映画『ダーク・ブルー』の口コミ・レビュー

ダーク・ブルー

[ダークブルー]
Dark Blue World
(Tmavomodrý svet)
2001年チェコデンマーク上映時間:112分
平均点:7.28 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-10-26)
アクションドラマラブストーリー戦争もの
新規登録(2003-06-29)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-04-26)【イニシャルK】さん
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監督ヤン・スヴェラーク
キャストオンドジェイ・ヴェトヒー(男優)フランタ・スラーマ
クリシュトフ・ハーディック(男優)カレル・ヴォイティシェク
タラ・フィッツジェラルド(女優)スーザン
チャールズ・ダンス(男優)ベントリー司令官
原康義フランタ・スラーマ(日本語吹き替え版)
山像かおりスーザン(日本語吹き替え版)
浪川大輔カレル・ヴォイティシェク(日本語吹き替え版)
内田直哉マハティ(日本語吹き替え版)
仲野裕ブラシュケ医師(日本語吹き替え版)
井上倫宏ホウフ(日本語吹き替え版)
宮本充シセル(日本語吹き替え版)
牛山茂ヘッセ(日本語吹き替え版)
田中正彦ムルトヴィ(日本語吹き替え版)
中村秀利(日本語吹き替え版)
岡野浩介(日本語吹き替え版)
吉田孝(声優)(日本語吹き替え版)
魏涼子ハニチカ(日本語吹き替え版)
花輪英司(日本語吹き替え版)
配給アルバトロス・フィルム
字幕翻訳古田由紀子
その他スタジオジブリ(提供)
日本テレビ(提供)
博報堂(提供)
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💬口コミ一覧

25.第二次世界大戦中、ドイツに侵略された故国から脱出し、バトル・オブ・ブリテンに参戦したチェコの空軍パイロットたちは、戦後故国に戻ると、「共産主義の反逆者」として投獄されてしまった・・・という。そんな第一次世界大戦のしられざる部分が描かれているところが興味深かった。映画は主人公フランタの戦時中の回想の物語ですが、これがほんとに戦争映画かと思うほど、血なまぐささはなく、ほほえましく、暖かい空気にみちています。そのせいか、重いラストでありながら観賞後は深くてせつない余韻がのこります。ドッグファイトシーンはスペクタクルだし、映像もばつぐんに美しい。けれど、フランタとその親友が恋する女性の人物描写が希薄なため、肝心の恋愛話がいまいち。この女性にもっと定番以上の役回りが与えられてもいいと思うのだけど・・・。何にせよ、小粒でも良質の佳作です。
なんじょさん 9点(2003-03-28 11:52:44)
24.近年はやりの戦友との友情の物語。さらに、三角関係といえばスターリングラードを思い出すが、それら一連の戦争友情映画とは背景や状況などの切り口がかなり違う。基本的に戦争映画は好きだが、このマッタリとした流れの戦争映画がこれほど面白く感じられるのはまた希有である。戦闘も淡々としていてよい。良作です。
february8さん 7点(2003-07-04 12:33:50)
23.戦争映画なのに、叙情的で切ない作品でしたね。二人の男の友情と一人の女性をめぐる三角関係を描きつつ、どこか牧歌的で可愛らしい雰囲気があってあんまりドロドロしていないのが良かったです。ジブリつながりだからってわけじゃないけどどことなく「紅の豚」に似てる感じがしました(もっとも僕の場合、戦争映画、とりわけ空軍が舞台になってる映画をそれほど観ていないんですけど)。あと、CGがあまりわざとらしくないのも良かったです。何か、ハリウッド映画のCGって、CGのためのCGというか、「オラオラオラオラ、すごいやろ?びっくりするやろ?これが毎日牛肉バカバカ食ってるアメリカの力じゃあ~!」って感じがして疲れちゃうんですよね。この作品のCGは本当に「必要だから使う」っていう控えめな感じなので、安心して物語の世界に入ることができました。
ぐるぐるさん 7点(2003-07-07 22:10:54)
👍 1
