映画『贅沢な骨』の口コミ・レビュー

贅沢な骨

[ゼイタクナホネ]
2001年上映時間:107分
平均点:5.26 / 10(Review 43人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-01-14)【イニシャルK】さん
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監督行定勲
キャスト麻生久美子(女優)ミヤコ
つぐみ(女優)サキコ
永瀬正敏(男優)新谷アキヲ
津田寛治(男優)花火のカップル
光石研(男優)医者
森下能幸(男優)危険な情事番頭
朝本浩文(男優)DJ
渡辺真起子(女優)サキコの継母
脚本益子昌一
音楽朝本浩文
北原京子(音楽プロデューサー)
撮影福本淳
プロデューサー益子昌一
美術永瀬正敏(イメージフォト)
佐々木尚
編集今井剛
録音柴崎憲治(音響効果)
北田雅也(音響効果)
伊藤裕規
照明市川徳充
あらすじ
サキコ(麻生久美子)の喉に、昨日お客さんと食べた鰻の骨が刺さった。ミヤコ(つぐみ)は「贅沢な骨だね」と笑った。そしてその二人の間に、新谷さん(永瀬正敏)が現れた。サキコが「新谷さーん!」と呼ぶと、新谷さんは「はいっ!」と右手を挙げた。彼はサキコの客。そして不感症のサキコが初めてイった男。the humpbacks「Torch Song」にのせて、三人の生活が始まる。
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💬口コミ一覧

43.ネタバレ まず、タバコどんだけ吸ってんだよ(永瀬)/
メシ食っとる時とチュウしとる時以外、ずっと吸ってない時って無かったやんけ(永瀬)/
息するのと同じくらいの割合でタバコくわえてたんちゃうか(永瀬)/
わずか90分の間で一体何本吸ってたんだよ 一本、二本、三十本か! 
いっぺん数えちゃろうか ‥‥と思ったんだが、めんど臭くなっちまったので まあやめた。
もう、タバコくわえたシーンが時代にそぐわないんだって事をつくづく感じた。
ふわっと現れ、さらっと消えて行った風のような男という設定だったらしいが、そんなのウソやん 
風は無臭、永瀬は煙臭、 とにかくタバコくわえた永瀬の姿がサブミナルで頭から離れん あたしゃ禁煙中なんやぞ 永瀬キライ。
でも、まあいいや、ずっとお口パクパクやってた麻生久美子の金魚らしさに免じて許しちゃる。かわいらしさに免じて許しちゃる。たまにドキッとさせるようなセクシーショットに免じて許しちゃる。行定監督だって もちろん当然許しちゃる。
3737さん [DVD(邦画)] 9点(2010-05-16 20:18:13)
42.僕は好きだなぁ。あと、他にはさつま芋とか世界不思議発見とか好きです。
おでんの卵さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-03-17 02:41:15)
41.酷評の嵐ですが。。。私は好きでした。日本の映画ってたぶん論理とか明確にわかる何かではなく、感覚で何かを伝えたいんだろうなと感じました。ちなみに私の解釈ですが。。。好きなときに死ねる、しかも好きな人(これはつぐみですが・・)と両思いになって幸せな時に死ねるなんて、なんて贅沢なんだろうという意味がこめられてるんではないでしょうか。私はこういう考え方に共感できました。
キャラメルりんごさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-01 14:01:31)
40.すごく人によって意見ぎ分かれる映画だと思うが、私は好きだな。特につぐみがよかった。
みっき-さん 9点(2003-03-07 12:45:56)
39.ネタバレ 観終わった後に、じわじわと心に沁みてくる作品でしたね。麻生久美子とつぐみの微妙な距離感が、緻密ながらもゆったりとした空間の中で描かれていて、そこから生じる静かな緊張感がこの映画を素晴らしいものにしています。その空気を切り裂くような永瀬正敏の演技も良かったです。(まあ、ちょっと羨ましい役でしたけど。)
しかし、ミキサーの中で金魚を飼うってのは素晴らしい発想ですが、ちょっと怖かったですね。いつグロ画像が出てくるかハラハラしてしまいました。(でも、ちょっとヤバい画像が・・・・あれは映像処理であると信じています。でもクルクルまわってたし・・・・。)
TMさん [DVD(邦画)] 8点(2007-04-19 19:47:02)
38.ネタバレ ニュアンス、雰囲気に偏った日本映画は好きでなかったけれど、この作品は3者の関係性の緊張感とバランスがとれていて、とても観ていて空気を楽しめた。そして、新谷・ミヤコ、サキコ3人ともの心の痛みが、よく伝わってきたと思う。最後のシーンで、雑踏の中で、新谷が、自分が呼ばれたような気がして振り返り手を挙げ、道行く人に怪訝な顔をされ、最後に叫ぶシーン。これは、本当に孤独感を感じさせるいいシーンだと思う。とにかく、切なく、痛い映画だ。麻生久美子もつぐみも、キャラクターにのめり込んで演じていると思う。いわゆる王道もの(GOやセカチュー)からこういう微妙な人間関係が中心のものまで演出できる行定監督は、幅広く力量を発揮できる監督だと思う。
