映画『スリング・ブレイド』の口コミ・レビュー

スリング・ブレイド

[スリングブレイド]
Sling Blade
1996年上映時間:135分
平均点:6.93 / 10(Review 61人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-12-13)
ドラマ戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-01-11)【TOSHI】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ビリー・ボブ・ソーントン
キャストビリー・ボブ・ソーントン(男優)カール・チルダース
ドワイト・ヨーカム(男優)ドイル・ハーグレイヴズ
J・T・ウォルシュ(男優)チャールズ・ブッシュマン
ジョン・リッター(男優)ヴォーン・カニンガム
ルーカス・ブラック(男優)フランク・ウィートリー
ジェームズ・ハンプトン[男優](男優)ジェリー・ウールリッジ
ロバート・デュヴァル(男優)カールの父親
ブレント・ブリスコー(男優)スクーター・ホッジス
ジム・ジャームッシュ(男優)バーガーショップの店員
手塚秀彰ドイル・ハーグレイヴズ(日本語吹き替え版)
佐々木勝彦チャールズ・ブッシュマン(日本語吹き替え版)
福田信昭ヴォーン・カニンガム(日本語吹き替え版)
宮寺智子リンダ・ウィートリー(日本語吹き替え版)
中庸助カールの父親(日本語吹き替え版)
牛山茂バーガーショップの店員(日本語吹き替え版)
佐々木敏(日本語吹き替え版)
石塚理恵(日本語吹き替え版)
磯辺万沙子(日本語吹き替え版)
堀部隆一(日本語吹き替え版)
原作ビリー・ボブ・ソーントン
脚本ビリー・ボブ・ソーントン
音楽ダニエル・ラノワ
撮影バリー・マーコウィッツ
配給アスミック・エース
編集ヒューズ・ウィンボーン
字幕翻訳戸田奈津子
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

