映画『モンパルナスの灯』の口コミ・レビュー

モンパルナスの灯

[モンパルナスノヒ]
Montparnasse 19
ビデオタイトル : Les Amants De Montparnasse
1958年上映時間:108分
平均点:6.89 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
公開開始日(1958-09-30)
ドラマラブストーリーモノクロ映画伝記もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-29)【Olias】さん
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監督ジャック・ベッケル
マックス・オフュルス(ノンクレジット)
キャストジェラール・フィリップ(男優)モジリアニ(アメデオ・モディリアーニ)
リリー・パルマー(女優)ベアトリス・ヘースティングス
レア・パドヴァーニ(女優)ロザリー
リノ・ヴァンチュラ(男優)画商 モレル
アヌーク・エーメ(女優)ジャンヌ・エビュテルヌ
リラ・ケドロヴァ(女優)スボロウスキー夫人
ジュディット・マーレ(女優)
露口茂モジリアニ(アメデオ・モディリアーニ)(日本語吹き替え版)
三條美紀ベアトリス・ヘースティングス(日本語吹き替え版)
福田豊土(日本語吹き替え版)
中村たつスボロウスキー夫人(日本語吹き替え版)
脚本ジャック・ベッケル(ノンクレジット)
アンリ・ジャンソン(ノンクレジット)
音楽ポール・ミスラキ
撮影クリスチャン・マトラ
その他マックス・オフュルス(dedicatee)
あらすじ
天才画家ではあるが、人生の運び方に難ありのモジリアニは、やがて数奇な運命に翻弄されていく・・・画家“モジリアニ”の人生をドラマティックに描いた伝記映画。主演は、フランスの美男子俳優、ジェラール・フィリップ。共演にアヌーク・エーメ。
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💬口コミ一覧

