映画『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』の口コミ・レビュー(2ページ目)

男はつらいよ 寅次郎相合い傘

[オトコハツライヨトラジロウアイアイガサ]
1975年上映時間:91分
平均点:7.93 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(1975-08-02)
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督山田洋次
助監督五十嵐敬司
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
浅丘ルリ子(女優)リリー松岡
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
下條正巳(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
笠智衆(男優)御前様
中村はやと(男優)諏訪満男
吉田義夫(男優)奴隷商
谷よしの(女優)函館の旅館の仲居
笠井一彦(男優)中村
戸川美子(女優)キャバレーの女
村上記代(女優)小樽の主婦
米倉斎加年(男優)海賊
上條恒彦(男優)海賊
早乙女愛(女優)鞠子
久里千春(女優)君子
岩崎加根子(女優)信子
船越英二(男優)兵頭謙次郎
原作山田洋次
脚本山田洋次
朝間義隆
音楽山本直純
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
撮影高羽哲夫
製作島津清
内藤誠(製作)(製作主任)
企画小林俊一
高島幸夫
配給松竹
美術佐藤公信
衣装松竹衣裳株式会社
録音松本隆司(調音)
中村寛
照明青木好文
その他東京現像所(現像)
山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版)
岸田和美(4Kデジタル修復版)
あらすじ
ある日、とらやにふらりとリリー(浅丘ルリ子)が訪ねてくるが、寅さんがいないと知り、そのまま旅に出る。その頃、寅さんは青森で知り合ったパパこと兵藤(船越英二)と連絡船で北海道に渡っていた。二人が函館の屋台でラーメンをすすっていると、ふらりと女の客が入ってきた。見ると、何とリリーではないか。ここから三人の珍道中が始まった。しかし、小樽でパパが初恋の人に会いに行ったことがきっかけで、寅さんとリリーが大喧嘩して別れてしまう。雨の中の相合傘シーン、メロン騒動、リリーの結婚の承諾と、シリーズ屈指の名場面が満載。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

24.ネタバレ  なーるほど、世間の人は嘘は言わねえ。シリーズ中最高点だけのことはある。この後約30本続くのは百も承知だが、それでもここでハッピーエンドかと思わせるほどの、寅とリリーの相合傘が切なく美しい。だがこのシーン、いつもの寅の羽織り方といえばそれまでだが、リリーの組もうとした背広の腕に寅の腕は入っていないというのが、後の展開を暗示させて薄寂しくもある。そしておそらくシリーズでも異色なのだろう、寅の側から身を引く展開も良い。リリーの気持ちを察せないとか、今までの様に意地を張ってしまうとか有りえたが、悲しいまでの寅の思いやりを見せられ、「アンタは一生独り者だよ」と悲しいその運命に涙してしまう。