22.イギリス・チェコの2国に振り回され、英雄から国賊へ、友情も愛情も失い何もかもを失ってしまう。全然救われないストーリーだが、戦争映画らしからぬゆったりとしたリズムとのどかさが戦争とのメリハリが利いている。自転車での戦闘訓練って子供の頃あんな遊びしたよって気がして好きです。
亜流派 十五郎さん 6点(2003-07-19 08:53:27)
21.ネタバレ 世紀が替わった今,このような戦争映画が制作されたこと自体が驚きである。「空軍大戦略」のエンドロールを見ると,本国の航空兵以外にも,祖国を追われた国々の兵たちが言うなれば義勇兵としてRAFに志願し,ナチス相手に戦ったことが記されていたが,チェコは隣国のポーランドと共に真っ先にナチスに蹂躙されたため,参加した兵も多かったのであろう。戦争映画の中でも,空ものは桁違いに金がかかるし,現存する飛行可能な航空機も限られてくる。Me109eが「空軍・・」や「メンフィス・ベル」と同様にスペイン製のイスパノエンジン装備であるのは当たり前だし,英軍のスピットファイアも排気管が片側6つのMk.9を1940当時のダーク・グリーンとダーク・アースに塗り分けて似せただけ,と思っていたら,何と見て驚いたことに,排気管片側3つのMk.1(外観だとほぼ同じMk.2か?)が動いている!!!CGは空戦時だけだと思うし,いったいどっから手に入れてきたのか,とにかく感心してしまった。英とチェコの合作とのことだが,安易に妥協せず,しっかりとした考証を進めた点で,評価したいと思う。戦局の進行とお決まりの色恋を輻輳させるのは定番だろうが,戦後の共産主義政権による米英軍協力者の監禁まで出るに及んで,救いのない結末が十二分に予想され,さらにはそれに拍車をかけるように,復員したフランタを待っていたのは,愛した女性まで他の男のものに,という現実だった。作品自体はそれで終結だが,そこからさらなる辛苦が,と思うとやりきれない気持ちにさせられた。ま,戦争映画とは見た後に気が重くなるべき代物だけに,それだけで単純に評価云々に結びつくものではないが,悪夢のような大戦終結後も,「プラハの春」を始めとする東欧諸国の共産主義化はやはり暗黒の時代であったことを改めて実感した。最後に,関係ないけど先日「私は平和主義者なので,普段戦争映画は絶対見ない」と公衆メディアの前で仰ったおすぎさん,戦争映画が好きな私は好戦主義者なのでしょうか。このように史実を踏まえた戦争映画は,戦争のなんたるかを正しく我々に訴えかけてくれると思うのですが・・。
koshiさん 8点(2003-08-17 22:15:24)
20.内容は「パール・ハーバー」のような男女のもつれだが、はるかにこちらの方が良い。中盤のドロ沼化していく三角関係はイマイチだが、ラストでの「友情の深さ」が伝わる部下の行動には、胸が熱くなった・・・。終戦後、主人を待っていた「犬」の切ない演技が印象的・・・。戦闘シーンに迫力は無いものの、「何を描きたかったのか」がよく伝わる良い映画でした。
sirou92さん 6点(2003-08-25 21:48:09)
19.ジブリのオススメみたいな宣伝だったので、よし!一つ見てみるかと思い見ました。興味本位で見たので歴史の細かい部分はよくわかりませんでしたが、紅の豚みたいだなあというのと、哀しい話やなぁと思いました。戦争物に良くあるド派手な戦闘シーンではなくあっさりしていました。もう一回みると別のよさが発見出来そう。そんな作品でした。
とももさん 7点(2003-08-26 18:24:34)
18.『コーリャ 愛のプラハ』が強く印象に残ってるヤン・スヴェラーク監督が、戦争モノを撮ったというので、意外に思いつつ観たら、これがスグレモノ、実にリアルで見ごたえある空中戦が展開されます。確かに、宮崎アニメを実写化したらこうなるんじゃないか、という感じです。この映画では後日談が最後ではなく、最初に紹介されますが、これはもしかすると、背景の事実は本国でもあまり知られてないことなんでしょうか。その背景に対し、主人公の徒労のような恋愛がさらにオーバーラップしていて、何とも切ない話になっております。
鱗歌さん 8点(2003-09-14 00:27:24)
