映画『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』の口コミ・レビュー

男はつらいよ 寅次郎忘れな草

[オトコハツライヨトラジロウワスレナグサ]
1973年上映時間:99分
平均点:6.91 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(1973-08-04)
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督五十嵐敬司
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
浅丘ルリ子(女優)リリー松岡
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
松村達雄(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
笠智衆(男優)御前様
中村はやと(男優)諏訪満男
吉田義夫(男優)吾作
毒蝮三太夫(男優)石田良吉
織本順吉(男優)玉木
江戸家小猫[初代](男優)水原
利根はる恵(女優)リリーの母
原作山田洋次
脚本山田洋次
宮崎晃
朝間義隆
音楽山本直純
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
撮影高羽哲夫
製作島津清
企画小林俊一
高島幸夫
配給松竹
美術佐藤公信
録音松本隆司(調音)
中村寛
照明青木好文
その他東京現像所(現像)
山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版)
岸田和美(4Kデジタル修復版)
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💬口コミ一覧

33.ネタバレ マドンナは浅丘ルリ子。

彼女が演じるリリーの1作目。リリーは、寅さんが憧れるマドンナというよりも女版の寅さんとでも言うべき存在。だから寅さんは、彼女のことを自分の分身のように想う。これも寅さんの愛なのだ。

この頃のとらやは茶の間談義が楽しい。今回は「中流家庭とは?」「上流階級とは?」ということについて話題になり、いつものように博の少々理屈っぽい意見(これは山田監督の意見なのだが)でしめる形になるのだが、今回はさくらが寅さんのことを「お金で買えないものをたくさんもっている」(それを「愛」だと表現したのは少し唐突だったけど)といって褒める場面が印象に残った。近年流行りの「プライスレス」の奔りが寅さんのライフスタイルなのである。

まぁ、何だかんだ言って、寅さんのそういった生活を支えているのはさくらで、リリーへのフォローも、北海道の開拓農家(寅さんが2-3日働いてあまりの辛さに投げ出してしまう)へのフォローも、寅さんの金銭面も、心の拠り所も、全部さくらが支えているのがこの一篇で分かるのだ。

あと、ピアノ騒動は面白かったけど、ドタバタもパターン化してきたって感じ。
onomichiさん [DVD(邦画)] 9点(2012-04-28 23:04:01)
32.寅さんのマドンナNO1登場。最後の唐突な結婚がなければ満点なんだがなあ。せめて石坂浩二がだんな役でもいいのに。リリーとの出会い、不幸な母親との会話、初恋の人だと言う告白、とらやに泊まったときの寅の張り切り様と、これぞ寅さん映画ですよねえ。リリーは浅丘さんのハマリ役でもあるんです。リリーが主役の作品作れそうですけどね。どうすか?
パセリセージさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-20 23:29:00)
31.寅さんファンならご存知のリリー初登場によるシリーズ第11作「忘れな草」何だか意外と点数低いけど、私はかなり好きです。北海道は小樽の景色、風景、そこに生れるひとつのドラマ、色んな要素が重なって観れば観るほど好きになっていく作品です。寅さんにとって最も相性の良いマドンナはやっぱりリリーだと思う。リリー登場の作品はどれも素晴らしい!それはリリーが寅さんと似たような人物だからだと私は思います。
青観さん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-24 20:59:30)
👍 1
30.ネタバレ シリーズ11作目。ようやく、タイトルの意味が通じる内容の作品登場。
忘れな草の花言葉は「真実の愛」。またリリー(ユリ)の花言葉は「純粋」。
寅が散財して買ったおもちゃのピアノが、タコ社長のうっかり一言のせいで、一気に価値のないものになった時の空気の変わりようが、また絶妙だったわ。必死にピアノをフォローするおいちゃんと博。おばちゃんは奥で魚屋に電話「なんか、お刺し身ある?え?タコだけ~?」最高のタイミングで鐘の音がゴーン…まぁここからいつもの修羅場になるんだけど、間の取り方が、上手いなぁ。

そして舞台は網走です。山田洋次×網走と言えば『幸福の黄色いハンカチ』。個人的には健さんが食堂でビールを飲むシーンと並び、本作の網走の港は名シーンだと思います。二人たたずむ寅とリリー。夜汽車から見る明かりの話。この時の寅次郎の手。指には下品な金の指輪。そしてリリーの足の赤いペディキュア。同様に赤いマニキュアの指先にはセブンスター。二人がカタギじゃないことを一枚の画で観せる。そして海に出る父と見送る子たちを、寅とリリーの対岸に置く辺り、綿密に計算したのではなく、自然とそうなったんだろうな。美しい。山田洋次と網走はよっぽど相性が良いのかな。

