映画『疑惑(1982)』の口コミ・レビュー(3ページ目)

疑惑(1982)

[ギワク]
1982年上映時間:127分
平均点:7.84 / 10(Review 51人) (点数分布表示)
公開開始日(1982-09-18)
ドラマサスペンス法廷もの犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(2003-11-20)【fujico】さん
タイトル情報更新(2024-03-01)【イニシャルK】さん
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監督野村芳太郎
助監督松原信吾
キャスト桃井かおり(女優)白河(鬼塚)球磨子
岩下志麻(女優)佐原律子
柄本明(男優)秋谷
鹿賀丈史(男優)豊崎
真野響子(女優)咲江
森田健作(男優)藤原
仲谷昇(男優)白河福太郎
伊藤孝雄(男優)片岡哲郎
内藤武敏(男優)矢沢判事(裁判長)
小林稔侍(男優)宗方検事
河原崎次郎(男優)小林刑事
大森義夫(男優)白河藤九郎
小林昭二(男優)石原署長
名古屋章(男優)岩崎専務
小森英明(男優)警察署受付
梅野泰靖(男優)浅野刑事部長
加島潤(男優)陪席判事
新田昌玄(男優)山崎捜査係長
松村達雄(男優)原山正雄
小沢栄太郎(男優)安西教授
北林谷栄(女優)白河はる江
三木のり平(男優)木下保
丹波哲郎(男優)岡村謙孝
山田五十鈴(女優)堀内とき枝
飯島大介(男優)
原作松本清張「疑惑」
脚本野村芳太郎
古田求
松本清張(脚色)
音楽芥川也寸志
毛利蔵人
撮影川又昂
近森眞史(撮影助手)
製作野村芳太郎
杉崎重美
松竹
配給松竹
松竹富士
美術森田郷平
衣装松竹衣裳株式会社
編集太田和夫
録音松本隆司(調音)
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
車ごと海に転落して死んだ白河福太郎。一緒に乗っていた球磨子に疑いがかけられて・・・。松本清張原作の、傑作法廷ミステリー。
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💬口コミ一覧

11.子どもの頃にテレビで観て、とにかく桃井かおりの存在感とワインからラストシーンまでが強烈に印象に残ってた。改めて観てみると弁護の進め方などでいくつか引っかかる点はあるけど、やはり主役の憎らしさでそんなことは吹っ飛んでしまう。
nojiさん [地上波(邦画)] 8点(2018-10-01 23:38:00)
10.ネタバレ 被告の女性の罪を女性が明らかにするというストーリーと思っていましたが、女性弁護士だったんですねぇ。意外な設定ですがこの映画はストーリーそのものというよりも桃井かおりと岩下志麻の関係性を見るような映画でした。内容はそこそこですが、岩下志麻が留置所で桃井かおりと接見する際に脇が見えそうなシーン、いやぁ色気がすごいですね。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-20 15:47:23)
9.どのシーンを切り取っても、視聴者をうならせる演技を堪能できます。
特に岩下志麻と桃井かおりの掛け合い、正に役者と役者の激突と言えるでしょう。
撮影現場では、二人の掛け合いを見て、スタッフはニヤニヤが止まらなかったでしょうね。

かたや、凛と背筋を伸ばし、真っ直ぐに相手を見据える弁護士。
かたや、猫背で猜疑心を籠らせた目つきの蓮っ葉な悪女。

プライベートでは、我が子に二度と会えない場面でも自分を崩さない岩下志麻。
裁判の不利を顧みず、心の中をむき出しにしてわめき散らす桃井かおり。
二人の対照をくっきりと浮だたせる証人役、三木のり平、山田五十鈴、名古屋章の芸達者な事よ。

監督の個性が前に出るのではなく、監督が役者という素材に無理に味付けをしていない、まさに役者という素材を楽しめる映画です。
それにしても、思い出しても球磨子に腹を立てている私は桃井かおりの演技と言う手のひらの上で転がされているのでしょうね。

