映画『OUT(2002)』の口コミ・レビュー

OUT(2002)

[アウト]
Out
2002年上映時間:119分
平均点:5.61 / 10(Review 67人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-10-19)
ドラマサスペンスコメディ犯罪もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-01-03)【イニシャルK】さん
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監督平山秀幸
演出大橋明(擬闘助手)
キャスト原田美枝子(女優)香取雅子
倍賞美津子(女優)吾妻ヨシエ(師匠)
室井滋(女優)城之内邦子
西田尚美(女優)山本弥生
香川照之(男優)十文字彬
間寛平(男優)佐竹光義
小木茂光(男優)香取良樹
大森南朋(男優)山本健司
千石規子(女優)吾妻千代子
田中要次(男優)金田敬徳
吉田日出子(女優)トラックの運転手
眞島秀和(男優)
斎藤歩(男優)
原作桐野夏生「OUT」(講談社刊)
脚本鄭義信
音楽安川午朗
撮影柴崎幸三
佐光朗(ステディカム)
木村信也(撮影助手)
相馬大輔(スティディカム助手)
荒木経惟(アド・フォトグラファー)
製作サンダンス・カンパニー(提携)
ブロードメディア・スタジオ(提携/「OUT」製作委員会)
毎日放送(「OUT」製作委員会)
企画サンダンス・カンパニー
配給20世紀フォックス
特殊メイク松井祐一
特撮橋本満明(視覚効果)
岸浦秀一(特殊効果)
作画橋爪謙始(絵コンテ)
美術中澤克巳
松井祐一(造形)
編集川島章正
洲崎千恵子(編集助手)
照明上田なりゆき
その他20世紀フォックス(宣伝)
サンダンス・カンパニー(宣伝)
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💬口コミ一覧