ムーチンさん 8点(2004-07-27 01:22:51)
👍 1
37.ネタバレ この作品を二回目に(というのも、一度目は麻生久美子の裸の無いベッドシーンに「何故だ?」とか思いながら観たので、邪念が渦巻いていた。)観た感想ですが、真面目に観てみると三人の心理描写がハッキリと描かれていて、その心の動きの見事さに素晴らしいと感じました。特に上手く描かれているのがサキコの心理ですね。父親と義母に「汚い」と言われた単純なトラウマかと思いきや、後半で継母を登場させる事によってもっと複雑な心の鬱屈を感じさています。新谷さんに打ち解けるまでの心の機微も、つぐみの表情が見事に表しています。それに対してミヤコも、サキコを新谷さんに託す気持と、その後悔、嫉妬、自らのサキコへの愛の確認をその表情、行動、手指の小さな動きが表していて、とてもいい演出だと思いました。新谷さんですが、さすがに永瀬正敏は外しませんね。静的な動きと動的な動きが持ち味の彼ですが、それが上手く苛立ちや戸惑いとして表現できていたと思います。ミキサーの中の金魚という設定も、かなりきわどいですが、観るものがドキドキとして手に汗握るような、映画の緊張感を増していい小道具となったと思います。と、ここまで書いて思ったのですが、少々わかりやすく造り過ぎなのではないかと思います。心の中のセリフや、ミヤコのサキコへの告白など、表情やしぐさで伝えられていたぶん、口に出してしまうとちょっと作品が重くなってしまったのではないかと思います。それに、暗喩が直接的過ぎて、もう少し難解でもいいくらいのものでした。しかしながら、心理描写をきちんとおろそかにせずに描いた作品として、日本映画ではとても気持のいい作品だと思います。僕は、こんな真面目な映画をもっともっと評価して欲しいなと思いました。
feroさん 8点(2003-12-29 12:09:56)
36.私は日本映画の中で一番『贅沢な骨』が好きです。テアトル新宿に見に行きました。男の人には余り理解出来ない映画なのかもしれない。多分、男の人が見ると『何や!このエロ映画は!』と思う人がほとんどだと思います。私は見てて別にエロくもなかったと思います。一言で言うと『可哀想…。』と思ってしまいました。ミヤコもサキコも新谷も可哀想な人物でした。でも一番可哀想なのはミヤコだったのかもしれない…。でも私の中で一番強烈なシーンはサキコが『私…、汚いから…。』というシーンは強烈でした…。新谷は一言で言うと、風のように現れて、風のように消えて行ったって感じでした。でも、永瀬正敏が歌うthe humpbacksの「TORCH SONG」も癒し系で良かったです。この映画は凄く私の心の中に残る映画になりました。
ゆかさん 8点(2003-05-03 01:35:55)
35.いいと思う。切ない感じが*
keeさん 8点(2003-02-28 00:56:36)
34.面白い。浮世離れした登場人物ばっかりだけど、ものすごく感情移入できた。みんなすっごく魅力的。絶対行定監督は変態だな。
ざくろさん 8点(2002-04-21 10:27:46)
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33.生きて行くと色々と悩みやら壁やら劣等感やら焦りやら嫉妬やらと重い想いがあるもの。そんなものがあると漠然と不安になったり頭が重くなったりと、まるで喉のどこかに刺さった骨のような得体の知れない痛みが出てくる。そんなものが一切合切なくなればいいのに、と思うことはたくさんあるけれど、そんな痛みがあるからこそ人生なんだと言っているような作品だと僕は感じました。「そんな痛みで悩んでるの?贅沢な悩みだね。悩むことがあるだけいいじゃない」と言われているような。行定さんの作品はもうちょっと的をしぼってくれたらいいのに、と思うことが多々あるんですよね。それは僕の力不足で的がしぼりきれてないだけかもしれませんが。
とむさん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-27 01:00:37)
32.「作品はつまらなかったが麻生久美子(最高!)は良かったね」という麻生久美子(最高!)にとっては誉められてんだか貶されてんだか解らない感想が言われるようになった最初の作品じゃないか? あざとすぎる行定の演出。そのあざとさも岩井俊二くらい振り切れているならいいんだけどね。色々な意味で萎えた。よって点数は全て麻生久美子(最高!)へのものである。それでも7点。
ナクサライトさん 7点(2003-12-29 14:30:10)
31.新宿で観て、渋谷の行定オールナイトで観ました。あまり手放しでイイとは言えない映画ですが永瀬正俊に3点、麻生久美子とつぐみに2点ずつ。津田寛司の演技は少し過剰な気が…。
クーさん 7点(2003-03-23 09:37:05)
30.ネタバレ これはまさに…私は岡崎京子「Pink」を思い出しちゃった。
けど、「Pink」は「資本主義対個人の戦い」が狙いだったのだが、「贅沢な骨」は違う。
ホテトルやってても平気なふりをしている、という点は同じだが、「Pink」の主人公は本当に罪悪感が無かったし、「自分の持ち物のうち、売れるものを売る」という形で資本主義を攻略しようとしていたのだった。対して、「贅沢な骨」のみやこは…「あたしは不感症だから体売っても平気だからいいの」だ。
