映画『アリス(1988)』の口コミ・レビュー

アリス(1988)

[アリス]
Alice
(Neco z Alenky)
1988年スイスチェコスロバキアアイルランド上映時間:85分
平均点:7.43 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
ホラーファンタジー小説の映画化
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タイトル情報更新(2025-01-19)【にじばぶ】さん
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監督ヤン・シュヴァンクマイエル
キャストクリスティーナ・コホトヴァ(女優)アリス
原作ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」
脚本ヤン・シュヴァンクマイエル
撮影スヴァトプルク・マリー
製作ピーター=クリスチャン・フューター
製作総指揮キース・グリフィス
配給日本ヘラルド(初公開時)
ザジフィルムズ(リバイバル時)
美術ヤン・シュヴァンクマイエル(プロダクション・デザイン)
エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー(美術監督)
字幕翻訳戸田奈津子
その他ベドジック・グラッセ(アニメーター)
ザジフィルムズ(提供/映画祭にて)
ユーロスペース(提供/映画祭にて)
レン・コーポレーション(提供/映画祭にて)
イメージフォーラム(劇場/映画祭にて)
あらすじ
チェコ・アートアニメーションの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエル監督が3年の歳月を費やして撮り上げた長編第1作。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を、実写と人形アニメを織り交ぜ、アリス以外は全て人形で表現する、という異色の解釈で描く。シュールかつグロテスクな、毒と皮肉に満ちた諧謔が前編を覆う一編。 アリスは動き出した自室の剥製の兎を追いかける内に、奇妙で不条理な世界に迷い込んでしまうが…。
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💬口コミ一覧

49.全体通して漂う怪しい雰囲気と絶妙な間。度々アップになるアリスの口元が生々しい。
独特の世界観とはまさにこの事かと感じさせる作品。
njldさん [DVD(字幕)] 10点(2008-05-05 19:46:23)
48.10代の頃、ヤン作品はトラウマの一つでした。
20代の頃、アリスのビデオのパッケージを見てヤン作品と知っただけでその場から逃げました。
30代になったいま、やっとヤン監督の感性を受け入れられるようになりました。
多分私の年齢が、ヤン監督の『対象』となる世代から離れたからかもしれません。
年経てグロの根底にあるテーマを享受できるようになったのもあるのでしょう。
たぶん嫌悪と愛好は紙一重なんでしょうね。

アリスの世界観、解釈が面白いです。一番原作に近いのではないでしょうか。
ルイス・キャロルとヤンの視線の先にあるモノは多分ものすごく似てるのだと思います。
360°ぐるっと回って背中合わせになってる状態ですが。