10点満点です。
まさかおさん [DVD(邦画)] 10点(2019-02-16 11:03:03)
8.大ネタ自体はなるほどクラスなんだけど、この作品以降同様なテーマの事件が実社会で頻発していることを考えると原作の先見性は称賛に値する。本作の素晴らしいのは先ずキャスティング。古い作品だけに往年の演技派が勢ぞろいしているが、皆持ち味を発揮してるし、その演技見るだけでも堪能できる。その中でも際立って素晴らしさを発揮したのが桃井かおり。まさしく球磨子を演じきった。本当に憎らしい。それと岩下志麻の氷のような美しさ。僕はどうにも極妻世代なのでそのイメージしかなかったけど、改めて見直した。宗春君に会いに行った時のノースリーブと胸の色気、中学生の肩に手を回して色仕掛けかよ、そして法廷では恫喝と、酷なことしよると思ったけど。ぼくも柄本明と同じで法は見逃しても人情では許さんぞ派。それにしても森田健作や鹿賀丈史の証言あって、生命保険の時期と額。息子の遺言書は燃やされおりしかも中学生の証言。僕の市民感覚は無期懲役なんだけどなあ。緊張感ある展開といい、邦画として相当な良作です。
タッチッチさん [インターネット(邦画)] 9点(2019-09-16 20:17:38)
7.なんと35年ぶりぐらいに鑑賞。
最初から最後まで飽きることなく一気にみせる一級のエンターテイメントに仕上がっている。
岩下志麻、桃井かおり、それぞれがキャラぴったりの好演。
柄本明の新聞記者はマスコミ操作やり過ぎでしょ!でも当時の彼、今と違って若いなぁ。
とれびやんさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-05-15 03:30:30)
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6.ネタバレ 強烈に面白いですねコレ。久々に一気に観てしまったなー。これを知らないままだったらメチャ損するとこだったね(笑) 桃井かおり・岩下志麻 この二人に共演は素晴らしい(岩下志麻の色気はヤバイねw) お見事ですオススメいたしますデスハイ
Kanameさん [インターネット(邦画)] 9点(2020-05-17 06:54:51)
5.ネタバレ あまり見ないジャンルの作品ですが、こちらの点数が高かったので。桃井かおりが炸裂してますねぇ。上手い下手ではなく、存在感が凄い。鬼塚球磨子という毒女を完全に自分のものにしています。他の出演者、柄本明、鹿賀丈史、小林稔侍、松村達雄、山田五十鈴、それぞれ皆さんちょい役ではありますが、味がある。とても自然で、まるでそこに実在している人物のように、演じるでもなく収まっている感じがいい。特に一番の見せ場、ワイン掛け合いのシーンはしびれました。事件が二人を呼び寄せ、それぞれ一人ずつ身内を失ったものの、特段何事も無かったかのように、二人はそれぞれの道を孤独にも強く生き進んでいく。そんな女たちのお話でした。
ちゃかさん [インターネット(邦画)] 7点(2020-09-07 18:01:35)
4.ネタバレ これはもう日本映画界の最高傑作と言っていいんじゃないでしょうか。多くの方が指摘するとおり、主役2人の火花を散らすような迫真の演技がすばらしい。それに、入れ代わり立ち代わり現れる有名な役者もいい。それぞれクセのある役どころで楽しませてもらいました。颯爽と登場してあっさり消える丹波哲郎は、シリアスな全編における唯一の笑いどころでしょうか。
裁判の終盤における逆転劇はいささか弱い気がしましたが、そのあたりはもうどうでもいい感じ。徹頭徹尾悪女であり続ける桃井かおりと、弁護士としては凛としていながら私生活ではけっして浮かばれない岩下志麻を見れれば十分。しかも、最初は反目し合っていても最後は打ち解けるというパターンはよくありますが、最後までバチバチですからね。ものすごくリアルというか、重厚感があります。
眉山さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-08-27 01:27:31)
3.ネタバレ よくもまぁこんな、ふてぶてしくも憎ったらしい女を創り出せたものだ。
もう死刑一直線、この女が殺したことは間違いない。最後はスカッと有罪判決を出してくれるのを期待して観てしまう。
犯人が意外な人物のドラマ、計画的な殺人トリックに見慣れたせいか、この自然体で直情的で、何がしたいのか解らない球磨子が新鮮に見える。裁判の席でも自分の感情を隠さない球磨子。憎たらしいけど、確かに、自分の無罪を主張するなら間違ったアピール方法。

