映画『兵隊やくざ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

兵隊やくざ

[ヘイタイヤクザ]
1965年上映時間:102分
平均点:7.24 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(1965-03-13)
アクションドラマコメディ戦争ものシリーズものモノクロ映画ヤクザ・マフィア小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-07-09)【イニシャルK】さん
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監督増村保造
キャスト勝新太郎(男優)大宮貴三郎
田村高廣(男優)有田上等兵
淡路恵子(女優)音丸
滝瑛子(1944年生まれ)(女優)みどり
山茶花究(男優)桃中軒梅竜
北城寿太郎(男優)黒金伍長
早川雄三(男優)石上軍曹
内田朝雄(男優)中沢准尉
成田三樹夫(男優)憲兵
仲村隆(男優)阿部軍曹
藤山浩二(男優)白井上等兵
夏木章(男優)衛兵司令
森矢雄二(男優)野木二等兵
渡辺鉄弥(男優)八束二等兵
谷謙一(男優)「いろは」の用心棒
蛍雪太朗(男優)木下一等兵
村上不二夫(男優)
小山内淳(男優)
橋本力(俳優)(男優)
真塩洋一(男優)
中田勉(男優)
村田扶実子(女優)おくま
勝村淳(男優)
原田[言玄](男優)機関士
飛田喜佐夫(男優)
森一夫(男優)
中原健(男優)
豪健司(男優)
三夏伸(男優)
九段吾郎(男優)炊事兵
原作有馬頼義「貴三郎一代」
脚本菊島隆三
音楽山本直純
撮影小林節雄
製作永田雅一
企画久保寺生郎
配給大映
美術下河原友雄
編集中静達治
録音飛田喜美雄
照明渡辺長治
あらすじ
昭和18年の満州、関東軍駐屯地。インテリで、軍隊という組織を嫌い抜いている有田上等兵(田村高廣)のもとに、問題児の大宮二等兵(勝新太郎)が配属されてくる。やくざ出身の浪曲師で、けんかっぱやい大宮は、何故か有田とうまがあった。大宮はおのれの拳で、軍隊内の不条理なしごき、いじめに対抗していく。『座頭市』『悪名』に並ぶ勝新太郎の代表シリーズ第一作。原作は有馬頼義『貴三郎一代』。
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💬口コミ一覧

5.「大宮、軍隊じゃあ無理が通って道理がひっこむ」。王道の義理人情で面白かったです。こういう上司に恵まれたらなぁ。
すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 8点(2016-04-24 16:09:00)
4.ネタバレ ○勝新太郎の代表作の1つ、初鑑賞。○勝新太郎はこの映画においてもそんなに男前って訳でもなく、むしろ男臭い、そんな感じだが、役も演者としても非常に魅力を感じる。一方の田村高廣も良い相棒であった。
TOSHIさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-19 20:35:31)
3.ネタバレ  冒頭にて「荒野に孤立した巨大な刑務所」という言葉が出てきますが、実際に刑務所映画に近いテイストを感じられましたね。
 主人公の一人である大宮は極道だし、囚人同士の争いの代わりに日本兵同士で争うし、最後は脱走劇で終わるしで、非常に似通っていたと思います。

 「兵隊の話は、もう御免」「カーキ色を見る度に胸糞が悪くなる」なんて独白から始まる以上、軍隊批判というテーマも込められていたのでしょうが、自分としては上述の通り「刑務所映画の軍隊版」という印象のまま観賞した為、重苦しい気分にはならず、娯楽作品として楽しむ事が出来ました。

 とにかく上官が部下を殴る蹴るを繰り返し、胸糞が悪くなったところで、主人公の大宮と有田とが力と知恵を駆使してやり返してくれる訳だから、非常に痛快。
 軍隊は階級が全てだとばかり思っていたら、さにあらず、実は勤務年数も力関係に大きく作用しているという辺りも、非常に興味深いものがありましたね。
 喧嘩する相手が二年兵だと分かった途端に態度を豹変させ、上官であるはずの伍長に遠慮なく殴り返し、対等の条件での決闘に持ち込む件なんてもう、痺れちゃいました。

