映画『まあだだよ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

まあだだよ

[マアダダヨ]
Not Yet
1993年上映時間:135分
平均点:5.95 / 10(Review 56人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-04-17)
ドラマ動物もの伝記もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-13)【イニシャルK】さん
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監督黒澤明
助監督小泉堯史
米田興弘
演出本多猪四郎(演出補佐)
キャスト松村達雄(男優)先生(内田百閒)
香川京子(女優)奥さん
井川比佐志(男優)高山
所ジョージ(男優)甘木
寺尾聰(男優)沢村
吉岡秀隆(男優)高山の息子
平田満(男優)多田
桜金造(男優)巡査
板東英二(男優)巡査
油井昌由樹(男優)桐山
頭師佳孝(男優)酒屋のご用聞き
頭師孝雄(男優)北村
草薙幸二郎(男優)土地を買った男
渡辺哲(男優)古谷
小林亜星(男優)亀山
岡本信人(男優)太田
鈴木美恵(女優)魚屋の娘
谷村昌彦(男優)肉屋のおやじ
日下武史(男優)小林
本間文子(女優)猫を抱いたおばあさん
冷泉公裕(男優)村山
加藤茂雄(男優)駅長
長克巳(男優)
野沢由香里(女優)
名取幸政(男優)
大寶智子(女優)
天田益男(男優)
平野稔(男優)
笠井一彦(男優)
檀臣幸(男優)
原作内田百閒(新潮内田百閒全集より)
脚本黒澤明
音楽池辺晋一郎
作曲アントニオ・ヴィヴァルディ「調和の霊感」
撮影斎藤孝雄
上田正治
関口芳則
製作山本洋
大映
電通
徳間書店(製作協力)
プロデューサー黒澤久雄
徳間康快(ゼネラル・プロデューサー)
配給東宝
作画黒澤明(絵コンテ)(ノンクレジット)
美術村木与四郎
瀬下幸治(美術助手)
衣装黒澤和子(衣装デザイン)
編集黒澤明
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
藤丸和徳(録音助手)
照明佐野武治
動物ノラ/クルツ
その他野上照代(プロダクション・マネージャー)
原田大三郎(スチール)
IMAGICA(現像)
あらすじ
旧制高校のドイツ語教師だった内田百聞は作家になるために退官した後、戦時中の貧しい生活の中で教え子に鹿鍋をふるまったりする太っ腹で面倒見のよい男である。空襲で焼け出されて移り住んだ窮屈な家に方丈記の風情を垣間見るなど常に繊細な感受性とユーモアを忘れない百聞を慕う教え子たちは毎年百聞の誕生日に摩阿陀会(まあだかい)という集まりを催す。老境に達して迫りくる死に対しても泰然自若とし、教え子とその子や孫に対して人生の完結のしかたを教える教師であり続けようとする一人の老人を描く。黒澤明監督最後の佳品。
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💬口コミ一覧

36.お酒がおいしそう。
TUさん 6点(2003-12-24 07:00:23)
35.悪い人間が全くいないって事がこの映画の内容を退屈にしている気もするけど、そのおかげでのびのび見ることが出来たので個人的には良かった。オイッチニもなんか好きだし。
ボーリックさん 8点(2004-01-14 21:37:30)
34.黒澤映画にはいつもどっしりした「核」のようなものがあって、それを中心にさまざまな粒子がうずまいたり反発しあったりするのが魅力なのだが、この作品についてはそれに該当するものは「内田百閒」そのものと思われるが、それ自身の主体性というものがほとんど見て取れない。少年時代を思い出すことと、そこまで2時間で見せたエピソードが必然性を持って結びついているとは思えない。故人を偲ぶ、ゆかりの人間達のインタビュー映画のようだ。しかも、ドキュメンタリーならまだしも、演じている周りの俳優が、黒澤組の中でもへたくそ、または手垢にまみれた人ばかりがチョイスされているために、とてもウソ臭い。寺尾明、油井昌由樹、井川比佐志が、根津甚八など別の俳優だったら、もっと違う百閒のあぶり出しかたも出来たのではなかろうか。周りがこれだから所ジョージも個性を出すには荷が重く、周りに同調した面白みのないキャラになってしまった。「オイチニの薬」のとても地味なスペクタクルシーンに、映画人としての意地を感じたのでプラス1点。
神谷玄次郎さん 6点(2004-02-16 01:05:19)
33.昔、教師と生徒はこんなに信頼しあっていた。たぶんそうだと思う。名物教師の話、どこにでもあったんじゃないかなぁ。ただ、猫がいなくなったエピソードがやたらくどくて、彼があそこまで落ち込む理由が描かれていないので理解不能。夫婦には子供がいなくて子供のように可愛がっていたとしても、彼の妻よりも愛していたはずもなく。しっかりせいよおじさん、と言いたい。まわりの奮闘ぶりもややマンガチックではないか。そう「サザエさん」のようである。主人公は波平といったところか。誰もが歳をとる。現実はこんなに甘くはないだろうが、歳をとるのもそう悪くないものだ、そう思わせる作品でしょう。
wishさん 8点(2004-02-22 18:55:15)
32.英文字幕付のDVDで見ました。こういった作品は劇場で見るのではなくて家庭でお茶でもすすりながら見るのが合っていると私は思いますが、黒澤映画独特の美しい画面はもちろん健在です。師弟間の情感がたっぷりと描かれているのはもちろんのこと、師弟の間で交わされる会話に方丈記あり、ファウストあり、李白ありと知的に豊かで、また別棟の書斎を「禁客寺(キンカクジ)」と名付けるなどの言葉遊びが豊富だったのでその都度DVDを戻して「英語はどうなっているのかな・・・。」と詮索してしまいました。終わり近くのシーンの「このくそ坊主!」「まだ、俺の出番じゃない・・・。」なんて英語、覚えて使うきっかけあるのでしょうか・・・?
