映画『モスラ対ゴジラ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

モスラ対ゴジラ

[モスラタイゴジラ]
GODZILLA VS THE THING
1964年上映時間:89分
平均点:6.64 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(1964-04-29)
SFアドベンチャーファンタジーシリーズもの特撮ものモンスター映画
新規登録(2003-10-11)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2025-05-06)【イニシャルK】さん
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監督本多猪四郎
助監督梶田興治
キャスト宝田明(男優)酒井市郎
星由里子(女優)中西純子
小泉博(男優)三浦博士
ザ・ピーナッツ(女優)小美人
藤木悠(男優)中村二郎
佐原健二(男優)虎畑
田島義文(男優)熊山
田崎潤(男優)デスク
田武謙三(男優)県会議員
佐田豊(男優)校長
谷晃(男優)静之浦の網元
藤田進(男優)対策本部長
沢村いき雄(男優)神主
山本廉(男優)船着場の船員
野村浩三(男優)自衛隊員
堤康久(男優)船着場の警官
津田光男(男優)自衛隊幹部
大友伸(男優)警察幹部
大村千吉(男優)静之浦の漁師
小杉義男(男優)インファント島長老
大前亘(男優)ハッピー興行社社員
岡部正(男優)自衛隊員
緒方燐作(男優)輸送機操縦補佐
勝本圭一郎(男優)(ノンクレジット)
加藤茂雄(男優)(ノンクレジット)
橘正晃(男優)(ノンクレジット)
オスマン・ユセフ(男優)(海外公開版のみ)
岡豊(男優)
中山豊(男優)漁民
荒木保夫(男優)
古谷敏(男優)(ノンクレジット)
久野征四郎(男優)
宇野晃司(男優)
千葉一郎(男優)
榊田敬二(男優)
吉頂寺晃(男優)
ハロルド・S・コンウェイ(男優)大使(海外公開版)
記平佳枝(女優)
池谷三郎アナウンサー/名古屋地区緊急避難命令アナウンス
脚本関沢新一
音楽伊福部昭
作詞伊福部昭「マハラ・モスラ」/「聖なる泉」
作曲伊福部昭「マハラ・モスラ」/「聖なる泉」
編曲伊福部昭「マハラ・モスラ」/「聖なる泉」
挿入曲ザ・ピーナッツ「マハラ・モスラ」/「聖なる泉」
撮影小泉一
製作田中友幸
藤本真澄(海外公開版のみ)
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
中野昭慶(特殊技術 助監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
鶴見孝夫(特殊技術 撮影助手)
川北紘一(特殊技術 撮影助手)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
美術北猛夫(美術監督)
安丸信行(石膏)
編集藤井良平
録音下永尚(整音)
矢野口文雄
スーツアクター中島春雄ゴジラ
手塚勝巳ゴジラ
その他東京現像所(現像)
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💬口コミ一覧

27.ネタバレ 大人でもまずまず楽しめました。
yoshi1900olololさん [DVD(邦画)] 3点(2006-02-17 23:21:59)
26.シリーズ初期の頃の中でも、本作はお気に入り。“人間不信”という重いテーマが込められているが、明るく展開する人間ドラマ故に説教臭さを少しも感じない。寧ろ大人になってからの方が、こういったテーマを身にしみて感じるようになれるんじゃなかろうか。佐原健二演ずる虎畑は本作では悪役の如き描かれているが、考えてみれば彼も資本主義の原則に則ってビジネスを展開しているだけで、“悪”というのとはちょっと違う。しかしそういったものが悪と見えてしまうのが、人間不信というものの始まりなのかもしれない。その構図が本作ではゴジラにも当てはまる。ゴジラはただ寝起きで呆けているだけであり、決してモスラの卵をどうにかしてやろうと画策しているわけではない。しかしモスラや人間によって悪の如き邪魔者扱いされてしまう。つまり、人間不信というものをゴジラにオーバーラップさせているわけである。巧みだ。そんなゴジラの姿に人間不信(怪獣不信?)の本当の恐ろしさを知った。実に上手いです。