「不感症の女がセックスしても、セックスしたことにはならないから、していないのと同じだから、売春したって平気」。そこに、さきこを養ってやるという義務を追加して、彼女がホテトル稼業を営む状況が成立している。よって、新谷による開眼後の売春は苦痛を伴うものになり、営業後の口直しに新谷にまとわりつく…ということになっていく。
「Pink」にも3人の共同生活が描かれ、メンバーはホテトル嬢と腹違いの妹と作家志望の青年である。そして…彼氏の作品が受賞して金が入るという「偶然の幸運」という動機によって売春をやめ、お約束のように「南の島へ旅に」出ようと水着を選ぶが、出発当日彼氏は車にはねられ死亡。知らずに空港で待つ元ホテトル嬢。
が、行定監督が犠牲者に選んだのは、ホテトル嬢のほうだった。変態電車男に首を絞められて死んだのだろう。もちろん、自分から「締めてくれ」と要求したに違いない。
どうも監督は「汚れているとはどういうことなのか」ということを言いたかったらしいのだが、そうであるならば、性描写がちとしつこすぎたように思った。エロシーンが映画の邪魔をしている…と私には思えるくらいだ。
この3人を見るかぎり、日本はなんてひねくれた希望のない国なのか…という気がする。ここにいるのは「法」とか「奉仕」とか「道徳」とか「理想」とは無縁な若者たちだ。それが、今の日本の若者の雰囲気である、というふうには…私は認めたくない。20何年生きてきて、共通の話題が古いバンドの曲のことだけとか、3人同時に楽しめるのは他人に花火を投げつける時だけ、とか、あんまりにも情けないと思うなあ。それでいいのか。それが〝時代の空気〟か。
私は「Pink」は認めるけど、「贅沢な骨」の空気感は支持しない。この映画は、外国の人には見てほしくない。
パブロン中毒さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-10-04 13:49:08)
29.うん。なんだろう。この映画は、細かすぎる。あらゆる形態とメタファーへの執着度は、小栗康平にも通じる、アンチ科学的世界観の先鋭さゆえか。究極的に主観的な視線の持ち方の先に客観性を見い出せる?というゲーテ的な知性の祈りがこめられている。金魚をミキサーに入れた時点で観客の惨事への想像力を喚起させる方法や、新谷とミヤコの手が結びつくシーンとか、行定監督の卓越した感覚だけで、十分に見せてくれる。でも少し疑問なのが、そういったカメラの視線が含んでいる繊細な配慮にたいし、描かれる人間がとても極端にしか描かれていないこと。おそらく登場人物の性格は一言で表現できてしまうだろう。しかし、3人という登場人物の数が個々人の極端さをカバーしているともいえるだろうか。あと、性的な描写の意義がよく分からなかったのでこの点数。そこまで何かを渇望する動機が分からない。
wunderlichさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-20 21:02:23)
28.凄く孤独さの感じる映画だった。そして、中心となる3人の演技も素晴らしかった。映像も綺麗だった。ただ、ストーリー的にはちょっと退屈な感じもした。ただ、映画の内容のようになんか、のどにつかかっている感じが残る映画だった。
シュシュさん 6点(2004-08-16 13:37:24)
27.「骨」とか「金魚」とか、やたらとメタファーっぽいものを多用するわりには、セリフまわしなんかが、ありきたりだったのが残念でした。金魚をジューサーで飼い始めてからは、主人公たちの人間関係の緊張感なんかよりも、最後まで金魚たちは無事なのか、スプラッタシーンを見る羽目になるのかと、違った意味でハラハラしてしまいました。でも、主演3人のつくる雰囲気は好きだったんで、7点。
ころりさんさん [DVD(邦画)] 6点(2004-05-14 03:01:44)
26.ヒロイン二人は良かったな。特に設定がね。「私が頼んだのよ」とか。
イマジンさん 6点(2003-06-18 12:42:40)
25.訳わかんない映画だったけどなんとなくよかった。つぐみかわいかった。
みわさん 6点(2003-03-24 23:13:52)
24.麻生久美子さん好きです。けどちょっと。女性向きな映画ですかね。
taiさん 6点(2002-11-11 12:46:20)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 43人
平均点数 5.26点
012.33%
124.65%
236.98%
3511.63%
449.30%
5818.60%
6716.28%
736.98%
8613.95%
949.30%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review2人
2 ストーリー評価 3.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 2.66点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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