映画『THX-1138』の口コミ・レビュー

THX-1138

[ティーエイチエックスイチイチサンハチ]
THX-1138
1971年上映時間:86分
平均点:4.76 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスSF
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-11-05)【TOSHI】さん
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監督ジョージ・ルーカス
演出キャリー・ロフティン(スタント・コーディネーター)(ノンクレジット)
キャストロバート・デュヴァル(男優)THX
ドナルド・プレザンス(男優)SEN
シド・ヘイグ(男優)NCH
マシュー・ロビンス(男優)THX(最後のシーン)(ノンクレジット)
デヴィッド・オグデン・スタイアーズアナウンサー
原作ジョージ・ルーカス(原案)
脚本ジョージ・ルーカス
ウォルター・マーチ
マシュー・ロビンス(ノンクレジット)
音楽ラロ・シフリン
作曲フランツ・ワックスマン"Elevator Music”(「Miracle in the Rain」のサントラより)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ"St. Matthew Passion”
撮影キャレブ・デシャネル(追加撮影)(ノンクレジット)
製作総指揮フランシス・フォード・コッポラ
特撮ハル・バーウッド(アニメーション)
編集ジョージ・ルーカス
マーシャ・ルーカス(編集助手)
録音ウォルター・マーチ
その他ロナルド・コルビー〔製作〕(キャスティング・スーパーバイザー)
キャレブ・デシャネル(サンクス)
ハスケル・ウェクスラー(スペシャル・サンクス)
ラロ・シフリン(指揮)(ノンクレジット)
ハル・バーウッド(タイトル)
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💬口コミ一覧

