映画『ヴィデオドローム』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ヴィデオドローム

[ヴィデオドローム]
VIDEODROME
ビデオタイトル : ビデオドローム
1982年カナダ上映時間:87分
平均点:6.20 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-06-22)
ホラーSF
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-18)【TOSHI】さん
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監督デヴィッド・クローネンバーグ
キャストジェームズ・ウッズ(男優)マックス・レン
ジャック・クレリー(男優)オブリヴィオン教授
デボラ・ハリー(女優)ニキ・ブランド
デヴィッド・クローネンバーグ(男優)マックス・レン(ヘルメットのシーン)(ノンクレジット)
脚本デヴィッド・クローネンバーグ
音楽ハワード・ショア
撮影マーク・アーウィン〔撮影〕
特殊メイクリック・ベイカー[メイク](特殊メイクデザイナー)
スティーヴ・ジョンソン
あらすじ
成人向けTV局の社長マックスは違法に拷問映像を流し続けるヴィデオドローム社に強い興味を覚え、潜入する。現実と幻想が錯綜する倒錯した世界の虜となっていく中で、肉体と物質がグロテスクな融合を遂げる。暴力とエロスに彩られたホラーサスペンス。
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💬口コミ一覧

29.ネタバレ 俺の初レンタルビデオもコレです(笑)。夜中に見始めたンですが「ガツーン!」と脳髄の奥までキちゃってww 結局、朝までブッ続けで3回見ました。終始息が白くなるような肌寒さとか、無気味さと寂寥感が融合したような音楽とか、特殊メイクの神様リック・ベイカーの圧倒的な仕事ぶりとか…。その後のクローネンバーグの作品は、どんどんと精神性(心理性)を追求して行きましたが、俺は下世話さと哲学性のバランスが絶妙な『ヴィデオドローム』こそがクローネンバーグの最高傑作だと思います。ちなみに…バーチャルリアリティーブーム?の時に頭からかぶるアレ(わかる?)を見た時は「出たー!!」と思いました(笑)。この映画は発表以来常に「時代を先取りした!」と言われ続けてきましたが、21世紀の現在になっても、この映画の予言性は色褪せないですよね…。今なら『ヴィデオドローム』は、ネットを通じては世界中のエロ野郎の精神を侵食してゆくことでしょうね。俺も気を付けなくちゃ…(笑)

【追記】バーチャルリアリティーのアレに続いて、その後ネットカフェ難民が話題になった時も「出たー!!」と思った。そして…テレビの中では司会者の隣のモニーターの中から出演者がしゃべっている。(2020/09)
幻覚@蛇プニョさん [ビデオ(字幕)] 10点(2004-06-05 01:02:25)
28.ネタバレ ビデオの世界にどんどん人間の精神が支配されてゆく様を、見事に描いています。作られたのが1982年ですから、かなり早い段階でビデオに注目してた事になりますね、クローネンバーグは。ただ結局、結末の意味はよく分からなかったかな?「ビデオドローム」の世界に入り込み、「ビデオ人間」と言われるようになったマックスは、自分をビデオドロームの世界に引きずり込んだ人を次々殺してゆくのですが、殺し方もグロイ(@@;結局最後は、いち早くビデオ世界に入り込んでしまった彼女のニッキーに「新しい人間に生まれ変わるのよ」と言われ、ビデオドロームの世界を破壊。破壊した現実世界の自分も自殺という、ちょっと「?」って感じでした。でも途中までの引っ張り方はなかなか良かったですよ!でも「スキャナーズ」の頭爆発が苦手な人は無理かも・・・。
まさかずきゅーぶりっくさん [ビデオ(字幕)] 4点(2004-09-22 17:15:55)
27.現実と妄想が交錯するこの映画。入り方もいいし、メインへのもっていき方はいいが、これからが面白くなるだろうって時に失速。。
A.O.Dさん 5点(2004-12-07 18:24:19)
26.ネタバレ ちょうど時代的に「情報化社会の不安」なんて事が言われ始めた時期を象徴するような作品。現実と非現実の融合する世界の強調は、当時からあったであろう、ホラー批判に対する皮肉とも取れる。いずれにせよ、その着眼点の先進性を評価したい。

