映画『大魔神怒る』の口コミ・レビュー

大魔神怒る

[ダイマジンイカル]
1966年上映時間:79分
平均点:6.46 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(1966-08-13)
ファンタジー時代劇シリーズもの特撮もの
新規登録(2003-10-05)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-06)【イニシャルK】さん
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監督三隅研次
キャスト本郷功次郎(男優)千草十郎時貞
藤村志保(女優)早百合
神田隆(男優)御子柴禅正
丸井太郎(男優)度々平
内田朝雄(男優)名越兵衛
藤山浩二(男優)荒井一角
北城寿太郎(男優)鬼子島玄蕃
水原浩一(男優)土肥嘉門
平泉征(男優)田部隼人
橘公子(女優)くめ
三木本賀代(女優)とよ
橋本力(俳優)(男優)池長俊平
杉山昌三九(男優)梶浦有助
小柳圭子(女優)しげ
上野山功一(男優)名越勝茂
伴勇太郎(男優)
神戸瓢介(男優)
脚本吉田哲郎
音楽伊福部昭
撮影森田富士郎
製作永田雅一
企画奥田久司
配給大映
特撮黒田義之(特撮監督)
美術内藤昭
加藤茂(美術助手)
編集菅沼完二
録音大角正夫
照明美間博
古谷賢次(照明助手)
スーツアクター橋本力(俳優)大魔神
その他IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧

35.ネタバレ 私はこのシリーズをテレビで見た世代です。そして初めて見たのは小学生の頃、この2作目でした。1作目はもっと年齢が高くなってからです。皆さんのご意見の通り、1作目のほうが私も「知的」には名作だと思い、その旨、レビューにも投稿しているのですが…、私の場合は、この2作目が最初だったものですから、1作目を見たとき「顔が変わるときのポーズが違う…」「伊福部昭さんのBGMも何となく違う…」「磔になった人を障害物として乱暴に倒してしまうんだな…」と実のところ違和感がありました。30年以上経って、ようやく、1作目と共にこの2作目も鑑賞できたのですが…湖から現れた大魔神の顔が変わるときのポーズを見て「そうそう!これが自分の知っているポーズだ!子供の頃、よく教室で真似したよな…」、そして湖が割れて大魔神が歩き出すときのBGMは1作目には流れていなかったメロディーであり「これこそ、自分の心に刻み付けられていた大魔神の音楽だ!」と小学生の頃の感激が一気に蘇ってきました。水に濡れて黒光りする大魔神も1作目とは一味違う魅力があると思いました。磔になった小百合姫(藤村志保さんが初々しいこと!)を丁寧に地面に横たえるシーンや、ラストで湖の底から鐘が響いてくるシーンも記憶の通りで感動しました。今回の大魔神は正確には「大守護神」と言ったほうがよく、そのため、人間の善悪を超えた恐ろしい存在として描かれた1作目を見た方々には確かに物足りないとは思います。しかし、私にとっては「情緒的」に大好きな作品であることは否定のしようがなく、子供時代に刷り込まれたものの大きさに驚きました。
 
 平成28(2016)年8月13日(土)追記:最近「今から50年前の昭和41(1966)年8月13日に当作品が公開された」と気づき、あらためてDVDを観直しました。公開当時はお盆であると同時に、終戦の日の8月15日とも重なる時期であり、まだ終戦の昭和20(1945)年から21年間しか経っていませんでした(若い人達には21年間は長いかもしれませんが、年配の私にとっては、あっという間です)。そうなると【善良な人達のために、悪者を炎と共に滅し、平和を祈って鐘を鳴らす守護神】として描いた当作品は【人間を容赦なく踏み潰す・串刺しにする】といった生々しい表現の多かった第1作に比べてインパクトは弱くても、いや、だからこそ、公開当時の観客の皆さんには、むしろ受け入れられやすかったのではないか…と思いました。そして湖底から平和を祈る鐘の音が響き渡るラストシーンは【陰ながら見守って下さっているご先祖さま達/戦争で亡くなられた方々への鎮魂】と重なって、観客の皆さんには、真摯に心に響いたのではないか…そんな想像を巡らせながら観ることができました。ちょっと深読みしすぎかもしれませんが…。
 さてあらためて採点ですが…第1作は紛れもない傑作であり「1作目ありきの2作目」だとは思いますが、やはり個人的には、当作品もひいきしちゃいます。最初の投稿当時と変わりなく【3部作をまとめて日本特撮映画の古典的名作】と位置づけて10点を献上します。
せんべいさん [DVD(邦画)] 10点(2014-12-08 23:37:29)
34.映画もよかったが【大魔神おこる】と読んだウチのせがれに10点やりたい。
ケムール人さん [インターネット(字幕)] 9点(2007-02-20 10:40:13)
😂 2
33.ネタバレ 一作目「大魔神」に続き、二作目のタイトルに付いた単語は、まさかよもやの「怒る」である。既述ではありますが、私も「前作でアレだけ荒ぶっといて、ワザワザ今作で怒る、とか、怖過ぎやろ大魔神!」と、ぷるぷる震えながら観賞。

