映画『悦楽共犯者』の口コミ・レビュー(2ページ目)

悦楽共犯者

[エツラクキョウハンシャ]
Conspirators of Pleasure
(Spiklenci slasti)
1996年チェコスイス上映時間:87分
平均点:8.19 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-08-09)
ドラマコメディ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-20)【Olias】さん
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監督ヤン・シュヴァンクマイエル
脚本ヤン・シュヴァンクマイエル
音楽スティーヴン・クエイ
ティモシー・クエイ
製作ヤン・シュヴァンクマイエル
製作総指揮キース・グリフィス
配給ユーロスペース
美術ヤン・シュヴァンクマイエル
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💬口コミ一覧

7.この作品の唯一傑出しているのはまぁ録音なのだが(後期ゴダールの定番録音技師)、それさえも出来事性に収斂されてしまっているように私には思える。カメラは全く持って消極的なのだが、その起因は絵画の特権的モチーフからの意識的脱却だろう。手や足や無機質に対するクロースアップは確かに絵画的構図やモチーフからの脱却を成し得るのだが、固執した結果、または安易に浅い被写界深度を選択した結果、映像が出来事性に支配されている。ここにおける音楽もそれ自体として魅力的なはずなのだが、エイゼンシュタインが歎くこともできないほど映像に、そして出来事性に隷属してしまっている。中にはいくつか素晴らしい照明や無機質を捉えたショットが見受けられたのだが、シュヴァンクマイエルのようなジャンル作家が、キアロスタミやエドワード・ヤンは言うに及ばず、シュミットほども無機質と共振できないとなるとこれは致命的であろう。全体として倫理観の欠如した作品と評するしかない。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 4点(2008-02-07 14:05:45)
6.観ている者も共犯者
BOWさん [DVD(字幕)] 9点(2010-10-26 04:48:11)
👍 1
5.ネタバレ 主ヴぁん九枚得る(直接変換したらこんなん出た)じゃなかった、シュヴァンクマイエルの作品は「アリス」に続いて2作目なのですが、まぁ~何と言うか、食べ物を不味く撮る天才だなと。頭の中を見てみたい。どんな環境に身を置き、どんなものにインスパイアされると、ああいう発想が生まれるんだろう??
さて、この映画はアレですよ。意識下にしろそうでないにしろ、人間誰でも行う心地良いと感じる行動を比喩的に表現した映画なんじゃないかというのが私の見解です。
例えて言うなら、映画を観てレビューをするという我々の行為は、それをしている自分たちにしてみれば楽しさを追求したり見聞を広めるとかストレスの解消だったりと、なんだかんだで好きでやっていることだと思いますが、一転、その行為を赤の他人が見ると、釘を打ち付けた棒を体じゅうに転がして悦に浸っているオッサンと何ら違いはないように見えているかもしれません。
ところで、「アリス」を観た時も思いましたが、パペットの動きが凄くスムーズで、カットが切り替わる前後に違和感がほとんど感じられず、非常に丁寧につないでいる印象を本作でも感じました。
画面の中の女子アナに夢中になっている時のロボットの手の動きなんかも、凄く丁寧でリアルに動かしているなと思ったら、男の後頭部をまさぐる時の手は・・・あれは本物ですね。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 6点(2011-09-11 13:47:48)
4.BOWさんのおっしゃる通り。・・・というわけで、共犯者、出頭しました、ハイ。ちなみに、前科3犯です。
すねこすりさん [映画館(字幕)] 9点(2011-09-18 22:24:59)
3.ネタバレ ヤン・シュヴァンクマイエルの短編は難解なものが多いですが、長編は思いの外に理解し易い作品が多い気がします。この作品もそうで、簡単に言っちゃうと「みんなそれぞれが変態的趣向を持ってるんだよ!それは運命的なモノで逃れられないんだよ!」ってことですね。実にヤン的世界にピッタリの主題だったと思います。
「結局こいつ等一体何の倒錯者なんだ?」という興味に惹かれて最後まで一気に観てしまう不思議な映画です。
民朗さん [映画館(字幕)] 7点(2013-12-30 16:01:08)
2.ネタバレ 奇想の変態6人が一点の曇りも無く我が道を征く話。あまりに奇天烈な行動に序盤は「何やってんのコイツら?」だが、中盤からは「何やってんのコイツらw」となる。稀代の珍作。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 8点(2019-11-19 20:57:26)
1.ネタバレ シュヴァンクマイエルが行くところまで行ってしまった自己満足映画…と言いたいところだが、
6人それぞれの突き抜けた性倒錯ぶりを傍から見るとやはり滑稽で最後まで目が離せない。
個人個々で始めたはずが次第に他の人にも影響を与え、
メタ的な意味で視聴者も巻き込んでいく意味で確かに『悦楽共犯者』だ。

本作にシンパシーを感じたのであれば、誰かの性癖も犯罪行為でなければ否定しないでおきたい。
気に入らないものを排斥するお気持ちクレーマーが憚る世界なのだから。
Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-07-05 23:25:50)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 8.19点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
413.70%
500.00%
627.41%
7414.81%
8725.93%
9933.33%
10414.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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