そんな意味も持ち合わせている本作だが、単純な娯楽活劇としても充分楽しめる。名古屋城の破壊や幼虫モスラとの対決。更にゴジラ対成虫モスラの対決はシリーズ屈指の名シーンだ。
ドラりんさん [DVD(邦画)] 8点(2008-04-01 00:02:10)
👍 1
25.モスラが善と平和の象徴ということも手伝って、この映画のゴジラは初期のシリーズの中では最も凶悪に見える。そのスタイルも凶暴さとスマートさを併せ持っていて、自分はこの時の造形がいちばんカッコいいと思ってます。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-18 23:06:11)
24.ネタバレ ゴジラは一作目は別格で、あとは子供向けと評価されているが、それのどこが悪いんだろう。確かに目も当てられない作品もあるが、この作品は僕は一作目と同じくらい好きだ。卵からイモムシが生まれ、さなぎになって羽化してチョウチョになって死んでいく虫。この神秘を僕らガキどもはゲージに保管して観察するものだが、円谷は逆に人間を踏み潰しかけない化け物としてこの身近な神秘を表現したんだと思う。それはゲージに入れられるようで、でもゲージに入れるのはかわいそうだと感じる小美人の存在からもうかがえる。そして今作品も日本国を蹂躙し、戦争の化身として暴れまわるゴジラを少年がゲージに保管した神秘の化身モスラがやっつけるというストーリーは、間違いなく円谷から子供たちへのメッセージであり、この映画は立派な「子供向き映画」なんだと言える。・・・・・以下妻投稿・・・・嘘です。旦那トイザラスで私にモスラの幼虫指差して「あれ、ゴジラのウンチが放射能浴びて怪獣になったんだよ」とか言っていました。
はち-ご=さん [レーザーディスク(邦画)] 10点(2008-12-03 19:47:00)
👍 2
23.ネタバレ モスラ強い!ゴジラの尻尾掴んで振り回す。モスラの幼虫もこれまた強い!あのゴジラ相手に一歩もひけを取らずにやっつけちゃう。糸巻き巻き♪糸巻き巻き♪巻いて♪巻いて♪ええ?次何でしたっけ?モスラの幼虫が物凄く不気味、リアルです。何だか下痢気味のう○このような感じが凄く不気味でリアルです。あの黄色の画面、景色とでも言うべきか?とにかくリアルです。ところであの歌、ピーナッツの双子の姉妹が歌う曲だけどモスラだけじゃなくて、ゴジラでも使えませんか?ゴジラや♪ゴジラや♪てね。最後に間違っても卵料理食べながら見る映画じゃないな!
青観さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-03-24 20:39:15)
22.ネタバレ 気楽に楽しめる怪獣映画の見本。嵐のシーン、町を襲うゴジラなど特撮で見るべきものがある。美的感覚が優れているのだ。モスラは成体、卵、幼虫(しかも双子)と三度楽しめる。小美人という神秘もありますし、何より歌が素晴らしい。モスラが愛される理由がわかります。ただしインファント島民はいただけません。意味不明の言葉しゃべっていたのに、酋長が急に日本語しゃべりだします。成体は寿命がつきる寸前という設定がいいですね。幼虫が親の仇を討つ展開と見れば、感情移入できるます。どう考えてもゴジラの方が強そうだが、それをどう補うか、闘い方にいろいろと工夫されていますね。幼虫が尻尾に噛み付くのがツボでした。放射熱線が幼虫に当らないのがじれったいです。幼虫にジャンプ能力がり、すばやく移動できるようにすればよかったですね。糸にも毒の成分があるとかすれば完璧でした。卵は地中で育つうちに大きくなるそうですが、水に浮くのはどうしてでしょう?また漁民は、沖にあった卵をどうやって浜まで運んだのか?政府が卵を保護しないのも不自然ですね。モスラの卵を返せといいますが、モスラが勝手にもってかえればいいのでは?こういった疑問を解消するには卵は政府が管理し、小美人は政府と交渉したことにすればよかったですね。