映画『阿弥陀堂だより』の口コミ・レビュー(4ページ目)

阿弥陀堂だより

[アミダドウダヨリ]
Letter from the Mountain
2002年上映時間:128分
平均点:6.17 / 10(Review 66人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-10-05)
ドラマ小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-04-13)【イニシャルK】さん
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監督小泉堯史
野上照代(監督協力)
キャスト寺尾聰(男優)上田孝夫
樋口可南子(女優)上田美智子
北林谷栄(女優)おうめ婆さん
田村高廣(男優)幸田重長
香川京子(女優)幸田ヨネ
小西真奈美(女優)石野小百合
吉岡秀隆(男優)中村医師
井川比佐志(男優)石野助役
脚本小泉堯史
音楽加古隆
撮影上田正治
山田康介(実景撮影)
相馬大輔(セカンドカメラ助手)
製作アスミック・エース(「阿弥陀堂だより」製作委員会/製作プロダクション)
テレビ東京(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
IMAGICA(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
角川書店(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
宮川鑛一(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
博報堂(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
プロデューサー柘植靖司
原正人(エクゼクティブプロデューサー)
椎名保(エクゼクティブプロデューサー)
配給東宝
アスミック・エース
美術村木与四郎
酒井賢
衣装黒澤和子(衣裳アドバイザー)
編集伊藤伸行(編集助手)
録音紅谷愃一
照明三善章誉(照明助手)
あらすじ
信州の田舎に、東京から中年の夫婦が越してくる。妻は、東京で、優秀な医師として活躍していたが、パニック障害に襲われ、夫婦は、妻の病気の癒しを求め、夫の田舎での生活を始めたのだ。夫は、10年前に新人賞をとったまま、最近ではペンをとることも少ない売れない作家。無医村の村で、妻は、週に3回の診療を始める。村の死者を祭る阿弥陀堂に住むおうめ婆さん、難病と闘う少女小百合、そして末期のがんを自然体で受け止め身辺を清らかにする幸田先生、彼らとの交わりと信州の自然が、妻の心を次第にほぐしていく…。
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💬口コミ一覧

6.綺麗な風景と北林谷栄の演技が良い。
nojiさん [映画館(邦画)] 6点(2013-06-09 23:20:29)
5.変わりゆく四季折々の美しい風景に、人間の栄枯盛衰や生と死を重ね合わせていて、生きるということを色々と考えさせられる映画でした。 しかし、この村自体がまるで天国のように平穏すぎて、あまり人々の生活感が感じられなかったのは残念。例えば、村人や子供たちに問題児が一人くらいはいないのだろうか? この地形では大雨や大雪になれば生活も交通も苦労するだろうが、そういった描写も皆無でした。理想郷としての田舎暮らしという良い側面ばかりを見せていて、その厳しさにはほとんど目を向けていない気がします。 (そう、まるで田舎暮らしの案内ビデオのよう) とは言え、やはり風景や子供たちの素朴さに心が癒されたのは確か。もしかしたらこの映画って、こういう感想だけでいいような気もします。 そして何より、おうめさん家から望む眺望が素晴らしかった。正しい人生を送ってきた彼女に相応しい、まさに "人生の特等席" ではないでしょうか。
タケノコさん [映画館(邦画)] 6点(2013-08-12 21:34:37)
4.こういう映画、自然と田舎と善人との物語、はたまにはいいと思う。日本的だ。ただし、観る時、観たい時の感覚に評価は分かれる。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-05-28 21:14:07)
3.ネタバレ 年齢を50超えたくらいから、こんな静かな映画もいいものだと
素直に思えるようになった。

何より自然が雄弁だ。
樋口可南子のきれいな容姿が雄弁だ。
トントさん [ビデオ(邦画)] 8点(2019-11-23 23:22:17)
2.ネタバレ 北林谷栄を使い過ぎだろ!
この年齢で、ここまで出演シーンが多かったら、さぞかし疲れたでしょう。
にしても流石!凄い!年季が違う!
この映画は、人それぞれの生きてきた歴史を感じさせる。
まさにそれを体現してみせたのが他でもない北林谷栄であった。

田村高廣が演じた爺さんは威張り過ぎだな。
これもまた、この人の人生の歴史を物語っているのだろう。
さぞかし偉そうに生きてきたに違いない。

香川京子の使い方がもったいない。
もっと香川京子を見たかった。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-09-13 01:46:43)
1.ネタバレ (2002年、新宿文化シネマでの鑑賞時のレビュー)

「雨上がる」で黒澤明の遺稿となったシナリオを映画化した、小泉堯史監督の作品。

奥信濃に移り住んだ夫婦と、村の人々の生活を描いています。

舞台も地味ならキャスティングも地味(寺尾聰と樋口可南子という夫婦が主人公)。そのうえタイトルも地味という、どう考えても若者受けしない作品であり、実際私が観た上映館でも、9割以上は中年・老年層でした。

そんな、若者への媚びへつらいを拒絶したかのような作品なだけに、興行的には低調のようで、実際私が観たスクリーンも、50席足らずの極小スクリーンでした。
しかし、このまま野に埋もれてしまうのはもったいない、とてもいい作品でした。

「農村を美化しすぎている」という批判があります。確かに出てくる人みな善人ばかりで、浮世離れしているかもしれません。
しかし、それでいい、と思うんです。理想社会なのかもしれないが、こんな社会もあるよ、こんな生き方もあるよ、と提示してくれただけでもうれしい。社会の暗い面、いやらしい面を描く作品が多いなか、その対極にあるような善意溢れる作品があったってい そして、この作品には何よりの「宝」があります。「阿弥陀堂」に住むおうめ婆さんを演じた北林谷栄さんの演技が、神がかっていると表現したくなるくらい、素晴しい。91歳のおばあさんが、どうしてこうも躍動感溢れ、ユーモラスなのに情に厚いという役をこなせてしまうのか。

このおうめ婆さんの言葉である「阿弥陀堂だより」がまた素晴しい。
例えば、こんな調子。

「目先のことにとらわれるなと世間では言われていますが、春になればナス、インゲン、キュウリなど、次から次へと苗を植え、水をやり、そういうふうに目先のことばかり考えていたら知らぬ間に96歳になりました」

そんな美しい言葉を紡ぐおうめ婆さんを見るだけで、この作品を観る価値はあります。それくらい素晴しい演技です。

小手先の目新しさではなく、正統的なつくり方で良質の作品を作ることができる、こういう監督が映画を作り続けられる限り、日本映画も捨てたもんじゃない、と思います。
りょうちさん [映画館(邦画)] 8点(2021-02-02 01:11:52)
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【点数情報】

Review人数 66人
平均点数 6.17点
000.00%
123.03%
223.03%
3812.12%
446.06%
5913.64%
61116.67%
746.06%
81624.24%
969.09%
1046.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review4人
4 音楽評価 6.25点 Review4人
5 感泣評価 5.00点 Review4人

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