映画『天国の口、終りの楽園。』の口コミ・レビュー

天国の口、終りの楽園。

[テンゴクノクチオワリノラクエン]
And Your Mother Too[米]
(Y Tu Mamá También)
2001年メキシコ上映時間:106分
平均点:5.69 / 10(Review 72人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-08-10)
ドラマ青春ものロマンスエロティックロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-03-24)【イニシャルK】さん
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監督アルフォンソ・キュアロン
キャストガエル・ガルシア・ベルナル(男優)フリオ・サパタ
ディエゴ・ルナ(男優)テノッチ・イトゥルビデ
マリベル・ヴェルドゥ(女優)ルイサ・コルテ
エミリオ・エチェバリア(男優)テノッチの父
高木渉(日本語吹き替え版)
猪野学(日本語吹き替え版)
唐沢潤(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
寺田はるひ(日本語吹き替え版)
楠見尚己(日本語吹き替え版)
脚本アルフォンソ・キュアロン
カルロス・キュアロン
撮影エマニュエル・ルベツキ
製作アルフォンソ・キュアロン
配給ギャガ・コミュニケーションズ
編集アルフォンソ・キュアロン
アレックス・ロドリゲス〔編集〕
録音フィリップ・ストックトン
字幕翻訳松浦美奈
その他アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(スペシャル・サンクス)
ティモシー・J・セクストン(スペシャル・サンクス)
ギレルモ・デル・トロ(サンクス)
あらすじ
テノッチとフリオは17歳。ガールフレンド達は欧州旅行に出かけてしまい、冴えない夏を過ごしていた。ある日二人は、テノッチの従姉妹の妻である美しいスペイン人女性、ルイサと出会う。二人は彼女を誘う為に、「天国の口」という海岸に一緒に行こうと誘う。しかしそこは伝説の海岸で、実在するのかどうかも判らない。それでも三人は、出発した・・・
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💬口コミ一覧

72.いやぁーあまりに良かったのでDVD購入しちゃいました(笑)初観賞では完全に最初のシーンからドン引きでしたが、メキシコの風景、3人の何気ない感じがたまらない。こういう映画大好きです。そして最後の2人の成長が寂しくもあり理解もできて、たまらなくなります。個人的にハッピーエンドよりもこういう方が好きなので。
おっちょさん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-25 00:31:21)
👍 1
71.ネタバレ なんかね、いーっ!てなるのよ、みてると。それで最後、ガエルの一言から唐突にエンドロール、これね。突き抜ける所はとことん突き抜け、重い所はさらりと流す。なにげに構図なんかも絶妙。最高!
ドレミダーンさん 10点(2004-07-11 17:48:43)
70.これは子供にはわからない映画です 語り手が大人の回想という形をとっているのもその時点では理解できなかった青春の無知とそれゆえの輝きそして大人の女性の性の哀しみというものが解るようになったからです セックスをスポーツとしてとらえている人種には永遠に理解できないでしょう
大人の女さん 10点(2003-06-03 17:51:37)
👍 1
69.映像、中身とも素晴らしい出来栄え!!千と千尋とともに、2002年度、LA批評家協会賞、NY批評家協会賞を総なめも当たり前のできばえ。たしか、「千と千尋の神隠し」はアニメーション部門で、「天国の口、終わりの楽園」は外国語映画部門で。すごいぞ、アルフォンソ!ルベツキーもすごい!
Humaxさん 10点(2002-12-29 14:35:55)
68.ネタバレ 途中までは空の描写がうまいなーくらいにしか思ってなかったが、どうやら自分は旅と別れと人生というテーマに弱いようだ。エンディングの音楽も相まって、ブエノスアイレスを観たときに近い、何とも言えないジーンとした気持ちになった。

