映画『座頭市(1989)』の口コミ・レビュー

座頭市(1989)

[ザトウイチ]
Zatoichi
1989年上映時間:116分
平均点:6.72 / 10(Review 40人) (点数分布表示)
公開開始日(1989-02-24)
アクション時代劇シリーズもの小説の映画化
新規登録(2003-10-15)【まさサイトー】さん
タイトル情報更新(2023-07-26)【イニシャルK】さん
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監督勝新太郎
キャスト勝新太郎(男優)座頭市
樋口可南子(女優)おはん
陣内孝則(男優)八州取締役
片岡鶴太郎(男優)
鴈龍太郎(男優)五右衛門(名義「奥村雄大」)
ジョー山中(男優)車助左衛門
安岡力也(男優)用心棒
三木のり平(男優)儀肋
泉谷しげる(男優)桶屋
川谷拓三(男優)旅の按摩
蟹江敬三(男優)
内田裕也(男優)赤兵衛
緒形拳(男優)浪人
上田耕一(男優)
大村千吉(男優)
堺左千夫(男優)
粟津號(男優)
長谷川弘(男優)
久遠利三(男優)
山崎満(男優)
久保晶(男優)
伴大介(男優)
姫ゆり子(女優)
多々良純(男優)
北見治一(男優)
梅津栄(男優)
田武謙三(男優)
高山千草(女優)
江幡高志(男優)
立木文彦(男優)
脇中昭夫(男優)
松本朝夫(男優)
原作子母沢寛
犬塚稔(劇化原作)
脚本勝新太郎
中村努
中岡京平(脚色)
音楽渡辺敬之
主題歌ジョー山中(名義「Johnny」)「THE LONER」
撮影長沼六男
製作勝新太郎
プロデューサー真田正典
配給松竹
美術梅田千代夫
江川悦子(特殊造型)
編集谷口登司夫
録音堀内戦治
照明熊谷秀夫
その他東京現像所(協力)
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💬口コミ一覧

