映画『トーク・トゥ・ハー』の口コミ・レビュー(5ページ目)

トーク・トゥ・ハー

[トークトゥハー]
Talk To Her
(Hable con ella)
2002年スペイン上映時間:112分
平均点:6.37 / 10(Review 109人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-06-28)
ドラマロマンス
新規登録(2003-10-07)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-21)【Olias】さん
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監督ペドロ・アルモドバル
キャストハビエル・カマラ(男優)看護士 ベニグノ
ダリオ・グランディネッティ(男優)フリーライター マルコ
レオノール・ワトリング(女優)元ダンサー アリシア
ロサリオ・フローレス(女優)女性闘牛士 リディア
ジェラルディン・チャップリン(女優)アリシアのダンスの師匠 カタリナ
フェレ・マルティネス(男優)サイレント映画の男優
パズ・ヴェガ(女優)サイレント映画の女優
セシリア・ロス(女優)(ノンクレジット)
マリサ・パレデス(女優)(ノンクレジット)
ロラ・ドゥエニャス(女優)
松本保典看護士 ベニグノ(日本語吹き替え版)
山路和弘フリーライター マルコ(日本語吹き替え版)
魏涼子元ダンサー アリシア(日本語吹き替え版)
高乃麗女性闘牛士 リディア(日本語吹き替え版)
佐藤しのぶ【声優】ロサ(日本語吹き替え版)
稲葉実ロンセロ(日本語吹き替え版)
仲野裕アントニオ(日本語吹き替え版)
脚本ペドロ・アルモドバル
音楽アルベルト・イグレシアス
撮影ハビエル・アギーレサロベ
配給ギャガ・コミュニケーションズ
衣装ソニア・グランデ
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
交通事故で4年間昏睡状態のアリシア(レオノール・ワトリング)を献身的な愛情によって世話する看護士のベニグノと、昏睡状態の恋人を持つマルコは、お互いの境遇を話し合ううちに友情が芽生えてくる。2人の女性昏睡者に変化はなく、この状態がずっと続くかのように思われたがある日、ベニグノのとった思わぬ行動から事態は一変する。せつない異色のラブストーリー
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💬口コミ一覧

29.ネタバレ 意識不明の女性を献身的に看護する男性の物語と聞いたので、てっきり無償の愛に通ずるようなテーマを潜ませているのかと思いきや、こんな歪んだ愛を描くとはまた悪い意味でスペイン映画ならではの風味の濃さを象徴してますね。意識のない女性を犯してしまったら、もう他の人からはこれまでの看護は愛とは認めてもらえないでしょう。犯す目的で看護してたと思われてもしょうがないような男だと思います。「オール・アバウト・マイ・マザー」も観ましたが、もうアルモドバルの作品は観ないことに決めました。
Thankyouさん [DVD(字幕)] 3点(2007-03-12 02:42:54)
28.ネタバレ うーん、お話として魅せてくれたし、絵的にもキレイで名作の貫禄は感じるんだけど、これほどに登場人物の誰にも感情移入できない作品も珍しい(ネクロマンティックの変態夫婦でさえ全然OKな私なのに)まぁ、ストーカー行為ってのはそもそもが「純愛」なんだから、ベニグノの「愛」も「純愛」には違いない、ただ「純愛」だからといってそれは「善」ではないわけで、アリシアの立場になってみればとんでもない話であることは男性の私にだって容易に理解できる、しかし恋愛を「善」と「悪」で語るのも無粋な話だし、それ以前に意思の無いアリシアとの間に恋愛が成立するのか?ってのも問題なんだけど、それを言っちゃ死人を愛しちゃいけないことになっちゃうし・・・まぁレイプ、妊娠とかいう生臭い話にしないで、目覚めたアリシアにベニグノが壮絶に振られてくれれば、まだスッキリしたのだが・・・ただ目覚めたアリシアがベニグノを軽蔑しようと憎もうと、それはそれでいいんだけど、事実を知る「義務」があると思うんだけど、どうなんでしょ?