28.モジリアニの生涯を描いた映画。けだるく、暗く、そして悲しい。主役のジェラール・フィリップのカッコよさ、妻ジャンヌ役のアヌーク・エーメの透き通るような美しさが余計切ない。最後のシーンはあんまりだ・・・(昔の映画はハッピーエンドとそうでないのがホント、ハッキリしてるよね) ジェラール・フィリップが映画公開翌年にモジリアニと同じ36才で亡くなったこと、そして実際の妻のジャンヌはモジリアニが死んだ翌日に自殺しているという事実がなおさら胸を打つ。この切なさに8点。
下目黒さん 8点(2002-02-28 16:25:25)
👍 1
27.私にとってのパリ、そして芸術家というものを体言してくれた映画。カルチェ・ラタンに宿を取ってパリで遊学していたことがあるので、痛いほど映画に漂う空気が理解できました。そしてジェラール・フィリップの美しさ!アヌーク・エーメの清楚さ!50年代のフランス映画って美形俳優満載だったんですねえ。しみじみ、芸術家には理解者が必要なのだと痛感しました。
ななさん 8点(2003-02-19 20:16:52)
26.人生の皮肉を描いた映画。
ooo-oooo-oさん 1点(2003-03-16 21:06:26)
25.とにかく主演の二人が美男美女。それだけでも楽しめる。36歳の若さで早世したジェラール・フィリップだが、もし長生きしていればアラン・ドロンなんて歯牙にもかけない俳優になっただろうな。フランス俳優の魅力はハリウッドの連中にはない内面から滲み出る色気だと思う。
カテキン・スカイウォーカーさん 8点(2003-04-15 21:27:37)
24.いい映画なんだろうけど、現代の映画を見慣れている世代にとっては退屈かも。
レンジさん 4点(2003-04-25 21:20:45)
23.実際、この映画を観てモジリアニを知った。全く売れない絵、それでも描き続ける魂。ジェラールの演技自体もあろうが、設定が人によっては共感をもつのではなかろうか。また彼の瞳のもつ訴える力は感じる。花さける騎士道などの他の作品とその演技をくらべてみるのも面白い。
トラヴィスさん 7点(2003-06-16 10:04:38)
22.モジを熱演しているジェラールがカッコ良すぎですね。繊細さや美しさはそのままなのに、ささくれた精神を痛いほど感じます。それに、女優陣も美しい。ボロウスキーも渋い。キャストは完璧です。アメリカの金持ちのホテルの部屋でゴッホの言葉を口に出すモジの表情に感動しました。ラストシーンは、『Fine』じゃねーよ!と、切なさに声をあげてしまいました。
feroさん 7点(2003-12-08 11:38:26)
21.ジェラール・フィリップに尽きる。
カイザー・ソゼさん 8点(2004-01-21 01:49:47)
20.「穴」の監督がこんなに甘く切ない映画も撮ってたなんて! アヌーク・エーメとジェラール・フィリップが、デートの終わりに分かれるシーン(二人が別の通りに入っていくシーン)がよかった。モジリアニって知らなかったけど、調べてみる気になりました。しかし、ジャック・ベッケルの映画はほんとうにはずれない。
wunderlichさん 8点(2004-06-04 22:12:51)
19.ネタバレ 始めの二人が出会うシーンは微笑ましい感じでみていられるけど徐々に切なくなっていきました。才能があってもそれを認められるには厳しい現実が待っているんだね…世間の風当たりは冷たいし、人間性を否定される辛さ、ラストなんてホント皮肉ですよ。それでも自分の信念を貫き絵を書き続けた彼と、ずっと信じ支える妻には胸を打たれました。彼女がいなければあのころのモディリアーニの絵は無かったんじゃないかな。
mamimamiyaさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-05 14:50:30)
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18.ネタバレ ジェラール・フイリップが、モジリアニのありとあらゆる感情を、事細かに演じる姿を見て、あっというまに引き込まれてしまった。絵の才能を認められぬまま、悲しい最期を迎えてしまったモジリアニ。ラストで画商が彼の死後、妻が待つ彼のアパートを訪れ、彼の絵を買う姿は、何ともいえず複雑な感情が心の中を漂った。ただ、素敵でカッコよいというだけではなく、素晴らしい演技の才能を兼ね備えているジェラール・フィリップ。まだ、この作品と「愛人ジュリエット」しか見ていないが、機会があったら他の作品も見てみようと思う。
まるこさん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-06 20:14:37)
17.ネタバレ ジェラール・フィリップ特集なる企画で本作品を観ました。それまでに観た彼の作品は女性を口説くシーン満載だったのに対し、この映画での彼はちょっと影がある役柄で新鮮な感じもあって(他の作品とは違い)最後まで飽きずに観れました。