今までとは違うタイプのマドンナのリリー。中学で家を飛び出てフーテン暮らしという、同じ境遇のリリーに、寅もさぞシンパシーを感じたことでしょう。酔ってとらやに来たリリーをなだめる寅。「昼間みんな働いて、疲れて寝てるんだ。ここはカタギの家なんだぜ?」こんな格好いい大人な寅を、旅先でなくとらやで観られるなんて。
寅を大人の男として信頼して、子供のようにワガママを言えるリリー。そうか登だ。登の女版がリリーなんだわ。先の話をチラッと調べたらやっぱり。前作を最後に登はしばらく出て来なくなります。メッチャ残念。
一方リリーが結婚して、寿司屋の女将になったのは急展開。今までの作品同様、マドンナは寅のそばから離れて終わるんだけど、1作限りではあまりに勿体ないマドンナだったからなぁ。さて次回はどんなカタチで登場するのかな?
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-08-09 22:39:05)
29.子供の頃父に連れて行ってもらった怪獣映画でよく併映していた寅さん。
90歳になったその父と50年ぶりに見た映画「お帰り寅さん」を見てからもう一回
見始めた寅さんシリーズ。

とりあえず何から見たらいいかわからなかったので、
知識ゼロからの寅さん入門という本を読んで、50作近くあって
全部おんなじと思っていたら色とりどりなんでびっくり。

まずはお帰り寅さんの柱になっていた
リリーさん四部作から見ることにしました。


四部作?の一作目。
二代目おいちゃん(松村達雄さん)の「バカだね〜、あいつは」がツボです。
次は四部作の第二作の相合い傘をみようと思います。

始めから古い。だから今も古びない。映画を観る楽しみが増えました。
NOBUKさん [DVD(邦画)] 8点(2020-03-08 18:14:22)
28.ネタバレ  歴代マドンナNo.1の呼び声高い、リリー松岡・浅丘ルリ子の登場回。美しいことももちろんだが、寅さんと一番心通っていたマドンナなのだろう。物語も他作に見られるような、前半の寅の騒動とマドンナの話との断絶感が薄く、綺麗にまとまっている。
 ただ、あれだけ独り身の女の不幸感を醸していたのに、最後にあっさり旦那と店を構える展開に、腰砕けの感あり。

