映画『一番美しく』の口コミ・レビュー

一番美しく

[イチバンウツクシク]
1944年上映時間:85分
平均点:5.19 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(1944-04-13)
ドラマ戦争ものモノクロ映画青春もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-11-01)【イニシャルK】さん
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監督黒澤明
助監督堀川弘通
キャスト矢口陽子(女優)渡辺つる
入江たか子(女優)水島徳子
志村喬(男優)石田五郎
清川荘司(男優)吉川荘一
菅井一郎(男優)真田健
河野秋武(男優)鼓笛隊の先生
横山運平(男優)寮の小使
羽鳥敏子(女優)服部敏子
萬代峰子(女優)阪東峰子
脚本黒澤明
音楽鈴木静一
撮影小原譲治
企画伊藤基彦
配給東宝
美術安部輝明
録音下永尚(調音)
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💬口コミ一覧

26.戦前の映画ですよこれ。いやー、この頃の女性はみんなこんな感じだったのかなぁー、、、。
あろえりーなさん 6点(2003-02-06 21:11:42)
25.黒澤もこんな戦時協力作品を作ったのね。当時の様子は分かるけど、女性映画だし後の黒沢作品とは異質な感じです。でも監督にとってはこの作品の主演女優と結婚したから記念的な作品でしょう。
キリコさん 5点(2003-02-08 14:35:21)
24.戦争高揚映画、にもかかわらず、まぎれも無いクロサワ映画。エッセンスはすべて詰まっている。1944年制作である。この後、日本は敗戦するのだけれど、どういう運命をたどろうと、クロサワはクロサワであり続けただろうと確信させてくれる1本。この映画に出会えたことに感謝。
水の上のハイウェイさん 9点(2003-07-28 23:02:08)
23.国策映画ですよね、これ。無理やり作ったという感じで、観ていて痛々しいです。
のほほん息子さん 2点(2003-10-31 02:37:39)
22.思ってたよりもストーリーはあったけど・・・。
ボーリックさん 4点(2003-12-10 22:29:13)
21.これは当時の大日本帝国にとってイヤミな映画ですよね。「戦争や国家のせいで、彼女達はこんなにも可哀想」とでも黒澤が言いたげな雰囲気が全編に濃厚に漂っています。「お年頃の彼女達にボロ着せて、こき使いやがって」って。しかも作品としての出来も悪くありません。背景に何があろうと、明るく健気に働く若い女性達がみずみずしく描かれています。しかし何故、不幸な状況下で明るく元気に振舞う若い女性って、こんなにも可愛く愛しいのであろうか?思わず抱きしめたくなっちゃった。アレ?やっぱこの映画は国策映画として成功しているのかも。ウーン難しい。
水島寒月さん 7点(2004-02-20 04:32:01)
20.黒澤映画で見るべきなのか迷った作品。プロパガンダでありながら黒澤監督のせめてもの抵抗も感じられる。この映画なくして黒澤の反戦思想や社会や体制などへの痛烈なる風刺も無いのかな。
亜流派 十五郎さん 5点(2004-02-23 21:16:11)
19.黒澤明の国策に合わせた映画か?

