映画『悪霊島』の口コミ・レビュー

悪霊島

[アクリョウトウ]
1981年上映時間:131分
平均点:5.20 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-10-03)
サスペンス犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(2003-10-19)【fujico】さん
タイトル情報更新(2018-11-01)【イニシャルK】さん
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監督篠田正浩
キャスト鹿賀丈史(男優)金田一耕助
古尾谷雅人(男優)三津木五郎
岩下志麻(女優)巴御寮人/ふぶき
岸本加世子(女優)真帆/片帆
伊丹十三(男優)越智竜平
佐分利信(男優)刑部大膳
室田日出男(男優)磯川警部
武内亨(男優)広瀬警部補
二宮さよ子(女優)玉江
宮下順子(女優)澄江
根岸季衣(女優)とめ
浜村純(男優)老漁夫
嵯峨善兵(男優)妹尾四郎兵衛
中尾彬(男優)刑部守衛
多々良純(男優)刑部辰馬
原泉(女優)浅井はる
石橋蓮司(男優)吉太郎
中島ゆたか(女優)松本克子
大塚道子(女優)越智多年子
河合絃司(男優)
出演萩本欽一(劇中テレビ映像)
坂上二郎(劇中テレビ映像)
原作横溝正史「悪霊島」
脚本清水邦夫
音楽湯浅譲二(音楽監督)
高桑忠男(音楽製作プロデューサー)
作詞ジョン・レノン「レット・イット・ビー」/「ゲット・バック」
ポール・マッカートニー「レット・イット・ビー」/「ゲット・バック」
作曲ジョン・レノン「レット・イット・ビー」/「ゲット・バック」
ポール・マッカートニー「レット・イット・ビー」/「ゲット・バック」
挿入曲ザ・ビートルズ「レット・イット・ビー」/「ゲット・バック」
撮影宮川一夫
製作角川春樹
東映
角川春樹事務所
柘植靖司(製作進行)
配給東映
日本ヘラルド
美術丸尾知行(装飾小道具)
編集浦岡敬一
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
照明佐野武治
粟木原毅(照明助手)
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💬口コミ一覧

44.一度だけでは深いテーマまではわかりませんでしたが、おどろおどろしくて面白かったです。ずっと目が離せませんでした。石橋さんのお茶目ぶりにクスっとなったりもして。鹿賀さんの金田一も、岩下さんも妖艶でいい、歌のかかるシーンもカッコいい。
時代背景も私の好みですね~。また見たい。
ひろほりともさん [DVD(邦画)] 10点(2008-02-19 10:13:41)
43.私は金田一映画が大好きで、映像化したものはほぼ見たのですが、個人的にはこれがNo1
です。世間的にはあまりいい評価は聞かないですが、この映画は原作云々よりも、一つの映画としてどうか、という評価でいいと思います。この映画は推理ミステリーとしては弱いが、メッセージ性が強い作品だと思います。高度経済成長の裏で失われてゆく自然と伝統が当時の時代にドップリつかっていた若者の視点によって描かれている、そして事件解決・ジョン レノンの死によって当時の時代の象徴が消え、また新しい象徴を探して若者達は時代の流れるままに、そして成長していく。流されるもの(時代)と留まるもの(伝統)の対比を映像の美しさも合わせ非常にきれいに描いている。(これは松竹 八つ墓村にもいえる)こう考えると、余計にラストのレット イット ビーが美しく聞こえる。(もちろんビートルズ) 石坂古谷金田一はたしかに面白いが、見たあとのメッセージがない。そういう意味で金田一映画でのマイベストは、悪霊島・八つ墓村(松竹)・本陣殺人事件(ATG)です。ちなみに金田一役は鹿賀丈史がベスト。でしゃばらず、非常に自然。そういえばこの映画、雰囲気がGメン75によく似ている(関係ないけど)
金田一耕助さん [ビデオ(吹替)] 10点(2005-11-03 09:46:05)
42.子供の頃にTVでCMが流れる度にビビってたよ、あの手首を咥えて歩き回る犬がすげー怖かったよ。成長して学生の頃にTV放映で見た時は、洞窟のシーンの演出が雑だなーって思ってた、ビートルズには何の思い入れもない。そして今回、YouTubeの KADOKAWAチャンネル2週間限定公開で再見したわけだが、面白かったねー。鹿賀丈史、岩下志麻、室田日出男、岸本加世子の演技がすごい。目線の向け方、表情の切り替えとか、あらゆるシーンで全く手を抜いていない。何度も巻き戻して見直してしまった。それに対して伊丹十三と古尾谷雅人が若干大根に見えてしまった。ストーリーはザ横溝正史って感じで、キャストを見るだけで犯人がわかるといういつものスタイル。皆も見るべし。