 まっ、それにしても、メロンが一切れ足りないくらいのことで「ワケを聞こうじゃないか」って面白すぎだが、リアルタイムで見ていたらナカナカどうして、笑えないくらい当時は貧しかったよなあ、なんて思ってしまった。これは個人差が大きかもしれないが。
 ところで、見終わってこのシリーズにしては初めて、サブタイトルに合点がいった。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 8点(2014-06-06 20:32:51)
👍 1
23.ネタバレ 男はつらいよの劇場版で本作が15作目。冒頭のおなじみになった夢のシーンもとても面白く「こなれた」印象。そして二度目のリリーの登場からの流れは今までの総集編ともいうべき自然かつ充実の内容で見応え満点。この「連作もの」を見続けてきたファンの心をくすぐるうまい展開は山田監督の演出がさえまくっていることもありさすがと言わざるを得ませんね。登場人物の配置や言動に無駄がなくとてもバランスがとれていて、本作がこのシリーズのベストだと挙げる人もいるのも納得の出来。この「心情」の表現力のすごさというか奥深さはとってもいいですね~~メロン騒動は面白かったね、まぁあの場面はリリーの言う通りだと思うけど(笑)。リリーというキャラクターが炸裂した作品でゴザイマシタ
Kanameさん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-13 20:55:03)
22.ネタバレ ○今作まで見た感じでは、浅丘ルリ子が一番いいマダムではないかと感じた。○ケンカした後、寅さんが駅へ迎えに行くシーン。とらやの傘にタイトル通り相合い傘で歩くシーンは印象的。○ラストのさくらの涙もほろりとさせられる。
TOSHIさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-08-04 23:59:54)
21.ネタバレ  浅丘ルリ子第2弾。これもいい。船越英治が二人の間に入り、それが邪魔になったり、引き寄せる要素になったりと、観ているこちらが楽しくなってくる。
 やはりメロンのシーンは有名ですね。どうして、これほど他愛のないネタに魅力を感じるのでしょうか?
 やはり、浅丘演じる「リリー」の存在に他ならないからだと思います。
 本作の前に必ず「寅次郎忘れな草(マドンナ役、浅丘ルリ子)」を鑑賞して下さい。
クロエさん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-08 01:01:32)
20.ネタバレ この作品だけBS2の放送で見逃してしまったので、DVDを借りてきての鑑賞です。まずオープニングから面白い、始まっていきなり「THE END」って(爆笑)。しかも観ている映画が『シンドバッド黄金の航海』というのがこれまた何とも…寅さんも通ですなぁ。今回のテーマは差し詰め「人は見かけによらず苦労している」というところでしょうか。冒頭のエリザベス女王のエピソードが早くも伏線になっていて、毎度ながら「男はつらいよ」に於ける山田洋次監督の演出力はこういうさり気ないところが上手いなあと感じさせられます。物語は前半は珍道中、後半はメロドラマ。そして何と言っても名シーンはリリーが寅さんを説教するところ!あそこは観ている誰もがスカッとしたことでしょう。相手が友達だからと言って、今回はいつものように寅さんの失恋姿を見ずに済むと油断していると思わぬ竹箆返しを食らう。これはもう「男はつらいよ」という枠組みを越えて、一つのラブストーリーとして高い完成度を誇っている作品だと思います。【余談】ところで今回DVDの特典で初めて「男はつらいよ」の予告編を観たのですが、こちらもよく出来ていますね。本編で使われなかったシーンが挿入されていたりと他のも観てみたくなりました。
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-15 22:21:04)
19.第十五作目。マドンナは浅丘ルリ子さん。今回はリリーさんがダンナと別れちゃったみたいなで再登場。メロン事件とかいろいろあっておもしろかった。なかなかの傑作でした。
バカ王子さん 8点(2002-06-09 19:13:37)
18.ネタバレ  基本的に寅次郎という人間が嫌いなんで、レビューすることもないと思っていたが、とても自分好みに寅という人間のつまらなさ、
小ささ、駄目さ加減が描かれていたのでとても楽しめてつい。

メロン騒動、寅のあまりの小ささにイラっとしたが、リリーさんの啖呵にすっきり。お前がそんなこと言える立場なんかと、明確に寅に指摘したのは後にも先にもこれだけじゃないだろうか。

あと、かねがね寅は妹が好きすぎて女性経験が皆無の人間じゃないかという説を唱えているんだが、今回ますますその思いを強くした。
そうじゃなきゃ、さんざん人の気持ちとか言う人間が、さくら、ひろし、おいちゃん、おばちゃん、そしてリリーの気持ちを、あそこまで軽く踏みにじれるのが説明できない。相当こじらせてるんだなと考えれば初めて理解できる。

