田郷平
衣装松竹衣裳株式会社
編集太田和夫
録音松本隆司(調音)
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
団地に住む夫婦の幼い一人娘昌子の風邪の症状が、なかなか治まらない。そればかりか、口を閉じたまま開けたがらず、奇妙な歩き方を始める。何度も医者にみせてるが、そのたびに心配ないと帰される。しかし、つてをたどって受診した大学病院の詳しい検査で、破傷風であることが分かり、即入院となる。一切の刺激を避けるために光を閉ざした病室で、痙攣発作を繰り返し、幼い身体で苦しむ昌子。両親は看護に疲れ果てていく…。◆千葉葛西の平和な一家を襲う破傷風の恐怖を描いた映画。三木卓の同名小説を映画化。
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💬口コミ一覧

32.うぇ~ん(T0T)、えらいもん見てしもたぁ~!!!近所の川で遊んでいた為に重度の破傷風にかかった子供の闘病生活のドラマなんですが、とにかくこの子役が卒倒するくらいの演技!「エクソシスト」のリンダ・ブレアも尻尾を巻いて逃げだすくらいの演技です。ビデオのパッケージには「ある朝、少女は悪魔と旅に出た...」いかにもオカルトっぽい展開を期待したんですが、物語は前述のように病気と闘う親子の物語。しかしもう、ほんとその辺のオカルトより数段怖いです。ちょっとの音にも敏感に反応し、痙攣を起こし体を傷つけてしまう毎日。その「来るぞ~、来るぞ~」な展開に汗だくです。両親には渡瀬恒彦に十朱幸代、この二人は度重なる痙攣に、精神まで衰弱していく子供を心から心配しながらもそのどこかで自分は感染しないかと恐怖におののく。この心理描写があまりにもリアルでした。とにかくこの作品を観るには色んな意味で勇気がいります。僕も現実逃避して旅に出ようかと思ってしまいました。まじ、こえ~ヨ!
さかQさん 7点(2002-01-05 01:59:06)
31.【さかQ】さんならずとも、ホラー映画かと思いきや親子の壮絶なる闘病記だったとは、当時は相当裏切られました。カーテンを閉め切った真っ暗な部屋でただひたすら娘の回復を願う無力な両親。これはその経過を描く映画なので、ラスト、目が点になる程あっさり終わってしまうのは、ちょっと映画の雰囲気を壊しているような気がしました(でも子供の回復って結構ケロッとしてるから、こんなもんかな)。ということで、4点献上。
sayzinさん 4点(2002-01-07 20:24:17)
30.一度、この映画を観れば、誰でも「絶対に破傷風にはかかりたくない!」と心の底から思うでしょう。それほど、破傷風を患い病気と闘う幼い少女の演技が迫真で、描写も生々しいです。また、追い詰められた状況での人間のエゴや醜さ、それと矛盾する愛情との嘉藤など、壮絶に破傷風と闘う娘の両親の姿を通して垣間見ることが出来る。そして、これもまた生々しく描写されている。最後は拍子抜けなほどあっけない。まあ、ある意味でリアルなのかもしれないですが、やっぱり物語の流れには沿わないと思う。必ずしもお勧め作品とは言い難いけど、何となく多くの人に見てもらいたい、トラウマ的要素を秘めた映画。
鏡に萌え萌えさん 7点(2002-04-17 04:42:46)
29.巷(2ch)でトラウマになるくらい凄っえぇ怖い映画と紹介されていて、どんな怖い映画なんだろう、とワクワクしながら見たので、まあ正直な所最初は拍子抜けした。が、映画の出来が素晴らしくて、そんなことは最初の15分でどうでも良くなってしまった。まあ皆さんが言及している通りで、なんかとんでもない病気なんじゃないのかな、と不安を抱かせる序盤から、破傷風に苦しむ娘、徐々に精神に異常をきたしてくる両親の描写など、映画が終るまで一秒も目が離せない。こんだけ人を惹き込む力のある映画も珍しいんじゃないかな。ラストがなんかビックリする程あっけないのが残念。もう一山あっても良かったんじゃないかな。ラストに至る過程で若干物足りなさを感じたが、終り方自体は大満足。あんなに苦しんで結局死んでしまったら、本当に救いの無い映画になってしまう。なにはともあれ是非とも一度見てみることをお勧めします。
さん 8点(2002-05-30 05:26:09)
28.地味なんですけどすごく印象に残る作品。あの「のけぞり舌噛み切りポーズ」を観たらたいていのホラー映画はかげがうすくなっちゃいます。
KENさん 6点(2002-07-09 04:38:26)
👍 1
27.この映画は俗に言う「オカルト」や「ホラー」として作られたんでしょうか?それとも純粋に「闘病もの」なんでしょうか?私が勝手に思ってるのは、この映画、かなり「エクソシスト」をヒントに作られたんじゃないか・・・って。だから、やっぱりジャンルとしては「オカルト」なんでしょうね。私は映画で怖がらない方だけど、この映画は怖かった・・・多分、今迄観た映画で一番怖かった。目を背けたくなる様な怖さではない。心理的にくる怖さ。でも、観る者を釘付けにするストーリーで最高におもしろい映画なので人にも薦めてしまいます。邦画としては上出来でしょう。
