映画『我等の生涯の最良の年』の口コミ・レビュー(2ページ目)

我等の生涯の最良の年

[ワレラノショウガイノサイリョウノトシ]
The Best Years Of Our Lives
1946年上映時間:170分
平均点:7.45 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(1948-06-15)
ドラマ戦争ものモノクロ映画ロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-31)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ウィリアム・ワイラー
キャストフレデリック・マーチ(男優)アル・スティーヴンソン
ダナ・アンドリュース(男優)フレッド・デリー
ハロルド・ラッセル(男優)義手の傷痍水兵 ホーマー・パリッシュ
マーナ・ロイ(女優)アルの妻 ミリー・スティーヴンソン
テレサ・ライト(女優)アルの娘 ペギー・スティーヴンソン
ヴァージニア・メイヨ(女優)フレッドの妻 マリー・デリー
ホーギー・カーマイケル(男優)酒場の経営者 プッチ・エンゲル
スティーヴ・コクラン(男優)クリフ・スカリー
キャシー・オドネル(女優)ウィルマ
ドン・ベドー(男優)ウイルマの父 キャメロン氏
ブレイク・エドワーズ(男優)
間宮康弘アル・スティーヴンソン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
加藤亮夫フレッド・デリー(日本語吹き替え版【PDDVD】)
恒松あゆみアルの娘 ペギー・スティーヴンソン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
脚本ロバート・E・シャーウッド
音楽ヒューゴ・フリードホーファー
エミール・ニューマン(音楽監督)
編曲ジェローム・モロス(ノンクレジット)
レオ・シューケン(ノンクレジット)
撮影グレッグ・トーランド
製作サミュエル・ゴールドウィン
RKOラジオ・ピクチャーズ
配給セントラル
特撮ジョン・P・フルトン(特殊効果監督)(ノンクレジット)
ハリー・レドモンド・Sr(特殊効果)(ノンクレジット)
美術ペリー・ファーガソン
ジョージ・ジェンキンス
衣装アイリーン・シャラフ
編集ダニエル・マンデル(編集)
録音ゴードン・ソーヤー(音響編集スーパーバイザー)(ノンクレジット)
その他サミュエル・ゴールドウィン(presenter)
あらすじ
第二次大戦後。アメリカ中西部のブーンシティへ向かう車に、三人の復員兵が乗り合わせた。アル(フレドリック・マーチ)とフレッド(ダナ・アンドリュース)、両手を失い鉤状の義手をはめたホーマー(ハロルド・ラッセル)。彼らは友情を続けることを誓って別れるのだが・・・。本物の傷病兵であるハロルド・ラッセルの助演男優賞を初めとする、アカデミー8部門を受賞した巨匠ウィリアム・ワイラーの代表作。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

9.ネタバレ 戦争に行った人々は、戦争が終わった後も復員兵として苦労をする。
怪我を負った人は勿論だし、それ以外の人でも平和な家庭が戦争のせいで崩壊したりする。
戦争が及ぼす被害はいたるところに存在し、戦争後も爪痕を残す。
そういった社会問題を丁寧に描いた作品だ。

つまらないわけでもないが、かといって特別に面白いわけでもなく、その上映時間の長さは退屈さを生んでいる。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-31 17:01:01)
👍 1
8.ネタバレ 戦争が終わり、同じ故郷の町へ帰るための輸送機に乗り合わせた3人の兵士。
戦場での体験も、階級も、年齢も、家族構成も三者三様。
3時間近い長編。この3人の帰還兵それぞれが抱える苦悩と、故郷の町での交流と、
故郷で彼らの帰りを待っていた家族や恋人たちと戦後の第一歩を歩みだすドラマを描いていきますが、
その3時間は冗長ではなく、彼らそれぞれの事情と、その交流と心の機微を1から実に丁寧に描き出していく。
3人の帰還兵とそれぞれの家族のこれからに幸あれと願わずにいられない、幸せに包まれた結婚式のラストがいい。
本作は戦争が終わった直後の1946年の作品であり、
この戦争を戦い、心身に傷を負いながら故郷の町へ帰っていった全ての帰還兵達に贈る優しいエールのようなものを感じました。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-12 23:43:06)
👍 1
7.ネタバレ 戦争終わって1年後に、こんな映画作っちゃうアメリカは凄いです。
見終わって本作についてウィキペディアなどで調べてしまいました。
出演者のクレジットの順番。
義手の人。
綺麗なブロンド美女の悪妻を演じた女優さん。
制作の経緯。
オスカーetc…
特に義手の役者さんは本作が終わった後も両手が義手のまま生活を続けなければならないんですよね。
手先が器用だけど、お尻とかどうやって拭くんだろうかと真剣に考えてしまいました。
今の日本には忘れられてしまっている本作ですが、終戦記念日に見る価値のある作品だと思います。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-15 08:56:43)
6.ネタバレ この設定でどうやって3時間も続けるんだろうと思っていたら、とりあえず3人が復員して家に着いて、その日の一夜の出来事、というだけで1時間も投入する大胆な構成に唖然。しかもそれでダレるわけでもなく、ごく自然に展開している。その後も、「その翌朝から、そして3人はそれぞれこういう立場に落ち着きました」だけでさらに1時間。その中で、変に登場人物を増やすわけでもなく、わかりやすい事件が起こるわけでもない。地道な丁寧さの積み重ねでここまでの内容が作れるという点で、今日においても参照されるべき作品です。●ところでこの原題、台詞ではマリーがフレッドと喧嘩するところで出てくるんですね(そこではmy lifeですが)。しかも「私はそれを貴方に捧げて失ってしまった」というネガティブな文脈です。これに何か意図があるのか、考えてしまいます。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-19 00:56:01)
5.ネタバレ ~The Best Years Of Our Lives~邦題まま。
両手のない水兵ホーマー。義手でサインしたりマッチの火を付けたり、本当に器用だ。戦争で手足を失った人が多かっただろうこの時代、ジロジロ見るのは気が引けるけど、映画だったら見て学べる。「そうやって使うんだ。凄い練習したんだろうな、上手だなぁ」と。腫れ物に触れるような扱い、気にしない風にしてるのが、却ってホーマーを傷つける。
アルが戦地から持ってきたお土産、ジャップの刀と寄せ書き。見ていて複雑な気持ちになったけど、寄せ書きの意味を知っている息子が、きちんと複雑な心境を表現してくれた。もう「本物だ、すげえ!」と素直に喜ぶ年齢じゃなくなっていた。
新婚生活を再スタートしたのに、思うような仕事が見つからないフレッド。週32.50ドル。節約を強いられる生活と、まだまだ遊び歩きたい妻。
戦地からの帰還兵と、受け入れる側の家族のギャップと、それを埋めるためのお互いの歩み寄りを丁寧に描いた映画を、第二次世界大戦の終戦翌年に公開しているのが、凄い。