センブリーヌさん [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-04 11:35:42)
41.金田一耕助のトレードマークたる「モジャモジャ頭」は、イメージとしては「ボサボサ頭」を連想するのですが、この鹿賀丈史の、人工の極みのような立派なアフロを見せられると、確かにこれこそがモジャモジャなのであって、もしや私は石坂金田一に間違ったイメージを植え付けられていたんだろうか、などと思ったりも。
それはともかく、この、悪霊島。なかなか凄惨な死体の描写があったりもしますが、当時の宣伝から受けた印象ほどにはオドロオドロしい作品でもなく、私はどっちかというと、島のノンビリした雰囲気とか、フェリーが着いた時だけ船着場が人でごった返す様とかが、風情があって、なんかイイなあ、と思っちゃうんですけどね。
まあ、事件自体は、大した事件でもなし(笑)、謎解きとしてもアッサリしてますが、鍾乳洞のシーンなどは、ロケ撮影でこれも雰囲気が出ていて。
昔見た時にはもっとヘンな映画のようにも思ったのですが、一体自分はどの辺りをヘンだと思ったのか、不思議になるくらい。
音楽監督はバリバリの現代作曲家、湯浅譲二。なかなかヘビーで聴きごたえがありながらも、前に出過ぎず映画にマッチした、絶妙な音楽になってるんじゃないでしょうか。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-11 10:33:33)
40.金田一映画の事件は田舎特有の泥臭さと血縁怨念因縁渦巻くおどろおどろしさがあっていい。手首を咥えた犬と痴態を見られて追ってくる岩下志麻が昔のトラウマだった。
TAKIさん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-06 23:33:24)
39.原作、本映画化作品とも評判が芳しくないのだが、私としては、今のところこれまで観た金田一ものでは、一番好きな作品。これは当時のCMの出来が中々良く、Let it beをバックに数場面が映し出され、ピタッと音楽が止まって「悪霊島。鵺の鳴く夜は恐ろしい。」というおどろなナレーションが入る、というものだった。これは怖くて面白そう!観たい!と思ったものだ(実際に鑑賞したのはTV放映)。CMや予告編で期待させられた映画は往々にして期待を裏切られるものだが、狂言回しの古尾谷雅人が、時代背景をビートルズにかこつけて語る冒頭からよく出来ており、適度にグロくてシュールな世界観が充分楽しめた。岩下志麻、公開年から計算すると40歳か…きれいだよなあ。鹿賀丈志の金田一が良かったのも意外だった。彼はなんだかんだ言って二枚目俳優だと思うが、三枚目ぶりがちっともわざとらしくなく、意外に(失礼)演技力のある役者だと思った。ま、犯人はすぐ解ってしまうが、本作は時代の変遷による価値観の変化なんかを織り込みながら、犯人の人物像や、動機を解明していく過程や、おどろおどろした世界観を楽しませてくれる作りになっているので、犯人当ての楽しみがなくても面白い。ただ個人的に、Let it beを聴くと「人の腕をくわえて走る犬」(確か本編ではLet it beはこの場面ではかからない。CMのみ)が頭に浮かぶようになってしまったのは悲しい…。
あっかっかさん [地上波(邦画)] 7点(2009-04-14 13:11:01)
38.島と鍾乳洞と双子、横溝ワールドの3大アイテムを思いっきり集めてビートルズのBGMで見せようと思ったアイデアは面白い。ミステリーとしての仕掛けなどに不満が残るのは言うまでもないが、まあ横溝正史スペシャルという位置づけで考えれば楽しめる作品にはなっている気がする。鹿賀丈史の金田一耕助は「カッコよすぎる」という批判が多いが、私に言わせれば石坂浩二だって充分カッコ良い。特にマジメなミステリー映画として捉えるよりは、スターかくし芸大会だと思って見た方が楽しめるような気がする。一連の横溝作品を一回り観終わったあたりで観るのがお勧め。
anemoneさん 7点(2003-11-30 14:02:29)
37.篠田監督による横溝サスペンス、金田一耕助も11代目の鹿賀丈史になる。「獄門島」などが戦争直後の昭和21年の事件だから、40数年後の「悪霊島」では金田一さんも60過ぎのおじいさんになるはずなのだが実に若々しい。映画だから深く追求はしないが、言いたいのは時代設定がそれまでの映画とは違うということ、すなわち高度経済成長や公害問題が取りざたされていた時代であった。(レジャーランドとかヒッピーが出てくる)