17.戦争映画ファン、ヒコーキ映画ファンならずとも必見!三角関係も「パールハーバー」のアホさ加減とは大違い。回想シーンになっているのも、主人公が現在置かれている状況との対比で効果的。映像は非常に美しいのにウェットでないところや、ハッピーエンドじゃないのに妙にすがすがしいところがヨーロッパ映画独特のニヒリズムを感じて「やっぱりハリウッドものばかり見てちゃダメだな」と考え直した一品でした。
あおみじゅんさん 9点(2003-10-17 18:38:26)
16.見ていない人はどうか1回は見てほしい。その結果、期待外れだという人がいても構わない。普段ハリウッド映画に飽き飽きしている人間にとっては非常に質のいい、良作品を見させてもらった感じだ。あと、今回とても感動したのが、過去に様々な「動物の俳優」が数多く世に出ていたが、本作品に出演していた犬の「バルチャ(最後は訳ありでバイチャになるが)」は、これは私が見て来たあらゆる「犬俳優」の中では小細工無しの素晴らしい演技を見させてもらった。もし動物が好きな人がいたら、ぜひバルチャの「目」の演技に注目して頂きたい。かなり感動・・・!!実にお見事としか言い様がなかった。あと、ぐるぐるさんのCGに関するコメントの部分は非情に共感大!です。控え目な、だけど「必要に迫られたから」使うレベルのCGは、その技術に関係なく非常に好感が持てるものでありました。
はむじんさん 9点(2003-10-30 00:02:31)
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15.戦争映画は人並みにしか見ていないけども、この作品はマイベストと言えます。「迫力だけが戦争映画の醍醐味ではないぞ!」といわんばかりの緻密な作り。あの『コーリャ』で見せてくれた手腕を、ヤン監督が思う存分発揮してくれています。この作品の映像・カメラワークは本っ当に素晴らしいの一言! それと【はむじん】さんが↓で述べられていた、「バルチャ(バイチャ)の目の演技」には共感してしまいました。犬ってああいう表情するんですよね。こっちまで犬と同じ気持ちになってしまうくらいの、訴えかけてくる目。ハリウッドの、役者同様に大袈裟な演技しか出来ない動物とは大違いで、こういったところにもこの作品の「ヨーロッパらしさ」を感じてしまいました。 しばらく忘れられそうも無い素晴らしい余韻に浸りながら、9点をつけさせていただきます。
woodさん 9点(2003-11-02 20:34:11)
14.ネタバレ ヨーロッパのメジャーな国(英独仏伊)などに隠れてしまった国の第二次世界大戦モノというのは、なかなか観ることのないモノなので、それだけに何が描かれているかが重要だと思います。本作はチェコの空軍兵士が、国がナチスドイツに併合されたためにイギリスに亡命してドイツ軍と戦うというストーリーなわけですが、よそ者として亡命先でもなかなか受け入れられないシーンや、話の前後として挿入される、戦後の強制収容所での迫害など、なかなか語られなかったことが描かれているのは素晴らしいと思います。不倫話は余計なエピソードという気が(私は)しますが、行方不明だった夫が車椅子で海軍の制服を着ているシーンでは、思わずニヤリとしてしまいました(ロイヤル・ネイビーの伝統だね)。空中戦のシーンは、ビデオで観たので、スピットファイヤー以外はよくわからず、特にドイツ軍のメッサーやフォッケは形状やペインティングがあまりわからず残念です。マニアの人にはわかったのでしょうか? 映画としては、バトル・オブ・ブリテンの日常生活と戦後の強制収容所とが交互に出てくるので、その辺を(見る側が)どう乗り切るかがポイントだと思います。個人的に印象に残ったのは、主人公が飼っていた犬に、二度に渡って帰れと追い払うシーンですね。とくに、生きて帰って出会えた二度目の出会いのあと、元恋人の子供の元に犬を残す優しさには泣けます。
オオカミさん 8点(2003-11-17 00:31:11)
13.地味だけどいい。飛行機の戦闘シーンはCG使いまくりだけどセンスがよいので許す。
ロイ・ニアリーさん 8点(2003-12-12 13:03:46)
12.ジブリがらみの作品ですが..家族そろって見る、って感じじゃ~ないでしょ! (子供にはちょっと見せたくないラブシーンが..) ストーリーは、まあまあですかね~ ツッコミたいところがちらほらあったけど...