33.ネタバレ 全体主義SFといい、白い近未来像といい、いかにも70年代で古い事この上ないですが、気にならず堪能できたのが意外。細部にも神経配らせて丁寧に創り上げられた物は、いつ観ても鑑賞に堪えうるもの何なんだなぁ…と思いました。アート性と娯楽性のバランスが絶妙。白基調の世界から一転して赤い大夕焼けへの変換は「ブレードランナー(完全版)」ラストの森林滑空に匹敵する位に好きです。 関係ないですが漫画「BLAME!」は「ブレラン」よりこちらに多く影響を受けてる感じですね。
番茶さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-12 01:13:16)
32.ええと、この映画はですね、ま、どっちかというと退屈ではあるんですけどね。映像もユニークながら、効果音がですね、全編通して一種のノイズミュージックみたいな感じに仕上がってると、そのように思うんですよ。でしかもラスト、夕日をバックに突然マタイが流れるところなんぞ、もう、しびれまくり。衝撃的ですらあります。
鱗歌さん 8点(2003-05-17 03:54:21)
31.ジョージ・ルーカスの長編処女作。学生時代に撮った作品のリメイクである。未来の機械管理社会が舞台。人は薬を投与され“愛”の気持ちを失っていた。THXはそんな冷徹な管理社会への反抗児。彼の自由への疾走。疾走途中でLUHがもう自分と一緒にいた時の姿でないと知った時、彼の顔に哀しみの表情が浮かぶ。基本的に映像は“白”この色彩感覚はキューブリック映画を彷彿させる。1971年。すでに「2001年宇宙の旅」が公開されているがこの映画は学生映画のリメイクという事なのでそれ以前にこの“白”の色彩感覚が確立されていたならば、それは凄いことである。しかも低予算ということを逆手に取っているのだから。全体的に“感情”“葛藤”などがなく単調な感じになっていることは否めない。しかし設定上仕方ないことである。もっとも僕は十分楽しめたが。ラストシーン、“白”ばかりの世界に夕日が映し出される。映画史に残っても良い素晴らしいシーンだと思う。この映画を処女作として撮ったルーカスはやはり凄い。
チャびおらさん 8点(2003-01-03 08:52:31)
30.ネタバレ 近未来的な白の空間、管理統制された社会、無機質なロボット警官、ラストの無駄のない流れと夕日の前で立ちすくむ主人公の姿、と個人的にはなかなか楽しめる要素が多く面白かったです。
TAKIさん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-20 15:40:45)
29.ルーカスの世界観に圧巻!人間が管理されている世界を低予算ながらにして、ここまで表現できるのはさすが。また最後の夕日の映像は衝撃的だった。ただ序盤の展開がだらだらしていたのと逃走劇がコストオーバーって理由で終わってしまうのには少々残念。しかし設定が斬新で全体通してよくできた作品だと思う。
rainbowさん 7点(2005-01-16 03:21:02)
28.ネタバレ ルーカスが学生時に考えた未来映像は恐ろしいまでに全てが簡素化され、人間はその完全な管理システムの中で1個の固体としてただ生かされているだけ、というもの。この未来世界の説明を排除し真っ白な映像と電子音で表現しきったルーカスはこの時から既に一流の映像作家であることを証明している。予算がオーバーした時点で追跡をあっさりやめてしまうのは商業映画の製作と似ているような気がするが、ソコに関連付けるのは考えすぎかな?  外界は危険という言葉と頻繁に出てくる放射能という言葉に、きっとシェルターの外は核で汚染されているのだろうと想像できる。そのうえでラストで初めて見せる外の世界の映像。ただ夕陽が大きく映されるだけの画なのになんて美しいんだろう。管理システムとの対比、生きることと生かされることの対比をあの夕陽だけで表してしまった。凄いです。その夕陽をバックに鳥が横切る画にしっかりと希望を感じさせてくれる。
R&Aさん 7点(2004-12-06 12:45:13)
27.正直、かなり退屈な映画ではあります。ルーカス若気の至りというか、当時まだ25歳だったルーカス、彼はいかにも意味ありげで、誰も作ったことのないような映画にチャレンジしたかったんでしょう。本来は簡単なお話なんですけど、抑揚のない展開、無機質なセリフが理解を拒みます。天の声が「物を買え」と煽りまくってるわりに、完璧な管理社会からはまったく消費の痕跡がうかがえない、それ以前に社会の全体像があまり見えてこない、チンタラ歩くだけのポンコツロボコップからは簡単に逃げられそうなど、設定上のミスもいくつか目につくし。しかし、それ以上にこの映画からはルーカスの才気が溢れ出ています。だだっ広い空間に延々と白のみが続く監獄(マトリックスに影響?)は、本来は狭くて汚いことが恐怖の根幹である監獄のイメージの正反対、そして直線のカーチェイス(マッドマックスに影響?)は、細かいカット割りの中で障害物を時によけ、時にぶつかるという従来のカーチェイスの迫力を覆します。そして「予算超過」と言って追跡があっけなく打ち切られる展開も、本作の雰囲気になかなか合っていますね。「そう来るか」って感じでした。やっぱりルーカスはただものではないのです。そして最近リリースされたDVD。ここに収録されていたドキュメンタリーが、ルーカス30年ぶりの復讐とでも言うべき壮絶な内容でした。60年代にはハリウッドのスタジオシステムは完全に崩壊し、そこからコッポラ、ルーカス、スピルバーグ、スコセッシ、デ・パルマ、ミリアスなど、ハリウッド幕末の志士とも言うべき若き才能が登場してきます。そんな新しい世代がはじめて本格的に製作したのが「THX-1138」なんですけど、本作は出資先のワーナーによって不遇の扱いを受けました。作品を理解しなかったワーナーは映画を勝手に編集し、捨てるように公開し、失敗作の烙印を押されてしまいます。そして関係者が大物に成長した現在、彼らは恨み節全開のドキュメンタリーに、なんと当時のワーナー重役まで登場させています。映画を握りつぶした張本人のインタビューまで収録されているんです。思えばコッポラとルーカスというのは、映画製作よりも映画業界を変えることにその人生を費やしており、貴重な才能を早く枯らしてしまった感じもします。スター・ウォーズがエピソード9まで作られなくなったのもそのためなら、ちょっと惜しい気もします。
