映画『マイケル・コリンズ』の口コミ・レビュー

マイケル・コリンズ

[マイケルコリンズ]
Michael Collins
1996年アイルランド上映時間:133分
平均点:7.05 / 10(Review 61人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-03-01)
ドラマ政治もの歴史もの伝記もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-12)【Olias】さん
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監督ニール・ジョーダン
キャストリーアム・ニーソン(男優)マイケル・コリンズ
エイダン・クイン(男優)ハリー・ボーランド
アラン・リックマン(男優)イーモン・デ・ヴァレラ
ジュリア・ロバーツ(女優)キティー・キアナン
スティーヴン・レイ(男優)ネッド・ブロイ警部
イアン・ハート(男優)ジョー・オライリー
チャールズ・ダンス(男優)「ブラック&タンズ」のソームズ
ショーン・マッギンリー(男優)スミス
ジョナサン・リース・マイヤーズ(男優)マイケル・コリンズを暗殺する少年
ブレンダン・グリーソン(男優)リーアム・トビン
ジェラルド・マクソーリー(男優)
大塚明夫マイケル・コリンズ(日本語吹き替え版)
田中正彦ハリー・ボーランド(日本語吹き替え版)
小川真司〔声優・男優〕イーモン・デ・ヴァレラ(日本語吹き替え版)
勝生真沙子キティー・キアナン(日本語吹き替え版)
仲野裕ネッド・ブロイ警部(日本語吹き替え版)
牛山茂ジョー・オライリー(日本語吹き替え版)
脚本ニール・ジョーダン
音楽エリオット・ゴールデンサール
編曲ソニー・コンパネック(追加編曲)
エリオット・ゴールデンサール
撮影クリス・メンゲス
製作スティーヴン・ウーリー
ワーナー・ブラザース
配給ワーナー・ブラザース
美術アンソニー・プラット(プロダクション・デザイン)
ジョシー・マクアヴィン(セット装飾)
衣装サンディ・パウエル
編集トニー・ローソン〔編集〕
字幕翻訳太田直子
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💬口コミ一覧

61.アイルランドは、いまだに隣国イギリスとの水面下での溝は世界で例を見ないほど、永久に埋まることがないのではぐらいに深い。その憎しみを、彼らは世界一の皮肉文化に変え、知的なジョークで嘲笑して生きている。イギリスの宗教介入で頑なに戦った、戦っているアイルランド人。それは彼らの頑固なまでの誇りと、他に類を見ない強固な愛国心、ナショナリズムゆえだった。自国を、自民族を誰より愛する彼らが、内戦で殺しあう悲劇。アイルランド系のビートルズ、ジョン・レノンの言葉「アイルランドは、イギリス人に強姦された」、イギリスに生まれ育った彼のこの言葉が、アイルランド人のあまりに強い民族としての誇りと愛国心、憎しみを文化に変えてきた強さを表現している。イギリスへの末代に絶え間ない憎悪も。彼もまた、イギリスに生まれ育ちしアイルランド人だったのだ。土地より絆に執着する、ケルト民族の血なのである。アイルランド独立のために戦い、苦悩するマイケル・コリンズらの姿は、イギリス人の強姦を断固拒否し、純潔性を保とうとするようなバージン的な美しさと悲哀を感じるのである。清浄で豊穣な大地を汚すな、今や虹の歓迎する島などと言われるアイルランドだが、その虹もまた歴戦の涙でできているのかもしれない。
ダブロンさん 10点(2004-04-12 18:33:57)
60.テロリズムは悪と言うのは大国のエゴなのか、個人的にはテロも戦争も賞賛するつもりはないけれど、テロや戦争を生む大国のあり方にも問題があるんじゃないかと深く考えさせられ、心に残る作品でした。
リーアム・ニーソンの便秘になりそうな程の力強い演技、とてもよかったです。
ちょびさん 10点(2004-02-09 13:47:00)
59.アイルランドに興味がありこの作品をみたのですが、過去にはこのような実話があったとは驚きました。マイケル・コリンズの生きた人生に感動し、強い心ももらえた気がします。
アンリさん 10点(2003-06-13 00:14:23)
58.
グルーブさん 10点(2002-09-01 05:09:57)
57.私が数多く見てきた映画のなかでは最高のものです(他にもたくさんいいのあるのですが)。内容の質が高く、音楽も大変美しく何度みてもあきません。リーアム・ニーソンはこういう役が本当によく合うなあ、と感心します。独立のために戦った彼の人生に感動しました。内容は少し難しいですが、いろんな人に見てもらいたい映画です。
MINSさん 10点(2000-11-05 21:51:29)
56.暗く重いテーマゆえに、退屈になりがちな本作を、さすがニール・ジョーダンの豊かなカメラワークと適材適所な音楽でエンターテイメントとしても楽しめる作品に仕上げていており、長い上映時間も気にならなかった。確かに監督の主義主張が薄く、ただ事実をなぞっただけという感が強いが、それがかえって、歴史教科書的に有名なデ・ヴァレラではなく(本国では有名人なのかもしれませんが)、マイナーなマイケル・コリンズを、監督が深く尊敬していることが伺えて、好感が持てた。俳優陣も豪華で、リーアム・ニーソンのガタイのデカさが、粗暴さと優しさと強い信念を持つマイケル・コリンズによく似合っていたし、所々で花咲くようなジュリア・ロバーツの笑顔が、緊張の連続の物語の中、なごませてくれた。映画としてとても成功している作品だと思う。
ともともさん 9点(2004-01-06 23:30:08)
55.ネタバレ  このアイルランド独立戦争の映画は、他の戦争映画みたいに軍隊どうしの大規模な戦闘シーンは多くない。次々と個人の暗殺を行う。
 小国が大国に対抗するためゲリラ戦的な闘争で独立を勝ち取るという過程が自分にとっては斬新だった。
 結局、コリンズ暗殺はデヴァレラが命じたのか、部下が勝手にやったのか、よくわかるようにしてほしかったなあ。
 