40.ネタバレ  内田裕也を除くほぼすべてのキャストの演技力に脱帽でした。特に勝新太郎と三木のり平の演技が素晴らしくあれだけ自然に演じれる役者は今の邦画界には殆どいないんじゃないでしょうか。ただぶつ切りになってるようなシーンが多く少しスト―リ―が分かりにくいのが難点ですが、そこは非常にパワフルな演出と見ごたえのある殺陣で最後まで引っ張ってってくれます。まあ内田裕也は終始内田裕也だった感じ、後座頭市に按摩される所で本気で痛がっている場面は腹抱えて笑っちゃいました(笑)
キリンさん [DVD(吹替)] 9点(2012-12-02 05:05:25)
39.集大成であるこの作品がシリーズ初見ですが、半端なくかっこええ。とにかく殺陣が凄い。見たことのないスピード、ダイナミックなカメラワーク、地形をいかした戦い。うっとりしてしまいます。勝新すごい。無敵。
その他の場面でも時に美しく、時に陰惨、時にコミカルにと様々な場面の出鱈目なセンスに脱帽。ただ、英語の曲には多大な違和感を感じますが、これも狙ってるのかな。それぞれの役者にも力があって、見せ場も充分なのでそれもまたグー。
ややストーリーの進行具合がわかりづらいかな。
すべからさん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-18 18:50:12)
38.勝新太郎の自身の欲求を完全に満たすために作られたかのよーな作品なのに、出鱈目に格好いい。三木のり平との掛け合いが、何か可愛いですよ?勝新め!
aksweetさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-15 13:46:55)
37.やっと勝新の凄さに巡り合う事ができた。とんでもない役者だったんですね。始めの床に落とされたみそ汁をずずーっと口で吸うシーンでマジ惚れちゃいました。肝心要の殺陣のシーンも早い、早い、早い。殺陣が続けば飽きてくるもんなんですけど、提灯の火を使った美しさや宿屋での大虐殺などシチュエーションを上手く変えていてまったく飽きない。見ている間、息飲みぱっなしでした。それに最初に出てくる三木のり平がいい味出すんだわ~日本映画界も惜しい人二人も亡くしましたね。物語の核を担う悪役である内田裕也の笑えよ~笑えよ~にはビビりました。自分の中では革命的面白さです。
一番星☆桃太郎さん [DVD(字幕)] 9点(2004-11-23 02:32:49)
36.ネタバレ 宿屋に泊まる市を殺しに行った浪人 緒方拳が、何も気がつかぬ風の市の背後に立って刀を抜いたものの、その市の姿にどうしても切る気にはなれずにそっと刀を収める。じーんとくるシーンではありませんか。剣を振り回すところを見せず、音や天井に突き刺さる刃、刀を収めるカットなどで、剣豪による一瞬の早業を見せるシーン。子供達が無心に遊ぶシーンや群衆のさりげない表情など、監督勝新太郎でなければ撮れないカットが満載の映画である。麻薬問題などで晩年を棒に振ってしまったが、私生活はともかく、俳優、監督としては日本の中で彼にかわるものはいないと思う。
駆けてゆく雲さん 9点(2003-12-29 15:52:51)
35.久しぶりに観た。やはり凄い映画だ。観客に媚びない乾いたストーリー、絶妙な台詞回し、壮絶で華麗な殺陣、陰影を大事にした丁寧な照明とつぼを押さえたカメラワーク。娯楽映画はかくあるべしという潔さが気持ちよい。
勝新太郎は私生活ではいろいろあった人だが、ここまでクオリティの高い映画を撮れるとは恐れ入るしかない。
ただひとつ、英語のテーマ曲がどうしても合わないと思ったので9点。
ロイ・ニアリーさん 9点(2003-12-12 12:23:28)
34.ネタバレ 勝新の存在感が凄い。バイオレンス度も高く、濡れ場もあったりで主演監督の勝新はすき放題やったな、と。出演しておきながら、「バカ野郎、ロッカーは死なねぇんだっ!」と、なかなか死ぬのを承諾しなかった内田裕也はガチ。
ロカホリさん 9点(2003-10-21 23:55:57)
33.勝新太郎恐るべし。ブルース・リーに影響を与えたとも言われる座頭市の集大成がここにある。残虐この上無いので好き嫌いは分かれる所だろうが、有無を言わさぬ殺陣は一見の価値有り。
まさサイトーさん 9点(2003-10-18 11:31:47)
32.ネタバレ 実質最後の座頭市でしたね。エログロてんこ盛りで勝新がやりたかった事を全て詰め込んだ感じです。
豪華なセットとキャストは勝プロを崩壊させる事に一役買った事でしょう。
内容はテレビシリーズのエピソードを繋いだ感じですが、映画の持つ迫力というか、重さというか、
ずっしり感じる事が出来ます。歳とった座頭市も悪くない。いきなり土間にこぼれた味噌汁を舐めますから(笑)
あのテイスト、やっぱり勝新は天才役者なのだ。



以前から疑問に思っていた2パターン存在するラストのセリフ。初見の時、小走りする按摩さんたちが
何か言っていたはずなんです。

先日BSフジでディレクターズカット版なるものが放送されましたが、入っていました!

