映画『ロング・グッドバイ』の口コミ・レビュー

ロング・グッドバイ

[ロンググッドバイ]
The Long Goodbye
1973年上映時間:111分
平均点:7.15 / 10(Review 40人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-07-02)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ロバート・アルトマン
キャストエリオット・グールド(男優)フィリップ・マーロウ
ニーナ・ヴァン・パラント(女優)アイリーン・ウェイド
スターリング・ヘイドン(男優)ロジャー・ウェイド
ヘンリー・ギブソン(男優)ドクター・ヴァーリンジャー
マーク・ライデル(男優)マーティ・アウグスティン
ルターニャ・アルダ(女優)ルターニャ
デヴィッド・キャラダイン(男優)(ノンクレジット)
アーノルド・ストロング(男優)(ノンクレジット)
青野武マーティ・アウグスティン(日本語吹き替え版)
宮川洋一ロジャー・ウェイド(日本語吹き替え版)
千葉耕市ドクター・ヴァーリンジャー(日本語吹き替え版)
原作レイモンド・チャンドラー
脚本リー・ブラケット
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
撮影ヴィルモス・ジグモンド
製作エリオット・カストナー
配給ユナイテッド・アーチスツ
字幕翻訳清水俊二
あらすじ
私立探偵フィリップ・マーロウは親友をメキシコに逃亡させる。親友には妻殺害の容疑がかけられていたがマーロウは無実を信じる。その後、マーロウは新たな仕事を引き受ける。失踪した著名な老作家を探してほしいという若い妻の依頼だった。マーロウは老作家を見つけ出すが、彼は何かに悩んで酒に溺れていた…。無関係に見えた二つの事件はやがて一つに結びつき、マーロウをある決断に導く。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

