映画『光の旅人 K-PAX』の口コミ・レビュー(4ページ目)

光の旅人 K-PAX

[ヒカリノコイビトケーパックス]
K-PAX
2001年上映時間:121分
平均点:6.60 / 10(Review 88人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-04-13)
ドラマファンタジーミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-04-29)【イニシャルK】さん
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監督イアン・ソフトリー
助監督ピーター・コーン(第1助監督)
演出ジョーイ・ボックス(スタント・コーディネーター)
キャストケヴィン・スペイシー(男優)プロート
ジェフ・ブリッジス(男優)マーク・パウエル
メアリー・マコーマック(女優)レイチェル・パウエル
アルフレ・ウッダード(女優)クラウディア・ヴィラー
デヴィッド・パトリック・ケリー(男優)ハウィー
ピーター・ゲレッティ(男優)サル
コンチャータ・フェレル(女優)ベティ・マクアリスター
ヴィンセント・ラレスカ(男優)ナヴァロ
ピーター・マローニー(男優)ダンカン・フリン
ブライアン・ホウ(男優)
石塚運昇プロート(日本語吹き替え版)
佐々木勝彦マーク・パウエル(日本語吹き替え版)
相沢恵子レイチェル・パウエル(日本語吹き替え版)
唐沢潤クラウディア・ヴィラー(日本語吹き替え版)
佐々木梅治ハウィー(日本語吹き替え版)
脚本チャールズ・リーヴィット
音楽エド・シェアマー
編曲ブラッド・デクター
ロバート・エルハイ
主題歌エルトン・ジョン"Rocketman"
シェリル・クロウ"Safe and Sound"
撮影ジョン・マシソン
製作ローレンス・ゴードン
ロバート・F・コールズベリー
ロイド・レヴィン
マイケル・レヴィ(共同製作)
配給日本ヘラルド
美術ジョン・ビアード[美術](プロダクション・デザイン)
シェリル・カラシック(セット装飾)
スティラット・アン・ラーラーブ(美術監督:NY)
編集クレイグ・マッケイ
字幕翻訳戸田奈津子
その他ロバート・F・コールズベリー(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
ニューヨークセントラルステーションに一人の男プロートが現れる。警察に連行された彼は、宇宙人をかたる精神異常者として扱われ精神病院送りになる。そこでカウンセリングを担当したパウエル医師は、不思議な現象を体験し、彼が単なる異常者なのか、それとも宇宙人なのか疑心暗鬼になるのだ。そして病院内では、プロートの影響で患者たちが快復していくのだった。彼はホントに宇宙人なのか? 真の人間性や社会のあり方に一石を投じる作品である。
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💬口コミ一覧