見る者にとっては、結局、何が現実かはどうでもいいのだ。この現実すら自分の脳内が作り出した「虚像」でしかないのだから。

この世界を終わらせるには自らの命を断たねばならないという、監督独自の「現実世界」に対する恐怖感や諦観が良く出ている。

また個人的に昨今の「CG乱用映画」に憤りを感じていたところなので、久しぶりに、手作り感の溢れる特殊映像を見られた事が嬉しかった。古き良き時代よ…。

PS.ちなみに私が始めてレンタルで借りたホラーはこの作品と「デッドリー・スポーン」でした。一本1500円でした。一泊二日でした。これ以上は聞かないで下さい。

FSSさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-01-18 17:58:07)
25.夢か現実か、とゆーよーな主人公が幻想世界に入り込んでまうわけわからん系の映画は苦手やねんけど、これはそれなりにはまってもーた。クローネンバーグ監督のかもしだす映画の雰囲気がやはり俺にはあうんかな。人間が異質なものに変わるとゆう恐怖感を描くのがこの監督はリアルでうまいんかも。そしてお得意の独特なグロい特撮映像表現。ただこの表現には中毒性がある。オナカ、パカッ、銃、パクッ。そして必死に銃を探す。この一連の流れ、くせになる。ただ、ラストがなんとなく、あかん。
なにわ君さん 7点(2005-01-30 17:28:03)
24.ネタバレ これについてはレビュワーの皆さん力が入っておられる。最近もう一度確認したくて見たけど。
「腹に何かがー」っていうネタって、ちょっとコントで爆笑する瞬間と似てるような気が。「マイナスの爆笑」ていうか。それと、ニッキー役の女優さんがブスだ。そのためウッズが助けにゆく気持ちに説得力がうまれない。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-31 22:57:23)
23.ネタバレ やっと見れました、この作品。実にクローネンバーグでした。伝統的ハリウッド映画と真っ向からの対立軸「暗い、湿っぽい、歪んでいる、バッドエンド」に真骨頂たるあのグロテスクさ。この時代の映像だからこその魅力もありますが、この作品と「裸のランチ」は、今の映像技術でリメイクしたらおもしろいと思います。ジェームス・ウッズも良い味出してました。その後も「デッドゾーン」のクリストファー・ウォーケンからジェレミー・アイアンズの2作品等に最新作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のヴィゴ・モーテンセンまで、この監督が起用する主演男優は「一癖」ある役者陣でこだわりを感じます。点数は甘めですが、クロネンバーグ・フリークだからしょうがないということで・・・。
ぼぎーさん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-28 02:28:36)
22.ネタバレ 
ジョン・カーペンターを謎にして一般受けしないようにしたような世界(爆)

演出にカーペンターっぽさを感じたのですが・・

クローネンバーグのほうが病んでいますね。

だからカルトなファンがつくのかもしれない。

映画の完成度はクローネンバーグのほうがすごいと思います。

でも観たいと思う気軽さはカーペンターのほうですね。

この作品は私的には非常に惜しいなぁと思うところがあります。

それが短い時間でありながら長く感じたところ。

コメデイなのか高尚なる風刺なのかわからない・・

その線のうやむやさがうまい監督がテリー・ギリアムなのですが・・

誰もが考えられないおなかからビデオやピストル。

あのグニューッとした演出は気味悪く面白いのですが、

なぜおなかからなのか??

どうも気味が悪いを通り越して笑えてしまう。

私は脳からビデオのほうを期待したんですが・・

あと関係のない変な日本の世界もどうかと。

サムライドリームって私は香水の名が浮んできて違和感(苦笑)