窓歌さん 9点(2003-08-20 17:57:16)
26.破傷風かかった少女の闘病記なんですけど・・・怖い、下手なホラーより怖いよ!破傷風の病状ってほんとにあんななんですか?恐ろしい。「イーーーッ(少女の声)」トラウマになりそう。泥遊びなんて恐ろしくて出来ませんね(わたしはすでにおっさんですけど)、まったく。
カズゥー柔術さん 7点(2003-10-22 17:23:50)
25.ネタバレ 破傷風の怖さと、闘病する幼女の圧倒的演技に”卒倒”しました。また、壮絶な看病を通して、親子とは言えキレイ事だけでは割り切れない、人間のエゴと愛情の葛藤を、生々しく効果的に描いていました。
あのラストは賛否が別れそうだけど、隠れた邦画の名作だと思う。
もえたんさん 7点(2003-12-17 01:16:33)
👍 1
24.中野良子の女医ぶりが凛としてしていて、色っぽい。邦画はこの頃は勢いがあった。ところで、この時代、破傷風って、そんなに気づきにくい病気だったのだろうか?原作の小説が世に出る以前、子どもだった私は深い傷を負うたびに、母(看護婦)が強く破傷風を心配したのを覚えている。なにしろ、そのたびに、破傷風がいかに大変な病気で、その治療が凄絶かを聞かされていたので、子どもごころに強く印象に残っている(その前に、予防接種をうっておこうよ、と今になって思う)。
みんな嫌いさん [ビデオ(邦画)] 5点(2004-03-27 10:33:21)
23.昔、地上波(と言っても当時は地上波しかなかったもんね)一度見たきりですが、強く印象に残ってます。「破傷風」がこんな恐ろしい病気だと初めて知りました。両親が涙と汗でボロボロになりながら必死に我が子を見守る(そうなのよねぇ。見守ることしかできないのよねぇ)姿に感動しました。
nizamさん 8点(2004-03-31 12:51:03)
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22.ネタバレ ああ~女の子、死ななくて良かった・・・と心から思った。
突然の病魔に少女も、その両親も極限まで追い詰められます。あまりにも過酷で生生しいです。恐怖映画の域に達してると言っていいでしょう。ああ~歯をペンチで抜かないで~~!
次郎丸三郎さん [ビデオ(邦画)] 7点(2004-09-22 23:06:35)
21.私も高い評判を聞いてから観たクチで、期待が大きすぎた、というのが正直な感想です。破傷風の恐怖と、心理的に追い詰められていく夫婦には、観客を釘付けにする迫力があります。それはいいでしょう。しかし、本作には今ひとつ焦点を絞りきれてないような印象を受けます。例えば、父親の昭(渡瀬恒彦)が転ぶシーンがありますが、これが破傷風の感染によるものなのか、単に焦っていたのかどうかわからない。こういうはっきりしない場面が結構あります。そもそも本作はホラーなのか、ヒューマンドラマなのかもはっきりしないのです。それともこのような構造によって、作品に多角的解釈が与えられているのか?いろいろ考えましたが、やはり絞った方がいい、テーマがはっきりした方がこの作品はよくなる。私はそういう結論に達しました。とはいえ、本作がサスペンスフルな秀作であるのは間違いないと思います。
円盤人さん 6点(2004-10-07 00:54:38)
20.ネタバレ 全体を通じてなかなか力が入っており、特に子役の少女の気合の入り方は驚嘆すべきであるが、結局、中身としては発作→救命措置が繰り返されるだけであって、単調な感は否めない。主演が渡瀬恒彦というのも、どこか常人離れした雰囲気が漂っていて、「どこにでもいるお父さん」の雰囲気が削がれている(こういう役は、勝野洋とか本田博太郎で見てみたかった)。中野良子が女医役にあまり合っていなかったのも意外。などと言いつつも、光の刺激を避けるために病室内は常時真っ暗という前提条件をフルに生かした作品世界の統一性(逆に、数少ない外のシーンが何とも眩しい)は強烈だったのでこの点数。
Oliasさん [DVD(邦画)] 7点(2005-06-16 02:51:07)
19.ネタバレ 破傷風を題材にし、大変真面目に作られた映画です。娯楽性など皆無といってよいでしょう。外で遊ぶとき、錆びた釘には注意しなさいと、さんざん親に言われたものでした。 わくわくと面白い映画ではありませんが、見る価値はあります。この映画は公開当時オカルト映画のように宣伝されたのですが、映画の本質を理解していない映画会社は野村芳太郎に土下座すべきと思います。
ジャッカルの目さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-04-12 21:46:14)
18.ホラー映画ではありません。幼い女の子とその両親が病に立ち向かう壮絶な闘病ストーリーです。それなのにラストはあまりにもあっけない。
☆Tiffany☆さん [地上波(邦画)] 5点(2007-08-11 09:13:12)