40.駄目な作家が、暴力を振るわれ監禁までした病院の医院長を再びパーティーに読んで金を借りようとする所が、非常にヒューマンだった。過剰にカッコつけたりするシーンなんかも…最後の親友とのやり取りもなかなか良かった。
セクシーさん 10点(2003-11-22 01:02:10)
39.ネタバレ 抜群。あんな街で生きていくには、己の価値観や正義感が必要だ。自分次第でどうにでもなってしまうからだ。しっかりしなければ、生きていられない~(プレイバック)
苗床 二期作さん 10点(2003-07-08 12:01:04)
38.アルトマンの代表作といわれるぐらいの名作なんだけど、原作先に読んじゃってるとねぇ・・・。これがマーロウかぁ、うーん・・・って感じになっちゃう。10点というのはそういった先入観を無理矢理差し引いた評価です。但し「贅肉」こそがアルトマンの神髄だということを理解していないと二時間は拷問になってしまうかも。旅は移動中が一番楽しい、という人にのみお勧めします。
じゅんのすけさん 10点(2003-06-21 15:23:40)
37.中学校の頃TVで観た時には「なんだかショボイ映画だなぁ」なんて思ってましたが、この歳になるまで(この映画の製作年に生まれた。)なんとなく心の奥にひっかかるものがあり、最近たまたまヴィデオを入手することができたので改めて見返してみると、かなりグッときてしまいました。どちらかといえばハードボイルド全開という作品ではないのですが、全編を貫く独特の空気感は今観ても十分通用するカッコよさだと思います。原作も読みましたが、まぁ”原作からインスパイアされた作品”として観るのが良いかと思います。
KOJさん 10点(2003-02-16 15:51:07)
36.次々と転調されていき、カーラジオ風、葬式でのブラスの演奏、渋いボーカルなどとなって画面を包む、ジョン ウィリアムズ作曲「ロング グッドバイ」。本当に僕にとっちゃ名曲中の名曲です。みなさんも書いておられますが、キャットフードを深夜に買いに行くというマーロウのちょっとばかししょぼい、だけど、マーロウだからこそサマになるシーン。ここもところのマーロウが車に乗って、スーパーまで行くところのシーンだけでも10点です。これは映画じゃなかったら味が出なかったと思います。最高です
通りすがりさん 10点(2002-12-24 15:44:47)
35.チャンドラーの原作も”泣ける"が、全く視点を変えた本作も”泣ける"。スターリング・ヘイドンのエピソードがヘミングウェイ的というかブコウスキー的というか。監督のロバート・アルトマンは、原作者を含めたこの3人の作家の作風に共通にみられる「やるせなさ」を映画的に旨く表現していると思う。
なるせたろうさん 10点(2002-12-13 21:06:43)
34.原作とは別物で、あの時代の映画としての視点も含めれば原作よりはるかにいい。群像劇が多いアルトマンの作品の中でも、一歩離れた探偵という職業を主人公に選んだことによって最も成功しているのでは。一見、軽妙な雰囲気の主人公はさほど大きな活躍もせず、個性的な登場人物たちの傍観者のようだが、その描写、カメラ、音楽の効果によって魅力的なキャラクターとなっている。
ニンジャさん 10点(2002-12-13 01:40:33)
33.R・チャンドラーの『長いお別れ』の映画化ということで、原作のファンが「世界観が違いすぎる」と言い放ち、原作ファンを失望させたらしい作品だが、映画としてはこれは間違いなく傑作でしょう、ひじょうによく出来ている。この泥臭さがいい。主役のE・グールドだって、決して悪いとは思わないし、〝午前3時のキャットフード探し〟のオープニングからして実に歯切れが良く、テンポのいい演出だ。ラスト・シークエンスが少し粗雑な印象は受けるが、十分楽しめる感動的な映画だと思う。
チャーリーさん 10点(2002-10-01 15:10:19)
32.本作の原作はもちろんチャンドラー「長いお別れ」ということになるのですが、基本プロットのみを借りて別世界を作り上げたような作品ですね。原作をバッサリ刈り込んだのみならず、大きな改変もあるのですが、それより何より、ここでフィリップ・マーロウ役を演じているのはエリオット・グールド。あの1人称の乾いた語りで描かれる反骨と行動の男とは大違い、飼い猫の機嫌を取り損ねて家出されてしまう、ただヨレヨレのオッサンな訳です。隣人がハダカでヨガをやってるオネーチャンたち、というのも脱力させられます。一応は、友人の妻殺し疑惑と自殺とか、行方不明の作家の捜索依頼とか、基本プロットに則った展開はあるものの、本作におけるマーロウのイメージたるや、何だか「自分がいじめられている事に気づいていないいじめられっ子」みたいなんですね。そういうマーロウが、何を仕出かすかわからない奇妙な登場人物たちに囲まれつつも、飄々としている。それが何ともユーモラスなのですが、同時に彼自身もまた何をやらかすかわからない存在となっていて、つまりは原作と離れた行動も平気でとってしまう油断のならない存在ともなっています。ラストシーンに至っては、『第三の男』の引用かと思いきやそれもおどけて崩して見せる。実にシャレた作品です。ところで本作の後半で、シュワそっくりの若者が登場して、しかも服を脱いでムキムキボディを披露してくれるのでシュワ本人であることが我々にもわかるのですが(笑)、本作といい、『さらば愛しき女よ』のスタローンといい、チャンドラー映画には何か「筋肉枠」みたいなものでもあるんですかね?
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-05-31 08:55:43)
👍 1
31.ネタバレ よくアルトマンの最高傑作は「ナッシュビル」だと聞くが、個人的には「ナッシュビル」も「M★A★S★H」も大ハズレ。
「ウェディング」以外肌の合わない男だったが、この「ロング・グッドバイ」はアルトマンへの認識を改めた作品の一つだ。

物語は銃撃が一切なく、主人公がひたすら事件の真相を追って車、歩きと調査とドラマの連続だ。

退屈な日々を何気なく過ごす私立探偵フィリップ・マーロウ。御近所は99%ストリッパーに近い美女軍団だ(レズなのか?)
猫の行方が何時の間にか友人の不可解な失踪を調べる事に。
調査先での出会いには幾つもの“謎”が付きまとう。
友人は何故消えたのか、あの女は何か隠しているのか、つうかオマエの猫は何処行った。

