映画『泥の河』の口コミ・レビュー(3ページ目)

泥の河

[ドロノカワ]
Muddy River
1981年上映時間:105分
平均点:7.98 / 10(Review 42人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-01-30)
ドラマモノクロ映画青春もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-02-25)【イニシャルK】さん
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監督小栗康平
演出浅田英一(演出助手)
キャスト田村高廣(男優)板倉晋平
藤田弓子(女優)板倉貞子
加賀まりこ(女優)松本笙子
蟹江敬三(男優)巡査
殿山泰司(男優)屋形舟の男
芦屋雁之助(男優)荷車の男
初音礼子(女優)タバコ屋
八木昌子(女優)佐々木房子
原作宮本輝「泥の河」
脚本重森孝子
音楽毛利蔵人
撮影安藤庄平
喜久村徳章(撮影助手)
配給東映(東映セントラルフィルム)
美術内藤昭
編集小川信夫
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
東宝録音センター(録音所)
照明安河内央之(照明助手)
吉角荘介(照明助手)
その他東京現像所(現像所)
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💬口コミ一覧

2.ネタバレ 自分の「体験」と妙にクロスするので、感想を書いてみる。

私は昭和35年の大阪市の東の下町生まれ。このような船宿(売春船ではないが)は見たことがある。
となりに住んでいる駄菓子屋のおばちゃんに、ある日長い手紙が来た。
小学校に上がる前あたりだろうか、ウチの親父や祖母が遅くまで隣の家で何やら相談をしていた。

戦死したと思っていた旦那が別の所に暮らしているという手紙が来たらしい。ですぐ、夜中に電報が届き、
その方が亡くなったとの知らせだった。朝にはおばちゃんは飛び出て、駄菓子屋はしばらく閉まっていた。

別の女性と結ばれ、中学生くらいの子供がいるという。知らせは旦那の弟からだった。
そう、のぶちゃんの父母のような夫婦が実際に居たのだ

馬車。パンを売り歩いているのはロバ(ポニー)だったけど、信号待ちでトラックやバスのクラクションに驚いてバックするのが怖かった。馬車での事故も割にあった時代。

酒を飲んだら軍歌しか謳わないおっさん 友人の父がそうで、歌うと小遣いをくれるので一生懸命覚えたという。

そういう「年代感」 日本が貧しく庶民が片寄せあって暮らしていた時代。
「高度経済成長」と言う歴史のワードだけでは、決して知られることのない人々の生活。

懐かしがる必要はないが、記憶や記録は、入れておいた方が良いと思う。

あ、ズボンのポケットに穴が開いて、夏祭りの夜店で、貰った小遣い全部落とした記憶もありました。
親父は怒るし、祖母は母親をなじるし、母親は泣くし、数日ブルーでした。

そういう「体験」が映画見ながらくるくるめぐるので、まあ、加賀まりこさんの美しさ、きっちゃんの素直さ、晋平父さんの毅然さ、貞子母さんの優しさ

あかんがな、もう涙で見られん と、数回に分けてみることになって、それがもう4順目

あのころ、こんな人たちがいたんだ 本当に近くにいたんだ そう思い起こす映画でした。私事ですいませんが、それが感想です。
亜輪蔵さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-04-17 16:54:43)
👍 1
1.ネタバレ 子ども目線で描く戦後。各エピソードがそれぞれとても印象深い。貧困に振り回される子どもたちの友情…。80年代の映画とは思えない泥臭さ。
加賀まりこが美しい。
原作は未読だが、宮本輝のデビュー作とのことで、いきなりこの完成度の小説を書いたことに感服する。
eurekaさん [インターネット(邦画)] 8点(2023-04-20 08:08:05)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 7.98点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
512.38%
637.14%
71023.81%
81535.71%
9819.05%
10511.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review4人
2 ストーリー評価 8.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review5人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 8.75点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1981年 54回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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