るねさん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-15 00:56:23)
27.ネタバレ 最近、死体にレイプして「蘇生行為だ!」って言ってるバカがいたな。まさかこの映画の影響じゃないだろうな???ココのレビューアーが裁判員だったらどういう判決を下すのか?って考えるとちょっと怖いね。 そもそも愛と性癖の境界線なんて無いだろうし、愛なんて主観的なものであるから、正常か異常かは、その時代の多数決が決めるんだろうけど。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-07-08 04:09:53)
26.アカデミー賞受賞ということで期待してたけど、ちょっと肩透かしでした。
珈琲時間さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-29 19:51:26)
25.この人の映画に出てくる女性って2種類あって、ひとつは力強い母親のイメージをひくゴツゴツした人、もうひとつはお人形さんのようなただただ愛らしい人。ベニグノ君の愛の対象は当然後者のタイプのアリシア。ベニグノ君のやったことは準強姦と言われるもので、これ法律上のみならず良くないことよ。でもこの尽くす愛のわがままさをもっと上のほうから肯定して見てしまうと、たとえば谷崎の言う「おろかという徳」なんて言葉を思い出したりして、この奇跡譚もやはり愛の一つの核心の現われではあるなあ、とか思ってしまう。「ククルククパロマ」の歌がしみるが、これ日本語に訳すと「鳩ぽっぽ」なのか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-12 12:13:47)
24.ネタバレ 物語がどう収束に向かうのか予断を許さない展開の中で挿入された「縮む男」のサイレント映画の描写には笑った。「これってわいせつ物陳列罪に触れないの」。だが最後まで見通すとこのサイレントをベニグノが見たことが、彼のインモラルな行為につながるのだと納得した。ベニグノは彼女を見染めて以来、憧れの対象とはしていても、性的欲望の対象には見ていなかった。というより、ベニグノに性的な欲望は存在していなかった。それが「縮む男」をみたことによって、憧れの究極の行為として体の中に入るという形を知り、それを実行したことが、彼女への性行為となった。だがそれが性的欲望の行為とは違うということを明示するためにも、劇中劇「縮む男」の性描写は、即物的な行為ではなく、縮んだ男が女性器に入り込むというコミカルなテイストのものでないといけなかったのだろう。
ベニグノの強姦に眉をひそめた人も多いようだが、それは暗示的行為であって、その点に拘泥すると、映画本来の意味や価値を見失ってしまうのではないかと思う。
satoshiさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-07 22:05:07)
👍 1
23.ネタバレ どう考えても、ストーカー?? あまり賛同できない。
ぱんこさん [ビデオ(吹替)] 4点(2008-06-16 21:46:07)
22.ネタバレ めったに観られないスペイン映画ということで深夜テレビで観ました。面白かったです。とくに途中の音楽(カエターノ?)はしびれるほどよかった。ストーリーも無理なく退屈せず最期まで観られました。恋に落ちたり、友情が結ばれる描写がもっとあっても良かったとも思いますが、フォーカスしたいものは別にあったのでしょう。映像もキレイでもっとスペイン映画を観てみたくなりました。マルコを見た時、中日の和田さんを思い出してしまいました。両者ともとてもセクシーです。
ブラックバッスさん [地上波(字幕)] 5点(2008-07-16 04:28:09)
21.おぞましい現代版眠り姫。これはちょっと生理的に受け付けない。マルコがベニグノとの友情を育んでいく過程は理解できたが、そっちに持って行っちゃうか~という印象。ベニグノの気持ちも分からんではないんだが、これはもう気持ち悪いとしか言えない。でも、何か気になるのがこの監督の作品。やっぱり才能があるんでしょう。次行ってみよう次!
枕流さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-19 09:16:08)
20.ネタバレ これは、すごい映画だ。そりゃあベニグノの行為を責めることは簡単だけれど、そんなことに意味はない。だって、彼は知らないのだから。アリシアとの結婚の考えをマルコにとがめられた時のベニグノの顔を見れば、彼が望み作り上げたアリシアとの関係が社会的には許されないものだということを、彼が本当に知らないのだということに僕らは気付かざるを得ないわけで、それは良いとか悪いとかいうことではなく、要するに客観的な「悲劇」でしかない。でもこの映画がすごいのは、単にそういう悲劇を描いていることではない。むしろこの映画のすごさは、たとえば「リア王」のようなシェイクスピアの悲劇ならば主人公は必ず最後に知らなかったということを知るわけで、その意味で悲劇は主人公に訪れるのに対し、この映画では主人公のベニグノが結局知らなかったということをことを知らずに死んでしまうということ、そのことにある。悲劇は主人公にとっての悲劇ではなく、残されたマルコやアリシア、そして観客に押し付けられるのだ。それはなんとも不快な出来事ではあるが、考えてみれば必ずしも人生にはカタルシスが用意されているわけもなく、押し付けられた悲劇とモヤモヤとした不快感は、僕らのリアルな世界をきわめて直接的に表現していると感じた。
ぽん太さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-27 17:52:55)
👍 2
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19.ネタバレ この監督はいろいろな愛の形を考えさせる、オールアバウト・・に比べると整理された映画だった。レオノール・ワトリングの美しい寝姿はこの世界を構築する上でなくてはならなかったものだと思う。ベニグノの行動は当然許されるものではない、この男をただの変態男としてくくってしまうのは簡単だが、劇中劇「縮む男」を観て、最後の心の箍が外れてしまった彼を頭ごなしに否定する事はできなかった。この映画がチープで卑猥なものになっていないのは、中性的なこの監督ならではの繊細な手腕によるものだと思う。ベニグノがもう少しでも普通の男だったり、アリシアがもう少しでも卑猥だったりしただけで崩壊していただろう。アリシアが昏睡から目覚めダンス教室に現れたときは素直に喜べたし、その後の、アリシアの事故前とは少し変わった柔和な表情は、ベニグノの行動を許してさえいるよう。ラスト観客席で見つめ合うマルコとアリシアに射す光は、二人の物語に明るい希望を感じさせた。