私が浮んだのはサムライとアナスイのスイドリームだっけ。

ちょっとこれらの香水を見るたびこのシーンが浮んじゃいそうだ・・

SM女役をブロンデイがやっててやけに似合っていた。

主役のジェームズ・ウッズも「ドク・ハリウッド」以来久しぶりに観ました。



よかった演出は今で言うネットカフェみたいな間取りの怪しくも質素な、

ビデオドロームの大元の店の世界。

そして犯罪に使おうとしているもっと怪しい普通のメガネ屋。

なんかすごい風刺の世界を的確に表現しているよなぁと感心したものの、

結局はそんなに重要な世界ではなかったみたいでした。

ラストは説明のしようがない後味の悪さ。

後味の悪い結末の作品は結構好きです。

何かを残すから。

でもちょっと説明不足で静止画で説明するような感覚的なものがあります。

テレビの中に逃げる男を撃ったあと胸から血を流し絶える男とか、

もうちょっとわかりやすい演出にしてほしかったですね。

まあこれがこの監督の醍醐味なのでしょうか。

テレビから吐き出された贓物?というのは結構理解でき気持ち悪かったです。

昔あったスピルバーグ制作の「世にも不思議なアメージングストーリー」

アレを思い出しました。

アルメイダさん [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 14:27:06)
21.ネタバレ グロテスクで意味不明な映画というわけではなく、完全には理解できないけど「メディアの危険性」に警鐘を鳴らしている作品。かなり時代を先取りした良作ではないだろうか。おそらく当時の人は、突飛すぎていてあまり理解はできなかったと思うけど、今観れば少しは理解できると思う。
現代社会を踏まえれば、本作に描かれていることは大部分が現実化していると思う。
本作でジェームズウッズが体験したことを現代に置き換えると、「インターネットやDVDを通じて反社会的かつ、より刺激的な画像や動画に多くの人が群がる(劇中では「ビデオドロームへの関心」)」→「現実(リアル)と擬似(ヴァーチャル)の区別がつかなくなる者の増加(劇中では「ジェームズウッズの妄想」)」→「リアルとヴァーチャルの区別がつかなくなることによる犯罪の増加(劇中では「ジェームズウッズのテレビ局襲撃」)」→「現実からの逃避(メディアの世界にのみに生きるひきこもり)(劇中ではラストで「ジェームズウッズが自己の肉体を殺して、テレビ(ビデオ)の中で生きようとしたことの現われ」」という流れになると思う。
また、何年もの前に亡くなった俳優やミュージシャンが、亡くなった数年後でさえもCMに出演したり、CDを続々とリリースし、亡くなっているにも関わらず、まるで生きているかのような活動をする現象も、オブリヴィアン教授で見事に表現していると思う。
25年もの前に、このようなメディア社会の未来をずばり描いている点は凄いとしかいいようがない。
しかしながら、そうは言っても、刺激的な画像や映像によって、人々を反社会的な行為に走らせないようにしているのも事実だろう。人々はメディアを通じて疑似体験することにより、暴力的な衝動や性的な欲求を緩和することができ、犯罪が抑止されている。
本作は、その両面をカバーしているのではないか。メッセージ的には刺激的なメディアによる暴力行為増加への警鐘を鳴らすとともに、視覚的にはより暴力的な映像を駆使することにより、人々の暴力的な欲求を抑える働きをみせていると思う。
だから、クローネンバーグの映画はいつもグロテスクで暴力的なのではないだろうか。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-29 00:27:02)
👍 3
20.ネタバレ クローネンバーグの真骨頂ともいえそうなカルト映画。
主人公が危険なものに魅了され、やがて日常が侵されていく様が見事。
この不条理さと気味の悪さは他の映画ではないと思う。
独創的で奥深く、官能的でダーティーでもある。
この映画のテーマにもなっているが、この映画自体が”映像体験”といえる。
ビデオカセットの質感が強く出ているので、
ビデオカセットに慣れ親しんだことのない人にはそれがどう伝わるか分からない。
ビデオドロームは物語の中で生きているとしか思えず、
観賞者である自分もまたビデオドロームに侵されそうで怖い。
お腹の穴はモザイクをかけなくてもいいのかな。
クローネンバーグここ数年忘れてたけど、これみるとやっぱ天才だなと思う。
久々に「裸のランチ」も見てみたくなった。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-23 06:03:07)
👍 1
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19.久しぶりにすごい映画を見てしまいました。底辺に流れるコンセプトに非常に共感を覚えました。エログロに少しでも抵抗のある人は、見ない方がいいと思います。