ルイザが最後に2人に向けた言葉、"Life is like foam, so give yourself away like the sea"にグッと来た。どうして2人の少年がその後会わなくなったのか。人生なんてそんなものだからだ。まさにLife is like foam。
なすさん [インターネット(字幕)] 9点(2019-02-28 13:15:05)
67.ネタバレ 人間の「性」と「生」、そして「死」というものの在り方について深く考えさせられた青春ロードムービーの傑作映画(ただしR-15指定であるので気をつけてください)。正直な所、タイトル直後の冒頭から、いきなり過激なセックスシーンがあった為に「借りた映画を間違えてしまったのではないか?果たして大丈夫だろうか?ちょっと・・・」という一抹の不安を感じてしまった。しかし、そういう不安感は主人公の2人の下品さのない瑞々しい雰囲気に惹かれていったため次第に消えていった。そして、【ともとも】さんと同じく、ルイサの末期ガンという切なくも儚い最期に涙してしまった。このシーンを見ていて、僕はふと『スタンド・バイ・ミー』のラストシーンを思い出した。それは「クリス(リヴァー・フェニックス)は喉をさされ即死だった」という字幕が出てくるシーン。それとこのルイサの最期のシーンは気のせいか似てる気がした。だから、『スタンド~』のシーンを思い出したため、また僕は泣いた。涙は止まらなかった。止めることが出来なかったのだ。鑑賞後、もう1回また見た。やはり素晴らしかった。とにかく秀作映画にしてくれた監督、キャスト、関わったすべての方に心から感謝したいです。特に監督さん、「ハリー・ポッター」の3作目やるらしいですが、是非とも頑張って下さいね。 応援してます。でも小さい子も見るからエロスや官能的なのは御法度ですよ(笑)。 あと『スタンド・バイ・ミー』系統の青春ロードムービーファンの方、ご鑑賞をお薦めします。もちろん僕の保障済みです(←オイオイ、、、そんなこと言ってもいいのか?反響が怖いぞ~!)。まあ下手なハリウッドの青春映画より良いのは確かです。よって高得点の9点献上とします。合格!
ピルグリムさん 9点(2004-05-05 20:55:22)
👍 1
66.ネタバレ えげつないセックスと、どうでもいい会話のオンパレードに、自らみっともない程割り込んで行く人妻に、途中まで「何だこりゃ?」状態で見ていました。でも最後に、ルイサの行動が、自分の身体の事を知った上のでの事であったと知って、涙が出る程感動してしまった。若い二人の圧倒的な生命力(それはいつか必ず失われてしまうものだからこそ、汚らしいのに美しい)の中に身を置きたい気持ちが、痛い程伝わって来る。もう絶対に戻る事は出来ない輝きを、正面から見据えた、勇気ある女性の、誰にでも起こりそうでいて、起こらない情景。いい映画だと思います。
ともともさん 9点(2004-03-31 10:02:02)
👍 2
65.青年時代にこういった体験をしておくと大人になったときにいろいろと強いと思う。僕みたいに女の子とか生理的シモネタをひょいひょい避けて20代になった人は、大人になってからなーんか薄い人になってしまいそう。あるいはこういう映画を観て、若い頃にいろいろ体験した人間をみることによって勉強するといいと思う。学校の道徳の時間にみんなで観て、オープンに話し合うとためになるかな?でもそうすると保護者からクレームがくるな。「おかあさん、今日ね、学校で『天国の何とか』っていう映画観たんだ」「なにそれ、どんな映画?」「せっくす」「なんですって!?キー!!NZW先生を懲戒免職にしてー!」。きっとこのお母さん、若い頃は避けてたな。うすーいうすーい。親として、この映画くらい知ってて、「おー、なかなかいい映画観せられたな。」といえればよい。
no_the_warさん 9点(2004-02-11 00:20:11)
👍 3
64.私的に2002年の中でかなりのヒット!何とも言えないけど、良かった!何にこんなに良いと感じているのかわからないけど、夢中で見てました。
アイアム琳子さん 9点(2003-01-22 23:16:55)
63.レビューが結構低いのがビックリです!!私は素直にこの作品を楽しいと思いました、sexシーンは無くてもあってもいいような・・・。ストーリーはメチャクチャだけどそれがまた面白いです♪
愛しのエリザさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-12 15:22:52)
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62.びっくりするほど美しい、といわけではないのにすごく引き込まれてしまう映像。説明しずらいけれど不思議な魅力のある映画だ。「生命感にあふれるこのこの国に暮らせてしあわせ」というようなセリフがあったけれど、このリアリティはメキシコらしい生命感なのだろうか。そして、ぎりぎり下品にならない男の子たちのアホな言動がかわいい。とくに彼女との最後の夜、めちゃくちゃに酔っぱらうシーンが最高。後で思い出したら、なつかしいような恥ずかしいような…。こんな年ごろにしかできないバカバカしさがよく出てます。夜中にラムコークとか飲みながら見るのが気分。
ETNAさん 8点(2004-06-22 17:10:21)
61.ネタバレ この映画を観た感想で人生経験がバレますね。クソガキ進行形の方にはつまらんでしょう、スタンドバイミー感を持った方は悟ってますね、大人です。気恥ずかしいでしょう。フリオ&テノッチの下半身に理解不能の方は「おいネエチャン、男知らねえと公衆便所扱いされるゼ。」、可能な方は健全な男子あるいは男遊び豊富な小悪魔です。ルイサの行動が分かる人はいい女です、そしてジゴロです。分かんない方は世界観を広げてみては?それにしてもルイサのケツ綺麗だったなあ、さすがボニータ!3p中のフリオ&テノッチのキッスにはビビッた!
もりしげひさやさん 8点(2004-02-03 04:35:17)
60.景色がすごく綺麗。青年二人の若さ、バカさも最高。自分の10代を思い出しました。笑えるところもあり、好きな映画です。
愛人/ラモスさん 8点(2004-01-20 10:15:31)