かわまりさん 7点(2004-02-25 03:28:14)
31.雰囲気としては嫌いではないのだが、やはり全体的に退屈ではある。猫に絡んだ人情話の部分は素直に見入ってしまったが、その後の盛り上がりに欠ける印象。ストーリーにもう一工夫必要なんだと思える。
もとやさん 4点(2004-05-25 06:11:54)
30.ネタバレ しみじみ良かったです。最初の教室に漂うタバコの煙になんとも言えない迫力があります。戦後の焼け野原を再現したセットも素晴らしい!(低予算のはず)。何もかも空襲で焼け、どうにか建てたバラックに住んでいる先生を、訪ねた時に月を見ながら所さんが言うセリフが秀逸。宴会の場面では生徒、皆活き活きしていて黒澤監督のこだわりが随所に見られるとても見ていて気持ちいい。それに楽しい宴会は進駐軍すら追い払う!!先生の事を尊敬してやまない生徒にユーモアにたけた先生いい関係ですよね。う~んなんだかいろいろ言われてる作品ですけど黒澤明、最後の会心の一撃と言ってもいいのでは?
一番星☆桃太郎さん [DVD(字幕)] 8点(2004-08-12 23:11:33)
👍 2
29.黒澤明の遺作は教師と教え子たちの触れ合いにとても感動できるいい映画だ。監督は当初、主役の百閒に笠智衆を考えていたが、病気療養中であったため、松村達雄になったと聞く。ラストの同窓会で先生が教え子たちの孫たちに言った言葉がものすごく印象に残っている。教師と教え子はいつまでもこういう関係でありたいと思う、そんな映画だった。
イニシャルKさん [ビデオ(邦画)] 10点(2005-03-08 01:01:57)
28.ネタバレ 自分の死期を予感した黒澤監督の「遺書」。全盛期の力強さはもうない。誕生日会の寒い演出は萎える。だが、死を前にした人間のやさしさが随所に感じられる。特に少年時代のシーンは、黒澤監督にとっての市民ケーン、「薔薇の蕾」なのだろう。決して傑作とは言えない本作だが、巨匠黒澤の遺作としては相応しい。「まあだだよ」と粘る監督に労いに意味を込めて「もういいよ」と言ってあげたくなる作品です。
STYX21さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-29 11:20:52)
👍 2
27.でたでた月が丸い丸い真ん丸いお月様♪~ まさに角が取れて丸くなりすぎた 黒沢監督の映画でした。
月読さん [映画館(字幕)] 6点(2006-02-10 21:31:28)
😂 1
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26.ネタバレ ユーモアへの回帰。「まあだだよ」と言って優しくなった。あの4人の中に所ジョージがいることで、TVっ子の僕としては非常に見やすかった。『影が怖い』『猫がいなくなって尋常なく落ち込む』という、人間の、生物の原初的な感覚を優しく描いた映画だと思う。こう…「姿三四郎」から「まあだだよ」まで。一気に観て(幾つか未見アリ)感じたのは、黒澤明って感覚の王道をいってるなあと。若いときはオラオラのガンガン。力強いメッセージ性をエンターテイメントに封じ込めるという、20代の僕としては「やったぜ黒澤!」的な作品。なんていうのかな。徐々に社会に訴えることから、人を認めはじめるっていうんでしょうか。「なんとかしようぜ!」ってところから「まあそれもそうかなあ」にシフトしていく、みたいな。ヒューマニズムの表現方法が変化していくのが興味深く、それが僕にとっての黒澤作品の楽しみ方だったと今感じています
ようすけさん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-22 23:40:32)
👍 1
25.ネタバレ 淡々と進むストーリー、ほのぼのとした雰囲気、多少眠気を誘う映画だったが、一気飲みの時はドキドキした。
ビンセントさん [DVD(邦画)] 5点(2006-10-01 19:56:33)
24.最後のほう、家の窓から木が見えるシーンがあります。
ここまで見てきて、この木が写ったとき、ものすごくその木が美しく見えました。
ほ~り~ぐれいるさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2006-10-13 02:12:24)
23.ネタバレ こんな先生いたら楽しそうだなぁ~と思える名物先生と生徒のふれあいを、黒澤映画常連俳優が演じた作品かな?(笑)個人的には泥棒の入り口を作ったあたりは好きかも。全体的にはマッタリ♪
うさぎ大福さん [DVD(邦画)] 5点(2007-05-11 19:12:40)
22.ネタバレ 僕も含めた猫愛好家の方にとっては、ノラ失踪事件にはきっと胸を締め付けられることでしょう。でも、個人的にグッと来たのはこのエピソードだけ。あとはどれも中途半端というか…。あと、教え子たちの過剰な反応も気になります。特に酒の席でのあの大袈裟なウケ方や笑い方がどうしてもワザとらしく感じられてしまい、どうもリアリティが感じられない。ただラストはよかったです。あのエンドロールへの入り方は凄くよかったと思う。全盛期の勢いは確かに失われてはいるものの、巨匠の遺作としては決して悪くはない作品だと思います。