ラストの衝撃的なクライマックスも何処かサッパリ、不思議な映画だった。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-12 00:52:26)
👍 1
スポンサーリンク
30.ネタバレ いいなぁ、あのラスト。信じた親友と好きになった女性に裏切られたあの背中。あぁ、悲しいよなぁ…悔しいよなぁ…痛いほど伝わるよ。人って、こういうイキモンだよな。うん、わかる。すごいわかるよ。だけど、それでも生きていかなきゃいけないんだよな。頼むから、猫だけは彼のもとに帰ってきて欲しい…それを鑑賞後、一番思いました。
ボビーさん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-06-04 19:38:34)
29.ネタバレ 怪作として知られる本作ですが、いま観ると快作ですね。なにしろエリオット・グールドが良い。筋立ては意外とまとも。「原作のイメージと違う」というのはむしろ、ほめ言葉では。ラストの改変も個人的にはこっちの方が納得。
Gioachinoさん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-28 10:59:43)
28.マーロウ渋い。話の内容は理解しにくかったけど、2回みたら理解できた。海岸沿いのあんな家に住みたい。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-02 19:49:19)
👍 1
27.雰囲気は良い。でも、原作が好きならこれはだめ。
とにかく最後の展開がまったく受け付けない。
わざとずらしているにしても、せっかくの小道具もラストで台無し。
が、音楽に+2点。
Skycrawlerさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-30 03:11:36)
26.これ好きです。間延びした雰囲気もまたよい味。ラストもちょっと衝撃的でした。大学入学したての頃、地方局の深夜映画で見た記憶があります。あの当時の(もう30年ほど前になるのか..)深夜枠にいかにもしっくりくる映画って気がします。
えぴおうさん [地上波(吹替)] 8点(2014-04-16 01:14:48)
25.松田優作も惚れてまうわ。
michellさん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-25 22:12:41)
24.数々の名優が演じてきたフィリップ・マーロウですが、エリオット・グールドのマーロウもいいですねえ・・・。見事に本作のマーロウ像を提示する、深夜にキャットフードを買いに行くユーモアを交えた冒頭が素晴らしく、夜の街に、煙草に酒、そして音楽。アルトマンが徹底的に気だるい世界観を演出する。そこにくわえ煙草のエリオット・グールドのマーロウの佇まいがピタリとはまる。事件に関係する男を演じたマーク・ライデル(結構お気に入りの監督さんでもあります)やスターリング・ヘイドンのアクの強い存在感も印象に残ります。一般的なハードボイルドのイメージとは一線を画し、最後の”ハリウッド万歳”の使い方にもいかにもというアルトマンらしさが感じられました。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-28 22:03:40)
23.ネタバレ グ-ルドが演じるマーロウはかっこ良いというより、とにかくタフだという印象です。公開当時は原作と異なるということでかなり批判されたようだけど、こんなマーロウも嫌いじゃないです。裏切りで友人を失い、飼ってる猫にまで逃げられる始末のマーロウだが、これまでと変わらず都会の片隅のアパートでたばこを吹かし続けることだろう。
ラストの「ハリウッド万歳」の歌や原作と異なり友人テリーの命を奪うという設定で、マーロウの社会から切り離されたような印象が一層強調されます。確かにテリーの言うようにマーロウは敗北者かもしれない。しかし、マーロウが孤立し敗北者の印象が強まれば強まるだけ、私の中ではマーロウの魅力は増していくのです。 
ペリエさん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-12 23:45:38)
👍 2
22.本作を参考にした松田優作の探偵物語、かなり雰囲気、真似てますね~いや~松田優作扮する工藤俊作も好きですが、E・グルードのこのフィリップ・マロゥも最高です。ラストもしっかりしてて、好きやね~猫、タバコ、マッチ小物アイテムが効いてます。気軽に見る分にはかなり好きな世界です。
レスマッキャン・KSKさん 8点(2004-11-01 01:26:33)
21.原作を読んだ覚えがありますが、淡々と進ませるストーリーに好感が持てました。たばこ吸いすぎ!!!
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-22 15:25:21)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 7.15点
000.00%
112.50%
200.00%
337.50%
425.00%
525.00%
6410.00%
7922.50%
8820.00%
937.50%
10820.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.25点 Review4人
4 音楽評価 8.00点 Review4人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

■ ヘルプ