61.序盤から漠然と芽生えるイヤな予感がそのまま的中してしまう、哀しくて鬱な映画だった。しかしこの映画の背景にあるのは、現実の辛さから逃れるためにアルコールに逃げる横暴な中年男と、夫を亡くした寂しさからそのチンピラにひっかかり、依存するダメ未亡人。自分が生きるため、親のために我慢せざるを得ない不幸な優しい子供。現在の日本でも続出している児童虐待のメカニズムが鋭くえぐり出されている。カールの行動は純粋すぎるがゆえの極端なものではあるけれど、「ダメなやつは絶対に変わらない」という厳しい見方の現れであり、かなりの確率で正しいと思った。置かれた立場に合わせて器用に人格を変えられる人間などこの世に存在しないのだから。
ラーションさん 10点(2004-06-14 13:26:46)
60.非常に温かく、あまりに辛らつなドラマ性を見せつけ、ビリー・ボブ・ソーントンという優れた映画人を自ら誕生させた今作の価値は計り知れない。今やハリウッドきってのカメレオン俳優となったビリー・ボブの俳優としての独創性と映画作家としての実力を語るうえで今作を外すことはできない。スリング・ブレイド、文字通り、鋭い刃が胸に突き刺さる。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2003-11-05 16:30:44)
59.ビリー・ボブ・ソーントンの名と才能を知らしめた秀逸作。演技、脚本、映像美すべてが群を抜いている。現実の温かさと冷酷さを絶妙に混ぜ合わせ切ないラストへと昇華させる脚本は特に素晴らしい。監督・脚本・主演をこなしこの映画を完成させたソーントンは更に素晴らしい。
スマイル・ペコさん 10点(2003-05-28 13:19:59)
58.私は考えながら映画を観ません。それでも考えてしまうとしたらそれは考える余地が残っている映画であると解釈します。ただその物語の雰囲気に没入しながら一人の傍観者と化します。今そのような見方をしているのはこの映画のせいです。人生観変わりました。
ふがじさん 10点(2002-12-11 09:26:24)
57.もろ泣きました!
さくらさん 10点(2000-12-29 18:11:24)
56.かなりよろしい作品です。
りえさん 10点(2000-05-09 16:50:45)
55.本作といい、バーバーといいビリー・ボブ・ソーントンの個性的な演技には脱帽です。
秀逸な演技もさることながら、落ち着いて登場人物の感情の起伏に思いをはせられる
様な作りも嬉しい。自分の日常の目線を下げさせられる様な、主人公の強さに微笑。
温度のある映画だ、と思いました。
o-zさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-27 19:59:56)
54.淡々として始まり、淡々と終わる。この作品を観て感じる雰囲気とは実に微妙なものだ。だけどこれだけは言える二回目を振り下ろしたときの脳天に響く”音”が私にはとても哀しく感じた・・・。
tetsu78さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-23 23:50:51)
53.なんとも胸の苦しくなる話でした。
Kさん [DVD(吹替)] 9点(2005-05-16 00:30:50)
52.ネタバレ 先週『シンプル・プラン』を観てビリー・ボブ・ソーントンという俳優の演技力の素晴らしさに驚かされたばかりでしたが、この作品を観て彼の演技力の素晴らしさをまたまた見せつけられてしまいました。はっきり言って『シンプル・プラン』のときの彼と同一人物だということにすら気が付きませんでした。彼、独特の雰囲気というかなんと言えばよいのか・・・。とにかく素晴らしいということをレビューしたいのですが、文章力のない私にはうまくレビューすることができません・・・。 作品内容もとても良く子供や母親を守ろうとする純粋なカール優しさに感動しました。しかし、後半になるにつれて『まさか、ドイルを殺したりはいないよな?』という気持ちが私自身の心の中に現れ、その気持ちがどんどん強くなっていくと同時に映画の展開もまさかまさかの方向へ・・・。ラストだけはとにかく残念でした・・・。なにも殺さなくてももっといろいろな方法があったはず息子は確かにドイルを嫌ってはいたが母親はドイルのすべてではないでしょうがドイルのことを愛していたはずなのに・・・。
MINI1000さん 9点(2003-12-23 15:28:06)
スポンサーリンク
51.予想通りの悲しい結末。カールと彼を取り巻く優しい人たちの間に流れる時間が穏やかで温かいものであればあるほどやるせなさが募りました。悲しい結末、と書いたけれどラストでのカールの表情を見る限りでは「悲しい」と言い切るべきではないのかな・・・。
雪うさぎさん 9点(2001-06-23 07:02:10)
50.とても静かな映画。ビリー・ボブ・ソーントンのこの映画への情熱をヒシヒシと感じる良作です。また子役の子も良い!ただ一つ語り口があまりに一本調子のため少しだれるのがマイナスでした。
チャーリーさん 9点(2001-03-25 18:51:19)
49.無二の親友の将来のために、自ら刑務所に「帰る」ことを決意したカールの、その深い深い悲しみと、しなければならないことをしただけだという安息に満ちた表情には、微塵も奢りがない。虚栄や欺瞞とはまるで無縁の、その静かで真っ直ぐな視線を、私はこれからも折りにつけ思い出すと思う。
ぶんばぐんさん 9点(2001-01-28 15:30:21)
👍 1
48.ビリーボブソーントンは、やっぱりうまいなぁ~~
なおとさん 9点(2000-06-21 02:02:52)
47.子供の頃に殺人を犯し、以来、精神病院で半生を送ってきた男。故郷に戻った彼が、幾人かの人々と交流する姿が描かれますが、彼には感情があるのか無いのか、表情からは読みとることが出来ません。しかしその無表情と、訥々とした語りが、ある種の真実を感じさせたりもします。
そして、その姿をしばしば、引いたカメラが我慢強い長回しで描く。それがまた何か、真実を感じさせたり。
彼自身がマイノリティであるとともに、彼の知り合う人々も、母子家庭であったり、同性愛者であったり、何らかの少数者的な要素を抱えていて。あの酒癖の悪い迷惑男ですら、考えようによってはその一員と言えるかもしれない。
ある意味、予想通りのストレートな顛末で映画は幕を閉じるけれど、それぞれの登場人物がそれぞれの弱さを持っているだけで、誰も本当には悪くないんだろう、と思うと、切ないものがあります。
少年がしばしば足を運ぶ池のほとり、その背景の森の緑が、印象に残りました。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-03-31 22:45:55)
46.淡々と静かに進んでいくが、人生の影と人間の悲しさが随所に表現されており、静かな感動が広がっていく。優秀と言われる人間ほど計算高く、自分を不利な状況に追い込む行為は行わないものだ。君子危うきに近寄らず。また、それを非難する者はいない。しかし、打算や損得を超越した、人間としての純粋な思いに勝る美しいものはない。少年と彼の家族の善と悪を考え、その悪を排除するために自分が悪になる。犠牲とか愛というより、それを知った一人の人間として、友人としての当然の行為のように。
パセリセージさん 8点(2004-07-13 19:19:30)
45.ネタバレ なぜかは分からないけれど、映画自体から静かに拒絶されているような、不思議な雰囲気を持った映画だと感じた。というよりカールという人に拒絶されていたのか。つまり彼にとっては、私たちがどういう観念を抱こうとどうでもいい、というような。ラストは決してハッピーエンドではないのに、悲壮感も全くない。カールは思うのだろう、これでいいのだ、と。そしてそれ以上の深い感傷には囚われない。心を通じ合わせた人々との思い出だけが静かに残る。それだけ。これでいい。そういう、拒絶。私が何を思っても蚊帳の外だな、とそんな気がした。
ひのとさん 8点(2003-12-19 15:40:15)
44.ソーントンの役作りに脱帽です。監督も兼務してるんですね。このひと、ただ者ではないと感じた作品です。
ロイ・ニアリーさん 8点(2003-12-14 07:44:23)
43.なんか切ない感じがしてなりません。バックに流れる音楽も何か良いです。ビリー・ボブ・ソーントンすげぇです!
アンリさん 8点(2003-05-03 15:23:55)
42.作り手がどこで泣かせたいか、分かる。でも、そこでまんまと泣きそうな僕がいる。
クーさん 8点(2003-03-23 09:26:56)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 61人
平均点数 6.93点
000.00%
111.64%
200.00%
334.92%
446.56%
558.20%
6813.11%
71626.23%
81016.39%
9813.11%
1069.84%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1996年 69回
主演男優賞ビリー・ボブ・ソーントン候補(ノミネート) 
脚色賞ビリー・ボブ・ソーントン受賞 

■ ヘルプ