映画『愛しのローズマリー』の口コミ・レビュー(10ページ目)

愛しのローズマリー

[イトシノローズマリー]
Shallow Hal
2001年上映時間:114分
平均点:6.17 / 10(Review 183人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-06-01)
ドラマラブストーリーコメディファンタジーロマンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-11-27)【ESPERANZA】さん
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監督ファレリー兄弟
助監督ジョシュ・クラウスナー(第2班監督)
キャストグウィネス・パルトロウ(女優)ローズマリー・シャナハン
ジャック・ブラック(男優)ハル・ラーソン
ジョー・ヴィテレッリ(男優)スティーヴ・シャナハン
ブルース・マッギル(男優)ラーソン牧師
スーザン・ウォード(1976年生)(女優)ジル
ニコール・ヒルズ(女優)ナイトクラブの客
ジェニファー・スカイ(女優)ナイトクラブの客
モリー・シャノン(女優)メアリー・ラーソン夫人(ノンクレジット)
ジェイソン・アレクサンダー〔男優〕(男優)マウリシオ
高木渉ハル・ラーソン(日本語吹替)
山崎美貴ローズマリー・シャナハン(日本語吹替)
後藤哲夫マウリシオ・ウィルソン(日本語吹替)
石塚理恵ジル(日本語吹替)
牛山茂ウォルト(日本語吹替)
藤本譲スティーヴ・シャナハン(日本語吹替)
大塚明夫アンソニー・ロビンズ(日本語吹替)
後藤敦ラルフ・オーウェン(日本語吹替)
天田益男医師(日本語吹替)
佐藤しのぶ【声優】ジェン(日本語吹替)
宮寺智子シャナハン夫人(日本語吹替)
脚本ファレリー兄弟
音楽アイヴィ
挿入曲シェリル・クロウ"Members Only"
アイヴィ"Edge Of The Ocean"他
ジェフ・ベック"Roy's Toy"
ファウンデーションズ"Baby, Now That I've Found You"
ニール・ヤング"After The Gold Rush"
撮影ラッセル・カーペンター
製作ファレリー兄弟
ブラッドリー・トーマス
チャールズ・B・ウェスラー
マーク・S・フィッシャー(共同製作)
20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
特殊メイクトニー・ガードナー[メイク]
特撮ピクセル・マジック社(視覚効果)
アサイラムVFX(視覚効果)
衣装パメラ・ウィザーズ[衣装]
編集クリストファー・グリーンバリー
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
父親の遺言を受け継ぎ外見重視なハル(ジャック・ブラック:高木渉)は自らの外見を省みない為モテない毎日を過ごしていた。ところが偶然知り合った精神科医の催眠療法で性格は良いが醜い女性がハルにだけは絶世の美女に見えるようになった為ハルは急にモテだしたのだが・・・。
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3.ネタバレ  ジャック・ブラックという俳優の魅力に気が付かされた、記念すべき一品。

 元々はヒロインであるローズマリーことグウィネス・パルトロウ目当てで観賞したはずなのですが、終わってみれば主人公である彼の虜になっていた気がしますね。
 それくらい衝撃的だったし、本当に良い役者さんだなと、しみじみ感じ入りました。

 失礼ながら自分は「太った男優」を恰好良いと思った事が無かったもので、そんな自分の「太ってるのに、こんなに恰好良いんだ」という驚きが、劇中の「太っていても、ローズマリーはこんなに綺麗だ」という主人公の考えとに、上手くシンクロしてくれた気がしますね。
 実際に観ている自分自身「外見に左右されない、内面の魅力」に気が付かされた訳だから、主人公の考えの変化にも自然に共感出来たし、そういう意味では非常に運が良かったというか、相性の良い映画だった気がします。
 
・主人公が受けた暗示について「以前からの知り合いは従来通りの姿で見える」という部分が分かり難い。
・ローズマリーと出会う前に色んな女性と絡む為、誰がヒロインなのかと混乱する。
・美女は次々に登場する一方で、美男子は殆ど出て来ないので女性の観客にとっては物足りなさそう。
・そもそも主人公の主観とはいえ「太ってる」「老けてる」などの特徴を「醜い」として劇中で扱ってるのは酷いんじゃない?

 等々、欠点らしき部分はあるけど、それでも自分にとっては大好きな映画なんですよね。
 音楽のセンスも好みだし、ファレリー兄弟の作にしては比較的上品な脚本なのも嬉しい。
 ローズマリーの体重でボートが傾いている場面や、脱いだ下着が「パラシュート」サイズで驚く場面なんかも面白くて、コメディ映画としても、しっかり楽しむ事が出来ました。

 そして何といっても「主人公が、火傷の女の子と再会する場面」が、本当に素晴らしい。
 それまで見た目に囚われていた主人公が、彼女の真実の姿に大きなショックを受け、それでも相手を傷つけないようにと平静を装いつつ「元気かい? 美人ちゃん」と言って、優しく抱き締めてあげる。
 その時の(俺は、どれだけ馬鹿な奴だったんだ)(こんな幼い子を見た目で判断して傷付けてしまうような、最低な奴だったのか)という「気付き」と「後悔」の演技とが実に見事で、ここが本作の白眉であったと思います。

 それと、もう一つ。
 ラストにてローズマリーに告白してみせた際の「鳩時計の真似」も、凄く素敵でしたね。
 「本当に、それで後悔しない?」と不安そうに問い掛ける彼女に対し、お道化てみせるだけで、言葉では応えず、その後の優しい笑顔で「後悔なんてするはずないだろう」「だって、君を愛しているから」などといった、色んなメッセージを伝えてみせる。
 凡百の台詞よりも遥かに雄弁な、その仕草と笑顔とを見せられた瞬間、この映画は傑作だと確信を抱く事が出来ました。