この映画で好きなのは、主人公モジリアニの周りの人に対する誠実さでしょうか。
序盤のベアトリスに対しての暴力を見ると、一見悪い人間のようにも見えるかもしれませんが、ジャンヌに対しての思い遣る気持ち、自分自身が貧乏であるにもかかわらず道で通りかかったバイオリニストにお金を置いていくところ、花を二人分買ったりするところを見ると、実はすごく芯の通った人間なんだと思います。また、アメリカの富豪の所に絵を売りに行ったときに言ったゴッホの言葉を語るシーンなんかは、あぁやっぱりこの人は芸術家だなぁと思い、彼の芸術家としての信念を見ることができて感動しました。
当時のモジリアニの絵を高く評価する人は、アメリカの富豪のように芸術や芸術家を理解しない人だったり、モレノ画商のように非情な人物が多く、彼自身は不運な人生だったかもしれませんが、ジャンヌをはじめとする多くの人に支えられたのは幸せだと思います。
最後にモジリアニの絵を買ってくれて、笑みがこぼれたジャンヌですが、真相を知って自殺してしまったという事を聞くと、何ともやるせなさがこみ上げてきます。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 7点(2006-06-25 17:39:38)
16.ネタバレ あのモジリアニが、不遇だったとは知りませんでした。今では億の単位で絵が売買されているというのに、スケッチが5フランでも売れなかったとは・・・・・。そういう意味では、あのハイエナのような画商の目利きは確かだったわけですね、やり方は許せませんが。
しかし、アヌーク・エーメの美しさは絶品ですね。目の保養とはまさにこういうことを言うんだなと思いながら見てました。それだけに、ラストの笑顔が物悲しいですね。(あの画商は本当に許せん・・・)
この作品では触れられてませんが、モジリアニの死後すぐにジャンヌも後を追うんですよね・・・・そう考えると非常に切ない話です。
TMさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-12 11:59:14)
15.ネタバレ 点数は低くつけたが、破滅的な生き方しかできなかった画家モディリアーニが深く描かれており、よい映画だと感じた。アンディガルシアの「モディリアーニ~真実の愛~」とは異なり、これこそまさにモディリアーニの姿なのではないかと感じた。
彼から「絵画は苦悩から生まれる」という一言を聞けただけで、この映画を観る価値があった。アメリカの金持ちに自分の作品を買われそうになったときに、彼が逃げてしまったのもなんとなく分かる気がした。一人の金持ちにそこそこの値段で買われるのならば、生活に余裕がでるだけであり、さほど自分の生活が劇的に変化することはないだろう。しかし、商標として、全世界ありとあらゆるところで自分の作品が人々の目に触れるようになると、否応なく注目されてしまい、自分が自分でなくなってしまうのではないか。確かに、成功は望んでいるものの、魂までも売り渡すつもりはないのが彼の生きる道である。孤独、苦悩や絶望の深くから、魂をすり減らして、いままで作品を作り上げてきたのに、成功してしまうと、もう魂のこもった作品が作れなくなってしまうのではないかというおそれを感じたのではないか。
モディリアーニとジャンヌには、娘が一人おり、モディリアーニの死後、二日後にジャンヌは身投げしてモディリアーニの後を追ったのは有名な話である。しかし、本作では、これらのことは一切触れていない。おそらく、モディリアーニとジャンヌの愛の深さをメインに描きたかったのではなく、画家モディリアーニの破滅的な生き様を克明に描くことを映画のメインにしたかったのだろう。ジャンヌの後追いなどを描くと、やや視点がずれることになると思ったのではないか。
また、死後モディリアーニの作品を買い漁った画商は、まさに現代の様子を表しているかのようで皮肉的である。映画の中では、ゴッホ同様に生前はまったく評価されず、似顔絵さえもつき返され、スケッチなどは見てももらえない。しかし、現代では一枚数億円という狂ったような高値で取引されている。画の中身よりも、モディリアーニという名前だけで評価される、このような状況をモディリアーニが見ればどう思うだろうか。成功を望みながら、成功したくなかったのも少し分かる気がした。ただし、生前1枚しか画が売れなかったゴッホとは違い、モディリアーニは病死する直前には結構いい値で、実際には画が売れていたようではあるが。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-20 00:19:40)
14.ネタバレ やっと観れたジャック・ベッケル監督の代表作。
画家“モジリアニ”の人生をドラマティックに描いた伝記映画である。