67.俳優の演技力が作品の出来を左右するものだと、つくづく痛感させられる。「OUT」とはまさにそんな作品だ。その見事なまでのキャラクターの創造性と四者四様のキャスティングの妙。そして監督の要求に的確に応える女優陣たちの凄いこと。映画は殺人を犯してしまった、コトの重大ささや悲壮感などよりも、むしろ一線を超えた事が決して特別なことではなく、極めて日常的な事として描かれていく点が面白い。彼女らが、まるで弁当を作る手際のよさで、流れ作業的に死体の処理をしてしまうシーンが、何ともユーモラスに描かれていく。金に細かく、個々に悩みを抱えて、今、まさに生きている女たちが、ひとたび連帯感(実に奇妙な)を持つと、かくも強くなれるのかという感覚を巧みに演出した平山秀幸監督の手腕は、さすがにソツが無い。とりわけ、密談の際の無菌室の使い方や、ドアスコープから見える室井滋の様々な表情などは原作では語りきれない、まさに映画ならではのもの。
ドラえもんさん 8点(2002-12-25 16:33:03)
👍 1
66.淡々とした怖さは原作と同じくらい表現されていたと思います。原作読んでから観ちゃったので、個人的にリアリィティを感じたちょっとしたエピソードが抜けていて、それが残念だったかな?映画だから仕方ないですが^^;観ている間に、殺人を犯すことよりもそれがばれてしまうことの方が恐ろしい…という気持ちにさせられるあたり、やはりうまいなあw
へっぽこさん 8点(2003-05-12 17:26:54)
65.原作とは別物と考えた方がいい。あの世界が好きな人には主人公がかなりフツーに見える。おそらくは人間観察の専門家たる監督はそんな事百も承知で変更しているのでしょう。狙いは多分、そこ。この「OUT軽快版」とウマが合うかどうか。しかしなぁ・・・いくらワザと変えてるにしても臓器や肉片やらでグチャグチャになっちゃう「死体の解体」を罪悪感ゼロとまではいかないけれど、罪の意識20%25ぐらいの女性たちに仕立て上げてはあまりにアッケラカンとし過ぎの感が。人間ってホントにあんなふうでいられる?原田美枝子と賠償美津子の芝居勝負としては面白いけれど、室井滋は実力のキャパ半分くらいでおとなしめだし、何より原作での「雅子VS佐竹」の分かり合ってるOUT者同士の対決が見られなかったのは残念。もしかしたら「OUT」という題名の解釈は原作からもOUTしてるって意味か?(笑)佐竹は寛平ちゃんより香川照之(この人、すげぇウマイよね!)がやってもよかったハズ。
シュールなサンタさん 3点(2003-05-16 10:10:04)
64.主婦感覚の行動や道具で死体損壊・遺棄という犯罪に手を染めていく。深刻にならない主婦の図々しさを会話にユーモアを交えてこう生かすか。前半はTVと同じくらい引き込まれました。しかし後半は行き当たりバッタリの展開で、サスペンスからいつのまにか短絡的行動を追う安いストーリーになってました。佐竹に追われる緊迫感をないがしろにしたのは実に残念。4人の個性はよく出ていて、女優も良い演技をしていたので惜しかった。もっと面白くなる題材。
チューンさん 6点(2003-05-26 14:35:35)
63.ごく普通の日々の暮らしに希望もない主婦達が、ちょっとしたことから望みもしない非日常的な世界へと足を踏み入れていく。本来であれば誰もが避けるような出来事の中で彼女達の中の狂気が覚醒していく。みな日常の中で鬱々とした日々を暮らしていたが、現実離れした狂気の中で女として人間としての生きがいを感じていく。後戻りの出来ない逃避行でありながら明確な目標をもち、生きる喜びを感じている彼女達。生きがいとは何なんでしょう。
亜流派 十五郎さん 7点(2003-05-27 01:28:45)
62.原作は読んでいないがテレビドラマで見たものと少し比較してしまった。いい女優さん勢ぞろいに助けられている映画のような気もする。佐竹の不気味さがもう少し欲しかった。家庭崩壊・老人介護・DV・ローン地獄・個々のキャラクターの苦しみや虚しさももう少し描いてほしかった気もする。
クラリスさん 5点(2003-06-11 10:10:38)
61.勢いに乗っている監督ならではの、”熱気”を感じさせてくれます。何より主演女優それぞれに存分な芝居をさせ、それを1本の作品に束ねていくあたりの手腕こそ、平山監督の真骨頂。女たちによるハードボイルドとして、個人的には『愛を乞うひと』よりも好きだな。ただ、佐竹のキャラクターだけは、あまりに薄っぺらなのではないでしょうか。一種の”ターミネーター”に仕立てたかったにしても、もうちょっとこの悪党の背景を描き込んでほしかった。間寛平がガンバってたんで、余計に惜しいです。
やましんの巻さん 8点(2003-06-11 17:39:43)
👍 1
60.原作を読んでかなり好きだったので、きびしい味方をしてしまう気がしたけど、殺人したあとにカラオケでみんなで「人生いろいろ」を楽しく歌うシーンは良かった。こういうの好きです。
omutさん 7点(2003-06-17 02:02:17)
59.思った以上に楽しめた。ストーリーの変更部分に関しては原作を消化した上での変更で新しいOUTを発見できた感じで良かった。寛平がいなければ8点。
ぽぽ.netさん 7点(2003-06-19 01:14:52)
58.主役4人の女優に関しては、よかった、うまい。そして、香川照之もなかなかよかったと思う。ただ、寛平ちゃんはいまいちだったかな。ああいう普段とは違うキャラクターを演じさせるのなら、もうちょっと強調させないとぼやけてしまうのではないかな?結局寛平ちゃんの役はなんだったのかいまいち残らないんだよね。なんかただ暴れてるだけって感じがした。
よっふぃ~さん 6点(2003-07-09 17:54:04)
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57.女優陣の演技よかった。惹きつけられました。何度もリピートしたいシーンもあったり。原作よりかは個々の心情が少し足りなかった気もするけど・・。
モモさん 8点(2003-07-10 21:53:06)
56.ネタバレ 原作を読んでいたので、映画を期待していたが、少々期待はずれであった。バラバラシーンでドキドキさせるテクニックはさすがだと思った。寛平さんが演ずる男の不気味さが出ていないのが残念であったし、手を切るのはわかるにしても、おばあさん殺害までするのかよく理解できなかった。原田美枝子は私の主役のイメージ通りで驚いた。
たこげるげさん 5点(2003-08-17 22:16:02)
55.ネタバレ <原作は未読>

のっぴきならない状況なのに、どこかのん気でユーモラス、しかもある種の爽快感すら感じる独特な内容。

変化の無い鬱屈した日常に嫌気がさしている主婦達が、死体処理という「狂気のなかで味わう非日常」に高揚感や生きがいを求めていくという部分には、自分のなかにも共感できてしまう感覚がある。