 頭の良い兄貴分と、腕っぷしが強い弟分。
 そんな凸凹コンビの二人が、様々な苦難を乗り越え、絆を深める姿を見せてくれる為、観ているこちらとしても微笑ましく、心地良い気分に浸れるのですよね。
 それでも最後の最後「国家の命令」という強大な力には逆らえないのか……と思わされたところで、見事に逃げ出してみせるという流れも良かったです。

 ただ、取り残された他の兵達は一年後に全員戦死したと語られている為、ちょっと影を落とす形となっており、爽快さに欠けるものがあったのは残念。
 状況を考えれば仕方ないのだけど、主人公達だけが逃げて、残された皆は死んでしまったという形だから、罪悪感が伴うんですね。
 戦争だから人が死ぬのは当たり前だし、軍隊に所属した以上は殺されたって不思議じゃないのでしょうが、それでもその重苦しい語り口と、直後の脱走劇の明るい描き方は、ミスマッチであるように感じられました。
 ここの部分を、もうちょっと受け入れやすく描かれていたら、戦争映画ならぬ兵隊映画の傑作として、大絶賛出来た気がします。

 それと、大宮を演じる勝新太郎が刃物を用いてチャンバラを披露するシーンがある訳だけど、それが原作小説にもある要素なのか、映画特有の「勝新ならチャンバラも見せなきゃ」というサービスなのかも、気になるところですね。
 もし後者であったとすれば嬉しいのですが、真相や如何に。
ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-13 22:21:04)
2.ネタバレ 『座頭市』『悪名』『兵隊やくざ』といえば、かつて大映が誇った勝新太郎三大シリーズですけど、『座頭市』は孤独なヒーローが主人公だったけど後の二シリーズは完全にバディムービー。実は勝新太郎はバディムービーになると俄然本領発揮してくる感があり、その最高傑作と呼べるのがこの『兵隊やくざ』、いや邦画史上最高のバディムービーかもしれません。 昭和40年代までの旧日本軍を舞台にした戦争映画は、まだ従軍経験者が映画界にもたくさんいたこともあって、平成以降の戦争映画とは比べものにならないぐらいディティールはリアルです。原作小説は有馬頼義の軍隊経験を基にしたものですけど、満洲に駐屯して後にレイテ島に転送されて全滅、兵士たちが東京出身というところからも第一師団であることは明白。一兵卒から叩き上げが就ける最高ポストである准尉が、中隊の人事を司る実質的には最高権力者であるところなんかも忠実に描かれています。徴兵されたやくざの一等兵とインテリの上等兵が、最後には機関車を強奪して脱走するという破天荒なストーリーだけに、こういう細部をきちんと押さえておくことは“あってもおかしくない話”という雰囲気になるので大事なところです。田村高廣が演じる古参上等兵が、ただのインテリじゃなくて軍隊の細部に通じた骨太の常識人で、脱走に成功したところで今まで散々面倒を見てきた勝新に「これからはお前が俺の上官だ、どこまでもお前について行くよ」と言うラストには、なんか清々しいものすら感じてしまいました。ほんとこの二人の友情と信頼関係には、観ていて心が清められるような感すらありました。 本作といい『独立愚連隊西へ』といい、中国戦線を舞台にした痛快戦争映画は、日本映画界ではもう製作されることはできないんでしょうね、なんか悲しくなります。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-10-19 22:43:56)
1.ネタバレ 兵隊バラエティ映画。
勝新太郎が大躍動!
成田三樹夫は出番が少なく残念!
最後の脱走シーンは解放感が抜群に良い。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-11-01 08:55:37)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 7.24点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
514.00%
6520.00%
7936.00%
8728.00%
9312.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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