まあ、自分みたいな主人公が大嫌いな人間まで楽しませてくれるのは名画と言わざるを得ないかも
rhforeverさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-22 22:21:22)
17.ネタバレ 寅さんシリーズできちんと見たのは四作目。
ここのレビユーサイトではシリーズ中一番人気が高い今作、
期待してみたら確かに納得の出来。
見てて気持ちいい。
ただオチはちょっと弱い。
続きに含みを持たせてるから仕方ないのかな。
代わりに船越サイドのエピソードでオチをつけても良かったかもと思った。
Dry-manさん [DVD(邦画)] 7点(2020-12-19 12:28:15)
16.ネタバレ シリーズ15作目。リリーはもはや女寅さんと化し、寅さんと絶妙なコンビになってました。超常識的なパパを旅の友に加えることで、リリーと寅さんの型破りなところが際立って面白いです。リリーからの逆プロポーズ?も寅さんまさかの反応。照れ臭かったのでしょうか?メロンを分けてもらえず駄々をこねる寅さんが最高に面白いです。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-11-18 06:56:32)
15.不器用で自由人な男女のすれ違いの恋物語。私はこの作品で、初めて男はつらいよを鑑賞しました。笑っていれば楽しいことがある。失敗したり辛い時でも、家族や仲間が助けてくれる。日本人の価値観って、昔はこうだったんだよね。現代は、効率やスピード、成果主義が第一。その色眼鏡で見てしまうと、この映画はある種無駄なこと、非効率、ナンセンスなことだらけ。でもそこには、家族の暖かみや、人と人との助け合いから生まれる、ゆるぎない幸せが、今よりずっと多い気がする。
VNTSさん [インターネット(邦画)] 7点(2018-03-16 18:26:21)
スポンサーリンク
14.ネタバレ 前回登場作でもそうだったけど、リリーとの関係は、やっぱり恋愛関係じゃないんだな。ほかの人には分からない、放浪人としての感覚と感性が、言葉にはしなくても2人の間では共鳴しているし、そのことを無意識に2人とも分かっている。その視座が明確に設定されているからこそ、新たな切なさがこみ上げるし、演出もさらに突っ込んだ先を行っている。●相合い傘のくだりはもちろん名シーンなのですが、その前フリとして実に効果的なのが、雨の中戻ってきた寅次郎を何事もなかったかのように迎えるさくら、そして寅次郎の(迎えに行きたいという)内心を知ったときの、さくらの何とも言えない微笑みの表情。●そしてクライマックスの「幻の結婚承諾」シーン、ここでの浅丘ルリ子の演技は何度見ても凄い。「いいわよ」のときには、ずっと押し隠していたであろう少女のような純真さがふわっと現れている。しかし次の瞬間、さくら達が大喜びしている横では、すでに「何であんなことを言ってしまったんだろう」という強烈な後悔がにじみ出ている。そして寅が帰宅した時点では、膝を抱えて、まるでそれまでの感情の吐露を壁に塗り隠そうとするかのような無表情さ。●一瞬だけ登場する、デビュー直後の若き日の早乙女愛ちゃんも忘れてはいけません。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-26 02:39:42)
👍 1
13.ネタバレ リリー再登場で、「男はつらいよ」の毎度のパターンをちょっと超えて結構良い出来の作品になっている。
この時代における女の自立とジレンマも上手くリリーと寅さんに言わせている。
この相手と結婚しないとなるともう一生独身かな...という切なさが漂う。そういう物語になってしまった。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-25 23:30:23)
👍 1
12.ネタバレ 遂に寅さん、ハッピーエンドかと思われたが、もしそうなると寅さんシリーズ終わちゃうもんね!よかよか
ホットチョコレートさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-02-02 07:33:33)
11.ネタバレ 【世紀の大事件!メロン事件! だからちょっと待ってってば 六等分ではヤバイって。 駄目だってば! そ~らみたことか 始まっちまったじゃないかよ 見てはいけないものを見てしまったような気がしないでもない メロンの配分による地獄絵図。結果、誰が悪いのかってことならば? 私はあれを持って来た船越さんの名をイチ押ししたく思う 悪く思うなよ(ポリデント。)(^w^)  今回のマドンナ:二度目の登場、浅丘ルリ子さん。】