按摩さんたち「(鶴について)世の中分からないもんだね。あんないい人が捕まるなんて」
「幕府の悪口を言ってたがあれがいけなかった」

等々言っているのですが、その後発売されたDVDにはそのセリフは入っていませんでした。
だから、按摩さんの集団に鶴太郎がいないのが不自然になってました。

あのセリフが入ると締まるんですよ、うん。

情報によると、フジ放映版は勝新が手を加えた特別版らしく、細部も違うらしいです。
個人的にはコッチですね。
もう勝新も三木さんも蟹江さんも内田さんもいない。今後創る事のできない本当に豪華な映画でした。
大治郎さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-03-16 14:39:08)
31.ネタバレ 村びとの中で 松の市、竹の市、梅の市、杉の市って名乗る方がおらっしゃったが あとの二人の名前が声が小さく聞き逃してしまった それがすごく心残りだ 何の市さんだったんだろうか あの二人・・・。 えっとまさか ノミの市、ソドムの市? って まさか、んなわけないか・・・ 答えは迷宮入り。 確認するなら再び鑑賞する機会があった時でいいか  じゃぁさ、その時までのお楽しみ。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-22 22:13:35)
😂 1
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30.座頭市というと、この映画が初体験でしたので、最も印象が強いです。
大映時代からのファンには違和感あるかもしれませんが、自分にとってはこれが座頭市です。
脇役陣も今考えると、クセのある強烈な人が多く、豪華なキャストだったなあと思いますし、今では勝も含めて何人かは故人になってしまい、惜しい方ばかりです。
役者が監督した映画って、抽象的だったり内面的な表現がわかりにくい例が多く、この映画もそういう演出が感じられますが、役になりきっている勝新は「かっこいい」の一言に尽きます。
ストーリーは大味で「役者が役者を見せるために作る」という明確なポリシーを感じます。役者なら誰もが持っているであろうナルシスト的な演出と、観客が観たい役者像が合致すれば、強烈なインパクトを持った映像になるという好例です。
エンドロールを見てて改めて気づいたのが、カメラマンが長沼六男というのも、今考えればすごいことです。
1カット1カットの構図が素晴らしく、風格を感じます。
激しい印象が強いこの映画、激しいシーンでも実はカメラは必要最低限の動きしかしていません。
撮影技術がどれだけ発達しても、この映画の「絵の風格」のようなものは、時代が進むにつれ失われています。
無駄にカメラが動きまくるコケオドシの映像が氾濫している今だから、この「絵の風格」が逆に新鮮に感じられます。
どっぐすさん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-29 23:47:04)
👍 1
29.勝新の座頭市には時代の生々しさが表現されていてすごく画面に惹きつけられた。(逆に、北野版はあまりにもスタイリッシュ過ぎたため入っていけなかった)。
まあ、親分役の内田裕也、勝新の息子がイマイチだったり、途中外人の歌が入ってきたりとかいろいろと引っかかる部分はあるんだけど、それも勝新のド迫力で美しい殺陣で帳消しって感じ。
夏目さん 8点(2004-08-31 11:16:06)
28.この作品を見てしまうと北野作をどうしても見る気になれないですな。それだけに自分の中では傑作だと思います。なぜ日本ではDVD発売しないのでしょうか。
にゅうたいぷさん 8点(2004-04-26 14:36:16)
27.89年の本作が本家版「座頭市」としてはラストになります。今見ても豪華キャストに驚きますが、他の方もおっしゃっているようにこの作品では群を抜いて勝新の貫禄が凄いことになっています。

ただし、勝新太郎ご本人が監督と主演をやっているせいでかなり荒削りな作品に仕上がっています。制作裏話なども広くTV放送されており、全く行き当たりばったりだった勝新の無能ぶりが広く知られています。突然樋口加奈子と風呂に入ったり、実の息子(雄大)が親分だったり、まあ、やりたい放題といった感じですが(笑)、このやりたい放題感が功を奏したのか、いかさま賭博、夜道のちょうちん、三木のり平との一件、僧侶との切り合い、用心棒(緒形拳)との一騎打ち、、とまあ、挙げればキリがないくらいメジャーなシーンのてんこ盛りとなっています。おそらく観客が観たいであろう有名なシーンのオンパレードで、まさに集大成とはコレのことです。実際私もこれが見たかった!といった印象を持ちましたし、不思議とラストには綺麗に収まっているのです。
あと、何気に勝新監督の映画ということで八州取締役(陣内孝則)、赤兵衛一家の親分(内田裕也)、浪人(緒形拳)などもかなり気合が入った演技を見せており、見どころの一つになっています。(鶴:片岡鶴太郎とのほのぼのしたやり取りもきちんと入っています)