 
 
ぐれーんさん 9点(2003-12-03 13:38:06)
54.独立という困難な仕事の中では、このようなせめぎ合いは避けられないのでしょうね。そして、今も・・・。リアム・ニーソンはこの映画が一番格好いいかも。
Titansさん 9点(2003-06-30 02:31:24)
53.史実に基づいた映画で勝手な脚色を加えていない点が功を奏したであろう。ただ逆にニール・ジョーダン的解釈があまり見られないため、かえって物語を客観的にしすぎてしまい物語が熱く感じず、ラストの感動度が低い気がする。でもね、その客観的な視点から描いているからいいんだけどね。うん、僕もテロリズムを肯定しているとは思わなかったな。第一、マイケル・コリンズがテロリズム主義者だったのなら顔を隠して行動していない。犯行声明みたく先導者として君臨したはずだ。マイケル・コリンズ自身、オープニングから群集の中で熱弁をふるうなどリーダーシップ性が発揮されているから。
チャーリーさん 9点(2001-08-29 23:28:40)
52.おいらはアイルランドに1ヶ月ちょい滞在した経緯があって、アイルランドの歴史をちょっと知ってたから、この映画はかなりよかった。リーアム・ニーソンはまりすぎ。アイルランド万歳!!
シュープさん 9点(2001-07-14 23:38:37)
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51.一人の人間としてのコリンズを、決して思い入れをしないで忠実に書きあげたこの作品は完成度が極めて高い。ストーリー性も豊かで、コリンズが嫌った破壊と暴力の現実的な辛さをうまく導出している。最高!!
ラスト/エンペラーさん 9点(2001-05-18 15:01:39)
50.(↓)他の人と視点が違って、個人的にはニール・ジョーダンのいつもの美術、作風とは違うなって思って見ていました。実在した人物を描いているため当然なんですが、観客をあっと驚かせる隠し種はなく、期待とは違う作品に仕上がっています。恥ずかしながら、マイケル・コリンズなる人物をあまり知らなかったので、この映画を見て偉人の存在を知ることとなった次第です。個人的にはテロを正当化している作品とは思わなかったのですが、ただその後のIRAの言動を考えると、ちょっと勇気のある映画化かなって気も。またそこが表現の自由を求める映画の良いところでもあります。☆しかしそれにしてもリーアム・ニーソンで30代の役はきついんじゃあ~~~
イマジンさん 9点(2001-02-10 12:41:19)
49.レンタルビデオ屋で借りて見ろってパッケージに力強く呼ばれた様な気がして鑑賞しました。見応えがありアイルランドの歴史がわかる良い映画でした。競技場でのシーン、同胞との内戦などやりきれなさといったら…。主演のひとがシンドラーも演じてたなんて気づかなかったなあ。
srprayerさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-16 01:36:07)
48.ネタバレ 最初は祖国の独立のために協力し合ってきたマイケルとデフが、国を想う気持ちは同じなのに、思想の違いで内戦を起こす。アイルランドのために闘い抜いてきた闘士が、アイルランドの将来を担う若者の凶弾で亡くなる。すべてにおいて皮肉な歴史であったことを知りました。テロリズムを正当化している節がありますが、実際にイギリスに脅威を与えたわけで、暗殺が正しい方法なのかは歴史が決めていく。何よりも一番つらかったのは、思想が邪魔して各々が友情を失ってしまう悲劇でした。
どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(吹替)] 8点(2005-07-29 22:43:26)
