映画『東海道四谷怪談』の口コミ・レビュー(2ページ目)

東海道四谷怪談

[トウカイドウヨツヤカイダン]
1959年上映時間:76分
平均点:7.15 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
ドラマホラー時代劇戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2023-07-18)【S&S】さん
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監督中川信夫
助監督石川義寛
キャスト天知茂(男優)民谷伊右衛門
若杉嘉津子(女優)お岩
江見俊太郎(男優)直助
中村竜三郎(男優)佐藤与茂七
北沢典子(女優)お袖
池内淳子(女優)お梅
花岡菊子(女優)お槇
林寛(男優)伊藤喜兵衛
大友純(男優)宅悦
杉寛(男優)浄念和尚
高村洋三(男優)小沢宇三郎
芝田新(男優)佐藤彦兵衛
山口多賀志(男優)刺青の男
石川冷(男優)金魚売りの声
泉田洋志(男優)
広瀬康治(男優)
原作鶴屋南北
音楽渡辺宙明
撮影西本正
製作大蔵貢
配給新東宝
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💬口コミ一覧

7.あらすじを知っていても如何にも日本怪談的な因果応報な怖い話ですね。全体的に暗いシーンが多いですが、歌舞伎を踏まえた美術、効果音、演出が秀逸で日本の怪談の雰囲気がよく出ています。引いた絵も結構多いので、小さい画面で視聴すると髪型が同じだったりすると誰なのかわかりにくかったです。ダラダラ長くせず、短い尺にテンポよくまとめていたのも傑作の誉高い所以かと。
クリプトポネさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-08-04 14:46:26)
👍 1
6.恐怖シーンではハッとさせられることも多かったが、なんかヤボったい。古い映画といわれればそれまでなんだけど。天地茂先生の鬼気迫る演技は素晴らしかった。
センブリーヌさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-06 19:26:33)
👍 1
5.ネタバレ 『四谷怪談』の名作であり古典。天地茂が演じる【ダメな二枚目】伊右衛門はプライドの高さが災いして嘘に嘘を重ね、悪行を重ねていくワケなんだけど、自分が手を汚すことはすごく嫌がる小心者。お岩さんの毒殺を持ちかけられ、しばし絶句し、その無言の顔を夕陽が真っ赤に照らしている十数秒間は【エヴァ的】というか【北野映画的】というか。ちょっと「おーっ!?」となりました。

もろもろの悪行がすべてバレてからの怒涛のクライマックスは、個人的には『イベントホライゾン』を連想させるようなサイバーSF感すら感じさせて素晴らしかったです!そして最後に「お岩、許してくれ…」と伊右衛門は言うんだけど…そういうトコも含めて…全部ダメな男だよ…。

ラストシーンの【聖母感】、世界のすべてを洗い流すかのように清らかで美しく良いシメでした。
幻覚@蛇プニョさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-06-13 17:23:00)
4.ネタバレ ほぼロケーションなし。職人技を結集した完璧なセット芸に頭が下がります。良い画に仕上がっています。裏方の仕事魂を讃えます。
ただ、ホラー仕立てだが、怖さと言うより気持ち悪さが目立ってしまう。もっと怖さに比重を持ってきてほしかった。
お岩の死因は自傷?よくわからず。子供もいつ死んだんだかあやふや。セット芸に走った分、シナリオの練りが足りず無理矢理感、まあこれでいいでしょ感がにじみ出ています。シナリオ周りは残念です。

天知茂が時代劇をやると画面が引き締まるねえ。
蛇も良い芸をしております。どうやって演技を仕込んだんだろう。
ほとはらさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-03-28 15:28:47)
3.ネタバレ 今回、同年同月公開の大映版を観た(観比べた)のですが、やっぱり今作はその「恐ろしさ」とゆーのがも~ケタ違いでしたよね。直助はひたすら単なる「悪魔」という様な(見事な)極悪人であって、んで伊右衛門だってソレに負けず劣らずな忌むべき大悪漢ではあるのですし。だからこそ、その一番肝心なお岩さんの怨念の凄まじさ・奥深さもシンプルにより引き立っているとゆーか、話の内容も恐怖描写もやっぱトンデモなく深遠で迫力の有るモノでした(特に戸板に打ち付けられて以降にトコロ構わず出て来まくるお岩さんはマジで夢にも見ちゃいそう…てなモンでして)。ただ、更により優れていると思うのは、伊右衛門を前述どおりに極めてヴィヴィッドに悪人として描くコトでその面での凄惨さ・凄みを決して損なわないながらも、多少の風味付けとして少しばかり未練や躊躇・完全に良心が欠如しているというワケではない「人間らしさ」的なモノも同時に描き込むコトを可能にし、結果としてソレが作品全体により複雑な味わいを与えているとゆーか人間ドラマとしての見応えをもキッチリ高めるコトに成功していたな…という点ですかね。結論、超レベルに強烈な(トラウマ級の)映画になっているとは思いますが、恐怖映画としてのクオリティは普遍的傑作の域(=金字塔)と言って好いモノかと思います。必見ですね。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-06-02 22:21:15)
2.毎日猛暑だし、四谷怪談で涼もうかと。
・・・怖い~涼しい~極悪。
夏にぴったり。

邦画ですが字幕つけて鑑賞。
知らない言葉も漢字で見ると分かりやすい。
配信だったら字幕付きが、より楽しめます。

伊右衛門と直助の悪っぷりは見どころ。
金の為ならどんな嘘でも、つらつらと。
特に、直助役の俳優さんの自信に満ちた演技が怖かった。
伊右衛門の葛藤も物語りを深くした。

前半のドラマも見やすいが、何と言ってもお岩の変身からの後半が良し。
彩色と特殊メイクとセットと熱演。
ある物をすべて使った力業、熱意を画面からヒシヒシと感じた。

画質は劣るが、じいっと見て、その時代のものとして脳内補正する。
良さがじわじわくる名作。
たんぽぽさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-08-01 10:12:16)
1.ネタバレ 最も有名な怪談の一つであろう四谷怪談。改めてこう見てみますと、
ホラーとしての素晴らしいコンテンツが日本には昔からあるんだなと気付かされます。
西洋だとゴーストの怒り爆発、みたいな話になるのかなと思うけど、うらめしや、というこのひたすら物悲しい感じ、
そして様々なシーンで蛇が出てくるんですけど、霊と生き物の関連付けみたいなのも含めてすごく日本らしさが滲み出てる気がします。
直助ってやつはピュアな悪人ですけど、伊右衛門ももちろん悪いやつだけど追い込まれてこうなった、みたいなところもあって
そこが話に深みを持たせてますね。毒の話を持ちかけられるシーンでカエルの鳴き声が喧しくなったり、
毒を盛ったり殺めたりするシーンで花火の音がやかましくなったりするんですけど、
つまりは外的な音で本人の「心のざわめき」みたいなもんを表現してるわけです。
昔の映画はこういう手法が取られることがあって巧いなと思います。
CGのない時代、怪の風景を照明やカット割や道具や特殊メイクで苦心して作ってるのが見てとれ、
こういうのもまた昔の映画の良さだと感じます。
あろえりーなさん [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-16 15:52:47)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 7.15点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
427.41%
527.41%
6622.22%
7311.11%
81037.04%
927.41%
1027.41%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 6.00点 Review3人

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