エンディングで英語の歌が流れ始めた時には正直腰が抜けましたが、、リマスターDVDは大切に保存しております。作品としては6点程度ですが勝新の心意気に+1点です。余談ですが海外ではブルーレイ化されていますが日本国内ではブルーレイ化されておらず、利権の闇に飲み込まれている不運な作品。
アラジン2014さん [DVD(邦画)] 7点(2014-09-04 16:59:01)
26.ネタバレ 勝新太郎が演じた最後の座頭市。まず勝新の貫禄が凄い。勿論、単純に歳をとったということもあるのでしょうが、第1作の時と比べると遥かに貫禄があり、流れの博奕打ちというよりは人々を助けて回る聖人のようなイメージがある。この辺りは「座頭市シリーズ」に影響を受けているマカロニ・ウエスタンの主人公のイメージを逆輸入したものでしょうか。
その他には終盤の10分近くに及ぶ剣戟アクションがまあ凄い。カメラのカットもバンバン切り替わり、「そこから撮るのか!」という凝ったカメラワークと、連続する流麗な殺陣に目を奪われます。
個人的に残念だったのはライバルとなると思っていた侍が特に見せ場もなく退場してしまう所。それから当時の音楽としては流行りだったのでしょうが、テクノっぽい音楽と時代劇は食い合せが悪いと感じました。伊福部先生の作曲じゃないとコレじゃない感がありました。それに流石に昔の日本の話で英語の歌がテーマ曲なのはねぇ……。
民朗さん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-18 23:42:46)
25.惨殺シーンや濡れ場はちょっとやりすぎ。制作側は何の気なしにやっているのかもしれませんが、これでは万人受けは無理でしょう。特に必要性も感じないし・・・。ただ、殺陣は見事。圧巻です。それにしても陣内孝則さん、見事に役にハマってます。これほどの演技ができるなんて失礼ですがちょっと意外でした。
長毛さん [地上波(吹替)] 7点(2005-10-30 04:07:21)
24.決して上手い映画とは言えません。が、「とりあえず上手く見せよう」なんぞと小手先の技術で見栄えだけ取り繕った映画ではなく、多少イビツであってもとにかく大胆に突っ走っていく強引さ、そこに妙味があります。ホレ闇だ、光だと、何やらワカリヤスイ照明テクニック、しかもところどころは撮影に失敗したとしか思えないシーンもあるんですけどね。しかし無愛想なまでのブツ切り感覚の映像、スピード感あふれる殺陣、ミスマッチな音楽、これらとあいまって、何ともアヤシイ魅力をはなっております。内田裕也の最期のシーンなど、まるでトロマ映画を見てるような気分になっちゃう迷シーンでありました・・・。ところで座頭市は本当に強い。どうしたら彼を倒すことができるのか。一対一ではかなわない。さりとて大勢で向かって行っても、座頭市を中心に円形に取り囲むような布陣をとってはいけない。彼が身を翻した瞬間には。彼から等距離に立っている者全員が斬られているのである。結局、私には座頭市攻略法を見つけることはできなかったが、少なくとも、斬られやすい立ち位置には立たないこと、まずはこれが何よりの秘訣であろう。
鱗歌さん [地上波(字幕)] 7点(2005-05-01 01:16:25)
👍 1 😂 1
23.話がいまいち分らなかったです。何で座頭市さんはあんなに狙われていたんでしょうか?でもそんな疑問を吹き飛ばしてしまうくらい勝新の殺陣が凄い!白目向いてあんなにも早い殺陣できるんですか!?これ観てからたけしの殺陣を観ると見劣りします。あの当時の撮影技術であんな殺陣をやってしまうなんて勝新は凄いよ!あと印象的だったのが陣内さんの演技です。今ではもの凄くわざとらしい演技ばかりしてる役者なのにこの作品ではけっこう普通な演技してます。
リトルバードさん 7点(2005-02-23 01:48:47)
22.座頭市の小走りでの歩き方は最高。実際はありえないと思うが・・・
なお全体が黒澤の用心棒に影響を受けているように思えた。
’08.2/13 2回目鑑賞。勝新は監督としての力量もありそうだが、この映画の撮影時に起き、当時大きく報道された長男の過失死事件から、何か転落していった感がある。+1点。
ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2005-02-04 15:31:13)
21.撮影当時は真剣による殺陣で死者を出してしまったことが話題になりました。今更ながら”座頭市はやっぱり勝新が良い”ってことを思い知らされた座頭市シリーズ26作目。しかし、鉄腕麗人さんに似ていると思いますが、過去のシリーズと比べると何か違和感を感じてしまいました。初期の作品の市は何か強気な発言をする度に見ているこちらはドキドキさせられたものなのですが、この作品の市はどうも落ち着いていて危なっかしいところが無く感じるのです。これは勝新太郎という俳優の貫禄(体格も含む)がそのまま市の役に出てしまっているからでしょう。とは言え、殺陣シーンのスピードはもちろんの事、迫力もかなりパワーアップしていますし、市の行動に「クスッ」っと笑えるような所を自然に取り入れてるところは”さすが勝新座頭市”と唸ってしまいます。北野版だとギャグがあからさま過ぎでしたからね。
カズゥー柔術さん 7点(2004-12-10 15:49:24)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 6.72点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4512.50%
537.50%
61127.50%
7820.00%
8512.50%
9820.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 5.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.71点 Review7人
4 音楽評価 5.83点 Review6人
5 感泣評価 3.50点 Review2人

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