 太っている女性が別人のように痩せた際「生まれ変わった」という表現を用いる事がありますが、本作のローズマリーは生まれ変わったりしません。
 生まれ変わるのは、主人公のハルの方。
 決して悪い奴じゃないんだけど、偏見に囚われてしまっていた彼が、心優しいヒロインのローズマリーと結ばれて、とびきり魅力的で恰好良い男へと、鮮やかに変身してみせる。
 それが実に痛快で、皆が祝福してくれるハッピーエンドも心地良くて、観ているこっちまで幸せな気持ちになれるんだから、本当に良い映画だと思います。

 「最初は勘違いから始まった恋が、真実の愛に帰結する」というラブコメの王道を、分かり易く表現してみせた、鮮やかな逸品でありました。
ゆきさん [DVD(吹替)] 9点(2018-06-19 22:22:02)
👍 2
2.ネタバレ ジャック・ブラック目当てで鑑賞。


ネットであらすじを軽く把握して「見た目より内面が大事」っていうテーマだと思って見ていた。

ところがビックリ!

その見た目っていうのは、一般的なスタイルの良さとか顔のデキを越えて、

「顔面ヤケドや、肢体不自由等、身体障害者も受け入れて下さい」的な、すんごいハードルの高い価値観を押し付けてきた。

え?そうくる?

だったらそれはもう、性格イケメンのエレファントマンを彼氏にしないような人は人間じゃないというようなもの。

私も見た目では男は選びませんが、四つん這いで歩いてるあの男性は、結婚を見据えた真剣な交際ができるかと言われたら、仲良しの男友達にだったらなれても、それはさすがに…ですよ。


ていうか、身体的な問題を問題とせず愛せよというならば、じゃぁ知的障害者はどうなんですか?と。


うちの長女が知的障害で、成人していますが、正直、知的障碍者の恋愛や結婚は本当に不可能に近いものがあります。
(障害レベルにもよりますが)

娘が障害があっても仲良くしてくれていた女友達でさえ、人前で普通なら恥ずかしい行動に分類される”奇行”に耐えられず、LINEをブロックされてしまったくらいですから。



同じ障害でも、就職率は身体障碍者のほうが圧倒的に高く、知的障害が雇ってもらえるのはほんのわずか。


障碍者でも愛せよと説いて、良い作品に仕上げたつもりだろうけれど、知的な障害者は一切登場させず、その置き去り感すごい。


障碍者まで話を広げず、単に見た目のスタイルや顔の良しあしで判断しちゃだめだよっていうラブコメで留めておけばよかったものを。


ヘタに正義ぶったメッセージ性を持たせようとして、かえって失敗している作品。


(ジャックブラックは、相手の容姿は気にしないって成長したことになってますけど、
彼の男友達は、自分の障害を受け入れてくれる女性を求めながらも、結局”ただし見た目のいい女性に限る”っていうオチになっちゃってるのも失敗。)


見終わって気分が悪くなった。
フィンセントさん [インターネット(字幕)] 2点(2020-09-01 15:04:54)
👍 1
1.ネタバレ “Shallow Hal”『薄っぺらい(=うわべだけの)ハル』。太った子が薄っぺらに見える。…なんて意味はないだろうけど。
ハルにとって初見の人“だけ”内面の美醜が外観に反映されるって設定が面白い。初めて会う社長夫人はスマートだから、ローズマリーは父親似だと思ったわ。催眠術を解かれてからの婦人はぽっちゃりしてて、あぁこの婦人の内面の綺麗さが遺伝したんだな(父親からは頭の良さを)。そして両親の遺伝子と、たぶん止める者の居ないハイカロリーな食生活(家政婦ヘルガさんも同じような体型)が、ローズマリーをあの体型にしてしまったんだろう。

恐らく催眠術中、内面がきれいな美女は美女のまま。内面が汚いブスはブスのまま。なんでしょうね?たぶん。
小児病棟の件。大人の女性と違い、少女は催眠術で美人にもブスにもならず(病棟には小太りの子も居たね)、ただ火傷が消えただけ。
前回と同じく接しようとするハル。少女の真実に驚きながらも、まっすぐ少女の目を見て話すハルに、何度観ても涙が出てきます。

ハルは心から美女だけを狙っていたわけではなく、父親の遺言『美女をモノにしろ』が強い暗示になっていたんだろうね。催眠術に掛かったハルにはローズマリーが『とびきりの美女』に見えていた。正直この段階で、内面の美しさは二の次だったようにも思う。彼女と一緒に居て楽しい。それだけだと。
催眠術が解かれた際に、『美女をモノにする』という父親からの呪縛も一緒に解けてたんでしょう。外見とか内面とかでなく“ただ愛する人とずっと一緒にいたい”という事に気がつく、良い終わり方でした。

表向きは太った女性がハルにだけ美人に見える、そのギャップを楽しむ単純なコメディ作品。この作品はほんの22年前なんだけど、最近は人の見た目を表立ってネタにするのがタブーな時代になってきた気がします。今はブスとかデブとか言うことに厳しい時代。美人とかカワイイとかは当時とほぼ一緒なのに。当時と今と、どっちが息苦しい時代なのか、ふと考えてしまいます。
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 7点(2023-09-27 21:48:14)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 183人
平均点数 6.17点
010.55%
121.09%
252.73%
363.28%
4116.01%
52614.21%
64222.95%
75429.51%
83016.39%
942.19%
1021.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review6人
2 ストーリー評価 5.37点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review7人
4 音楽評価 6.00点 Review6人
5 感泣評価 4.60点 Review5人

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