47.秀作ですな。IRAの話ですが、上手く作られております。
ボバンさん 8点(2004-03-24 01:08:49)
46.マイケル・コリンズも最初は無名だったわけで、そんな一兵卒の演説にあれだけの数の聴衆が耳を貸すものだろうか?間接的ではあるけど、あの演説が彼がアイルランド政権内で力を持つ最初のキッカケになった、という設定だと思うので、なんだかすっきりしない。しかしその点を気にせず観るとすれば、ちょっとした歴史の勉強にもなり、いい映画だと思う。
さん 8点(2004-02-29 23:34:05)
45.アイルランド問題は不勉強な分野でしたが、それでも楽しめました。やはり史実という重みからですかねえ。でも平和ボケした私からは、独立運動から内紛となぜ戦争を好むのか理解し難いです。なぜ対立が続いていたのか考えさせられます。
tantanさん 8点(2004-01-28 23:17:42)
44.どうにも情けない程、実話の映画化には弱いもんで・・・。と言っても、この映画の魅力は、史実を追うばかりでなく、マイケル・コリンズという人の人間性や、周囲との愛憎劇を描いてるところでしょう。ダイナミックなシーンも交えて、見ごたえある映画になっています。
鱗歌さん 8点(2003-09-27 22:30:11)
43.僕はアイルランドに関しては「マスターキートン」で読んだくらいの知識しかなかったんですけど、面白かったです。いわゆる「テロをする側(というか、せざるをえなかった)の論理」の映画は、「テロ=絶対悪」という風潮にある現代において貴重だと思います(しかも決してテロ礼賛になっていないし)。それにしても・・・いや、これは映画の評価と全然関係ないんですが、僕、マイケル・コリンズを演じたリーアム・ニーソンを最後の最後までロビン・ウィリアムズと勘違いしてたんですぅー!はじゅかすぃー!!し、しかもジュリア・ロバーツもわかんなかったし(アラン・リックマンは声ですぐに分かったんですけどね)。こんなやつに、果たして映画を語る資格があるんでしょうか・・・。←ないよ。
ぐるぐるさん 8点(2003-06-09 19:42:47)
42.多少内容が史実に脚色された感じがしますが、ゲリラ戦という戦い方の正しいやり方を確立したコリンズの生き様が生き生きと描かれた良い映画です。
ナナさん 8点(2003-05-27 02:41:55)
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【点数情報】

Review人数 61人
平均点数 7.05点
011.64%
100.00%
200.00%
311.64%
434.92%
546.56%
6813.11%
72236.07%
81016.39%
9711.48%
1058.20%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review3人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1996年 69回
撮影賞クリス・メンゲス候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)エリオット・ゴールデンサール候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1996年 54回
主演男優賞(ドラマ部門)リーアム・ニーソン候補(ノミネート) 
作曲賞エリオット・ゴールデンサール候補(ノミネート) 

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