4.ネタバレ 母親の死を受け止めきれない少女の姿があまりにも悲しい。 母親に会いたいという思いから孤立してしまう少女をごく自然な感じでとらえる。 そこから死というものや母親がどれほど大きな存在であるかが見えてくる。 幼い子が親を失うことの現実の重みとはどれほどか。 あまりにもひたむきな姿は感動を誘う。 ポネットと母親が楽しそうに遊んでいる姿を見てると涙が出そうになった。 透明感と温かみのある自然風景が美しく残る。 ファンタジーの描写は良かった。 4歳の女の子の視点で描かれた作品であり、 4歳の子供に「現実を見ろ」なんていう大人の意見が無責任だとも思う。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-10 22:43:24)
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3.母親を待ち続けるポネットの姿が、観ていて切な過ぎる。そして僕は、危うくロリコンに走るところであった。 【南の二等星】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2007-08-23 02:55:42)
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2.5歳の時、ある人と遊んでいた時に突然、「ねえ、死なないでね」という言葉が口を突いて出たことがある。自分でも意味が分からず、言った瞬間《え?何言ってんの?私》と思ったことをとてもよく憶えている。そして驚くことに、その後すぐ、その人は事故死した。あれは何だったんだろう?と今でも思う。10年以上経ったある日、あの日あの時近くにいた私の母親が、「ねえ、あんた、あの時何であんなことを言ったの?」と聞いてきたことがある。ああ、母も気になっていたんだな、とその時初めて思った。偶然にしても、不思議な出来事だった。前置きが長くなってしまったけれど、つまり私は1つ信じていることがあるのです。それは「子供には不思議な力がある」ということ。こう言ってしまうと胡散臭いし陳腐だけれど、子供には超自然的な何かを感じる力があるような気がする。考えてみたら、数年前までこの世のどこにも存在しなかった存在なんですよ。子供というのはそんな、ある種畏怖の念を抱いてしまう存在。生まれて数年の子供というのは、まだ生まれた後の世界にも完全に属していないし、生まれる前の世界みたいなものもきっとまだ、どこかで憶えているような気がする。これは別に宗教思想とかそんなものではなく、単純に子供の勘の鋭さや感受性、大人には読み取れない何かを訴えるような目にドキッとする、というようなことは誰でもあるでしょう。そういうことです。子供というのは時には生者と死者の世界を無意識的に難なく繋いでしまえる位、ギリギリの境界線上に存在する生き物なのかも知れない、と思える。そういう、演技かどうかすらも怪しいような微妙な機微、絶妙な雰囲気を、ヴィクトワールちゃんは実に上手く醸し出していたと思う。作品自体に関しては、低予算の悪い部分を感じるし、脚本も大したものではないけれど、彼女の存在感が凄かった。最年少での主演女優賞受賞も納得。ヴィクトワールちゃんに7点献上。 【ひのと】さん 7点(2004-02-21 22:07:45)
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1.まあ、ポネットったら、座薬や、体にクリーム塗ってもらうのが好きだなんて、おぢさん心配だわ・・・などというオッサンな意見は置いといて、と。子供達の普段の表情の描写(フランスでは子供でもチューしまくり!お母さん、どうして僕をフランス人に産んでくれなかったの・・・)や、独特の(でたらめっちゃでたらめだけど)宗教観は面白かったです。でも、お母さんが復活するところがなぁーんか納得できなかったんですよね。この映画は「人は『愛する人の死』という不条理をどう捉え、乗り越えていくのか?」というのがテーマだと思うんですけど、もうちょっとスマートにできなかったかな?基本的に僕は可愛い女の子が出てくる映画は大好きなので(え?幼女好き?ごごごごご誤解されるような言い方はやめてぇー)、この映画も好きなんですけどね。あ、そうだ、これは小説ですが、似たようなテーマの作品で「ポプラの秋」(湯本香樹実著・新潮文庫)っていうのがあるんですけど、個人的にオススメです。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-05-17 13:07:52)
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