 ちなみに、この二人を見ていると、(もちろん歌のほうが後発だが)中島みゆきの『二人は』という曲を思い出してしまう。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 8点(2014-05-15 19:52:11)
27.ネタバレ 本シリーズではある意味「異色」といえるキャラクターの登場、浅丘ルリ子さん演じる、そうリリーです。今までのマドンナはいわば良識ある賢女でした(過去の恋愛トークはおかしくもいとおしい、とても観客心をくすぐるニクイ演出ですね)。しかし本作のリリーはかなり寅さんに寄った、いや、部分的にはそれ以上なものです。夜、酔ったリリーがとらやを訪れる。あの寅さんが「ここは堅気の家だからみんな寝てるんだ」とリリーをなだめる。いままでの本シリーズではこんな場面は無かった(と思う)。初めて寅さんのキャラクターの何かを上回った瞬間を感じました。どうも聞くところによると山田監督的に意図していなかったようなのですが、寅さんとリリーという偶然的な組み合わせに何か不思議な力が働きこのような特別な作品が出来上がったのではないかと。観終わった後今そのような気がしてイマス
Kanameさん [DVD(邦画)] 8点(2014-02-03 22:56:07)
👍 1
26.山田洋次の女性の好みは時代劇三部作に起用した女優を見ても良く分る。宮澤えり、松たかこ、壇れい。それ以降の作品の主演には再三吉永小百合を起用しているところをみてもいわゆる清純派である。しかし、清純派というのは寅さんのマドンナにはイマイチ違和感があるというのが見る側の気持ちではないか。八千草薫のような例外はあるが、男はつらいよ当初からあった違和感はそこにある。その中で浅丘ルリ子を起用した。浅丘ルリ子に関して山田洋次は全くのノーマークで共同脚本家の朝間義隆の提案で面接し起用を決めたらしい。山田洋次の好みの女優ではなかったのか、起用は決めたもののストーリー的には山田洋次のヤル気の無さが気になる作品となった。しかしストーリのしょぼさなんて払拭する浅丘ルリ子と寅さんの相性の良さが目立った作品になった。渥美清は監督の好みではない女優を相手に水を得た魚のように生き生きしている。監督の当初の意図とは別に役者同士の化学反応が起き別の魅力的な場面が出来た作品となった。山田洋次の好みの女優と寅さんと相性の良い女優は違うということが分かったのは浅丘ルリ子のプロ意識のお陰とも言える。山田洋次もそれに気づいたのか、浅丘ルリ子起用の次作にヤル気を見せてくれた。
rosebudさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-01-19 10:59:11)
👍 1
25.このシリーズでは旅先の風景シーンがいつも素晴らしく、本作も北海道の広さなど見事なものの、今回心に残るのは、東京のリリーがらみの二つの情景だ。母との場、それとリリーが立ち去った部屋のうつろさ、まるで北海道の広さの対照物のような狭さ・暗さがザックリ心に染み入り、こういうシーンがあるせいで、作品はぐんと深まる。「俺たちアブクみたいなもんだ」とかっこよく詠嘆しながらも、寅には北海道まで迎えに来てくれる身内がいた。身内がいるっていいものだ、と思わせておいて、後段になって、リリーの身内=母が登場し、金をねだる。リリーが悪態をつき、言い返すか何かしてくれればまだいいのに、ここで母に泣かれる。このベトベトした「身内」というもののやりきれなさが、五反田(?)の高架下や濁った川が画面を埋める狭苦しさと重なる。明るいとらやの人たち全員に拮抗する暗さをこの母(利根はる恵)は一人で持ち、ワンシーンだけなのにこれまでの母娘の軋轢の長い歴史をしっかりと示した。あと寅がリリーの去った部屋を訪れるシーンもいい。彼女の内面を語ってくるすさんだ室内。別の部屋の住人がこわごわ応対する。かたぎの住人にとっては、女に逃げられたやくざのヒモにしか見えない寅なのだ。アブクみたいなリリーと寅、「とらや=身内」という背景を除いてしまうと、寅もこの荒廃した情景にふさわしいという現実を一瞬のうちに見せたシーンだった。ヒロシが憧れる「広いところを旅する気ままな暮らし」の後ろには、こんな部屋が隠れている。
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-06-14 09:58:33)
👍 1
24.ネタバレ 深夜に酔って虎屋に来たリリーが、別れ際に見せた涙は切ない。
おばちゃんの言うとおり、寅はリリーを追っかけていかなくちゃ・・・
リリーにしてみれば、寅が追っかけてきてくれないというもどかしさ。
寅さんは、やっぱり私と違って幸せ者、私なんかと違うんだわ、というところか。
切ない。
気になったのは、博が幼稚園から帰ってくる満男をあまりかわいがらないこと。もう少し満男を笑顔で迎えるような演技があっていいのではないかと思った。もしかして自分の父親との関係のトラウマ?そんな深い話ではないですよね。
karikさん [インターネット(字幕)] 8点(2013-04-15 23:00:08)
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23.ネタバレ ○リバイバル上映にて再鑑賞。○リリー初登場の作品。やはり他とは異なる雰囲気がリリーだけでなく、作品全体から伝わってくる。○寅と家族、リリーと母の対比、北海道の広大なロケーション、リリーの狭くて暗い部屋の対比等、短いシーンに映画らしい演出が光る。○リリーのキャラも良い。快活で男勝り、孤独で寂しがりな一面もあり、洋風な顔立ちとメイクに、スッと通る美声と来る。○また特徴的なのは、そんな酔ったリリーを寅さんが常識的な対応するシーン。今までのシリーズであまり見られなかった。○そんな異色作だからこそ、惜しむべくはリリーがあっさり結婚している(シーンがある)ということ。手紙のシーンくらいであっさり済ましても良かった(なんなら手紙もなしで、さくらとおばちゃんに「リリーさんどうしてるかね」くらいの会話だけでも良かった。)。○とは言え、歴代マドンナの話や、ピアノ騒動など見所満載。
TOSHIさん [映画館(邦画)] 8点(2012-08-22 23:43:07)
22.本作以降、最終作までの4作品の中で別れと再会を繰り返すことになる寅さんとリリー。そんな2人の最初の別れ。「じゃあ、またどっかで会おっ!」「ああ、ニッポンのどこかでな」2人のこんな台詞がいいですね。様々な性格、事情のあるマドンナが登場しましたが、こんな台詞が似合うのはやっぱり、寅さんと同じく渡り鳥であるリリーだけです。「相合い傘」でもそうですが、この二人には北海道が似合う。夜汽車が似合う。とらやの2階で隣同士の部屋で「寅さ~ん」「あいよ」とやり取りし合う二人。月のきれいな夜空に響く二人の声。本作のお気に入りのシーンです。寅さんとリリー、この二人の間にしかない空気はやはりいいですね。そんなシリーズ第11作はリリー初登場の記念すべき作品です。
とらやさん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-01-14 20:53:13)
👍 2
21. 浅丘ルリ子「リリー」第1弾。
 マドンナの設定を寅さんと同じような性格にした山田監督のセンスは凄いと思う。
 単純な展開かもしれないが、当時、娯楽映画を期待して映画館へ足を運ぶ人たちにとっては、この作品は充分満足できたのではないだろうか?
 今回、浅岡ルリ子がマドンナ役を演じた作品を4作品連続して鑑賞したが、私にとっては本作が一番であった。
 二人は似ているようで、生い立ちは全く違う。
 そこに胸を詰まらせるセンチメンタリズムを感じずにいられなかった。
 90分程度で、これほどの映画を作ってしまう山田洋次監督、一番油が乗っていた時期である。
クロエさん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-08 00:52:15)
20.ラストがいかにもとって付けたような終わり方(リリーの唐突な結婚)になってしまったのは、シリーズを続ける為の措置としてはやむを得ない事情だったと解釈します。リリー登場作には必ずといっていいほど流れるリリカルな「リリーのテーマ」(←勝手に命名)が俺は大好きです!上野駅でさくらが寅さんのお財布に幾らかの札束を無言で入れてあげるシーンがこの作品の中じゃ一番の泣かせのツボ。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-25 11:13:29)
19.ネタバレ 第1作から順に観てきて、初鑑賞となる第11作。