とかげ12号さん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-07 15:28:32)
21.どうも、松村達雄がワタシ的にはまずかった。渋い演技達者というよりテレビの「ちょっと頑固ないいお爺さん役」って印象が強すぎるんだよね。(例えばキョンキョンの「少女に何がおこったか」の学園長先生役とか)。というわけで、どうして教え子たちがあんなに先生を慕うのか皆目理解できずただただ退屈するだけでした。
・・・しかし、いくら自分が大の黒澤ファンだからってかつての初デートにこの映画を選んだ夫にゃ驚かされましたな。相手(=ワタシ)の好みなんてどうでも良かったってことかね?その程度の女だったってことかい?
ぞふぃさん [映画館(邦画)] 3点(2007-10-17 17:09:16)
20.ネタバレ 黒澤監督はこれが遺作だともちろんわかって撮っていたのだろう。題名が題名だもの。人生の最後にきて内田百閒。それでも、天下の黒澤監督をもってしても、内田百閒の魅力を描くのは難しすぎたのかもしれない。内田百閒は難しいなあ。どうしてまたあんなに頑固で我儘で、鬼のような怖い顔をした子どものような男をみな愛するのであろうか。内田百閒を読破してからこの映画を観たら、楽しくて楽しくて仕方ないだろう。だがそれでは映画としては成立しているとはいえない。ただノラが失踪して、先生が捜してくれた皆に礼を言う場面。先生の言葉に奥さんが思わず泣き出すシーンが秀逸だった。こんな繊細な感情を私は言葉では説明できない。このような感情を、果たして、たとえばアメリカの人は理解できるのかな?と思った。やはり黒澤…と寒気がした。マニア向けの映画ということで、この点数を。
はちかつぎひめさん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-14 18:58:34)
👍 1
19.退屈だという人も多いが、僕にはエピソードの一つ一つが楽しくて、退屈する場面は一つもなかった。凡人にない感性を持つ人をみんなが大事に守ろうとする気持ちプラス「師」に対する敬愛の念が一緒になってこの作品を支えている。その分、先生自身は「天然」な存在に仕立て上げられていて、それはそれで物語としては成立しているように思う。内田百閒は未読だが、彼自身が自分をどのように語っているのか、この映画を見て読んでみたくなった。映画で気になったのは第一回まあだ会で、スピーチの代わりに延々と釧路から鹿児島まで鉄道の駅の名前を暗誦していた人。宮崎映画だったら、あのあたりみんな一山まるごとひとくくりという描写で済ませそうなものだけれど、一人一人あんなふうに話しをさせて、しかもかつお話のメインの流れの外においてしまうというのが、物語の物語を犠牲にしながら現実とのリンクを保とうという意識を感じた。
小原一馬さん [地上波(邦画)] 8点(2009-03-10 22:52:49)
18.内田百閒自身を含め、出てくるのはとびきりの善人ばかりのおとぎ話です。要するに全編ウソばかりなんですが、全山紅葉の中でぬるい温泉につかっているように、「ま、いっか・・・」なんて思えてもきます。ここまでリアルに「心地よいウソ」を作り出す力はやはりただ者ではありませんね。
きのう来た人さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-22 06:17:56)
17.う~ん..凡作.. 古き良き時代を描きたかったのか?監督は..今となっては、理解しがたい内容..もっと、描きようがあったろうに..師弟関係は良いとしても、肝心の先生の良さがまったく伝わってこない、分からない..エピソードは陳腐..笑いどころは??..監督の才能は、枯れてしまったのか..そう言わざるを得ません...世界の黒澤の遺作が、こんな作品とは..悲し過ぎる...
コナンが一番さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2010-01-12 12:47:05)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 56人
平均点数 5.95点
000.00%
123.57%
223.57%
3610.71%
4712.50%
5610.71%
61017.86%
747.14%
81221.43%
935.36%
1047.14%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.40点 Review5人
2 ストーリー評価 8.60点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.75点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review3人
5 感泣評価 5.50点 Review2人

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