冒頭、逃亡を図る領民の虐殺に始まり、千草・名越領への無慈悲な夜襲、その後の「発破による武神像突貫爆破!」で、物語の前振りは完了です。礫になろうとも、武神像。弾正の配下・鬼子島玄蕃が乗った舟を襲撃・沈没せしめる、いわゆる激おこ状態。胸に刺さった礫は「ワシ、完全に怒ってます」というダイイングメッセージです。その後、兄勝茂、十郎、嘆き悲しむ民衆の眼前で、さゆり嬢を火炙りにするという弾正。「武神像は女の涙で大魔神に覚醒する」という前作でみせた特性を、弾正は知る由もありません。

荒ぶる大魔神は、モーゼの如く湖を二つに裂き、破壊に次ぐ破壊で御子柴勢をビビらせます。大魔神、そこが名越領であろうともガン無視で破壊です。怖いよ!ガン無視で荒ぶる大魔神、怖いよ!冒頭で武神像を木っ端微塵にした発破作戦も徒労に終わり、最終的に「動く石仏に対して、舟で逃げる」という巧妙な手段に出た弾正ですが、大魔神、まさかの発火技で弾正を火炙りに処します。まさしく「目には目を」です。若しくは「弾正なら、爆死に準じる死に様が妥当」との判断でしょうか。怖い!

やー…面白かったが、怖かった。大魔神、怖過ぎ。前作のレビューでも書きましたが「大魔神の中途半端な大きさ」が、怖い。次回作は「逆襲」ですか。楽しみです。怖いが。
aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2017-06-03 06:44:22)
👍 2
32.平和主義の国に乱暴な隣国が攻めてくればあっさりと国が乗っ取られる
戦国の世はおそろしい。
前回同様、出てきそうでなかなか出てこない大魔神。
罪のない民衆にまで襲いかかる前回のコワさが薄れていたような…。
前作を見ていればあまり意外性のない手堅い内容ではあるけれども、
時代劇の部分がしっかり作ってあって、今となっては作れないほどだと思う。
続けて観ないで、前作を忘れたころに観るのがちょうどいい。
さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-04-11 22:05:22)
31.ネタバレ 2作目のタイトルはなんと『大魔神怒る』。なんとなんと、1作目であんなに残虐に暴れまわったにも関わらず、あれでもまだ怒ってなかったのか? 何しろ今回は、武神像が木っ端微塵に爆破されちゃう。これじゃあ、怒るよね(でもまだ暴れ出さないのだ)。隣国からの弾圧は続き、何故か十字架にハリツケにされて火あぶりにされる藤村志保(魔女裁判か?)。そこに、バラバラになったハズの大魔神が湖から復活。十戒のごとく湖が割れ、憤怒の形相の大魔神が姿を現す。大魔神の両側を滝のように流れ落ちる湖水の映像、ん?大魔神両側で背景の映像がズレてるのは合成処理の甘さか? それはともかく、嵐の中、大魔神の怒りが炸裂する。銃で撃ってもびくともしない大魔神。石垣を突き崩し、錨攻撃(?)にもめげず、暴れまわる大魔神。待ち受けるダイナマイト(?)。変身前にはバラバラにされたが、今度はいかに?(一度は粉砕されたくせに、性懲りも無く火薬の山に足を踏み入れるとは、学習能力が無いというか、自身過剰というか。いいぞ大魔神!) ラストは湖上でミサイル攻撃まで披露する大魔神。カッコイイ・・・・・・いや、ちょっとやりすぎですね。大魔神のおかげで、平和が戻った村。湖に沈められた鐘の音が湖底から鳴り響く(ちなみに、琵琶湖の湖底では今でも謎の鐘の音がホントに聞こえるらしい、のだ。↓ワタシもあの島は竹生島だと思いました)。
鱗歌さん [地上波(邦画)] 8点(2007-04-28 18:33:22)
👍 1 😂 1
30.GYAOの無料動画で視聴。すでに18年前にレビューしていたことはおろか、二度目の鑑賞だったことにすら気づかず、最後まで初めてのつもりで観てしまった(笑)。われながら凄い記憶力の無さ…。
二作目は三隅研次です。キレッキレのシャープな構図がいちいちカッコいい。お姫様の祈りと涙が大魔神を突き動かす設定は前作と同じで、やはりこの神様は「信心の有無」で善悪を見分けているのだということが明確になる。十字架ごと持ち上げられたときの藤村志保の恍惚とした表情にも説得力があります。とりわけ今回は、最後にお姫様の涙が湖に溶け込んだことで、湖の神様との精神的な一体性がより強まっている。
チャンバラの見せ場もあります。大魔神への縄攻めが裏目に出るのは前作同様のお約束だけど、火薬による爆破攻撃もなかなかの見どころだし、船の帆によじ登った敵の親分に縄が巻きついて火あぶりになる最後の演出は、いかにも三隈研次らしくてケレン味たっぷり。
細部にツッコミどころがないとは言えないけど、全体的な設定に矛盾は感じない。たんなる二番煎じではない面白さがあるし、二作目としては十分に成功しています。湖が十戒みたいに割れるのも悪くないし、前作のUFOみたいな火の玉が出てこなかったのはむしろ前進。
18年前には7点つけていたのだけど、8点に格上げ。