やっぱり何度観ても1950年代末から60年代初頭にかけてのモノクロ映像は鮮烈で鋭利で素晴らしい!
カラーでは絶対に感じることのできない映像的魅力を強く感じる。

36歳で夭折したフランスの美形俳優ジェラール・フィリップに、私の大好きな女優であるアヌーク・エーメが共演した本作。

このキャスティングだけでも十分に鑑賞に値する。


上に書いた様に若き日のアヌーク・エーメが出演しているのだが、これが参ってしまうほどに美しい。

劇中のモジリアニが惚れこんでしまうのも納得の、心を奪われる様な美しさを存分に発揮している。

エーメを抱き寄せ腕を執拗なまでに撫で撫でしているフィリップに、観ているこっちは羨ましくて仕方ない。


そしてジェラール・フィリップ。
彼の出演作を初めて観たのだが、これがまた魅力的。

本作ではとにかくモテる。
彼の周りには美しい女性ばかり。

そしてその女性のほとんどが彼に好意を持っている。
またしても羨ましい。

魅力ある男に美しすぎる女。
観ていてひたすら羨ましくなる映画だ。

だけど嫌味は感じない。
憧れの対象として目を奪われるばかりだ。

ストーリー的にも申し分なく、最後まで気持ちよく魅せてくれる。


そして本作における三人目のキーマン、リノ・ヴァンチュラ。

彼が演じるのは、モジリアニの死を何ら手を差し伸べることなく待ち続け、彼の死後、彼の作品を非情にも買い漁っていく画商の役。

モジアリニの才能を生前、誰よりも買っていたのは彼であったような気がする。

その彼が誰よりも彼の死を待ち望む。
皮肉で味のある話だ。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-02 11:12:01)
13.ネタバレ 恐い!才能があるが故に苦悩する画家の姿がじっくりと描かれている。酒に溺れ、命の限り戦って、燃え尽きていく画家を演じているジェラール・フィリップの死に顔、その燃え尽きる瞬間、本当に観ていてぞくっとする。また恋人役のアヌーク・エーメの美しさ、彼女のあの美しさがよりこの映画の主人公の悲しさを際立たせている。どんなに酒に溺れても命を捨ててまで自分の画家としての人生に対する執念、その凄まじさ、自分の書いたデッサンの絵を一枚、五フランです。とフラフラしながらも売ろうとするジェラール・フィリップの姿など、まるで何者かに取り付かれているようで恐い。そして、それ以上にあのモレル(リノ・ベンチェラ)の姿、モリジアの死の寸前に見せるあの顔つき、モジリアの死ぬのをまるで待っていたかのような顔付きは忘れられなくなりそうです。人生とは何か?人間とは何か?色々と深く考えさせられる映画、人生とはなんて惨酷!皮肉なものだろか!そんな思いを感じせずにはいられない。
青観さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-03-03 20:43:50)
12.ネタバレ 母はモディリアニの絵が大変なお気に入りだが、少女時代の私はただ不気味としか思えなかった。そんな頃に鑑賞した本作、フランスってすごい美男美女をキャスティングできるんだなあ、とまずそこに感心したが、芸術家っていうのは自尊心ばかり高くて、勝手で理解できないもんだな、と思った。お客様は神様なのよ!評価してくれてるのに、贅沢言うんじゃありません!特に養ってる家族がいるならなおさらでしょ!って感じで。なので、こういう部分では芸術を解さないと感情移入しにくいものの、病気が進行しだすあたりから、目が離せなくなってくる。そしてラスト・・・思わず息を詰めて観てしまい、鑑賞後しばらくショックでぼっとなった。あの残酷さはただものではない。今まで観た映画の中でも最大級だ。衰弱した画家の背後に死神のように迫りささやく画商。画家がついに行き倒れる場面も壮絶だが、さらに画商はその死を見届け、画家の家におもむく。家には夫の死を知らずに待つ妻。画商が夫の絵を買い漁る様を見ながら、とびきり美しい微笑を浮かべる。あなた、絵が売れたわよ、と言わんばかりに…。この微笑が、心臓を突き刺さんばかりだ。そして画商がひたすら絵を繰ってるシーンで映画はそのまま終わってしまう。なんと容赦ないことか。妻はその後夫の死を知り自殺・・・事実ではさらに悲惨な結末を辿るが、敢えてそれを見せない本作なのに、この容赦なさがトラウマになってしまった。モディリアニの絵が現在何億と言う値で取引されている事実が、さらにやるせなさを増強させる。余談だがこの映画を観たせいなのか、今はモディリアニの絵を見ると、何か独特の感慨がある。
あっかっかさん [地上波(字幕)] 7点(2009-04-18 13:09:45)
👍 1
11.絵を描く人や、いわいる芸術家と言われる方は、すべてとは思いませんが我々凡人とは考えが少し違って現実を深く見つめないようですね。それをいいことにリノ・バンチュラ演じる画商は全く逆の生き方で成功してるというのは?何とも複雑で・・・・
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-15 23:12:04)
10.ネタバレ ジェラール・フィリップのモディリアニは、ちょっとイメージ的にキレイ過ぎる。残された写真などで実際のモディリアニの姿を見ているので、なんかね・・・。ジェラール・フィリップはやっぱりどこから見ても「フランス人」だしなぁ。モディリアニの絵は個人的に好きじゃないし、天才で破滅的な人の言動や頭の中は凡人の理解を超えているのだけれど、彼の葛藤が実に丁寧に描かれており共感する部分も多い。やっぱりジェラール・フィリップって素晴らしい。そしてあのラストシーン。まだモディリアニの死を知らないジャンヌが嬉しそうに画商が絵を買い漁るのを見ているのだけれど、観客はその後の事実を知っているだけに、このラストは胸が痛い。アヌーク・エーメの美しさがより悲壮感を醸し出し・・・。
すねこすりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-13 16:42:11)
9.実在した20世紀初頭の画家、モディリアーニの姿を描いたドラマ。
彼の晩年のみの短期間を描いた内容なので、伝記映画という印象は薄いです。
主役の俳優さんの魅力が際立っている作品で、影のあるイケメンぶりはもちろんのこと、
モディリアーニの苦悩がしっかりと表現されており、心にずっしりと残る作品だった。
リアリズムに徹したストーリー、特にラストは別の意味での涙が・・・。う~ん、厳しい。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-16 14:34:17)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 6.89点
000.00%
113.57%
200.00%
300.00%
413.57%
5310.71%
627.14%
71035.71%
8828.57%
9310.71%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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