今回のマドンナ「リリー」はこれまでとは一線を画す異色のキャラクターだが、その分印象深い回となっている。

場末のキャバレーを巡業する歌手で、煙草も吸えば酒も飲む。
当時はこうした女性が世に増えてきた時代だったと思う。

網走の船着き場で寅さんと出会い、お互いの境遇を語り合う、その目の前では、母子が父の出漁を見送る。
自由奔放ながらそれぞれの寂しさを抱える二人が共鳴する名シーンだと思う。

また、リリーが実の母から金を無心され暴言を言い放つシーン、寅さんがリリーの住んでいたアパートを訪ねるシーンなど、多くを語らずとも情感を物語ってくれる名シーンが多い。

結局は歌手をやめ、新しく世帯をもった旦那にも「一番好きなのは寅さんだった」と言って憚らないリリー。それをとまどいながら聞くさくらの表情も印象的。
リリーは今後の回にも度々登場するようなので、楽しみにしたい。

全編通して自分自身が幼少期だったの頃の記憶と、ところどころに映る街の背景が重なり、なんともいえない懐かしさがこみ上げてくる作品だった。
田吾作さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-06-15 14:01:20)
18.1作目から順に鑑賞してシリーズ11作目。もはや完全に定番化したストーリーながら水戸黄門のような安心感で楽しめます。さくらやおいちゃん達には子とものような我儘な寅さんが、リリーに対しては男らしくかっこいいのが良かった。リリーも今までのマドンナより存在感がすごい。今回は登は出てこなかったけど、もう出ないのかなあ。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-06-08 05:42:41)
17.ネタバレ 【酪農で三日と続かず 真夏の網走 労働篇。今回のマドンナは浅丘ルリ子さん。】
寅次郎を訪ね遊びに来たリリーを囲んだ食卓で、とらやの面子が 寅次郎の過去の失恋相手の名をズバズバ挙げてゆくシーンが熱く嬉しい。
そこでちょっと再現してみました。確かこんな感じやったです→

寅次郎「ばかやろー!それじゃ俺が一年中恋してるみたいじゃねえかよ!」ってところから始まって。笑い始めたリリーがその話に食いつく食いつく。
そしてすったもんだの挙げ句、リリーがさくらに寅の失恋相手の名前を〝おねだり〟〝おねだり〟
そしてついに、さくらが口を開いた 「強いて言えば、、」と言いかけた途端に
寅次郎→「お千代ぼうでしょ? ばかだなあ あれは単なる幼友達じゃないか ばかだなあ ねぇおいちゃん」とおいちゃんに同意を求めた寅次郎、
そこでおいちゃん→「じゃ、ほら、小説家のお嬢ちゃん、なんつったっけ」と言えば、寅次郎→「うん、歌子ちゃん。あれはダメ 歳が離れてる」
「それじゃほら」と畳み掛けるおばちゃん→「喫茶店のたかこさん」寅次郎→「あ!たかこさん 居たっけなぁ(そんなひと) 」と思いに耽りながらも
「その前は?」とついに、さくらに催促 寅次郎、
さくら→「花子ちゃんよ」
寅次郎「ああ!そうだ!」
さくら「あの子どうしてるかしらねぇ~」
と言った感じに盛り上がった話の後で お寺の鐘がゴーーン。
いやあ、わくわくしました このシーン。
(文字数の関係にて後半、割愛せざるを得なかったところが悲しい)