ゴジラ登場シーンがよかったです。海からではなく地中から。ところで記者が拾った放射能を浴びた物体は何だったのでしょうか?ゴジラの皮膚でしょうか。ゴジラは名古屋城を壊したのは意図したのではなくコケた結果です。城にぶつかって怒って壊している。子供みたいで面白いですね。自衛隊が何をやってもうまくいかないのはお約束。戦車など効果ないのが分かっているのに、何度も進行します。203高地?搭乗員達は上官を恨みながらも、渋々命令に従っているんでしょうね。どの社会でも下っ端はかわいそうです。飛行機によるミサイルの連続攻撃で海に追い払えばいいと思います。人間ドラマの部分ですが、悪徳商人二人がちまちまやっているだけという印象。どうしてあそこに大金をしまっておくのか?背中から撃たれたのに、額から血が出しているし。その悪人を倒すのはやっぱりゴジラ。最高です。あ、悪人の秘書はもっと美女じゃないとダメですよ。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-06 23:06:09)
👍 1
21.ネタバレ モスラの卵を儲けの対象としか考えていない悪徳業者がやられるというストーリーが、「怪獣特撮」だけで興行収入が上がるから脚本は二の次という東宝の路線とダブって見えてしまった。
東宝はこれも映画のひとつの形と割り切ってたのかも知れず、滅んではいないが。
 なぜゴジラが出現したのか何の説明もないし、南の島の住人は日本語しゃべるし、岩場のセットの地面が人が歩くと揺れて板張り丸出しだし、ゴジラが海に落ちただけで死んだのかどうかはっきりしないし、特撮を見せたいだけかなとも思う反面、反原水爆とか新聞記者のヒューマニズムとかが扱われていて、完全に子供向けにもB級にも徹し切れておらず、中途半端な印象。
 1作目「ゴジラ」は別格、2作目は努力不足として、3作目以降脚本が手抜きになってきて、展開が不自然になり人間ドラマが軽薄になってるのは明らか。
 特撮は、前3作にはないはめ込み合成の多用が本作品に見られるが、画面で後ろの人の動きが透けて見えて透明人間っぽくなってるのは、当時の技術の限界か予算の限界か。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 00:56:33)
20.もう4十数年前・・・・小学生のとき学校の講堂で見た映画!!
KINKINさん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-07-10 20:32:13)
19.なんといってもモスラの幼虫ですよ。私にいわせると昭和の目蒲線です。 強いです。ゴジラとのガチンコバトルにしびれました。
ジャッカルの目さん [地上波(邦画)] 7点(2011-02-05 09:49:06)
18.昔懐かしい怪獣映画。ストーリーのほうは突っ込み所がたくさんあるが、
見所もそれなりに満載。特撮部分が丁寧に作られている。この頃のゴジラはふざけていなくて、
動きがどっしりとしている。星由里子が若くてかわいい。モスラの幼虫の動きが面白い。
ザ・ピーナッツは歌がうまい。この時代の怪獣映画はドル箱だったのか、
全般的に製作者側の真剣さが伝わってきます。子供の頃はワクワクして観ていた記憶があるけど、
そういった意味では40代以上の郷愁を誘う映画かな?
MAHITOさん [DVD(邦画)] 5点(2011-12-31 10:46:44)
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17.ネタバレ  VSモスラの時に感じた、羽ばたいてる感の無さは、あまり感じなかったので、モスラの動きとしては、いいと思う。
 しかし、ドラマ部分のひどさはどうだ?カメラマンのネエちゃんが見つけたものは何だったのだ?まるで説明がない。島の子供たちの危機も、その前に普通に遊んだりしているカットの一つもなく、唐突すぎる。先生が島の裏に回ると何故か分かっちゃってるのも雑。

 ところで、モスラを借り受けるシーンと、ラストで主人公たちが言及した「人間不信」が、この映画のテーマなのだろうか?