「ジャップやナチは共産主義を叩きたかっただけなのに、英国に利用された。無駄な犠牲だ。」戦後1年目だと戦勝ムード真っ盛りなイメージだったけど、当時そんな考えもあったなんて、今まで想像も付かなかった。
他の映画でも見たことあるけど、飛行機の墓場。繰り返しになるけど、戦後1年であれだけの軍用機が不要になるアメリカ、とんでもない国と戦争をしたものだ。エンジンのないB-17の不気味なこと…
建築材料にリサイクルされる軍用機、そこで働くことにするフレッド。戦争は終わった。人も兵器も次の役目が待っている。いつまでも戦後を引きずらない、アメリカって前向きな国だね。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-02 01:09:18)
4.ネタバレ 素晴らしい脚本に素晴らしい監督による演出。勝利の方程式の王道のような映画。内容は戦後の帰還兵の社会復帰の困難な状況を描いた決して甘ったるくない題材だが、戦後一年でこのテーマをこれだけ前向きにエンターテイメントにしてしまう昔のハリウッドのすごさ。一切外連味のない正攻法な演出による教科書のような作品。3時間近い内容だが全く長さを感じず、昨今の安っぽいチンケな感動を煽る邦画とは違う静かな感動を心に響かせる豊饒な作品です。映像による心情表現の積み重ね=ドラマが映画の欠くべからざる一つの軸として挙げられるが、この点ではワイラーを超えた者はまだいないんじゃないか。みな変化球に逃げるしかない後世の者の悲惨さは同情に値する。
エリア加算さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-01-20 20:29:02)
3.歴史的に重要な映画であることは間違いない。
ただし、現時点で純粋に観るとちょっとしっくりこない。あくまで個人的な感覚なので作品自体の価値とは関係無いけど。
そして、この後の時代も少し気になる、そんな余韻もある。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-30 12:40:02)
2.ネタバレ W・ワイラーらしい壮大な人生賛歌。復員兵3名それぞれの心や身体の傷みを性善説でくるんでいるかのようなお話で、まあシビアすぎるリアリズムを見せつけられるよりは心がほっとします。
でも優しいゆえエッジの効きが悪いと感じることも。メンタルの戦争後遺症の描写はとてもゆるいし(ベトナム戦争後の諸作品はこんなもんじゃないですよね)、銀行家のアルはアルコール依存症になりそうだけどエグイ状況になる寸止めに収めていますし。
時代柄もあるのでしょう、女性の造型が良妻型かあばずれかの二種類というのも底浅でつまんないですね。
長尺を感じさせない整った脚本ですが「古き良き」という言葉がぴったりのクローゼット・クラシック。久々に押し入れから出してみたら、うわ古いなあと思っちゃう、そんな感じです。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-23 23:49:23)
1.ネタバレ 戦勝国アメリカ復員兵3人の再出発へのドラマ。長過ぎました。ダラダラと語られて段々と嫌になってハッピーエンドでも何の感慨も無く。名作の誉れ高かっただけに意外でビックリしています。ご贔屓ではありますがフレデリック・マーチのオスカー受賞は異議あるところです。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-26 00:58:26)
👍 1
スポンサーリンク
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 7.45点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5310.34%
6517.24%
7620.69%
8827.59%
9517.24%
1026.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review4人
2 ストーリー評価 7.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.80点 Review5人
4 音楽評価 6.75点 Review4人
5 感泣評価 6.33点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1946年 19回
作品賞 受賞 
主演男優賞フレデリック・マーチ受賞 
助演男優賞ハロルド・ラッセル受賞 
監督賞ウィリアム・ワイラー受賞 
作曲賞(ドラマ)ヒューゴ・フリードホーファー受賞劇・喜劇映画音楽賞 として
脚色賞ロバート・E・シャーウッド受賞 
編集賞ダニエル・マンデル(編集)受賞 
録音賞ゴードン・ソーヤー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1946年 4回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 

■ ヘルプ