映画『秋のソナタ』の口コミ・レビュー

秋のソナタ

[アキノソナタ]
Autumn Sonata
(Hostsonaten)
1978年スウェーデン上映時間:92分
平均点:7.08 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-10-10)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-02-22)【S&S】さん
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監督イングマール・ベルイマン
キャストイングリッド・バーグマン(女優)シャロッテ
リブ・ウルマン(女優)エーヴァ(シャロッテの長女)
レナ・ニーマン(女優)ヘレーナ(シャロッテの次女)
グンナール・ビョルンストランド(男優)ポール(シャロッテのマネージャー)
エルランド・ヨセフソン(男優)ヨセフ(シャロッテの夫)
脚本イングマール・ベルイマン
作曲フレデリック・ショパン劇中曲「前奏曲第2番 イ短調 Op. 28-2」
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ劇中曲「無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調」
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルテーマ曲「リコーダーソナタ へ長調 HWV 369」
撮影スヴェン・ニクヴィスト
プロデューサーマーティン・スターガー(ノンクレジット)
配給東宝東和
美術アンナ・アスプ(プロダクション・デザイン)
衣装インガー・ペルソン
字幕翻訳清水馨(字幕翻訳)
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💬口コミ一覧

26.評価の難しい作品。ベルイマンの中ではわかりやすいほうかもしれませんが。母との関係に悩んでいる女性は見てみるといいかも。さて、自己を貫くタイプの母、家族みんなによかれと思って自分がわからなくなっていた娘、あなたはどちらに思いを寄せるでしょうか?
おばちゃんさん 7点(2003-04-11 21:54:15)
25.ネタバレ いやー文句なしに傑作だと思います。特に、バーグマンが娘にピアノを弾くシーン、すごい重厚さで迫ってきます。母の視線は娘には一瞥もなくただピアノに向かい、一方、娘の視線は母に注がれたまま・・・。その視線だけで過去からの葛藤がどのようなものかが分かるような気がします。台詞がなくとも胸をうつんですよねー。ということで凄い映画です。(もっとも、私が強調するまでもなく、この映画がいわゆる名作集には必ずピックアップされてますけどね。)
ぴよっちさん 9点(2003-07-12 15:57:22)
24.ネタバレ バーグマンの私生活を感じさせるようなキャラクター、家族を顧みない母親役も堂に入っています。リブ・ウルマンの親に愛されないまま母親になった娘役も痛さが伝わり、いい味を出しています。映画自体は会話中心なので淡々としています。障害のある娘を「死んでしまえばいいのに」と言う台詞。本心なのだろうなあと思います。「家の鍵」でもシャーロット・ランプリングが同じような台詞を話します、バーグマンの「死ね」の方が強いです。
omutさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-08-06 01:10:59)
23.
SUMさん 9点(2003-12-22 17:27:43)
22.マザコンの人は冬ソナより秋ソナを観るべし!
あ、バーグマンが素敵でした。
parabenさん 7点(2004-07-30 16:54:15)
😂 1
21.ネタバレ 最後は当然何らかの意思疎通があると思っていたので、あのラストにはびっくり(一応フォローはあるけど)。ほとんどが家の中の連続したシーンで展開としては平坦なのだが、人の心の本心の部分が衝突した瞬間に発生すべき強力な負のインパクトを適切に捉えている。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-04 02:42:40)
20.ネタバレ 自らも娘を捨てた過去をもつバーグマンが、あえて挑んだ母親役なのだと思う。バーグマンが見て欲しかった相手は、捨てた娘だけであろう。
娘役のウルマンはどこまでも母を責め、母のバーグマンは一応は許しを乞うがまた元の生活に戻っていく。接近した惑星どうしが、また遠ざかっていくような感じがある。
娘というのは母親に完璧を求めるもので、特に母親が「女」を発揮すると一生許さない。娘にとって、母親は「女」であってはならないのだ。
娘は「あんたはこんなにひどかった」と言いつづけてネタに事欠かないが、それは「こうであってほしかった、ああであってほしかった」という際限の無い要求の裏返しで、ヨソのお母さんと比べたらひどいということではなく結局のところは「母親として完璧でなければ許せない」なのだ…けれど、完璧な母親が存在しないということはいくらなんでも娘もわかっているだろう。どこの世界でも、娘は妥協して生きている。