【以下は18年前(ビデオ鑑賞)のレビュー】
もしアメリカ人に「GodzillaとDaimajinはどっちがスゴイか」と聞かれたら、絶対、「佐々木のほうです」と答える。東宝と大映の差でもあるけど、大魔神には、時代劇的な情緒感があります。『ゴジラ』も悪くないけど、あれはどっちかっていうと「科学映画」ですよね。それに、ゴジラはデカすぎて、かえってリアリティが無い。大魔神は、目の合うくらいの高さで迫ってくるから、ほんとうにむこうから歩いてくるようなリアリティを感じる。鎌倉の大仏さまを初めて見たときのような、微妙に大きさの感覚が幻惑される感じ。これは、怪獣映画にとってとても重要なことなんだけど、ゴジラにはそれが感じられないです。日本映画は大魔神のようでなくちゃいけないです。
これはシリーズ2作目。豪快で明快な怪物映画の中に、三隅研次一流のありえない演出の妙や奇特な映像のエロティシズムが加わってて魅力的。同時に、三隅作品として見るならば、大魔神の豪快さと明快さによって、彼の奇特な映像エロスに偏りすぎていないところがちょうどいい。そんなわけで、いっぱい楽しめます。
まいかさん [インターネット(邦画)] 8点(2004-03-19 15:59:14)
👍 1
29.大魔神シリーズ第2作目。本作は八雲の湖畔が舞台となっており、ワンパターンにならぬよう、新鮮で見応えのあるシーンも数多く用意されています。とくに、「十戒」を彷佛させる湖水を割って大魔神が登場するシーンが圧巻で、出来れば大画面で見たいもの。さらに、武神像(変身前の大魔神)を爆破させるという凄い場面もあり、魔神の首がふっ飛んでいく様には強烈な印象が残っています。ラスト、悪領主の処刑からエンディングにかけては、伊福部昭の荘厳な音楽と共に前作以上の余韻を残してくれました。
光りやまねこさん 8点(2003-08-29 16:52:29)
👍 1
28.ネタバレ 大まかな見どころは【隣歌】さんが書いておられるので、かいつまんで。
大魔神が出てくるまでのストーリーは前作より劣るものの、大魔神の迫力はさすが。
ダイナマイト爆破にもビクともせず、執拗に敵を追い回す。
前作はまだ善悪の区別が曖昧だったのに、なんか今回は完全にヒーローになっちゃってる。
一言も発しないのがこれまた良いんだな。
最後は超能力かなんかで炎ミサイル攻撃?まで駆使して総大将をやっつける。
これぞ因果応報、観ている側をスッキリさせてくれる。
mhiroさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-08-12 18:16:21)
👍 1
27.ネタバレ 前作との差別化を図るためか、今回は他国からの侵略、しかも同盟している2つの国を手に入れるというすごさ。おまけに武神像をこわしてしまうのですから、御子柴はやりたい放題。今回は十郎と早百合姫が別々に逃げ回っているのですが、それにしては話がややこしくならず、うまくさばかれていたと思います。捕まるのもけっこう後の方ですし、わりと段取りを踏んでいるので前作のような不満も起こりませんでした。

