映画『助太刀屋助六』の口コミ・レビュー

助太刀屋助六

[スケダチヤスケロク]
2001年上映時間:88分
平均点:5.97 / 10(Review 36人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-02-16)
アクションコメディ時代劇TVの映画化漫画の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-10-22)【イニシャルK】さん
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監督岡本喜八
助監督佐藤闘介
キャスト真田広之(男優)助太刀屋助六
鈴木京香(女優)お仙
村田雄浩(男優)太郎
仲代達矢(男優)片倉梅太郎
小林桂樹(男優)棺桶屋
岸田今日子(女優)オトメ
鶴見辰吾(男優)脇屋新九郎
風間トオル(男優)妻木涌之助
岸部一徳(男優)榊原織部
本田博太郎(男優)堀田某
竹中直人(男優)
嶋田久作(男優)
伊佐山ひろ子(女優)
佐藤允(男優)
天本英世(男優)
田村奈巳(女優)
滝藤賢一(男優)
原作岡本喜八「助太刀屋」(ペンネーム「生田大作」)
脚本岡本喜八
音楽山下洋輔
撮影加藤雄大
製作日活
フジテレビ
製作総指揮中村雅哉
企画西岡善信
岡本みね子
プロデューサー能村庸一(協力プロデューサー)
佐藤闘介(アシスタントプロデューサー)
配給東宝
美術西岡善信
編集川島章正
照明中岡源権
その他東京現像所(現像)
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💬口コミ一覧