    全員が善人で、こんな時代があるのか、女性も日本女性の鑑、理想

    像? でもここちよい 。
ご自由さんさん 6点(2004-06-16 20:59:57)
18.山出しの大根みたいな(例外もいるが)土くれだらけの女工たちが、実に輝いて見える。国策に沿うとは言っても、人間性の善を謳歌する矛盾にはならないと思う。むしろここまで躊躇なく謳い上げるのは、まさに国策に沿っていたから可能なので、日本には珍しい時代だったのではないか。あとテンポがいい。
伯抄さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-17 22:35:40)
17.冒頭、志村喬の国粋主義的なアジ演説に接して、、、、、戦争を鼓舞し、人々を戦地に導く映画は、映像的に優れていればいるほど、非難に値するべきと思って見ました。、、、、しかし、見終えて、果たしてこの映画は、戦時中の国策映画に値したのだろうかという疑問が起きました。、、、、最初の勇ましさは、実は、映画製作を認可されるための目くらましのようなもので、映画の真意は、姿三四郎でテーマとした、人としての美しい生き方、あるいは、家族からの自立について描くことではなかったかと。、、、、、、仮に、純粋な戦争鼓舞映画であれば、先生の入江たか子にもっと、戦争賛美の言葉を、様々に語らせるはずでしょう。国策映画の中での教師の役回りは、通常は、政府の言葉の伝達役だからです。しかし、入江たか子は、そういう言葉を全くといって良いほど語っていません。、、、、、また男でなく、女の世界を題材としている点も、注意すべきかもしれません。男を描けば、戦場に行く、行かない、死ぬ、死なないということを必ず入れねばなりませんが、女を描けば、そういう必要はないからです。、、、、、全体として、リズム感があるし、また女子工員が集まって笑ったり、話したりする構図とか、良くできていると思います。また戦時中の勤労奉仕などの様子を伝える記録映画としても貴重ではないでしょうか。
王の七つの森さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-28 12:22:44)
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16.ネタバレ 黒澤明監督の第2作。黒澤には珍しい女性映画で、尚且つ戦時中という当時の時局柄、戦意高揚映画である。そのためか、見ていてもあまり面白いものではなく、見ていてけっこう辛かった。とくに主人公が無くした小さな部品をひとりで夜中に何時間も探すシーンは胸が詰まりそうになった。それとタイトルクレジットが一切なかったのが驚き。(一応、エンドクレジットはあったけど、あれは放送局のオリジナルっぽい。)
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2005-09-21 18:09:10)
15.これ、「アタックNo.1」でしょ。(参考にして有名なスポ根性アニメが出来たというべきか)w 未来のクロサワ夫人は、鮎原こずえだわ。早川みどり風の女子もいるな。
Waffeさん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 22:03:10)
14.退屈。女子工員らの言動は、美しいと云うよりも、洗脳の深刻さを痛感させる。
丹羽飄逸さん [ビデオ(邦画)] 4点(2007-09-30 20:27:26)
13.責任感、生き方など言いたいことはわかるのだが、前半が少し軽い。テンポも良かったが、全体的に見ると普通。女性映画であり、黒澤映画にして異様な作品。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-11 00:03:11)
12.撃ちてし止まぬ国策映画。以前にNHKスペシャルなどで第二次大戦の頃のプロパガンダ映画や戦意高揚映画の断片を見たことがありますけど、日本でも本当にこんなのを作っていたんですね(戦時中のリアルな日常が見られる分、史料的価値も高い?)。もうどこを切っても「お国の為に!」って声が聞こえてきそうです。そういう映画なのであまり物語のアラ探しをしても意味がないと思うので、その辺は割愛。
とかげ12号さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-15 21:42:13)
11.ネタバレ 映画の裏に国策・戦意高揚の狙いがあった事を抜きにしても、黒澤監督らしくないけど、美しい映画だなと思いました。主演の矢口陽子さんが眼に力があって、若手女子工員を引っ張っていくに値する適役だったと思います。

戦争中だし女だからと言って男に負けたくない気持ちと、無理がたたっての病気、そしてマンネリと疲労からくる能率の下降のイライラ。全てがリアルで1つの人間ドラマが展開していました。先生と呼ばれる入江たか子さんも非常に美しく、見守る立場としての役割がピッタリでした。