 神の火を弄んだ人間たちに、自業自得と言い放った、神の火の被害者たちの守護神が、なぜかその人間たちに協力し、自業自得の象徴とも言えるゴジラを倒すというのは、それでも人間を信じましょう、という事なのだろうか。
 しかし、この人間たちは、卵を返すでもなく、少美人さえ見世物にしようとする。結局、人間たちはモスラに礼すら言わずに、「礼はよりよい社会を作ることだ」などとキレイ事を言う。

 前作『モスラ』のレビューで、この守護神を私は「軍」だと表現したが、核の脅威に対して守ってもらうようにお願いした今回のモスラは、さながら在日米軍といったところだろうか。この時代の怪獣映画が(と言うかゴジラシリーズは平成になってもまだ、《海外作品でもまだ》)、怪獣同士を戦わせて、その脅威を取り除こうとする精神構造は、ここに由来するのではないか、と疑ってしまう。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 4点(2012-11-09 03:15:57)
👍 2 😂 1
16.このゴジラが造形的に一番好きかもしれないです。目鼻立ちが一番整っている(笑)。それはともかく、子供向けとはいえ強欲な人間たちの醜い争いを描きつつ、希望のようなものもしっかりメッセージとしてこめられているのが良かったですね。これは良い意味で子供向けです。最近こういう映画無いなあ。確かにツッコミ所は多いですけどね。子供達を助けるために「ワシには責任があるんだ!船を出してくれ~!」と叫ぶオジサンの姿も熱かったです。特撮も良くて、成虫モスラが文字通り虫の息になるシーンは演技賞ものです。卵を守って最期を迎えるモスラ、切ないなあ。幼虫モスラの戦い方も好き。特撮映画って同じようなカットの繰り返しが多いときがあるけど、今回はそれが逆に効果的だったのではないでしょうか。なかなかゴジラを倒せないもどかしさが出てたと思います。
ゆうろうさん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-08 02:42:39)
👍 1
15.ネタバレ 「モスラ」「キングコング対ゴジラ」などと来て、怪獣映画で政治問題や世相を入れようという流れになり、それはそれで成功しこの作品もその流れのだが、さすがに3~4番煎じとなり、イマイチストーリー的には曖昧になっている。それよりキンゴジで脇役扱いになってしまったゴジラを再度主役に置いて、ゴジラの悪役度を最大限に出したのがこの作品である。ゴジラのヒールぶりを出すのにモスラを対局に置いたのも良かったのかもしれない。子供の頃、映画館で見てイモムシごときにゴジラがやられるのがなんか悲しかったが、この悪さは最高。特に、自衛隊の攻撃をことごく粉砕する場面はこれぞゴジラ。映画的には6点くらいかもしれないが、点数は思い入れいり。
rosebudさん [映画館(邦画)] 9点(2014-03-30 05:58:51)
14.ネタバレ シリーズ鉄板の一作 後年にマニアからモスゴジと呼ばれるゴジラの造形は、ぽってりとしたまぶたに、ぷるぷるのほっぺたがちょいワルオヤジ風の面構え 冒頭から台風直撃の港の特撮もきわめて緻密で今作の特撮は派手さはないが、ちまちまとした小さい重機、戦車からトラック、漁師達が一斉に漕ぎ出す手漕ぎ舟まで非常にリアル 昭和シリーズ後半から造形が雑になる事を考えると、この辺がひとつの職人的特撮のピークかもしれないと思った インファント島からザ・ピーナッツが現れて例の「ナンジャ ホンジャぁヤラ♪」を歌い出すと独特の雰囲気が醸し出されて、「今、モスラを見てるっ♪」て言う雰囲気に満たされる この設定がとにかく最強だ 最後の力を振り絞って戦って守ったモスラの卵から一匹じゃ無く、双子のチビモスラが現れる所は感動的だ 港を蹂躙したゴジラを追って子供達を救う為に海を渡る双子のチビモスラに、ザ・ピーナッツのわけわかんないモスラの歌が冠ると何故かめちゃめちゃ感動する ザ・ピーナッツにこの歌を歌わせた事が、この映画の歴史的快挙だと思う
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-09 11:43:08)
👍 1
13.ネタバレ 別格の一作目のすぐ次にこれを観てしまった。特撮てんこ盛りの内容に、技術の進歩は感じるけれど初作の格調高さは望むべくもなく完全な怪獣映画になってしまっている。こうなると全く別ジャンルだ。怪獣同士の闘いがメインだから、人間ドラマは付け足し気味。ザ・ピーナッツのモスラ歌に昭和を感じ、星由里子の美貌って北川景子系なんだなと発見したり、蛾の幼虫はそういえば芋虫だったとげんなりしたりとそれなりに楽しい90分ではあったけど。皆小さい妖精見つけてもあまり驚かないのねえ。あと「卵返して」のお願いにモスラも直々に来ていたとは。返してやれよ。
tottokoさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-22 18:12:23)
