映画『お引越し』の口コミ・レビュー(2ページ目)

お引越し

[オヒッコシ]
1993年上映時間:124分
平均点:7.07 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-03-20)
ドラマ青春もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督相米慎二
助監督アベユーイチ
成島出
キャスト田畑智子(女優)レンコ
中井貴一(男優)ケンイチ
桜田淳子(女優)なずな
笑福亭鶴瓶(男優)木目米先生
遠野凪子(女優)橘理佐(クレジット「青木秋美」)
茂山逸平(男優)大木ミノル
千原しのぶ(女優)砂原節子
円広志(男優)
原作ひこ・田中「お引越し」
脚本奥寺佐渡子
音楽三枝成章
撮影栗田豊通
篠田昇(協力撮影)
北信康(協力撮影)
柴主高秀(協力撮影)
佐光朗(カメラオペレーター)
製作伊地智啓
読売テレビ
電通(製作プロダクション 電通関西支社)
配給日本ヘラルド
アルゴ・ピクチャーズ
アスミック・エース
美術下石坂成典
編集奥原好幸
その他IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧

7.主要人物に現実感が感じられず、どこか嘘っぽい。これはシナリオと演出、どちらに原因があるのかよくわかりませんが。途中に出てくるおじいさんとおばあさんだけが、それらしかった。京都人からすると、学校と自宅が離れすぎていてこれも違和感大。私立小学校とも思えません。そもそも、なぜ京都が舞台なのか。必然性がわからない。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-01 18:11:38)
👍 1
6.ネタバレ 両親の離婚を受け入れられない小学6年の少女。
懸命にあれこれ抵抗するが、両親はもてあますだけ。
風呂場に立てこもるレンコの前で、両親が言い争う場面。
なかなかわかりあえない気持ちが、もどかしい。
揺れる少女の心理と成長が、相米監督によって丁寧に描かれる。
テーマはありきたりだが、普遍的なもの。
地味な映画だが、じっくりと観させる。

終盤、幻想的な世界が展開する。
そこで、少女は昨日までの自分と決別する。
残念だったのは、幻想やらメタファーやらが目に付く映画は、個人的に相性が悪いこと。
そのせいか、自分の中ではラストにかけてやや失速した感が。
少女が成長したことは伝わってくるが、どうして急に両親の離婚を受け入れたのかがよくわからなかった。
幻想やメタファーに誤魔化された気になる。

デビュー作となる主役の田端智子がいい。
田中麗奈もデビュー作でそうだったが、セリフは棒読みなのに、不思議と自然体の存在感が光る。
替えの効かない重要なピースとなっていて、そのキャストがあって初めて作品が成立するほどにハマっている。
これはもう、天賦の才だろう。
それと対照的なのが、母親役の桜田淳子。
人気絶頂期の主役で見せた演技は、どうしようもないほどわざとらしくて見ていられなかった。
ところが、久しぶりに見かけた本作では、見違えるようでビックリ。
よっぽどの努力が察せられて、感心してしまった。
飛鳥さん [地上波(邦画)] 6点(2012-12-17 20:46:07)
5.ネタバレ 田畑智子がこのとき何歳だったかは知らない。この年齢で、映画の出番が終わって自分自身に戻れるのか、その後何らかの影響はないのかと心配になるくらい彼女はこの役どころを完全に理解していたように感じた。水に浸かりながら「おめでとうございます」を連呼する顔が強烈に残る。なるほどなあ。相米監督さすがです。
monteprinceさん [DVD(邦画)] 8点(2013-05-20 23:40:39)
4.ネタバレ 先ずはレンコ演ずる田畑智子が凄い。

後々の大人になってからの彼女自身のインタビューで、この時全く演技経験がなくオーディションに合格して撮影に挑んだそうです。
にも拘らず、虐めのような相米監督の長回しにも負けていない。ご立派です。

ストーリーとしては、やっぱり子供が居ての離婚というのは何かと問題ありですわな・・・

という私は、子供三人おって2度離婚しております・・・

なので、レンコの行動やセリフなどが心にズシンとくる次第で・・・

【元の生活を返せ!!】って貼り紙なんかは地味にカウンターパンチくらった気分でした。

だから個人的には面白い映画というよりも、自分の人生と照らし合わせ、色々と考えさせられる良い意味での説教映画のようでした。

終盤の『おめでとうございます』と叫ぶレンコの笑顔は逞しくも微笑ましかった。
今までの自分と決別し、少し大人の気持ちに“お引越し”したのかな・・・

あと思ったのは、女の子はおしゃまだからこその『おめでとうございます』かなとも。
男の子だと、何時までもウジウジしてそうだもん・・・
ぐうたらパパさん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-07-02 14:50:38)
3.ネタバレ 親の離婚というのは子供にとっては大事件なわけで、その非日常が祭りとシンクロしながら進行。さらに、子供ならではエネルギーの爆発や火と水による感情表現の演出。この辺はちょっと過剰かな?という気もするが、リアリティーを追求する作品でもないし、これはこれでよいのかも。
ここではエリザベス・キューブラー・ロスの言う、1否認と孤立→2怒り→3取引→4抑うつ→5受容 が少女の成長と共に描かれており、最後の「オメデトウゴザイマ~ス!」で過去の自分を抱きしめる。ここは理屈抜きに感情が揺さぶられる場面。が、そこには開放感はなく、過去を封印し楽しい思い出を忘れ、過酷な現実に向き合おうという悲壮感さえ感じる。そして、中学生になったエンドロールの表情には諦観すら感じる。なんとも救いのない作品だ。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 9点(2014-04-23 12:00:00)
2.ネタバレ あんなに戻ってほしいとアピールしてたのに、最後に父親がもう一度やり直したいと言ってもレン子は突き放してしまう。その思いが何なのか、そこがうまく描けていない。コンクリートの土手を行ったり来たりしながら、揺れ動きながら、父を振り切るのだが、あんなに愛情深く父に接してたのにその肝心な点がストーリーとしてうまく語られていなかった、と思う。いっそ父親がもっとダメな男だったりしたら、突き放しの意味もあるのに…残念なところだった。だから最後に、京都の庶民の人情ややさしい無関心、息子を亡くした老夫婦の悲しみ、荘厳な川祭りの中で感じた人間を超える何か、そういうものに接して自力で大人に成長していくレン子の姿が、説得的に見えてこなかった。残念だ~。悪く言えば腰砕け、最後の祭りの光景が長すぎると感じてしまった。まさか外国人向けに‘日本’を押し出し過ぎた、ということではないだろうが。
さん [ビデオ(邦画)] 6点(2014-04-29 22:08:21)
👍 1
1.相米慎二監督の作品は長回しという技巧ばかりが突出しておりあまり好きになれないのですが、この映画は比較的人間ドラマと技巧のバランスが取れているので好きな方です。しかしそれも脚本に参加された奥寺佐渡子の功績に依るところが大きいのではないでしょうか。相米慎二は離婚という現実に直面した家族の心情を描くことよりも、スペクタクルなシーンを構成することに注力しているように見えます。祭りのシーンが挿入されるのもそれがいかにもスペクタクルな描写だからでしかなく、具体的な何かの象徴として提示されているわけではないと思います。あるいは海外の映画祭に出品されておりますので海外受けを狙った計算なのかもしれません。ドラマとしても今見直すと離婚しない夫婦が多数派であることが前提とされており、現代の多様な家族像の前では古びてしまっています。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-04-01 18:49:56)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 7.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
427.41%
5311.11%
6414.81%
7518.52%
8933.33%
9311.11%
1013.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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