ちなみにロリ趣味のある男性知人にアリスを薦めてみたら
「きもい。ただひたすらきもい。」と私込みで嫌われました。

どぶん子さん [DVD(字幕)] 10点(2008-04-26 21:36:43)
47.この映画、いわゆる人形を使ったアニメーションですが、ひたすら気持ち悪く怖いです。
でも、なぜか最後まで一気に見てしまいました。
お子さんに見せるとトラウマ化する可能性がありますので、事前に一人で見ることをお勧めします。
ただ、私は好きですけどね^^;
ほ~り~ぐれいるさん [DVD(字幕)] 10点(2006-11-19 11:36:54)
46.私の心の中に深い深い穴を掘ってしまった作品。観るのに奇妙な覚悟を要する、取り扱い注意な作品。そこにはユーモラスな狂気と、無機的なグロテスクが存在する。描かれる世界には1mmの生命感も存在しないのに、非常に生々しくエグい。そこには感情の無い躍動が在り、無意識的で絶対的な悪意が在る。興味本位で穴を覗き込んでしまった私は、アリスになった。あの世界に取り憑かれてしまい、未だ脱出出来ない。うっかり深淵を覗き込んでしまった時、深淵も私を見ていたのだ。
ひのとさん 10点(2003-11-29 17:28:03)
👍 2
45.ウサギがはさみをもっているがあれにこそこの映画をまとめてあるような・・帽子屋はいまいち、使いまわしだがもう見るほかない、口で言うとうそになるような映画。こっそりと気に入った人にだけ教えてあげたい、様な・・
pinncri1031さん 10点(2003-04-14 22:03:29)
👍 1
44.最高
しゃぶさん 10点(2002-10-28 13:26:45)
43.ネタバレ イレイザーヘッドと並ぶトラウマ映画。アリス役の子が無垢で可愛いからこそグロテスクて不条理な世界観が際立つ。エレベーターで画鋲入りのジャムを発見するシーン、カエルの食事、動く生肉が特に不気味だった。
セラーズさん [インターネット(字幕)] 9点(2013-12-15 14:54:29)
42.「不思議の国のアリスは夢オチである」という点について、もっとも忠実な映像化解釈ではないでしょうか。小動物の骨、ぼろぼろの剥製、小石、落ち葉、靴下、全て取るに足らない物だがやけに印象的であり、これこそ子供が見ている世界、物に対する価値基準や感性が個別にある世界なんでしょう
よいしょさん [DVD(字幕)] 9点(2013-09-07 22:07:06)
41.ネタバレ シュヴァンクマイエルのアニメーション映画の最高傑作。
カルト性と芸術性が非常に高い。
アリスが最高に可愛い。
シュヴァンクマイエル独自のアリスワールドであるが、
この人はアイディアの鬼であろうか。
ただでさえシュールな原作をさらに不条理にし、見てる方は混乱させられる。
全く一筋縄ではいかない、常識を裏切られる面白さがある。
音の使い方が独特で、物の質感が伝わってくる。
童話の世界であるがとても気味が悪い。
幼い頃に絵本(ヨーロッパの古い童話など)に感じた怖さと近いものがある。
ウサギとかキ×ガイとしか思えない怖さだ。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-04 01:42:28)
40.ウサギがカワイイ。ウサギの動きだけをずっと見てて楽しい。そんな感じ。
Vanillaさん [DVD(邦画)] 9点(2006-02-26 23:06:32)
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39.怖エェェェ!!と思いながら真剣に観ました。こんなん大好きですよ。最高!これくらい不気味につくってくれたほうが自分の中の「アリス」像に合います。ブラックな世界もそうだけど、ミニチュアとか好きな人にはたまらないんじゃないかな。それにしても、外国の子どもってなんであんなに可愛いんだろう。不条理だ…
RITAさん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-10 23:42:45)
38.教訓ゼロ。おなじみの肉片、舌。ヤンシュワンクマイエルの不気味なおとぎ話。怖いもの見たさ。アリスってこれですという感じ。天才
ガムさん 9点(2005-01-23 10:19:01)
37.迷わず、DVD購入ですね。損はさせません。完成度のものすごく高い作品だと思います。個人的には短編の方が好きなのですが。
これほどルイス・キャロルの世界を見事に再現してる「アリス」は他にないでしょ。残酷で結構グロイ世界観。
違うヤンの作品の人形が隅っこにあったりして、ファンはそんなところでもおおっ!となってしまう。わかるヒトたちで分かち合いたい感動です。
としこふさん 9点(2003-11-07 23:28:49)
36.ルイスキャロルとシュヴァンクマイエル。これほど相性が良い二人もいないでしょう。まさにシュールレアリズムの極致。特に「不思議の国のアリス」の不条理な世界観には、シュヴァンクマイエルの持つ不安感、強迫観念を内包した作品世界とも共通する部分が多い。グロテスクでありながら、どこかユーモラス、そして残酷な「子供の夢の世界」に遊びながら、自己との対話を果たす、そんな大人のための映画。ただ惜しむらくは、間延びするシーンが多い点。もう少し原作のエピソードを増やし、テンポを良くすれば極上の一品になっただけに残念。
FSSさん [DVD(字幕)] 9点(2003-08-28 10:18:46)
35.素敵。くせになる映像!ヤンなりに描いたアリスだけど、あまりアリスのイメージが壊れて無い。てゆーか本当に面白いんだってば。
さみーさん 9点(2003-05-02 00:42:01)
👍 1
34.日本での封切り時に見に行きました。レイトショーオンリーの興行だったけど4回行った…とりあえず靴下芋虫が最高(笑)。この監督特有の手法だけど、冒頭の子供部屋にはその後の登場人物が全て隠れています。騙し絵のように。でも、ウサギだけがいない…。
エスねこさん 9点(2003-01-13 15:50:51)
👍 1
33.可愛いアリス、でも唇が妙にイヤらしくないですか(笑)唾液は意図的に写してるのかな。この監督の作品初めてだったんですけど、唇、食べ物、舌の描写がなんかすごくヤバかった。いやぁな部分を絶妙に刺激される作品ですね、いい意味で。好きな人は好きだと思う。こっそりひっそり楽しみたい感じ。
kiryuさん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-22 19:55:26)
32.人形アニメ地獄。です(笑)。観てるうちに、「人形アニメ」の部分よりも「実写」の方がアブノーマルに見えてきちゃうのが不思議(←不思議がってる場合じゃない、という気もする)。と同時に、アリス役の女の子、もしかして騙されてこんなコトやらされてるんじゃないか、と何だか心配になってしまうのは、これは余計なお世話でした。ところで、引き出しのノブ、これってまさか男性のアレの象徴だとか言うんじゃないでしょうねえ、まさか。イテテテテ。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-11 11:34:12)
31.ネタバレ ディズニーの「不思議の国のアリス」よりも面白い(あっちの白兎もおっさんみたいだったし)。原作のストーリーをある程度忠実に再現しつつ、机、少女の唇(拙~い英語吹き替えはいらない・・・)、はさみをキーワードにシュヴァンクマイエル独自の世界を作り出しています。シュールレアリスムだけに少しばかりグロテスクで理解に困るところも出てきますが、日常の道具だけで作り上げられた世界は少女の存在感を消すこともなく、とても魅力的でした。彼の映画にファンタジーとしての味付けをしたものがギリアムの「バロン」、ジュネの「ロスト・チルドレン」になるわけですね。もちろん、逆にストーリー性を排除するとブリュニエル、ダリの「アンダルシアの犬」という芸術作品になるのですが。ちなみに原作のラストではたんなる夢オチに過ぎなかったのに対し、本作では少女の残酷性と結びつけているのはシュヴァンクマイエルの完全な脚色であり、それまでの世界観を壊さないための工夫といえるでしょう。しかし、ここのレビュワー見てると「乙女の祈り」と同系列の映画として見ている人もいたのはちょっと驚き。制作会社もどうせなら「これはシュヴァンクマイエル氏の考え出した世界であり、実際の少女の頭の中とは何の関係もありません」みたいな注意書きを入れてくれても良かったのに(笑)。
マイカルシネマさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-25 19:28:29)
30.絶対子供には見せたくない作品。この作あr品の世界に入れたものだけが楽しめる不思議な感覚はある。
PADさん 8点(2004-07-10 17:57:45)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 7.43点
000.00%
100.00%
200.00%
324.08%
412.04%
548.16%
648.16%
71632.65%
8612.24%
91020.41%
10612.24%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review4人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.83点 Review6人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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