メロン事件はいいんです。
とにかく面白いんです そのくだり。

でも、どうもしっくりこない
どうも好きになれない 今回のお話。

そんなこんなで質問→ なんでとらやは旅館でもないのに、傘にとらやの名前を派手に入れているのか 必死の宣伝なのか そのわりには、団子買いに来た若い兄ちゃんを 寅は平気で『今日は団子売ってないからって追い払っていたぞ』 いいのか それで いくないだろ(笑)

いくないと言えば、船越さん、(ポリデント)
彼の家出の件も なんか納得出来ない
陰で心底心配していた優しいご家族と(デカイ犬が) ちゃんといらっしゃったじゃないか(それなのに)  
なにを家族を疑うような事を言ってらっしゃるんでしょうか 
彼のほうこそ家族への思いが足りない感じない。

挙げ句、寅に関しましても、あれでいいのか
自分じゃ彼女を幸せに出来ない だからほっとくんです 放置するんです みたいな閉鎖感。
だったら今後、惚れた晴れた恋したと言った相手にはその後の進展は一切期待してくれるな 俺にはどうせ甲斐性なんてないんだから と、さくらに引導を渡してしまったようなものだと感じる、それではあまりにやるせないではないか だったら今後もう、彼の色恋沙汰を誰も応援出来なくなってしまうではないか そのへん、少し寂しく感じた。ちょっと残念な回となってしまったのでありました。
3737さん [試写会(邦画)] 7点(2014-01-28 22:00:08)
👍 1
10.ネタバレ 相合い傘のシーンでは、昭和残侠伝の高倉健と池部良を思い出しました(こちらは雨ではなく雪でしたが)。それくらいカッコいい。
la_spagnaさん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-23 14:00:02)
9.はっきり言うけど、寅さんとリリーは友達としてはいいのかもしれないけど、夫婦として一緒になっても上手くいかないと思う。似たもの同士ってのは概して上手くいかないもの。それは本人達が一番わかっていて「冗談だろ?」になるんだと思います。これをみてつくづく思ったんだが、寅さんが結婚できない(しない?)のは「さくら」が原因なのでは?と。あんな自分思いの妹がいれば、誰かと一緒になって幸せになるという事が想像できないのでは?現状に甘んじているわけではないだろうが、夢や希望に邁進するガメツさがあるわけでもなく、誰かと一緒になって幸せになるという事に対しての遠慮や恐怖が、寅さんのシャイな所や潔さとなり、その結果としてマドンナに対する詰めの甘さ・態度に表れているんだと思う。まあその辺のじれったさと清清しさが前人未踏のシリーズとなるわけだが。<追記>10年ぶりに再見。無駄が無く完成度は高いが、関係性だけを描いているので物語性がない。名シーンのオンパレードなのだが、各場面の繋がりが悪いし、全体的には盛り上がりに欠ける。マドンナ再登場は前作鑑賞済みが前提で関係構築過程が不要になるので、こうなってしまうのは仕方ないのだが。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-03-05 01:45:43)
8.結婚が…恋のゴールは結婚じゃなく、生涯付き合える友達関係という事か。寅さんとリリーさんの生き方を考えたら、これで良かったかもしれない。納得はできないけど。
Yoshiさん [DVD(吹替)] 6点(2009-05-06 14:30:17)
7.さくらさん、素敵。
よしふみさん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-11 22:37:52)
6.食い物の恨みとは恐ろしいものだ。
ケンジさん [DVD(邦画)] 6点(2008-01-25 22:08:49)
5.浅丘ルリ子がもっと若い頃に出ていてくれたらなぁ・・・
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-04 23:14:05)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 7.93点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
536.82%
6511.36%
71022.73%
81125.00%
949.09%
101125.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

■ ヘルプ