28.ネタバレ これを投稿する時点での平均点が6.68点、最多点数が6点。ん~、厳しい。この作品、ワタシ的にはかなり素晴らしいと思うんですが。よく練れた脚本、ケビン・スペイシーの不思議感をうまくにじませた好演、静かに心に届いてくる劇中音楽。センスあふれる映像、どれも高い次元でバランスが取れていると思います。
  全編通してSFファンタジーテイストが維持され、単純にエンタテインメントとしても楽しめますが、本作の正体はそれだけにとどまりません。大気や水、食品は汚染され、高級ホテルに出入りするような人間もほとんどが「臭い」。にもかかわらず、それに気づかず、あるいは内心気づいていても平然と生活している私たち。ピュアに反応する人間は「あいつはオカシイ」で片付けられ、精神病院に入れられてしまっています。
  そんな理想とはほど遠い地球の現状から、K-PAXへの移住に憧れる患者たち。でも、プロートは連れて行けるのは一人だけといい、3つの使命を与えた患者には最後の使命は「ここに残ることだ」と伝えます。あるいは、別れ際、「K-PAXを見てみたいな」というパウエル博士にプロートは「自分の世界を見ろ」といいます。このプロートのひと言は強烈で、本作がただの娯楽作品とは一線を画しているところです。
  逃避願望――それは誰にでも多少なりともあるものです。会社へ行きたくない、仕事辞めたいな、こんな家に生まれなかったら、いつか素晴らしい未来が待っている……でも、ほんとうは逃げても何も解決しないし、理想的な「いつか」なんて自動的にはこないんですよね。真の解決は「いま・ここで・ありのままの私」が真摯に生きていくしかない。本作は、押し付けがましくなくその人生の哲理を観る者に教えてくれます。
  禅の教えに「衆生本来仏」という言葉があり、「ここが浄土であり、その身が仏である」と説きます。その心は、本作と相通じるものがあります。古来よりのアルカディア幻想を否定し、現実との対峙を求める本作。軽い娯楽作品の皮をかぶった哲学的秀作だと思います。プロートが「家族」にそこはかとない憧れを感じていたのも見逃してはいけないんでしょうね。レビューを書くにあたってDVDで再鑑賞しましたが、何度も観てみたいと思わせる魅力がありました。ということで、9点也を捧げたいと思います。ニートの人たちにもぜひ観てほしいと感じました。
delft-Qさん [試写会(字幕)] 9点(2005-06-19 13:27:05)
👍 2
27.ネタバレ 映画設定は面白いですが、何か物足りない。宇宙人に頼ってしまう所が減点かな。
自分の星につれていくのは一人という点(誰も星に連れて行かない設定でも良かったかも。)
また、ジェフ・ブリッジス周辺の人には+になったが、他の人には、影響がないのが痛い。(映画を観る人は+になりますが、それが監督の意図ですが)奥の深い、秀逸作品です。
ボバンさん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-22 01:18:16)
26.ネタバレ 難解だった。今でも不明。自分が脚本を書くとしたら「あいつは大嘘つき」というオチしか思いつかない。ケヴィンは見飽きたなあ。途中までは謎が謎をよぶ展開で期待がもてる。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 15:44:58)
25.SFファンタジーで、やさしく観れる。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-17 12:38:32)
24.ケヴィン・スペイシーは、やっぱイイなぁ。好きだ。
ビリー・ジョーさん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-17 18:40:08)
23.ラストは見る人それぞれの解釈でいいんじゃないっすか~途中悲しいエピソードもあったけどまったり見れる映画でした。
レッドホークさん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-02 03:16:55)
22.今知ったけど「バック・ビート」もこの監督なのね。アレと比べると映画監督として成長したことはうかがえる。でもねぇ、この雰囲気は合わなかったです。SFファンタジーなのはわかるけど、娯楽性はなくどこか哲学的。問題提起しているものはな~んとなく分かるような気もするけど、それが鮮明にはっきりとつかめないとでもいいましょうか、難解でした。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-02 21:09:13)
21.難しかった。さらに眠くなる。
ベルガーさん [DVD(字幕)] 5点(2006-05-10 15:15:08)
20.ネタバレ タイトルから勝手に大風呂敷系拡散SFを想像していたので、意外に上質の緊迫感ある心理サスペンスだったのにびっくり。結論をどれとも出さずに、いろいろな解釈を残しているラストが、清冽な余韻を残している。ただし、ケビン・スペイシーの神憑り的演技に対して、ジェフ・ブリッジズの「受け」の演技が弱いのがちょっと残念。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-04 15:22:21)
19.ケヴィン・スペイシーの演技に尽きます。なんかよく分からない主人公の精神状態だったんですが、ポーカーフェイスな所が精神病院患者っぽくてよかったです。K-PAXははたして存在するのかしないのか、ベスは行ったのか消えたのか、大いに議論になるネタ(?)な映画でした。ラストらへんのジェフ・ダニエルズが階段を必死に駆け下りて病室に行くときの顔が「隣人は静かに笑う」のラストの顔とほとんど同じだったことが印象に残った、。関係ないか(笑)
M・R・サイケデリコンさん [地上波(吹替)] 5点(2007-03-23 13:49:18)
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18.ネタバレ 不思議な映画ですが、引き込まれました。ケヴィンの演技には脱帽です。ただポーターのシーンで彼の顔を隠してくれていれば後半もっとこちらとしてはミステリアスだったと思った。