ポテサラ頂戴さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-17 13:32:18)
18.感動を期待したのがいけなかったですが、深さを感じることすらできませんでした。スペインの映画はあまり合わないなぁ。
色鉛筆さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-12-10 22:38:28)
17.思いがけず、ピナ・バウシュのバレエを見ることができました。そのほかににも予想を裏切る展開で面白かったけれども、あの介護人さんはやっぱりイヤ。
はるこりさん [DVD(吹替)] 6点(2009-03-02 21:17:43)
16.ストーカーは論外としてマルコも特段魅力無し。18禁?サイレント「縮みゆく恋人」は良くも悪くも印象に残る。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-05 21:40:45)
15.ネタバレ アルモドバルの集大成はこれでしょう。芸術的で且つ娯楽(惹きつける要素)を見事にブレンドさせた脚本。素晴らしい。評価分かれているようですが、完成度は高いと感じました。主題については自分の気持ちと似たようなことを書いてる方がおられたので、ベニグノについて。
彼は軽い嘘の言い訳をしたことで、レイプに対して罪悪感を感じているようにも見えますが、あれは純粋にただ怒られるからという理由なのだと思います。ベニグノが少女に犯した罪は、普通の感覚から見たらストーカーそのもので、気持ち悪いの一言でしかない。少女の視点から描いた作品だったら、まず間違いなく嫌悪の対象でしかなく『ソドムの市』的な作品になってたはずです。この監督はベニグノの視点から、特異な思春期をあえて事細かに描かず、少しの情報しか与えないで観客に境遇の悲惨さ想像させるような作りにしている。つまり説明不足なのですが、それが逆にこの映画では成功していたと思う。思春期の少年が、母親の下の世話などまでしていたのでしょうか。爪を磨いたり、メイクをしたり、身体を洗ったり。愛情というものはそうやって表現するのだということを母親から学んだのでしょう…。そして彼は彼女と相思相愛であるという結論にいきつく。あまりにも悲しすぎます。通常、どんなに親がおかしかろうと、社会と関わり合いの中で自己補正を行って大人になっていくのだろうが、それさえも彼には許されない。不幸の連鎖はこうやって生まれるのだと思った。彼は成人しているので、境遇を理由にはできないと主張する人もいることは分かりますが、明らかに社会に迷惑をかけてしまうパラフィリアで治療の対象であり、精神鑑定が必要な事例だと思います。途中、性の目覚めがサイレント映画を見た後に起こるのだが、ベニグノはそれまでオナ●ーすら経験したことなかったんじゃないだろうか…。これは考えすぎか・・・。などと色々な事を観客に考えさせてしまう悲しい映画でした。しかし、重い・・・重すぎますよ。これ。この話が実話でなくて良かった。
Nujabestさん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-24 15:56:35)
👍 1
14.初見時はベニグノに全く不快感は覚えず普通に泣いて見てました。皆さんのレビューを読んでから2回目見ると、うーん、人々が「生理的に嫌い」というのもなんとなく分かったような気がします。ていうか嫌われるような書き方を監督はしてるわけですね。
towaさん [地上波(字幕)] 6点(2009-07-19 18:13:32)
13.ネタバレ これはされる側だったら耐え難いほどの屈辱だけど、もしする側だったら…と考えると、私の中に眠るベニグノが興奮を押え切れない。
一切の拒絶も抵抗も、軽い口答えさえしない最愛の人。夫がもしそうなったとしたら、ベニグノのように献身的に看護する自信はあるが、もし夫が私の夫じゃなく恋人ですらなかったとすれば…うーんやっぱりどうしても変態チック。2時間かけて彼の自慰を見せられちゃったような気分。だけど不思議と不快感はない。
りんすさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2010-01-19 20:49:07)
12.ネタバレ 普通に考えるとベニグノは精神的に問題があって最終的に犯罪まで犯しちゃったしょうもない奴ですけど、マルコのフィルターを通すことによりベニグノの愛のカタチが見えた気がしました。
しっぽりさん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-24 00:03:25)
11.至高の愛情を注ぐと同時に最低の変態行為が共存してしまっていて、もうなんて言ったらわからないモゾモゾ感に悩まされる。女性からしたら気持ち悪いこと、この上ないんではなかろうか。劇中劇が強烈で、うなされそう。
すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-09 23:02:40)
10.ネタバレ 昏睡状態の女性との恋愛、異色・異形の愛。スペインの奇才による重く深い渾身の代表作。後々まで強い刺激が残ります。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-02 01:16:02)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 109人
平均点数 6.37点
000.00%
100.00%
221.83%
343.67%
41311.93%
52018.35%
61311.93%
72825.69%
81311.93%
91211.01%
1043.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review5人
2 ストーリー評価 7.28点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.12点 Review8人
4 音楽評価 8.40点 Review5人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
監督賞ペドロ・アルモドバル候補(ノミネート) 
脚本賞ペドロ・アルモドバル受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
外国語映画賞 受賞 

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