36.ネタバレ 真田広之主演による時代劇と言えばおそらく世の多くの映画ファンは「たそがれ清兵衛」かもしれないが、私は違う。「たそがれ清兵衛」より早く作られ、公開した年は同じ2002年である。「たそがれ清兵衛」がやたら高評で多くの賞を獲得した中であまり取り上げられることもなく、その年のキネマ旬報でも無視されているような結果になっていたが、映画としの面白さ、時代劇としての面白さで完全にこっちのが上だと私は思う。何しろ主演の真田広之が活き活きとしていて演じている本人が物凄く楽しそうであるのが良い。やはり役者、特に主役が楽しそうに演じている映画はそれだけで観ていても気持ち良くなれるので私は好きです。冒頭のあの砂煙りの中、一人刀を振り回しまるで子供のように楽しそうにしている姿、そして、そこに現れる大勢の子供達、このシーンだけでも真田広之同様、監督である岡本喜八監督もこれから面白いものを見せてあげようではないかという心意気が伝わってくる。脇を固める俳優陣にしても芸達者な顔ぶれが揃い、その中で伸び伸びとしている真田広之、そんな真田広之が仇討に乗り込む時に言う台詞「これから二人ほど斬るが他の人は邪魔になってはならない」とか「ここら辺でお開きにしよう」とか何だか寅さんみたいで笑ってしまう。ラスト、馬に乗って去っていく真田広之と鈴木京香のツーショットなどは岡本喜八監督が西部劇ファンであることの証であり、遺作にして最後まで娯楽映画に徹しようとして遊び心を忘れなかったこの岡本喜八監督という監督の素晴らしさ、多くの映画監督は晩年、特に遺作ともなると娯楽よりも芸術志向に走るものだが、最後まで娯楽に徹して楽しませようと言う監督の心意気を私は評価したいと思います。最後にあのジャズの音楽も時代劇とよくマッチしていて良い雰囲気を醸し出していることを言わせてもらいこの映画についてのコメントを終えたいと思います。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-08-23 10:08:28)
👍 3
35.ネタバレ サクっと見られる軽妙時代劇。尺も短く、堅いこと考えずに気軽に楽しめるのがいい。ご都合主義や、オーバーアクションも全然気にならないのは、役者にのびのびと演じさせて、それが見ているものに心地よさを与えている監督の手腕なのかな。出演している役者が、みんな、私の好みだから余計そう見えるのかも。特に仲代達矢の存在感は抜群。音楽もすごく乗りが良くて、時代劇なのに全編ジャズっぽく、それが全く違和感なく場面の展開と見ているものの気持ちとをシンクロさせてくれる。岡本喜八監督の作品は、楽しい映画を楽しく作って楽しく見てもらおうという感じが伝わって来て、娯楽に徹してて、凄い映画だろう、いい画だろうという押し付けがましさがないのがいい。
nobo7さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-27 01:35:59)
👍 1
34.気軽に見れておもしろかった。けど助六はバチ当たりなヤツだなー(笑)
ゆうろうさん 8点(2003-08-27 19:07:42)
33.「たそがれ~」ばっかおっきく取り上げられてて非常に不満。これと「EAST MEETS WEST」があってこその清兵衛ではなかったのか!? こういうつきぬけた明るさの岡本作品が大好きです。
リコシェ号さん 8点(2003-02-11 20:55:43)
👍 1
32.時代劇って、なんかお気軽だなあという感じでした。一緒に敵討ちした風間が殺されても平気な鶴見にはびっくりした。もっとびっくりしたのは24才という真田の役だった。その上をいったのが鈴木さんがおそらく10代の役だったことだ。テンポが良くておもしろかったけど、だまされたままの村田のことが気がかり。人生踏み外すなよー。
ちゃるさん 8点(2002-03-06 16:17:10)
👍 1
31.いや、いいよ、岡八!!近年のリアル路線よりも軽快な娯楽時代劇として上手くまとめてる。話はこじんまりしてるけど、話をそれ以上に展開させないやりくちなんか巧妙だとあたしは思いました。【ちっちゃいこ】さん、この面子でこのメンツで「おぼこ」やらの話なんだけど、昔の時代劇の役者に比べりゃ若いっスよ。あの演技を今の「おぼこ」にやらせようたって、そうは出来ない。(笑)あと、問題は方言だね。上州弁がどうしても鈴木京香はずうずう弁っぽくなってるし、岸田今日子もそれに引っ張られてる感が強かった。真田も信州訛らしきものがちらほら、いちばん上手かったのは小林桂ニでこれは群馬出身だから当然、で次が村田雄浩なんだけどこれがハッキリしていて映画的にも方言的にもよかったかな。あたしの見ている周りは殆どお年寄だったけど、実に楽しそうでした。こういう映画をもっと作って欲しいものです。
奥州亭三景さん 8点(2002-03-04 12:55:16)
👍 1
30.仲代達矢の凛とした佇まいと、真田広之の溌剌とした立ち居振る舞いが印象的。お二方とも体幹がしっかりしているのでしょう。別にセリフがなくても、いるだけで絵になる感じです。岸部一徳とか村田勝浩とか本田博太郎とか、20年前も今も役どころがまったく変わっていなくて笑えます。これはこれですごいことなんじゃないかと。一方でオロオロする岸田今日子は新鮮でした。
要するに痛快娯楽時代劇ということで、日本映画にしては珍しいほどテンポよく、サラッと見れます。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-17 23:39:23)
29.映画において、あまり構図がキマり過ぎるのも、機械的な感じがしてきてちょっと居心地が悪くなるもの。だけど本作はむしろその路線をとことん突っ走って、大いに遊んでいる、という印象。真田サンもひときわ大仰な演技でその路線に乗っかって、なかなかに愉快な世界を繰り広げてくれます。
最初の方は、陰気で不気味ですらある岸田今日子のナレーションとか(本人は普通にしゃべってるだけだと思うが)、棺桶屋の小林桂樹が何度も槌で指を打ってしまうシツコさとか、少々まどろっこしいところもあるけれど、心配ご無用、物語は次第にテンポを上げ、またテンポが上がるに従い、これが絶望的な復讐譚なのか、単なるオチャラケのオハナシなのか、よくワカラなくなってくる。そして、ワカラなかろうが何だろうが、突っ走り出したらもう止まらない。