4人の女優陣も良い味を出してる。惜しいのは、寛平氏のキャラが中途半端という点。あの4人(+1)の関係を破綻させるキーパーソンとして出すなら、もう少し怜悧冷徹なキャラとして描いて欲しかった(そうすれば、いつものキャラとは違う魅力が出たはず)。 惜しい。

FSSさん [ビデオ(邦画)] 7点(2003-09-21 02:31:33)
54.期待していたほどではなかった。死体をバラバラにするシーンで歌を歌ってるところなんかはリアルでおもしろかったけれども。
新井さん 5点(2003-10-07 11:05:04)
53.原作とはだいぶ視点が違う作品だった。全体に妙に内容が軽い。夫を殺した弥生の、「雅子さん、どうにかしてください~」の軽さや自分勝手なキャラは、原作以上で良かったが、そのぶん、雅子が死体をバラバラにする行為へ駆り立てた感情が、あまりよくわからないものになった。少なくとも、原作に見られた、雅子の現実への怒り・苛立ちは、この映画では感じない。介護にしばられたヨシエ役の倍賞美津子が、とても素晴らしい演技を見せていたが、そのキャラクターを生かせていない。原作の高校生の娘を削ってしまったので、介護問題の提起や、彼女の閉塞感が無くなってしまったのも惜しい。間寛平の佐竹はほんとに大コケ。香川照之が佐竹を演じて、十文字はもっと軽そうなイメージにしても良かったかもしれない。後半の原作と違う部分、あんまり納得できないストーリーになっていて、すっきりしない。
ルクレツィアの娘さん 4点(2003-10-19 12:44:09)
52.原作本まだ読んでませんが、結構ストーリーおもしろい。キャストもそれぞれ個性出ててよかった。中でも室井滋はいい味出していると思う。間寛平はふだんのキャラクターからは想像できないほど過激なコワサがあった。特に映画でなくても2時間スペシャルのドラマでありそうかなという感じのサスペンスものでした。
パンプキンパイさん 6点(2003-10-19 13:37:14)
51.ネタバレ 死体をバラバラにする作業は、さすがに慣れないでしょうよ。正直、面白みはなかったですね。ひさしぶりに邦画観ちゃった、て感じ。
ガーデンノームさん 5点(2003-10-30 16:35:05)
50.死体をどうこうするというのは最もおぞましい行為だと思っており覚悟をして観たのだが全く怖くなかった。大女優に凄い格好までさせておいて、肝心の描写が中途半端だから何とももったいない出来となっている。あと主役があれだけしっかりしているのに間違った選択ばかりするのも違和感が残る。「ゴルゴ13」の「芹沢家殺人事件」を読んだ方が100倍怖い。
まさサイトーさん 3点(2003-11-02 07:38:01)
49.ネタバレ 女たちによるバラバラ殺人というショッキングなテーマを描き、1998年の「このミステリーがすごい!」1位に輝いた桐野夏生の小説『OUT』の映画化。
原作もドラマも未見なんですけど、なかなか面白かったです。手首がいっぱい出て来るので、食事前には見ないほうがいいと思いますけど。
主演の女優4人がそれぞれの持ち味を出していて良い感じ。中でも雅子役の原田美枝子は主演女優賞モノでしょう。弥生役の西田尚美は好きな女優さんなんですけど、この映画の中ではムチャクチャにくらしかったです(笑)。なんでそこでラマーズ法やねん!?って笑えるシーンもありました。
ラストは『テルマ&ルイーズ』みたいにするのかな?と思っていたんですけど、違いましたね。エンドロールが出てくる瞬間のシーンは印象的でした。
ムレネコさん 7点(2003-11-14 20:33:53)
48.ネタバレ ものすごくネタばれです。小説が話題作で、情念がほとばしるような内容だったので、映像にできるのかとかなり疑問に思っていました。しかし焦点の風呂場シーンで、見事にスイッチが切り替わりました。あからさまに人形。手首も模型。そこから、この映画の面白さが始まるのではないでしょうか。閉塞の日常から外へ、OUTへ。あるようでなかった、「女優映画」の佳作だと思います。
coco2さん 5点(2003-11-30 16:34:47)
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【点数情報】

Review人数 67人
平均点数 5.61点
000.00%
100.00%
234.48%
357.46%
4913.43%
51217.91%
61623.88%
71420.90%
8710.45%
911.49%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 4.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 2.33点 Review3人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

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