映画の冒頭にいきなりジョン・レノンの射殺事件が出てくる。この映画制作直前のビッグニュースである。これと時代を物語るヒッピーと金田一や五郎の風貌と相まって、ビートルズのレット・イット・ビー(なるようになるさ)のイメージになったのかもしれない。
映画は岩下志麻のミステリアスで妖気あふれる雰囲気がその美貌と共に際だっている。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 6点(2011-09-24 09:42:15)
36.ネタバレ 原作自体がミステリーとしてはたいしたことがなく、犯人が誰か一発でわかるので原作にはない双子の設定を導入して多少謎に深みを持たしている。東宝の獄門島と違いこちらの改変はそこそこ成功といえるのではないでしょうか。ただ、この映画の主題は戦後色濃く残る封建的価値観と高度成長期の自由な価値観とのぶつかり合いにあるので、ミステリー的な要素などどうでもいいというのが本当のところでしょう。「誇りも守るべきものも持たないものなどどんどん死ねばいい」という大膳とそれに異を唱える金田一の会話のシーンがよかった。戦前回帰というわけではないけれどややきな臭い今のご時勢にみると、価値観の対立はいつの時代にもあるのだなとちょっと感慨深い。役者的には佐分利信のかつらと、石橋蓮司の女装が軽いつぼだった。伊丹十三、古尾谷雅人、室田日出男、みんな若くして逝ってしまった。そういう意味でも感傷的になる映画。
陽炎さん [地上波(邦画)] 6点(2007-08-02 12:57:58)
35.金田一はほとんど何もしてないと思うのは気のせいか。まぁ岩下志麻がすごい。これぞ演技力。こういう女性にはひれ伏すしかない。
ぷりんぐるしゅさん [地上波(字幕)] 6点(2005-10-30 01:49:53)
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34.うーん、俳優陣がみんな若い。(当たり前だけど)今の時代でこの映画を観ても怖さも、新しさも無いけれど 当時の邦画としては、結構衝撃的だったんじゃないでしょうか。謎解きより、独特の雰囲気が良かった。
civiさん [地上波(字幕)] 6点(2005-10-25 04:12:20)
33.鹿賀丈史さんが大好きだから、という
とてもとてもミーハーな理由で観ました。
全く金田一シリーズを知らないし文学的素養も無いので
すんなり受け入れられました。
「戦国自衛隊1549」を観た後なので、
鹿賀さんのコミカルなお芝居を観て何だかホッとしてます。
あ、あと「反省!」でブレイクした次郎君の相方?の村崎太郎さんがしれっと出てます。
それもビックリ。
Taose-Mifengさん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-15 23:24:33)
32.冒頭とラストのビートルズは意味あるの!?画面が明るすぎておどろおどろしさを感じない。60年代という時代設定が新しすぎて金田一っぽくない。だいたい高度経済成長期にあんな袴の格好した奴まだいたのか!?市川崑監督版に見られる早合点の警部や金田一と宿の娘とのやりとりなどコミカルな部分が皆無。しかし個人的に鹿賀丈史が好きなのと岩下志麻が美しすぎるのでちょっと甘めに。。。
目白沈寝さん 6点(2005-03-10 23:10:23)
31.原作者の晩年にメディアにせっつかれて、アイデアが充分練りこまれてない内に世に出されたという感じの原作。「いまいち盛り上がらないなぁ…」と思いつつ読んでた記憶があります。映画も同様にいまひとつ何か足りないという感じ。横溝氏が生きておられれば他作品同様にリライトを繰り返し、肉付けがなされた上で傑作足りえていた可能性もありますが…残念。 映像は綺麗でロケーションやセットも良、映画全体のムードは結構好きです。「聖域」に辿り着くまでにもっと紆余曲折してほしかった気もします。
番茶さん 6点(2004-09-07 22:47:56)
30.ネタバレ ひとり2役、多重人格症といったトリックは今となっては何の新しさもないが、公開当時としてはアリだったはず。歳とともに、この種の映画はどうしても懐かしさが先立ってしまい正当な評価を下すのが難しいが、冒頭の謎掛けの割には結末が意味不明だったり、トリックに溺れて、展開にロジカルさが欠如していたり、と金田一もののなかでは、どうしても点数が低くなる。だけど、今は亡き古尾谷雅人の眼鏡のフレームや服装にどうしても時代の雰囲気を感じてしまって、そういう意味では決して悪くない映画。