ラスト、故郷の母親の訃報を聞いても「故郷には帰りません」と突っぱね、仕事のレンズを検査しながら涙するシーンが非常に美しかった…。あのレンズ越しには確かな黒澤監督の愛情を感じました。気丈な女性がホロっと見せる弱さに男は弱いなあ・・・、60年以上経った今見返してみても、黒澤監督がこの女優さんを好きになった理由がなんとなく分かる。それだけでも十分価値のある作品ではないでしょうか?激甘ですが6点です!
まさかずきゅーぶりっくさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-09 16:55:18)
10.戦後すぐに撮影された『わが青春に悔なし』を観ると、よほど国策映画などはつくりたくなかったのだろう。できる限り、そうした映画にはしたくないという心は伝わってきた。ただし、グラフ→物語→グラフ→物語という構成は、すこし退屈ではあった
ようすけさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-05-11 22:16:41)
9.ネタバレ 昭和18年、14歳以上未婚女性を対象に勤労奉仕団体である女子挺身隊が創設。昭和19年には年齢が12歳に引き下げられ、強制動員となる。徴用期間は1年ほど。女学生も動員され、授業はほとんどなかった。多くは寮生活をしながら工場に通い、ときに3交代の過酷な勤務もあった。勤労奉仕といってもちゃんと給与は出た。昭和19年には既に食事事情が悪かったが、映画では省略されている。本土空襲が本格化する前のため、防空服や防空頭巾の着用はない。まだ国家としての威厳が保てており、ほとんどの国民が戦争の勝利を信じていた。女優を実際のニコン工場で働かせており、ドキュメンタリーとしては大変貴重で、そのぶん娯楽性は薄い。映画に出てくるスローガンや歌詞から軍需増産(戦意高揚)のための国策映画であることは明らか。人物の人間性はさほど表現されておらず、軍国主義の模範的な言動に終始する。イヤな人物は一人も登場せず、理想化されている。今日の観点から見れば、滑稽なほど生真面目だ。ただ当時の人はこの映画をみて素直に感動したと思う。そういう教育(洗脳)を受けていたこともあるが、感情移入する要素がふんだんに盛り込まれており、後の黒沢映画の豊穣さを予感させてくれる。映像も美しい。「一番美しく」は、自我を捨て、身を国家に尽す姿こそが最も美しいという意味だろうか。だが、一番美しい少女時代を犠牲にし、国のために捧げる彼女らの姿を憐憫のまなざしで表現しているともとれる。監督は戦後すぐに「わが青春に悔なし」という反戦映画を作っていることから、戦争には反対であっただろう。黒沢監督はただ映画を愛し、ひたすら映画に打ち込んできた、その結果がこの映画。当時は国策に準ずる内容でなければ、製作が許可されなかった事情を考慮すべきだろう。映画としての出来を云々するより、後に有名になる黒沢監督の手により、すぐれたセミドキュメンタリー風の映画が残されたことに感謝すべきなのかもしれない。



よしのぶさん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-02 23:51:20)
8.ストーリーは当たり障り無く、キレイ事で埋め尽くされているが、戦争高揚映画ということで敢えていちいち突っ込んではいけない。敗戦後に監督は「わが青春に悔いなし」という痛烈な反戦映画を撮っているので比較して見るのも面白いかもしれない。
寮母先生の美しさが印象に残りました。
おーるさん [DVD(字幕)] 4点(2010-01-29 21:51:30)
7.ネタバレ これは「情報局選定国民映画」らしい。そんな局が無くなって久しい2010年になってから観賞した訳だけど、私にはとことん胸糞悪い映画でした。兵器部品の工場で働く少女たちを世相を交えながらリアルに切り取ってあるのだろうが、国威の発揚という目的を持っていることは明らかで、それが「美しいもの」という表現の仕方にやるせない憤りを覚える。国家や戦地の兵士を気遣う少女たちの健気な想いには確かに見過ごせないものがある。だけど、事あるごとに「頑張れ」を繰り返す構成は、根本的に戦局を精神論で補おうとした考え方と同じで、それが後の「特攻」「自決」「一億総火の玉」などに繋がって行ったと思えるのである。正確にカメラを回した時期は分からないが、製作年度の1944年は南太平洋の戦況から日本の劣勢は決定的に近い状況。大本営はこの映画を自分たちの方針のプロパガンダに使ったことは明らかで、観た人は当局の狙い通りの感想を持ったと想像する。黒澤の演出によって抽出された少女たちの純真さが見事に利用された、というのは言い過ぎか…。いずれにせよ、この映画には肯定できる部分が無い。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 0点(2010-08-15 23:01:36)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 5.19点
013.85%
100.00%
227.69%
300.00%
4519.23%
5726.92%
6623.08%
727.69%
813.85%
927.69%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 8.50点 Review2人

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