59.二人の男の子たちがカワイイね。フリオ役のガリオは、やっぱり存在感があると思った。男の子達と女性との差をいろんな点でつけていくことで、映画の主題を際立たせていく。主人公3人がしっかりとクローズアップ出来ていたのは高評価に値すると思う。でも、映像的にはそんなに美しいとは思わなかった…中米にはあんな景色、ごろごろしてる。
ちょっこさん 8点(2003-10-13 15:36:07)
58.もはやテノッチよりもルイサに近くなった私は、もう戻らない青春の日々を想ってせつなくなった。若いって、残酷です。
Bridgetさん 8点(2003-08-18 23:36:23)
👍 1
57.馬鹿でナイーヴな18才を軽やかに演じた主役の2人がいい(好みで言えばもちろん背の低い方)。一緒に旅する人妻が色っぽくも美しくもないのがいい。いかにもメキシコらしいあせたような色づかいがいい。人間の愚かさ、哀しさ、愛おしさをこんなにあっさりと表現できるだけでもお見事。美しくも楽しくもない18才の夏の出来事は、大人になった時にどれほどの価値を持つのか、彼等に聞いてみたい気がした。しかし、この監督、ハリーポッター3作目の監督ですよね。大丈夫なのかなあ.........。
showrioさん 8点(2003-01-16 00:58:30)
56.自分の若かりし頃を思い出すと、フリオとテノッチの言動は多少過剰だが共感できるところがあった。みんないろんなことを経験して学んで大人になっていくんだね。。良い青春映画でした。
しっぽりさん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-13 15:50:38)
55.ネタバレ 少年2人の派手な言動に目を奪われがちですが、真の主役はルイサでした。それは衝撃の結末で明らかになります。彼女が置かれていた状況を知ると、今までの出来事に対する捉え方が劇的に変化します。ルイサの心情を慮ると心が締め付けられる。同姓の観客ならば尚更でしょう。それは深い余韻を伴います。それにしても人生は無常なもの。しかし情緒的に捉えることも出来ます。彼女が「終わりの楽園」に辿り着いたのには、意味があるのではないか。存在するはずのないビーチ「天国の口」。もしかしたら、彼女は誰かに導かれたのかも。ルイサにとってハノは、夫である前に恩人でした。孤独から救ってくれた人。でも愛情とは、少し違うかもしれない。彼女が生涯のうちで最も愛したのは、元彼だったような気がします。ちょうどテノッチやフリオと同じくらいの歳に事故で死んだ彼。前歯が欠けた、ポニーテールの彼です。彼の話をするルイサは楽しそうでした。顔すら分からない彼の姿が頭をよぎります。ラスト、少し大人になったフリオの髪は伸びていました。頭の後ろで髪を縛れるほどに。この事から、死んだ元彼の霊的な介在を主張する気はありません。でも、ものは考えよう。全ての事に意味がある。理由がある。そんなふうに考えることで、救われることもあります。この夏の出来事が、2人を成長させたとは思いません。この出来事がなくても、テノッチとフリオは別れたと思います。2人の関係は、成長期の少年に多い、特殊な結びつきでしたから。彼らにとって彼女は、甘いような苦いような思い出の一つでしかないと思います。彼女の死を知ってもなお、それは変わらないと思う。少なくとも今のところは。ただ、ずっとずっと経ってから、ふと思い出して涙を流す日が来て欲しいと願います。それはたぶん精神的に彼女に追いついた時。その時、この経験は彼らをいい男に変えてくれる気がする。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-14 19:00:05)
54.メキシコの現実はわからない。ただ、日本よりは貧困で治安も悪くそして、
とにかく暑いのだろう。
作品の中でも車移動中に出てくる警官隊の数や地方での暮らしぶりからわかる。
主人公の2人はまだ子供。現実が見えてない。とにかくわがままで自己中心的。
少なくともメキシコの子供たちの半分くらいは早くから親の仕事を手伝いまたは社会人に
なり彼らより先に大人になっている。
そんな人がこの映画を見たらきっと羨ましくてほほえましい光景なのかもしれない。
ひでさん 7点(2004-09-25 13:27:57)
53.何から何まで稚拙な坊や二人のバカ騒ぎ。でもそれはあの年代特有の熱を帯びていて、私はルイサに近い懐疑的な目線で彼らを眺めていた。劇中90%は坊や達のアホ話とセックスで満ちていていい加減だれてくるが、最後のコーヒーショップのシーンでこの映画に対する印象はちょっと変わった。夏の後に秋が来るように、流れる時間の中で自然に何かを悟り、良くも悪くも大人になった二人。生き続けることの切なさを感じた。傑作とは言い難いけれど、胸の奥に小さなシミを残す作品。「終りの楽園」、なるほどなあ…。
のはらさん 7点(2004-07-25 02:35:27)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
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【点数情報】

Review人数 72人
平均点数 5.69点
000.00%
111.39%
256.94%
379.72%
41216.67%
579.72%
61419.44%
71013.89%
879.72%
956.94%
1045.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.42点 Review7人
2 ストーリー評価 4.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review4人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
脚本賞アルフォンソ・キュアロン候補(ノミネート) 
脚本賞カルロス・キュアロン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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