17.昔テレビで一度見たきりですが、めちゃくちゃ印象に残ってます。(大人になってから原作買って読みました。結構忠実。)医療ものなんだけど、本当にヘタなホラーより怖い。今まで見た中で一番怖い邦画です。邦画には中々いい子役がいませんが、この子の迫真の演技はすごい!破傷風の症状「後弓反張」を知った時、あのえびぞりのことだ!とすぐこの映画を思い出しました。酷いとあれで脊椎折って死んでしまうそうです。本当にそうなりかねないような演技してましたね・・・ああ恐ろしい。両親の看病疲れ・うつされるんじゃないかという無知から来るエゴ、それと愛情との葛藤、人間ドラマもよく描けています。結末は賛否両論のようですが、私は「チョコパン食べたい」に素直に感動してしまったクチです。
あっかっかさん [地上波(邦画)] 8点(2009-01-14 13:50:14)
16.子役がすごい……!あんな演技ができる子がこの時代にいるなんて。あのつんざくような「い゛―――――――――」って、すごくこわかったです。
でも十朱幸代には同感できなかった。渡瀬恒彦も父親には見えなかった。いやーしかしあの子はすごいー!
まりんこさん [DVD(邦画)] 6点(2009-01-23 22:18:52)
15.映画そのものの出来や子供の演技は素晴らしいと思います。でもあまりに悲惨すぎて、2度と観たくない作品のひとつです。
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-23 01:51:58)
14.ネタバレ よくある難病をテーマにしたヒューマンドラマには違いないと思うのだが、野村芳太郎監督は破傷風という病の怖さを「八つ墓村」のようなオカルト・ホラータッチで描いており、一部で言われている「ホラー映画よりも怖い映画」、「トラウマ映画」という評判が納得できるほど怖い映画だった。それでも、父親(渡瀬恒彦)の破傷風に対する偏見や、母親(十朱幸代)が壮絶な看病の果てに精神的に参ってしまうあたりはとてもリアルに感じられたし、この両親の娘に対する愛情の深さや心の葛藤もよく描けている。しかし、だからといってこの二人に感情移入できたかといえばそうではなく、最初から最後まで傍観していたというのが本当のところ。それよりも破傷風に侵される娘を演じる子役の演技がすごく、この映画のオカルト・ホラー映画のような演出とマッチしていて、それも難病に立ち向かう一家を描いた人間ドラマというよりもホラー映画という印象のほうが強くなってしまう一因だろう。また、結末もあれだけ深刻だったわりには唐突にえらくあっさりと回復の傾向が見えて終わるため、結局この映画は破傷風の怖さをオカルト映画のように表現したかっただけのように思え、難病に立ち向かう家族を描いたドラマとしてはちょっと物足りなく、見終わってもホラー映画という感覚が抜けない。一応、野村監督は破傷風の怖さとともにこの家族の人間ドラマも描きたかったようだけど、どうしても(さっき書いたようによく描けてはいるが。)破傷風に苦しむ子供のインパクトに人間ドラマが負けてしまっている。ただ、(何度も言うが)実際はホラー映画ではないにも関わらず、一級品のホラー映画のような印象が残り、少々過剰にやりすぎとも思うし、全く逆の結末のほうがよかった気もするが、破傷風の怖さが十分すぎるほどつたわってくるので、難病の啓発映画としてこれ以上のものはないのではないかと思う。(それでもやっぱりやりすぎだよなあ。)ペンチで歯を抜くシーンの医者のセリフもすごすぎる。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2011-12-01 14:53:45)
13.親子、夫婦の絆、感染の恐怖などを描いた作品だが、総体的には闘病記といった印象で、
内容そのものは命をテーマにした、テレビのスペシャルドラマとほぼ変わらないです。
本作から一番伝わってくるのは破傷風の怖さ。ややホラータッチの演出がいかにも映画らしくて、
その点では妙味あり。ちょっと面白かった。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 4点(2012-01-13 02:18:45)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 6.66点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
439.38%
539.38%
6928.12%
7928.12%
8412.50%
939.38%
1013.12%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.80点 Review5人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review3人

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