映画『快盗ルビイ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

快盗ルビイ

[カイトウルビイ]
1988年上映時間:96分
平均点:6.35 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(1988-11-12)
ラブストーリーコメディ犯罪ものアイドルもの小説の映画化
新規登録(2003-10-12)【_】さん
タイトル情報更新(2024-05-02)【Olias】さん
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監督和田誠
助監督平山秀幸
片島章三
キャスト小泉今日子(女優)加藤留美
真田広之(男優)林徹
水野久美(女優)徹の母
岡田真澄(男優)マンションの住人の男
木の実ナナ(女優)マンションの住人の女
陣内孝則(男優)留美の恋人
天本英世(男優)食料品店のおやじ
斎藤晴彦(男優)宝石店店長
奥村公延(男優)マンション管理人
秋野太作(男優)刑事
伊佐山ひろ子(女優)徹の会社の年上の女
吉田日出子(女優)銀行の係の女
名古屋章(男優)白衣の男
冨士眞奈美(女優)アパートの主婦
高見恭子(女優)買い物帰りの女
加藤和夫【俳優】(男優)徹の会社の上司
脚本和田誠
音楽八木正生
作詞和田誠「快盗ルビイ」/「たとえばフォーエバー」
作曲大瀧詠一「快盗ルビイ」
和田誠「たとえばフォーエバー」
編曲大瀧詠一「快盗ルビイ」
八木正生「たとえばフォーエバー」
主題歌小泉今日子「快盗ルビイ」
挿入曲小泉今日子「たとえばフォーエバー」
真田広之「たとえばフォーエバー」
撮影丸池納
製作サンダンス・カンパニー
企画サンダンス・カンパニー
配給東宝
美術中澤克巳
編集冨田功
録音橋本文雄
柴山申広(録音助手)
照明熊谷秀夫
その他東京現像所(現像)
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💬口コミ一覧

6.おそらく7割くらいは、小泉今日子の若さとかわいらしさで成り立っている作品。ファンタジーの世界なので、それで十分ですけど。ただし真田広之の入浴シーンだけ、すごい違和感。ふつうあの状況に置かれたら、風呂どころか生きた心地がしないと思うのですが。
それはともかく、間もなく平成が終わろうとしているこの時期に、昭和ギリギリに作られたこの作品を見て、いろいろ思うところがありました。当時はまだ自宅にパソコンなし。会社の一部には設置されていたが、巨大なデスクトップ。スマホも携帯もなく、固定電話が当たり前。「手紙を書く」などという文化も残っていたらしい。およそ30年で、生活環境はずいぶん変わったものです。
しかし、まったく変わらないのがお金の価値。「キャビア5000円」はきっと今でもそんなものでしょう。「安いネクタイ」と「安いイヤリング」の値段も、だいたい同じだと思います。宝石商に「50万円、100万円」とふっかけるのも、違和感はありません。30年もほとんと変わらないというのは、けっこうすごいことだと思います。デフレのためか低成長のせいかは知りませんが、少なくとも金銭的に豊かになっていないことは間違いありません。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-04-12 23:17:01)
5.ネタバレ 真面目に生きている男を、身勝手な女が無理やり悪の道に引きずり込む不愉快な話。Wikipediaによるとコメディだそうだが、全然笑えない。「身勝手でもワガママでも、いいの、いいの、キョンキョンはアイドルなんだから! かわいければ、何をやっても許されちゃうの」みたいなノリの映画。でももし、ルビイがオバサンだったら? それとも、もしルビイが男で、犯罪に無理やり引きずり込まれるのが、若くて真面目な女性だったら? とたんにホラーになるはずです。オバサンや男がやったらダメなことは、アイドルがやってもダメなんです。
チョコレクターさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2019-04-12 23:17:32)
4.ほのぼのとした娯楽映画。
犯罪ものというより、弱気な男が振り回される恋愛ドラマチック。
暇つぶしにはもってこいな感じで可もなく不可もなく。
小泉今日子が好きな人はぜひどうぞ。
mhiroさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-05-25 13:04:16)
3.ネタバレ ポワトリンとキャッツアイを合わせたような映画かなぁ?なんて思ってたけど、変身したり、夜のビル街を飛び回ったりしない、もっとスケールの小さい、可愛らしいお話でした。
『快盗ルビイ・マーチンスン』という原作小説があったんですね。原作のルビイ青年と従弟の犯罪を、ちょっと不思議な女の子と平凡なサラリーマンに置き換えてます。アイドル全盛期のキョン²と、芸の幅を広げてる最中の真田広之のコンビが異色で面白いです。
“成功しない犯罪”なんて面白い原作に目をつけて、アイドル映画に落とし込むアレンジも上手いですね。留美→ルビイってのもお洒落です。