ザ・チャンバラさん 7点(2004-10-21 01:33:31)
👍 1
26.ネタバレ 映像にセンスの良さが窺える。現在見てもこの映画の近未来の表現は斬新で魅力的だった。ラストの夕日と赤茶けた大地に立つ主人公のシーンはなかなか衝撃的。急に溢れる強烈な色に、今までモノクロ映画を見ていたような錯覚に陥った。全体を通して主人公には感情移入しにくかったが最後のシーンだけは「ああ脱出したんだなぁ・・・」と主人公とシンクロできたように思う。
しかし、ストーリー自体はやや冗長で退屈に感じるかもしれない。また、追っ手がアッサリ追跡を諦めたり、ご都合展開が多いなどツッコミどころがチラホラあり爪の甘さが見えてしまうのが残念。
大きな魚さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-05-09 01:20:48)
25.ネタバレ 今見ても悪くないです、むしろ斬新。監獄のシーンなんてのは圧巻です。地面も壁も天井も隔たりがない真っ白な世界。「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督の作品である「NOTHIG」は、ほとんどこの映画のパクリに思えます。シニカル・コミカルな面もあり(マヌケで弱いロボット警官や理想主義で外に出たがる仲間やホログラムから出てきてクルマをぶつける黒人や予算オーバーで捜索を打ち切るシーン等々・・・)、主人公のキャラがちょっと弱かった(デュバルなのに・・・)とは思いますが、派手なルーカスではないものの、されどルーカスという作品でした。
ぼぎーさん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-03 01:34:48)
24.ルーカス作品というだけで6点上げちゃおう。70年代らしい作品。低予算なんだけど、工夫して安くならないようにしてる。邦画もみならってくれい
ロイ・ニアリーさん 6点(2003-12-12 13:15:34)
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23.あまり良くない。デュバルでてるのになぁ・・・。
ナタリーさん 6点(2002-11-07 13:37:52)
22.ネタバレ ディレクターカット版を視聴。
無機質で構成的な構図で描かれた管理社会ディストピアSF。いちいち絵になるシーンが多々あるのがカッコ良く、面白いです。
ガジェットも凝っていて、登場する車やバイクなどのデザインは今でもイカしていますし、全体的に古めかしさを一切感じません。というかスターウォーズの前の作品とは思えません。あの白い牢獄はなんとも不気味です。自称ホログラムの黒人さんも謎で良いですね。でもやっぱり印象的なのはオナホールマシン。
オチはオチでなんだか悲壮感を表すような終わり方。一体なんなのか分からない所がまたいいです。
ただまぁこのディレクターズカット版はルーカス監督によくある後で手を加えたバージョンで、途中途中CGが加えられてしまっているのには逆に興ざめしてしまいました。
エンタメ性は低いですが、それでも見入る世界観のなかなかのSFでした。
えすえふさん [DVD(吹替)] 5点(2016-07-23 21:58:15)
👍 1
21.製作年の割には新しく感じる。近未来の雰囲気も良く出てると思う。終盤のカーチェイスも派手さは無いけど結構ドキドキした。だけどストーリーの肝腎なところが何となく間が抜けている気がする。簡単に脱出できる監獄?とか、ぬるい警備体制とか(あの仮面みたいな顔の警備ロボ、全然役に立ってない)。予算超過のため追跡終了には思わずずっこけた。ラストも太陽にほえろみたいになってるし。もう一工夫欲しかった。
鳥居甲斐守さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-06 23:14:52)
20.ルーカスの初めての作品らしいので期待したが、もう一つ。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-09-04 21:13:32)
19.おいおい、追うのヤメるなよ~。
眼力王さん 5点(2003-01-21 18:50:16)
18.ルーカスが以前「地獄の黙示録」のドキュメンタリーの中で、物語りの掴みとコシについて色々語っていましたけど、そういうモノの考え方がストレートに感じられる作品だと思います。確かに別に面白いものじゃないし、実験映画なんでしょうけど、ラストの直線的なカーチェイス? に妙な興奮があったりして、やっぱり上手いんだなこの人は、と思いました。私が気に入っているのは、坊主頭のふたりが裸で絡み合う真っ白なラブシーンで、女の顔が頭の方までさっと赤らむところ。映画史に残る名ラブシーンだと思うんですけど、どうですか。
1984さん 5点(2002-11-01 16:17:56)
17.おそらく管理社会批判がテーマになっていると思われる。実験的要素はいいが、ストーリーが面白みに欠ける。なぜなら、話の設定上、人間性をなくしており、葛藤が薄いため、そういう面でのエンターテイメント作品ではないと思われる。だが、その無機質で冷たく白い画面は、低予算映画ならではの世界観をつくりあげており、終盤の逃走劇、そして夕日を背にしたラストはなかなか印象深かった。
あろえりーなさん 5点(2002-09-02 01:38:01)
16.ルーカスフィルムの音響部門THXはこの映画から頂いたそうです。
浦安鉄筋大家族さん 5点(2002-07-24 11:43:15)
15.ネタバレ “THX-1138”=主人公の名前です。「テックス」と呼んでるように聞こえます(サックス?そう聞こえるかな…)。…登場人物はみな、ローマ字3つと4桁の数字の組み合わせを持っているようです。機械的ですが個別識別出来るところから、名前とそう変わりなく思えます。