観ていて球磨子が本当に犯人かどうか、解らなくなる。逮捕後の生存ルートに、どうにも計画性がなく、無罪が期待できない状況に自分を追い込むなんて、犯人だとしたら頭が悪すぎる。
絞首刑の夢で取り乱すシーン。豊崎が言うように「はずみで人を殺すかもしれないけど、計画的に殺すとなると…」こんなのを見ていると、球磨子が犯人じゃ無い可能性が、自分の中でも芽生えるから不思議。

映画の視聴者ではなく、裁判の傍聴人として、とても残念な判決。球磨子が保険金を手に入れられなかったのは、律子のせめてものファインプレーに見えたけど…そうだろうか?
この裁判の重要アイテム、靴とスパナ。靴が脱げていたことを怪しむ律子の法廷発言を「そんなのどうでも良いのよ頭悪いわね」と遮る球磨子。
豊崎の証言に取り乱して退廷させられた時、律子に「名演技だ」と言われ、顔の見えない方で口角ニヤリ。
この事件が自殺だったら、豊崎はどこから『ケネディ事件』なんて情報を仕入れて持ち出したのか。(※今回はじめて知った。当時誰でも知ってるような、有名な事件だったのかは知らないけど。)
やっぱり球磨子が「一人では生きていけない」とか何とか、福太郎に無理心中をしようと誘い、自殺の方法から手順なんかを指示したんじゃないかな。
目撃者の証言、福太郎の足の傷から、やっぱり球磨子が運転。怖くなってブレーキを踏まないようにと説明して、ブレーキの下に靴とスパナを入れた。目的は福太郎が急に怖気づいて助手席側からブレーキを踏まないように。
福太郎には2人の無理心中と思わせて、実際は自殺教唆。その実、世間からは事故に見えるように細工。だとしたら球磨子は相当したたかだ。

宗治君の証言で、球磨子の目論んだ『事故』でなく『自殺』にはなった。でも有罪まで持っていけなかったのは、律子の完敗に思える。
最後の打ち上げ。律子の腕にワインを浴びせるシーンは息を呑む迫力だった。
桃井かおりが悪女役をする作品が、他に何作品あるのか知らないけど、私の知っている桃井かおりの憎たらしさをストレートに出したのが、まさしくこの映画の鬼塚球磨子だと思う。それだけ自然で、私がイメージする桃井かおりそのまま。
K&Kさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-13 16:27:18)
👍 1
2.原作未読だが、本来は「司法の正義」と「マスコミの正義」の対比がテーマなのだろう。しかしながら、良くも悪くも2人の女優の演技力の高さに見応えがありすぎて、本来のテーマがわかり難くなってしまったように思える。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-04-14 12:25:15)
1.コメディでもないのにめっちゃ笑えます。桃井かおりはここまで来ると憎たらしいを超えて痛快で気持ちいいんですよね。マスコミも司法も道徳もバカバカしいと笑い飛ばす、もはや存在自体がアンチミステリーですらあります。この映画のメッセージは無理して他人の目を気にして生きる必要なんてないってことだと思います、そう見れば最高のハッピーエンドです。この映画で野村芳太郎はビリー・ワイルダーを超えたと言っても過言ではありませんね。ただ映像的にはテレビドラマレベルと揶揄されても仕方ない感はあるのでそこはちょっと減点です。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-04-25 23:55:41)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 7.84点
000.00%
111.96%
200.00%
300.00%
400.00%
511.96%
659.80%
7917.65%
81835.29%
91325.49%
1047.84%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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