でも、考えたら不思議なもんです 過去に10作ということは過去にマドンナ10人いたわけです。それなのに今回マドンナの名前が9人しか出てきてないんですよね はてと、忘れ去られてしまったマドンナって誰なんだろう・・ 必死で調べましたさ 答えは第6作のマドンナ:夕子さんこと若尾文子さん。あなたが忘れ去られていました 何かワケ有りだったのでしょうか どうもお気の毒様でした。
あと、変な風になってたのが“幼稚園の綺麗な先生 秋子先生”ってさて誰だ? 正確には 第4作にて栗原小巻さんが綺麗な先生役でマドンナ演じてたんですが栗原小巻さんって役名 春子先生だったんですよね その辺わざと違う名前を出していたのか 単にミス台詞だったのか答えは今となっては分かりませんが、気になって眠れなかったですなあ、なんか自分、あほだな、ばかだなあ・・ では 終了。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-12-31 13:04:24)
😂 1
16.ゴジラシリーズにおけるキングギドラ、ウルトラマンにおけるバルタン星人、に匹敵する、寅さんの永遠の好敵手、リリー松岡!が初登場の本作。キップの良さと、その裏に孤独を隠し持っている点では、寅さんに相通ずるものがある彼女だけれど、その「孤独」の性質が寅さんとはチト異なる。むやみに惚れっぽく直情型、でも照れ性で孤独から抜け出せない寅さんに対し、リリーはどこまでも冷静な観察者、それでいて情熱への憧れが捨てきれない。そこに彼女の孤独があり、これはむしろ寅さん正反対のキャラとも言えるかもしれません。よって二人はまさに凸凹コンビ、互いに補い合ってピッタリの相性に見えることがあっても、実は二人は絶対に結ばれえない間柄のようにも思えます。とりあえず本作における彼女と寅さんとの関係は、少々拍子抜けするほど、アッサリ唐突にケリがつけられます。後に『相合い傘』で描かれる彼女との再会は、大変苦いものとなるのですが・・・(『相合い傘』の方が本作よりも内容的に深いものを感じます)。ところで、本作において、リリーと寅さんが水辺で語り合うシーンで、ナゼか彼女の足元を写すカットが挿入され、瞬間、ちょっと不思議に感じたのですが、続けて観ているうちにフト、「あのカットは、彼女の足元を見せたかったんじゃなく、彼女が手にしていたタバコを見せたかったんだ」と気付きました。つまり、「彼女がタバコを吸う女性である」ことを見せることで、彼女がどのようなキャラクターかを端的に表現したカットである「はず」が、何しろ現代の感覚からすればタバコ吸う女性なんて珍しくもなんともないもんで、私はその意味をすぐに読み取ることができなかったんですね。まあ私がウカツであることには違いないんですけども、時代は変わったんだなあ、とも思わせられたシーンでした。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-02-28 23:18:28)
👍 1
15.ネタバレ 浅丘ルリ子演じる寅さんといちばん相性のいいマドンナ リリーが初登場するシリーズ11作目。北海道の港で出会うシーンから二人はかなりいい雰囲気で、リリーの登場する最初の作品であるこの作品から既に寅さんのベストマドンナはリリーだと感じさせてくれる。でも、この映画のラスト、なぜリリーは寿司屋(演じるのは「ウルトラマン」のアラシ隊員や「ウルトラセブン」のフルハシ隊員で知られる毒蝮三太夫)と結婚したのだろう。もっと余韻に浸れるような別な終わり方のほうが良かったのではないかと思う。
イニシャルKさん [地上波(邦画)] 7点(2005-07-02 00:31:33)
14.リリーの存在感は凄い。寅さんを上回るキャラが遂に登場した、という作品。
北海道の風景もいいし、シリーズの完成度もさらに高くなってきている。そして最後にちょっと哀愁が漂っている不思議な面もある。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-03-22 13:23:51)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.91点
000.00%
100.00%
200.00%
313.03%
413.03%
513.03%
61133.33%
7515.15%
81133.33%
939.09%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.66点 Review3人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

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