最近ネットで松田聖子や中森明菜の髪型を現代風に変えたものを見ました。素材が良いだけにみんな綺麗でした。さて、今回私が観たものは、CG技術で改良を加えたもののようです。手を加えてないモト作品も観ていると思うけど、違いが思い出せないけど、エレベーター付きのビルが観える街の景色とか、ロボットを組み立てるときの熱で溶けるシーンとか、綺麗になっていると思う。オリジナルは、もっとシンプルで退屈な映像の詰め合わせだったように思います。(うろ覚え)

この映画の見所の1つとして、パトカーとバイクのカーチェイスが挙げられると思います。言い換えるとここぐらいしか、解りやすくて娯楽要素のあるシーンは無いですからね。最初観たときは、スピード感が凄く、かなり斬新さを感じたけど、この作品の5年も前に、スピード感&迫力満点の『グランプリ』にルーカスが撮影で参加していて、この時の技法を使ってるんだなって、思えるようになりました。
そして、もう一つの見所、エンディングの夕日。シンプルで退屈な白い世界ばかりから、長いトンネルのカーチェイスを抜けて、その先に、あのでっかい、真っ赤な夕日があるから、オリジナルはインパクトが強かったように思います。でも最新CGで、真っ白で退屈なシーンのあっちこっちに余計な手を加えたため、最後の夕日のインパクトが弱まってしまったようにも思えます。
聖子ちゃんや明菜ちゃんの今風ヘアカットは、芋っぽさが減って洗練されていたけど、オリジナルの情熱は感じられなかった。この映画はそんな内容でした。

本作を始めて観たのは20年ほど前だったと思います。あの時と比べて今回、年齢を重ねたぶん、作品の理解が深まったかと言うと、正直今回もサッパリわからなかったなぁ。そもそもルーカスは才能があるとは言え、26歳の青年が自分の脳内のイメージを、少ない予算で映像化したのが本作であるなら、今の私より、20年前の私の方が、当時のルーカスに年齢が近いぶん、より理解も出来ていたのかもしれません。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2025-01-07 21:56:19)
14.ネタバレ コッポラが才能を見出した若き日のルーカスの作品とのことだったが、いかんせん名前も知らなかった作品だったので期待せずにみたら、期待しなくてちょうどよかったという出来栄えだった。
もちろん、学生の身でこのような画面構成をうまく撮った作品を一作完成するのはなかなか大変な時代なので、当時の事情を想像するにこれは確かに才能の片鱗を感じる。
しかし、商業的には失敗したと言われる通り、広げた風呂敷が風呂敷のままというか、謎が回収されないまま話が続いていくので、映像表現からルーカルがどのような表現を指向していたのかを楽しむ他なく、楽しみのために見る映画とは言い難い。
とはいえ、一介の映画ファンとして見れてよかった。
高度に管理されたディストピア未来というテーマであれば未来世紀ブラジルの方が全然上だった。
しかし、映像は綺麗だったので、ルーカルという監督はやはりストーリーよりも映像の人間なのだなと感じさせられた。
よこやまゆうきさん [インターネット(字幕)] 4点(2024-03-16 21:45:54)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 4.76点
000.00%
126.06%
239.09%
339.09%
4721.21%
5721.21%
6412.12%
7412.12%
826.06%
913.03%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 0.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 1.00点 Review3人
4 音楽評価 3.00点 Review2人
5 感泣評価 3.00点 Review1人

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