カバンのすり替え、銀行強盗、詐欺、空き巣…殺人や誘拐じゃないにせよ、一生懸命悪事に手を染めるルビイと徹。徹が見る悪夢のように、成功したら警察に捕まって大変なんだけど、毎度毎度、何やかや失敗します。計画とか変装とか頑張ってるんだし、今度こそ犯罪を成功してほしいって気持ちと、失敗して何もない日常に戻ってホッとする気持ちが交互にポンポン繰り返されるのが心地いい。どこか、毎回マドンナにフラれる寅さんみたいな様式美を感じさせます。

自分が出した手紙を、彼氏に読まれる前に取り戻す…って、今までで一番どうしようもない犯罪計画だけど、立派な犯罪(窃盗罪)になってしまうのが、最後のエピソード。30分以下の短編TVシリーズなら、もう数話犯罪計画も追加出来たと思うけど、映画としては、ダレる前の程よい尺で終わらせたと思います。近年の邦画コメディは、このさじ加減がダラダラ長すぎたり、詰め込みすぎと感じることが多い気がします。
2人のほのぼのした犯行を、もっと観ていたい気持ちもあるけど、適当なところでスパッと終わらせた見切りが上手い。続編を創らなかったのも潔かったと感じます。まさに『こういうので良いんだよ、こういうので』って逸品でした。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-06-26 22:22:31)
👍 1
2.ネタバレ ほぼ常軌を逸したようなあの80年代アイドルブームの中、小泉今日子は「アイドルはやめられない」などと歌いながらも、当然ながらいつまでもアイドルを続けられるものでもなし。で、こうやって映画に主演したりして出口戦略を取ったりもする訳ですが、とは言ってもこの作品では、求めらているのはまだまだ、アイドル的な可愛らしさ。いや正直、アイドルブームの頃も小泉今日子の何がいいのかサッパリわからんかったけど(ごめん)、しっかしコケティッシュな魅力を振りまいて、マスコット的な存在感を映画の中で示しています。急には、変われない、変わらせてもらえない。けれどどこか、変わり始めている。
一方、「爽やかなアクションスター」なんてのも、いつまでも続けられるものかと言えば、真田サンなら続けられちゃったりするのでは、とか思っちゃうけれど、役の幅は限られてしまう訳で、真田サンもここではアクションを封印し、ダサくてコミカルな役に挑戦。ソファの上でクルリと回転してみせたり、ツボにぶつかって落としそうになるのをあわやキャッチしたり、と、封印しきれない身のこなしをところどころで見せつつも、基本的にはダサさ全開。プロレスラーが被っているマスクを剥がされた瞬間、待ってましたと言わんばかりに瞬時に顔を隠すように、真田サンも度の強いメガネを外した顔を決して我々に見せようとせず、悪夢にうなされて飛び起きるや否や、真っ先にメガネをかけてます。勿論、メガネを外した顔は、最後のお楽しみ、ということですね。
監督・脚本が、イラストレーターの和田誠。星新一のショートショート集の挿絵というと、まず思い出すのは真鍋博さん、ですが、和田誠さんのイラストも忘れ難いですね。という、別ジャンルから進出の監督さんで、いわば、本職じゃないけど「どマニア」な人の作品。マニアならではの大胆さがあり、マニアならではの思い入れみたいなものが、ひしひし伝わってきて。『麻雀放浪記』からも大きく路線を変え、雰囲気を変えて、こういうシャレた映画もしっかり守備範囲に収めてます。
ただ、多少安っぽくなってしまってるのは、残念ですね。当時の(娯楽)邦画界の限界か。邦画が勢いを取り戻した今なら、こういう映画ももっとおカネと人手をかけて作れそうな。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-07-06 10:48:49)
1.真田広之の母親役を演じられた水野久美さんが、この母親をどのように演じたらよいかと和田監督に尋ねたところ、『北北西に進路を取れ』(59)の、ケイリー・グラントの母親役、ジェシー・ロイス・ランディスのキャラクターを参考にとアドバイスを受けたとの事。このエピソードが凄く好き。和田監督、ホントにヒッチコックが大好きなんだなあって。『泥棒成金』(56)でも、グレース・ケリーの母親役で、同じような茶目っ気のあるキャラクターでしたね。水野さん、監督の意図を見事に咀嚼された素敵な助演っぷりでした。デビュー作『麻雀放浪記』(9点)より、全体的にキレイキレイにちんまり纏り過ぎた感はあるけれど、これはこれで愉しい作品。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 7点(2024-11-04 08:19:31)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 6.35点
000.00%
100.00%
200.00%
313.85%
413.85%
5415.38%
6519.23%
71246.15%
8311.54%
900.00%
1000.00%

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