だいたい、「助太刀屋」って一体何なんだか、他人の仇討ちの助っ人が専門、というのも随分ヒネた話だけれど、いよいよ自分が仇討ちをする段になってもまだ、「助太刀」を言い訳にしないと動けない、ってのがさらにヒネていて。ラストでもまた軽くいなされてしまう、つかみどころの無さが、スピード感と相俟って心地いい。
90分弱の、そんな小品。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-24 21:01:58)
28.時代劇が画一化して、衰退していく時代、このようなサクッとした時代劇もありかなと思う。キャストも、シナリオも新しく奇抜なことを始めるのは、難しく、違和感があるのは仕方ないが、楽しく軽く流せてみられる時代劇はありだと思う。
minさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-03 20:46:34)
27.賛否が極端に分かれてますね。でも、90分の小品としては、十分楽しめたかな。製作に当たっている映像京都は、大映が倒産したあとに残ったスタッフや監督たちが立ち上げた、プログラムピクチャーを支えた職人集団。市川版の映画版『帰ってきた木枯し紋次郎』や、最近の山田洋次監督の時代劇も支えている。今回もかつての大映映画を思い起こさせる職人芸が光ってる。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-07-17 21:28:33)
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26.これが岡本監督の遺作になってしまったのかな・・・規模は小さいけど、岡本監督らしい(多分)日本的な泥臭さと軽妙なファンキーさが同居した、良い作品だと思います。ピョンピョン跳ねる真田広之のイキが良くて、楽しいですね。鈴木京香演じるおぼこ娘(どうでもいけど「おぼこ」って漢字で書くとちょっと凄いよね)も良い感じにドン臭くて可愛かったと思います。
ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-16 16:35:19)
👍 1
25.仲代さん、腕細すぎーーw
斜心01さん 7点(2004-03-05 21:22:42)
24.真田広之の持ち味が存分に出た活劇。少々こぢんまりしすぎているのが残念だが、真田・村田の軽妙なやりとりが面白い。ラストも爽快! さすが岡本喜八だなと納得。ちなみに、本作は某映画祭で観たのだが、ゲストとして岡本監督が登場。しかし、言葉がうまく話せず、横にいた村田雄浩さんが一生懸命通訳していたのが可笑しく、印象的だった。岡本監督、まだまだ活劇を撮り続けてくださいね。
恭人さん 7点(2003-11-30 21:12:25)
23.この映画を見て真田広之のファンになった。まさに痛快、予想以上の面白さでした。
いざ、ベガスさん 7点(2003-11-25 01:27:53)
22. 気軽な時代劇で見やすかった。
相対性理論2さん 7点(2003-05-13 18:36:23)
21.老いて益々というか安心して楽しめる喜八ワールド。難しいことは考えず楽しみましょう、そして人情話にホロッっとしましょう。
亜流派 十五郎さん 7点(2003-05-12 22:10:34)
20.堪能させていただきました、喜八ワールド。とりあえず、喜八監督は健在でございました。お話的にもコンパクト(約90分)にまとまっていて、集中してみることが出来ましたよ。わかりやすいけど底が浅いわけではないのでもう一回くらい見たいかも。エンドロールに流れてくるスタッフの名前が異常に少ない!低予算、スタッフ少人数で作ったのでしょうか?そういえば、キャストに天本英世と佐藤みのるの名前が、、、、どこに出てたんだ~!!
ありんさん 7点(2002-03-07 16:39:26)
19.真田広之さんがノリノリで楽しそうで、それだけで嬉しい。
アクションキレキレだし、スタイルが良いし、軽やかで笑えた。

ストーリーは素朴な感じだがジャズと時代劇なのだから、まあいいか(笑)

さくっと観られて満足。
たんぽぽさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-04-08 17:03:50)
18.真田広之の江戸っ子なしゃべくりが気持ちよい。90分もないシンプルな仇討ち物語はちょっと物足りない。祭囃子風ジャズのBGMは堪らなくかっこよい。晩年の喜八監督が肩の力を抜いて作ったと思われる現代的センスの軽快で粋な小品時代劇。
すべからさん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-31 00:01:39)
👍 1
17.こういう人情もの大好きです。結末も気が利いている。お話だけで言えば、9点、10点付けたいくらい好み。でももうひとつ乗り切れませんでした。ケレン味の強い芝居、演出に違和感を覚えました。鈴木京香の言い回し、真田広之のオーバーアクション、小林桂樹の芝居。どれも居心地がわるい。テンションが自分と合わない舞台を観ているような感覚。落語のイマジネーションをそのまま映像化すると、こんな感じでしょうか。慣れればきっと、悪くないでしょう。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-07-05 18:10:46)
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【点数情報】

Review人数 36人
平均点数 5.97点
000.00%
100.00%
225.56%
325.56%
438.33%
5411.11%
6822.22%
71130.56%
8616.67%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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