12.タイトルのシーンにやたら力が入りすぎて、それ以外のすべてのシーンにオマケ感と適当に作った感が満載なんだよな・・・。ただ、ザ・ピーナッツの登場シーンにはやはりワクワクします。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-07-28 04:02:31)
😂 1
11.ネタバレ ゴジラがかわいい。モスラはキモイ。やはり虫は気持ち悪いので嫌いです。必然的にゴジラを応援してしまうのですが、残念な結果に終わりました。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-08-23 16:39:05)
10.ネタバレ 基本的には娯楽映画ですが、そこに拝金主義や観光開発といった風刺、さらには人間不信の問題を投げかけるという味付けをしています。本作が製作された1964年は、東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開通した年。今から考えれば、「オリンピックによる国際化」の名の下に、古きよき東京(江戸)の風景が消滅していった時機でもあり、そうしたことが背景にあるのかもしれません。また、オリンピックを控えて「人間不信」を取り上げるというのは、まだまだ冷戦時代だったことも考えると、なかなか興味深いです。いずれにせよ、こうした風刺やテーマが娯楽性を邪魔することなくうまく機能しているあたりは、うまいと思います。
特撮面では、合成の使い方がうまいです。特にゴジラが名古屋城を襲う場面、ぎりぎりまで実景との合成を見せておいてミニチュアワークに移行することで、リアル感が増しています。港でゴジラが山の上から顔を出す場面も、非常に印象的でした。また、こうした映画では遠景に怪獣・手前に人間という構図が常套手段として使われますが、本作でもかなり効果的に使われていました。ただ残念なのは、画面全体が白っぽくなってしまったシーンがあったことです。怪獣同士の戦いでは、最初の成虫モスラ戦が、ぬいぐるみだけでなくギニョールを使ったり、コマ落としでスピード感を出したりして、見ごたえがありました。
個人的には(作品の出来は別にして)、おそらくゴジラ映画でこれがいちばん好きな作でしょう。怪獣映画を単なる娯楽ではなく、「人間不信」というテーマを取り入れたあたりが気に入っております。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-09-01 21:58:32)
👍 1
9.前作『モスラ』でひどい目にあわされたインファント島の住民たちがすっかり人間不信になっているところなど、関沢新一脚本は一見軽いように見えて実はテーマをちゃんと語っていて奥が深いのだ。
さらに本作は昭和ゴジラシリーズ中、最も凶悪なゴジラを描いており、怪獣映画としても一級品なのである。
ガブ:ポッシブルさん [DVD(邦画)] 10点(2015-10-19 21:59:44)
8.俗に「怪獣王ゴジラ」というが、60年代においてキングコングに引き分け(or判定負け)、キングギドラには単独で勝利していない。そして本作では2対1のハンディキャップマッチながらモスラに敗れている。海岸に漂着するモスラの卵は「虹の卵」(パゴスではない)と形容したくなる幻想的な造形美であり、殊に卵を取り巻く群衆の場面は絵画的な趣を感じる。巨大生物を見世物にしてひと儲けを企む業者の姿は「キングコング」の昔から定番だが、悪徳業者を演じる佐原健二や田島義文がちょっぴり愛嬌があるのは東宝流。ゴジラが自衛隊の高圧電流攻撃に苦しむ場面は、安易に強いだけでなく弱点もある生物という描き方で、それに耐えるタフネスぶりがモスラとの戦いに凄みを加える。親モスラが余命わずかで、最後の力を振り絞って戦うシーンや幼虫モスラが双子で誕生する設定など、実に工夫された脚本だ。激戦の末、幼虫モスラが糸を吐いてゴジラをがんじがらめにするという平和的な手法(?)で勝利する展開は何度観ても感動する。藤木悠の「卵のオバケ?」はコメディリリーフの面目躍如、こじつけに見えるが当時としてはありがちなものと思う。体験談だがこの映画から○年後、仕事で訪問の都度、茶菓子代わりにゆで卵を出してくれるところがあった(!)。よれよれコート姿で葉巻を燻らすロス市警刑事さんもなぜかゆで卵が好物だったな。
風小僧さん [映画館(邦画)] 8点(2015-11-15 16:03:17)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 6.64点
000.00%
112.13%
200.00%
336.38%
424.26%
5510.64%
6612.77%
71429.79%
81225.53%
912.13%
1036.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review4人
4 音楽評価 8.25点 Review4人
5 感泣評価 7.00点 Review4人

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