けれど、エヴァにはヘレーナが居た。かつてヘレーナが母親の恋人に恋したとき、母親はあてつけに4日も早く旅立って恋人を取り戻した。意地悪をして、ヘレーナの恋心を踏みにじったのだ。それが原因でヘレーナの病状が悪化したとエヴァはいう。もともと母の恋人だろうが、母は娘であるヘレーナに対し「成熟した女」としてまともに威力を発揮してしまった。これは大マチガイだ。母親が娘と張り合ってはいけない。母が女を発揮するだけで娘は許せないというのに、これは最悪だ。だから、許せない。幼少の頃から構ってもらえなかったとかいうことだけなら、たぶんエヴァもヘレーナも母を許せたのだと思う。
そんな情けない母親でも、エヴァは過去を直視してほしい、少しでも母親らしくなってほしいという希望を捨てられない。無視しきれないのだ。けれど、作り手ベルイマンも、演じ手バーグマンも、こう思っているのではないかと思う。「母親に何かを期待するのは無駄である。」と。
完璧な母親はいない、すべての母親はシャルロッテほどひどくはなくとも足りないところがある、そして母親であろうとも一人の女として好き勝手に生きていく。娘は母親の人生に対して干渉しようにも完全に無力であり、それを傍観せざるを得ないのですよ、という意味のエンディングだと思う。
それにしても、リブ・ウルマンという女優さんは首が太くて肩もガッシリしてごついなあと思った。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-13 19:42:45)
👍 1
19.バーグマンとウルマンの演技に魅せられました。お互いに長ゼリフを言うときと、それを聞いているときの表情が、とても真に迫っています。ただ、面白味には欠けます。
shoukanさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-24 17:57:21)
18.可もなく不可もないベルイマンの晩期作品。
母と娘との葛藤を、会話を中心に描いた室内劇。
室内で家庭の問題を徹底的に描き出すという点において、『ある結婚の風景』に通ずるものがあった。
面白くはないが、苦もなく淡々と観ることができた。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-06-14 14:25:53)
17.実の親子ならではの凄い迫力。お酒の影響でしょうがあれだけ言い合ったら、もう黙って帰るしかない。バーグマンの晩年作。
白い男さん [地上波(字幕)] 8点(2009-06-20 21:52:52)
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16.いい映画。なんとなく共感できるものがあった。
演技力、長いセリフも半端じゃなく良かった。
さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-06-26 22:33:51)
15.少年少女時代に反抗期があったにせよ、なかったにせよ、そして結婚し子供をもてば今度は反対の立場から、親子の葛藤を多かれ少なかれ味わっていることだろう。毎度のことながら、ベルイマン氏、細部にまでこだわっておられる。感服です。イングリッド・バーグマンも相変わらず優雅です!
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-27 23:24:23)
👍 1
14.ネタバレ  リヴ・ウルマンとベイルマンを期待して観たのですが、最後のクレジットまで母親役がイングリッド・バーグマンとはわかりませんでした。
 バーグマンが娘が告白する過去の憎しみを聞いて落ちぶれていく過程が、全くバーグマンらしく見えないのは、彼女の演技力がいかに素晴らしいか捉える事ができます。
 私も自分の母親とは映画と似たような関係を持ち、やはりお互いの心情をぶつけ合ったことがあります。
 その時も、この映画と同じように自分が正論と思って口にしてしまったことを後悔し、母親は母親で、もう語り合いたくないという心境に陥っていました。
 年齢もあるのでしょう。年寄りに過去に何があったか具体的に話しても疲れるだけなのかもしれません。
 この映画の母親は自分が過去に捨てた娘たち以上に、まだ救いを求める人間がいるから、ラストシーン「死ねばいいのに」とケロッと口に出してしまうのだと思います。
 ところで、ある作家が親子愛は読者、または映画では観客は人物関係を理解しただけで「(親子)愛」は存在すると理解すると言ってましたが、私はお互いが全て「親子愛」で永久に結びつくなんて信じてはいません。
 意外と邦画では作られることのない稀な映画だと思います。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-24 03:03:40)