floydpinkさん 6点(2004-03-27 00:12:30)
29.ネタバレ 原作既読。そもそも原作が晩年の作で自己模倣に陥っているきらいがあり、この映画版も、なんだか既に観たことがあるような感じがしてしまったり、犯人がバレバレだったりするわけですが、そこを考慮するにしても、全体的になんともピリッとしない。鹿賀丈史の金田一は私は悪くないと思ったし、岩下志麻の熱演は作品のクオリティーを数段上げているし、ロケ地の町並みや風景も素晴らしいのに、映画として残念な感じです。監督が悪いのか脚本が悪いのか私には上手く説明出来ませんが。レットイットビーもイマイチ効いてないと思うけど、これはリアルタイムで観た人にはそれなりのインパクトだったんでしょうか。あと岩下志麻が初登場のシーンでいかにも「私が犯人でござい〜」とでも言わんばかりの登場の仕方をするのは、一応ミステリーとしてはいかがなものかと。
すらりんさん [DVD(邦画)] 5点(2015-10-10 11:27:06)
28.根岸季衣が坂口良子に全く負けない。これだけでも奇跡だ。

岩下志麻ゴーゴームービー。
JFさん [地上波(邦画)] 5点(2014-07-28 11:11:31)
27.ビートルズと鹿賀丈史の金田一に感情移入するのが厳しいですね。
それがなければ中々の出来と思いますが。
SITH LORDさん [DVD(邦画)] 5点(2013-07-02 13:00:38)
26.評判通りのがっかりな内容でした。
ジョンの射殺を持ってくるなら最後がポールの曲じゃまずいでしょ?
犬のいる意味もよくわからんし、なにより
悪霊島ってもっと規模の小さい島でないとだめじゃない?
フェリーが到着する場面、思てたより島が大きいやないかい!
もっと村の因習みたいなことになってないと金田一じゃない。
しかし、ラストシーンで金田一さーん!って叫んでる古尾谷雅人が
金田一少年でおっさん役って、なんかあるの?
Skycrawlerさん [地上波(邦画)] 5点(2011-08-16 02:29:03)
👍 1
25.ネタバレ 監督 篠田正浩、脚本 清水邦夫。これだけ聞くとATG映画を思い浮かべてしまいそうになるが、角川映画の金田一ものである。あまりいい評判を聞かない映画で、全然期待していなかったが、まあ思ったよりは楽しめたし、石坂浩二の金田一に慣れてしまっていて見る前は多少不安のあった鹿賀丈史の金田一も悪くはない。しかし、時代設定が1969年で金田一と知り合う古尾谷雅人演じる青年がヒッピーだったり、テレビからコント55号のバラエティー番組が流れているのは違和感を感じる。しかも、そこに袴姿の金田一がいるというのもなんか浮いて見える。金をかけて使用権を獲得したという劇中に流れるビートルズの曲や冒頭に流れるジョン・レノン射殺のニュース映像もイマイチ意味がよく分からないし、ただ使いたかっただけのようにも思える。それに金田一もので洋楽というのはやっぱり合わないな。岩下志麻が演じる双子が実は同一人物であったという展開も早い段階で読めてしまい、意外性はない。ただこの岩下志麻の狂気じみた演技はやっぱりはまっていて、岸本加世子の首を絞めるシーンや、伊丹十三を殺そうとするシーンなどは、彼女が演じているからこそよけいに恐怖を感じられるものになっていると思う。撮影は宮川一夫で相変わらず撮り方もうまい。劇中に人間の手首をくわえた犬が登場するのは同じく宮川一夫が撮影を担当した「用心棒」を思い起こさせていて、セルフ・パロディーかと思ったがおそらく偶然だろう。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-13 14:08:42)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 5.20点
000.00%
100.00%
200.00%
336.82%
41329.55%
51329.55%
6818.18%
7511.36%
800.00%
900.00%
1024.55%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.25点 Review4人
4 音楽評価 4.60点 Review5人
5 感泣評価 2.00点 Review2人

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