pokobunさん [DVD(吹替)] 7点(2007-05-06 23:25:15)
17.ネタバレ 原作を読みたくなった。本編を見る限りプロートは宇宙人なのか、精神異常者なのか、二重人格者の片割れなのかは分からないまま。対して原作はどんなアプローチを見せているのか。でもプロートが何者だろうと関係なく、宇宙の広さを考えたら身近な悩みなんてちっぽけで、今の自分の世界を見ろ!という言葉が心に残る。SF的にはK-PAX星人はいるけど、ヒューマンドラマ的にはそんなの関係ねーというメッセージ深いドラマである。ケビンスペイシーは素晴らしい。宇宙人にも精神分裂の人にも見える。妖精とか地球外分子にすら見える。
ちゃかさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-08-15 22:20:41)
16.ネタバレ こういう話大好きなんですよ・・・自分をK-PAXからの訪問者だと主張する主人公。あり得ない話であり精神病患者の妄想にしか思えないのだけど、常人とは思われない博学さと人を惹きつける魅力に溢れる彼を周囲の人々はいつしか信じたい気分に襲われてゆく・・・この手の話にはミステリーというよりももっと哲学的な「認識とは何ぞや」という疑問を感じてしまうのですよね。ひょっとしたら私たちが認識している世界しっかりと出来上がったものなんじゃなくて、もっと流動的でずっとフレキシブルなんじゃないかな、と。もっと突っ込んで言うなら知覚する精神があってこそこの世界は成立するのであり、この世界が成り立っているのだとしたら、貧しい屠殺業者の空への夢がひとつの天体とそこにすむ人々や文明を作り上げてしまうのもアリなのか・・・?なんてそんなことを考えました。もちろん「分かりにくい」とか「説得力に欠ける」とか「投げっぱなしの終わり方だ」という意見ももっともなのですが、私としてはこうした「世界の神秘」と「魂の浮遊感」を感じさせてくれるこの映画に出会えたことを本当にうれしく感じます。
ぞふぃさん [映画館(字幕)] 10点(2007-09-26 17:16:59)
👍 1
15.其れらしく、うまいけど・・・
ジダンさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-26 21:22:15)
14.短編としてまとめられていればそれなりに評価も出来そうだけど、漠然としたものに終始するのでは・・・。
カラバ侯爵さん [DVD(吹替)] 2点(2007-11-18 10:18:01)
13.ネタバレ プロートは知的でいつも穏やか。怒ったり、悲しんだり、妬んだりしません。こうありたいと思う人間の姿です。彼によって周りの人たちは癒されていく。患者の多くは快方に向かいました。主治医も息子と向き合う勇気をもらえた。頑なな心をほぐすことが出来たのは、違う価値観に出会えたからだと感じました。信念を持つことは大事。でも凝り固まると息がつまってしまう。自分とは違う価値観、感性の人と触れ合うことで、自分の中に余白を作ることができる。大切なことだと思います。プロートは妻子を失った男が産んだもう一人の人格か、はたまた光に乗ってきたK-PAX人か。その結論は明確にされません。つまりどちらでも構わないということ。プルートによって救われた人がいる。その事に意味があるのだと思いました。彼が主治医に残した最後の言葉は、自分自身(元の人格)に対しても向けられていたと思います。今は廃人同様でも、希望の火は消えていません。(以下余談)自分なりの解釈。“紫外線が見える”“星の軌道を知っていた”この2点は宇宙人説の強力な拠所。またタイミングよく監視カメラにノイズが入ったことも見逃せない。プロートが宇宙人でないのなら、特異能力の持ち主でなければ辻褄が合いません。ウルトラシリーズ直撃世代としては、やはり宇宙人説を支持したいです。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-23 18:08:04)
👍 2
12.ネタバレ ケヴィン・スペイシーの演技良かったですね。プロートはK-PAX星人だと思っていましたが、ラストのオチで拍子抜けしちゃいました。本当に旅立ってれば良かったかなぁ~って思います。
エムシューさん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-23 15:50:09)
11.ネタバレ ○いかにもケヴィン・スペイシーが好みそうな役。まるで彼のためにあるような主人公や設定。○面白かったが、もう少し面白くなりそうだなと感じたり、オチが今一つだったりの印象。彼の演技を存分に楽しめる作品。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 6点(2013-01-06 21:38:21)
10.なかなかミステリアスな雰囲気で引き込まれる。プロートによって患者たちが回復している様子がもう少しわかりやすかったら、あれだけの騒ぎになる感じもより納得できたかな。
nojiさん [地上波(字幕)] 6点(2013-12-15 18:59:09)
9.タイトルからはB級感ありありの映画だが、思ったよりも面白かった。
特撮系ではなくリアル系。場合によってはSFとも言い難い。

宇宙人か、患者か、どちらにもとれそうな、いやどちらかと言えば本当にK-PAX星人かも、と思えてくる映画。
ただし、所々に出てくる文明批判的なものはちょっと微妙かも。
simpleさん [地上波(字幕)] 7点(2013-12-29 23:44:59)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 88人
平均点数 6.60点
000.00%
100.00%
211.14%
322.27%
433.41%
51011.36%
63034.09%
71820.45%
81517.05%
955.68%
1044.55%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review5人
4 音楽評価 6.80点 Review5人
5 感泣評価 7.50点 Review4人

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