大魔神の暴れ方がおとなしいのですが、ひょっとして千草か名越の領内(どっちだったのかあまりよくわからない)だったから、あまり暴れなかったとか? 今回は、自分から積極的に建物を破壊しようという動きが見られず、大魔神を止めようとして周囲の建物が崩壊する、というパターンだったように見えます。他にも超常的な現象を起こしたりと、前作とはやや異なった性格のように思われますが、場所が違うのですから同じ魔神である必要はなく、それほど気になりませんでした。

さて、本作では「神も仏もないのか」という台詞が出てきたり、鐘が重要なアイテムとなっていたりして、少々仏教的な部分もあるのかと思われますが、基本的にはやはり「ちょっと洋風な戦国時代」という、不思議な世界となっているようです。女性をはりつけで火あぶりにするというのはジャンヌ・ダルクを連想させますし、湖の底で鐘が鳴り響くというのは、どちらかというとヨーロッパのイメージでしょう。このように、時代劇に洋風の要素をうまく加えたところにも、面白味があると思います。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-17 20:34:09)
👍 1
26.ネタバレ これはですね。もう、藤村志保様に尽きます。この気品、和風美人顔、凜とした空気。前作の高田美和は、ひたすら純粋に祈り続けるという趣でしたが、こちらの志保様は、何というか、神様ともどこかで意思疎通ができてそうな厳かな雰囲気を感じるのです。今度は大魔神の暴れ方がトーンダウンしている、と感じるのはやむをえませんが、それは、相手が志保様だったからです。しかもクライマックスでは、その志保様を白装束にして十字架に磔にして延々火あぶりにするという、超サディスティックな演出。敵の悪逆非道ぶりもいっそう際立つというものです。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-17 00:48:26)
👍 1
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25.ネタバレ おーっ!今作の大魔神は湖底のポセイドンだった!前作と同じで勧善懲悪モノだけど映像の迫力がかなり増していました。湖が割け大魔神が現れる場面はまるでセシル・B・デミルの十戒の如きインパクト。暴風雨と共にゆっくり迫ってくる姿は恐ろしいですね。早百合を火あぶりにしようとした悪代官がラスト、船上で大魔神に焼き殺される映像が頭からはなれません。ちょっと物足りないのが、前作のように大魔神が見境なく暴れないところ。タイトルに「怒る」が付いてる割には、あっさり帰っちゃいましたね・・・
スノーモンキーさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-06 01:25:04)
24.大魔神シリーズの2作目となる今作だけど何て解りやすくてストレートなタイトル!どうも近頃、歳のせいか?解りずらい横文字ばかりのタイトルの映画が大い中、このタイトルの解りやすさ!まずはそこに私は惚れた。ところでこの映画音楽を作った人って他にも「ゴジラ」シリーズや「座頭市」シリーズに「眠狂四郎」シリーズや「クレヨンしんちゃん」まで担当してるとはびっくりです。「大魔神怒る」だから良いけど「ゴジラ暴れる」「座頭市斬る」「狂四郎犯す」「クレヨンしんちゃん怒る」なんてタイトルだったら嫌だし、「ゴジラ暴れる」「座頭市斬る」「狂四郎犯す」はともかく「クレヨンしんちゃん怒る」だったら絶対見ないと思う。
それにしても大魔神のあの湖からの登場に、普通なら隣街は水びたしで大騒ぎだろうに!映画で良かったと思う。
青観さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-02-03 20:51:36)
23.「大魔神」に続けて鑑賞しました。
このシリーズは良いですね。
時代劇らしくて面白かったし、大魔神の登場が凝っていて目を見張りました。
これじゃあばちが当たるなぁと、ハラハラしたのは、私が日本人だからでしょうか?
思わず、手を合わせて見続けておりました。