13.イングリッド・バーグマンの遺作にして祖国スウェーデンが作品の舞台である上に親と娘を捨ててロッシーニ監督への元へと走った彼女の人生そのもののような何だかまるでイングリッド・バーグマン自身の人生を見ているようで複雑な気持ちになる。母親にとっては娘も大切であり、愛すべき存在でありながらも自分の事で精一杯なように娘にとっても母親は愛すべき存在なのに、心では解っていてもお互い、相手の気持ちを上手く解ってあげようとは出来ないという人間の身勝手さ、そういうものを鋭い視線で描き切るこのイングマール・ベルイマン監督、監督自身が牧師の子として生まれてきただけに作品に影響を与えているような気がしてならない。7年という月日がもたらす母親と娘の本音と本音のぶつかりあい、心では愛しているはずの母親への怒りをぶつける娘とそれを受けて立つ母親との凄まじいやりとりが恐くもあり、それを正面から嘘偽りなしに正々堂々と描き切っている点でこの映画の持つ存在価値は大きい。
青観さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-10-02 09:11:53)
👍 1
12.秀作だった。
ホットチョコレートさん [地上波(字幕)] 8点(2010-12-31 21:18:01)
11.ネタバレ 日本では、子供が母の我がままを訴えようとしても、はばかられる文化だと思います。
私はエヴァほどではありませんが、同じような娘の立場で身につまされる気持ちでした。
よその人に言えない親への不満を長年持ち続けていましたが、本作を観て世界的に同じ思いの人がいるのだと、とても癒されました。
ベルイマン監督に感謝しています。
たんぽぽさん [地上波(字幕)] 7点(2011-03-06 16:19:06)
👍 1
10.親子の分かり合えない姿とそれでも繋がり合いたいと思う気持ち、どちらも偽りのないものであるからこそ苦しむのですね。ありのままの自分と期待のギャップに苦しむというのは共感しやすいし一連の事実に対しての娘の言い分は当然のものではあるが、母親の自分の感情の持ち方や良い母親になれない苦悩も十分に伝わってくるものがあり何とも言えない重い気分になりました。
あとこの作品に主演二人の好演は欠かせないものでした。二人にに拍手を送りたい。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-02 01:34:48)
9.静かに始まるが途中から目が離せなくなる。背筋がぞくぞくした。子は親を選べないのだなあ。
nibさん [地上波(字幕)] 7点(2011-05-14 12:19:46)
8.ネタバレ どんな女性でも幸福について敏感だ。イングリッドバーグマン演じる母親のピアニストは自分こそが人生の主役と、嬉々として生きている。それに対し静かな人生の娘は母親が好きではない。ある日、ついに娘は爆発する。母親は「助けて」とプライドも捨てて、娘に乞うように言う。が、そこで画面は変わり、母親は自分をヨイショしてくれる男性とまた列車の旅にでている。きっと娘はあの母親の悲痛の言葉に黙っていたのだろう。母親が出て行くまで。そして最後の手紙でまだやり直せると娘は言う。まるで絵画のような光線に照らされる部屋の中で静かな物語はつづられる。タイトルから興味を抱いて、学生の時からどんな映画だろう、と思っていた。そしてある時、NHK教育で観たのだが、静かにでも確かに、今の自分に影響与えている。「~のソナタ」は夏以外全部ある。韓国ドラマの方より、こちらの方が好きだ。エリックロメールのものは大事にとっておいてある。いつか観たい。それにしても自分はシワの多いおばあちゃんの方が好きなんだなぁと思った。
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-02 19:23:31)
7.高評価なのが理解できない。終始退屈だったのと、母と娘両方の身勝手さにイライラさせられた。他の方が書いていたように、男女で評価が分かれるのかも。母と娘というより、我が儘な女同士がぶつかり合うという感じ。
Sugarbetterさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-26 06:48:30)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.08点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5415.38%
613.85%
71350.00%
8519.23%
9311.54%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 8.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1978年 51回
主演女優賞イングリッド・バーグマン候補(ノミネート) 
脚本賞イングマール・ベルイマン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1978年 36回
主演女優賞(ドラマ部門)イングリッド・バーグマン候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 

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