(リングの鈴木氏がこれを知っていたとしたら かなりアイデアを盗んでいるなあと思える位、コンセプトが似ていました。)
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-02-23 19:41:13)
18.ネタバレ 少し気になってた映画で、突然見たくなりDVDを買いました。結局何が言いたかったんだろう・・・。いい解釈が出来ません。でもこの感触は嫌いじゃないです。好きな部類。不条理さはかなり楽しめました。
VNTSさん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-15 16:13:57)
17.とてもエロくていいです。
にしきのさん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-22 10:24:27)
16.まさにクローネンバーグ節炸裂の傑作。クローネンバーグ作品ではこれを最初に観たので、衝撃はさらに倍増。エロくてグロテスクな世界感もすごいけど、なんといってもラストシーンが強烈だった。
実際メディアって、場合によっては人を精神的に追い詰めたり自殺に追い込んだりできてしまうしね。
HAMEOさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-02-09 18:59:14)
15.いびつだけど無二の魅力を放つ作品。今観ると、いかにこの映画が鋭い先見性を持っていたかが分かる。そしてこの作品自体にもかなり中毒性があり、観ているこちら側まで軽くビデオドローム体験させてくれる。観る人は選ぶが、貴重な映画であることは間違いない。
おーるさん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-27 06:36:32)
14.ネタバレ 冷静に観るとさっぱりなストーリーですが、元々クローネンバーグって御方は突拍子もないストーリーを強烈なインパクトと独特なグロテスク描写で強引に引き込んでいく人ですのでこれでいいのです。
そもそも、血管の浮き出たテレビやらウニョウニョ動くビデオテープなんてもの、この人くらいしか考えないであろうといった感じで、シュールでありグロテスクですが、不思議と嫌悪感はそれ程感じません。
ビデオ、メディアの有する有害性、中毒性を変わった視点で描いた作品として傑作の部類に入るでしょう。ただ万人受けはしないでしょうが。
というより、こうした作品を観続けている人は、すでにビデオドロームの世界に逝っちゃってるのかもしれませんね。自分含む。
クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-20 02:16:46)
13.ネタバレ ビデオやテレビがモゴモゴ動き出したり、腹がパックリ割れたり、手と銃が同化したり、その銃で撃たれた死体がうぎゃーなことになったり…などの多くの奇妙奇天烈なシーンは一見の価値あり。終盤ストーリーは追うだけ無駄な感じなので感覚で味わいましょう。 僕は考えるのをやめました。
eurekaさん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-21 00:42:36)
12.ネタバレ  普通のホラーが見たい人にはおススメできないです。やたら映像がグロい割りに、退屈さを感じてしまう奇跡のような映画です。
 途中から現実なのか幻覚なのかよくわからなくなります。
 特に、教授の娘との2回目のやりとりあたりから、ストーリーと設定が破綻し始めている気がするのですが。
 てっきり、すべて幻覚かと思いきや、殺された二人については現実になっているし、手が爆弾になってしまう一連の流れも完全に幻覚で相手を追い詰めているのかと思いきや、
「キャー」とか周りの人間が言っているし。
 「え?そこは現実なの?」
 黒幕が銃に撃たれたあと、体中から内臓とびだしてくる演出にいたってはもはや意味がわかりません。
 ああ、解説が欲しいです。
 よくわからなかった映画なので、点数付けるのはおかしいと思いますが、観ている人をむやみに混乱させる映画もどうかと思いますので3点で。
たきたてさん [DVD(字幕)] 3点(2012-03-27 04:51:43)
11.クローネンバーグ監督とは『クラッシュ』でも感じたけどどうも相性が悪そう。
歪んだ倒錯的なものを感じて、べたつくような気持ち悪さが受け付けない。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 3点(2013-02-10 08:47:15)
10.前半はなかなかやばそうな感じで楽しめそうな気がしたが、後半に入って現実と幻覚がごっちゃになってからは全然リアリティを感じられなくなりただひたすら退屈な映画でしかなくなってしまいました。 この監督は当たりハズレが激しい。
映画大好きっ子さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-09-02 22:34:53)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 6.20点
000.00%
100.00%
200.00%
324.08%
4612.24%
51020.41%
6816.33%
71428.57%
8510.20%
924.08%
1024.08%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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