この作品は、なんと言っても真面目なところがとても良い。
たんぽぽさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-12-14 22:32:06)
22.「 湖を 断ち割り迫る 石の神 悪を懲らして 鐘をひと突き 」 詠み人 素来夢無人・朝
スライムナイトのアーサーさん [地上波(字幕)] 7点(2005-09-28 06:14:39)
21.ネタバレ 今度は水から出てきました(笑)。 えっと、個人的には高田美和さんよりも藤村志保さんの方が好きですね。光りやまねこさんお書きの通り、「十戒」のようなシーンが迫力です。 <2006年4月21日追記>Gyaoで再視聴。やはり第一作に比べると、魔神のえもいわれぬ残虐性や、何を考えているかわからない不気味さというのが薄れてしまった気がする。単なる人形的な動きというよりは、志保さんを助けた後に磔台を十字架か剣のように見立てて持って見得を切ったりするあたりや、風を起こして火を消したり逆に火を使ったりといった小技を見せるようになったのは、何か一作目の魔神らしさが消えてしまった感じで、ちょっとガッカリさせられる。力でねじ伏せる暴力性とゆっくりと迫り来る恐怖というのがポイントだと思うのだ。作を重ねるごとにそれが薄れていってしまうのはシリーズものの宿命か。
ところで、魔神の棲む島は琵琶湖の竹生島のようだね。現在はカワウの被害に立ち枯れている。これも生態系を変えてしまった今の人間への警告なのだろうか?
オオカミさん [映画館(字幕)] 7点(2003-11-17 10:54:15)
20. 1966年に突如3作連続して(春休み・夏休み・冬休みに合わせ)公開された大映の異色特撮時代劇シリーズ第2弾。監督は三隅研次に交代しているが、一線級の監督を立て続けに起用する制作姿勢には当時の大映の本シリーズに賭ける並々ならぬ気合の程が窺える。キャストも本郷功次郎、藤村志保の主役カップルに加え、悪大名・御子柴弾正に神田隆という力の入れようだ。音楽は勿論(前作に続き)伊福部昭!ビジュアルとしては何と言っても八雲の湖を真っ二つに割って魔神が出現するシーンが凄い。デミルの「十戒」からの引用であることは明白だが、安直な印象を受けないのはスタッフの「前作に負けまい」という心意気を画面から充分に感じて取れるからだろう。とは言うものの、矢張り続編の宿命たるインパクトの低下は拭えず。ヒロインの祈りで目覚めた埴輪(魔神)が悪の領主を滅ぼすというプロットが何の捻りもなくそのままじゃ止むを得まい。悪いけど3点マイナス。
へちょちょさん 7点(2003-10-06 23:40:06)
19.ネタバレ 【2023年1月5日更新】
1作目を見ていると、大魔神が出てきてしまうとそれだけで物語が終わってしまう(破壊され尽くしてしまう)ので、最後しか出てこないのはわかっているのでそれを考えるとやっぱり登場するまで長いなーとは思ってしまいます。
ですが今回の大魔神は雷鳴を呼んだり風圧で炎を消し飛ばしたり挙句炎を撃ち出したりしてシリーズ一レパートリーの多い攻撃方法でそれだけで見ていても楽しいです。
前作では前も悪もない魔神というポジションでしたが今回は明確に「悪役」のみを攻撃しているので、それはちょっとなーとも思いますが、今回も面白かったです。
クリムゾン・キングさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2003-10-06 18:39:05)
18.ネタバレ いつになったら大魔神出てくるのかなと思っていたら、最後になってようやく出現してくれましたね。
どストレートな勧善懲悪のストーリー。悪者に対して大魔神様が鉄拳を食らわしてくださる。
半世紀以上前の映画にしては特殊効果など頑張っているかと思います。
海が二つになるのはやはり十戒を意識してるんでしょうか?
日本的なものと西洋的なものの融合がなんとも言えない世界観でした。
あろえりーなさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-15 12:17:53)
👍 1
17.現在、アマゾンで「大魔神三部作」の海外版ブルーレイ(リージョンA)が、1600円で販売されています。値段変動が激しいので、購入するタイミングを間違えないように。
ところで、本作ですが、前作とほとんど内容は同じで、では何を楽しむかと言えば、やはりCGでは表現できない特撮技術を堪能することですね。
ヒロインの藤村志保さんの祈りで大魔神が動き出すのも前作と同じですが、特撮のハイライトといえば、水を使っていることです。
水はミニチュアにできないので、よくここまで頑張ったと思います。
クロエさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-11-17 15:50:56)
16.ネタバレ  取り立てて何が良くなった、悪くなった、と言う訳でもない話だが、ひとつだけ私的には不満が残るのは、今作以降の魔神は、聞き分けが良く、きっちりワルモンとイイモンを区別して、目的がすんだら行儀良く帰る、という事だ。魔神なのに、ヒーローになってしまった。コメディアンになったゴジラよりはましだが。
 今作は前作と違って、ワルモンも火薬を使う事で派手で強力になった。まず初めに石像が木っ端みじんになるし、怒ってからも吹き飛ばされそうな場面もある。それでも結果が決まっている話だから、ドキドキ感は無いけれど。
Tolbieさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-03-24 22:08:05)
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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.46点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
425.71%
5720.00%
6925.71%
71028.57%
8514.29%
912.86%
1012.86%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.83点 Review6人
2 ストーリー評価 6.71点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.85点 Review7人
4 音楽評価 7.33点 Review6人
5 感泣評価 6.00点 Review4人

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