コナンが一番さん 5点(2004-01-13 19:39:06)
11.ネタバレ 有る意味「パールハーバー」のような設定なのですが、こちらの作品の方が格段に崇高です。ストーリーはよくある単純なものなのでエピソードの端々は容易に予想出来ますが、男同士の友情という面で内面的な部分を深く掘り下げているところに好感が持てます。
しかしカレルは本当に良い奴ですね。女性関係のもつれから、尊敬する上官・・・と言うよりも親友であるフランタから裏切りを受けてしまいます(フランタにも悪意は無かったが)。ショックを受けて落ち込みますが、フランタが敵機に撃墜されそうになった時にきちんと助けました。ところがフランタは勘違いして、カレルが腹いせに自分を撃ったと言い掛かりをつけます。フランタは自分が勘違いしていたことに気が付きますが時既に遅し、カレルはすねてしまい返事すらしてくれません。カレルとの友情は完全に壊れてしまったと思ったでしょう。フランタは数日後の戦闘で、戦闘機から海に投げ出されてしまい再び死に直面します。しかし、またもカレルは自分の命をなげうってフランタの命を救いました・・・。
こんなにハートの有る友人を持てたら幸せですね。同じ立場になった時、私のまわりの親友達はどうでしょうか・・・、大丈夫!きっと救ってくれるでしょう。もちろん逆なら私も助けますよ!・・・と、そういうことにしときます。
おはようジングルさん 6点(2004-01-29 16:57:19)
10. 良質の作品だと思います。登場人物達の個性も良く描けているし、宮崎駿さんご推薦の、どこか牧歌的な戦闘場面も好感が持てます。でも、主人公がだんだんイヤな奴になっていくのがどうも。そのせいで、彼の悲惨な末路を見てもあまり同情できない。戦争と、その後の共産革命が人間の運命を翻弄して、というテーマは解るんですけど、主人公に共感できない分だけ、訴求力が弱くなってしまったと思います。
とらおとめさん 6点(2004-02-15 18:47:52)
9.盛り上がりに欠ける映画ではあった。あっさり死んでしまうし。死して親友を助けるカレルが悲しかった。フランタではなくカレルが光ってますよね。しかし共産主義は怖いですね。
じふぶきさん 6点(2004-03-02 21:33:31)
8.ジブリ推薦なだけあって、残酷なシーンがなく戦争の雰囲気がオブーラートに包まれてる感じだった。登場する飛行機やバイク、主人公に忠実な犬、そしてとても純粋な少年カレル。実写版宮崎監督ワールドでした。
ロロトマシさん 7点(2004-03-09 16:59:59)
7.ネタバレ 中盤くらいまで『RAFのチェコ義勇軍パイロットの物語①WW2で活躍②途中親友と仲たがいするも最終的には和解③本国に帰国後、理由無く収容所に送られるも、最終的に脱走④英国で幸せに暮らす…』そんな展開を予想し「こ、これは近年まれに見る当たりか!」と思った。が、しかし、人生と同じで理想は現実とはかけ離れている…。最初の違和感、カレルの墜落死。あれ?和解するんじゃないの?次の違和感、英国の恋人の旦那が無事帰国…。あれれ、主人公は最終的にここに戻るんじゃないの??最後の違和感、あれれれ???脱走やめて今の自分の境遇に満足しちゃったよーーっ…。キミは満足でも私ゃー不満足だぞっ!とまあ、映画以上の妄想を走ったおかげで、今ひとつ乗り切れなかったが、映像と雰囲気は十分に堪能できた。佳作と言って良い。(追記、アルゲマイネSSに在籍したと思える医師の懺悔のような回顧が心に残った。大量虐殺に加担した一般親衛隊員の多数が良心の呵責に悩まされ続けていた事実を少しではあるが表現してあるように思う。)
クルイベルさん 6点(2004-03-12 09:42:46)
6.ネタバレ 顛末は『サイダーハウス・ルール』のようで、ただただ切ない・・・です。
桃子さん 5点(2004-06-16 14:21:04)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 7.28点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5312.00%
6624.00%
7520.00%
8520.00%
9416.00%
1028.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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