映画『鬼畜』の口コミ・レビュー(3ページ目)

鬼畜

[キチク]
1978年上映時間:110分
平均点:7.31 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-10-07)
ドラマ犯罪もの小説の映画化
新規登録(2003-11-20)【fujico】さん
タイトル情報更新(2024-04-08)【Olias】さん
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監督野村芳太郎
助監督松原信吾
キャスト緒形拳(男優)竹下宗吉
岩下志麻(女優)お梅
小川真由美(女優)(女優)菊代
蟹江敬三(男優)阿久津(印刷工)
穂積隆信(男優)ブローカー水口
大滝秀治(男優)銀行貸付係
加藤嘉(男優)医師
田中邦衛(男優)パトカーの警官
大竹しのぶ(女優)婦人警官
江角英明(男優)アパート管理人
三谷昇(男優)新幹線車掌
浜村純(男優)福祉事務所係員
梅野泰靖(男優)福祉事務所主任
鈴木瑞穂(男優)刑事
山谷初男(男優)印刷屋の男
加島潤(男優)
堀北幸夫(男優)
原作松本清張「鬼畜」
脚本井手雅人
音楽芥川也寸志
撮影川又昂
製作野村芳太郎
野村芳樹
配給松竹
美術森田郷平
編集太田和夫
録音松本隆司(調音)
その他川又昂(デジタルリマスター版監修)
近森眞史(デジタルリマスター版監修)
あらすじ
父を思い続ける息子と、環境に押し流されて正気を失う弱い父親、大人と子供の世界を較べながら、切っても切れない親子の絆を描く。松本清張が昭和32年にあった事実をもとに書き下ろした原作の映画化。
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💬口コミ一覧

22.パンを無理やり口の中に押し込めらて「食べろ!」って言われても、苦しくて余計食べれんがな。
ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2006-10-02 21:42:41)
21.ネタバレ 怖い!何とも恐ろしくて残酷!それでいて、この悲しさの中に見える家族の絆とでも言うのかなあ?切っても切れない親と子の関係をここまで恐ろしく描いた作品など観たことがないぐらいの恐ろしさです。作品の出来、又は好き嫌いで言うならば断然「砂の器」の方が好きですが、人間の持って生まれた残酷さ、矛盾さというものの描き方ではこの作品の方が上だと思う。もう、とにかく最初からしてやられました。3人の幼い子供が無邪気に遊んだり、歌など歌ってるシーン(この時の歌の誰だ!誰だ!誰だ!空の彼方に踊る陰♪白い翼のガッチャマン♪は丁度、この頃の子供達とほぼ同年代の私にはこの歌からして、これはと画面に釘付け!)そして、そんな子達を連れて別の女と暮らしている旦那の元へと向う母!この後の展開はまるでちょっと前の昼間のドラマのような雰囲気?違うか?とにかく観ていて恐ろしくなりました。東京タワーに次女の良子を置き去りにし、去っていく父の姿とそうとは知らず、よっこは?よっこは?と父に聞いて回る長男、利一の姿と「お父さんじゃないよー」「知らない人だよー」ていうあの台詞、何とも残酷なシーンだと思うと共に二度と忘れることの出来ないほどの大きな衝撃を与える台詞となりました。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-26 20:13:10)
20.ネタバレ やっぱ一番怖くて残酷なのは人間なのだと改めて痛感。 何が怖いって岩下志麻の鬼畜ぶり。
極妻の片鱗を見ました。あっちより怖い。 最後に子供が「父ちゃんじゃない!」と言うのは色々意見がありますが、私は父親をかばったのではなく彼は、父親を「捨てた」のだと思います。弟・妹が捨てられ今度は自分が・・・・。長男だった彼は一番父親との思い出も多いでしょう。だからこそ私は彼が父親を許せないかったと思いたい。 あんな親こっちから捨ててやる!ってね。
あずきさん 7点(2004-06-13 16:46:49)
19.子を捨てた実母、突然夫の隠し子を押しつけられた女、そして自らの不始末の結果を目前にして何の行動もとれない男。三人三様の鬼畜の物語だが、私は岩下の嘆きと怒りに共感を覚えるのだ。実母も男もある意味自業自得だが、岩下だけは違う。信じていた者の裏切り、いきなり降りかかってきた不幸に、どうして平静でいられようか。やりきれない怒りに切れてしまった岩下が、幼児の口に「食べろ、食べろといってんだよ」とごはんを手で押し込むシーンはすさまじい。圧倒的な迫力に観客は飲み込まれてしまうだろう。
駆けてゆく雲さん 7点(2004-01-27 20:58:05)
18.鬼畜にさせられたのが緒方拳。だけども、ほんとに怖かったのは岩下志麻なんだよね。捨てられるも育てられるも鬼母岩下志麻の胸三寸・・ ほんとの鬼畜は岩下志麻だったのだと物心がついた頃に知りました。
3737さん 7点(2003-12-28 00:15:19)
👍 1
17.話が話だけに強烈なインパクトがあるが、とても怖くて辛いものがあるので何度も見たいという気にはなれない。岩下志麻と小川真由美の迫力がすごいが、二人の役を変えてもまた違う凄さがあったかも、、優しいのに気の弱い父がだんだん追い詰められていく様を見せる緒方拳もリアル。苛立ちややるせなさを暑苦しくじっとり滲む汗で表現しているようだった。子捨ての北陸の旅のロケーションやラストの子供には「砂の器」を感じた。
キリコさん 7点(2003-11-26 18:55:12)
16.ネタバレ まず宗吉がいい加減でとても腹が立ったし、実母が我が子を置いて行くのには信じられない気がした。手のかかる子が三人も、まして血の繋がってない女のとこへ行けばどうなるか、、岩下さんの演技は本当に凄まじく背筋がゾッとするくらいのものであった。子供を育てるのはとても大変だ。それは自分も日々実感することである。子育てでイライラする事も多い。宗吉は子供が懐いているのに、抱いていた手を離すなんて、、と涙がでた。緒形さんは子供を殺すのを躊躇う父親の複雑な思いを熱演。子供ってそんな親でも庇おうとするんですよね、、。子役の子もうまかった。それにしても、子供は親の事をよく見ている。それも日々実感することである。子は親を選べないのだから、責任持って育てていかなければと、虐待が多くとりあげられる今だからこそ、身が引き締まる気持ちになった。だけど心にズシリとくる重たい映画だった。
fujicoさん 7点(2003-11-21 14:40:42)
15.いかにも松本清張らしい作品です。観た当時、同時上映で「砂の器」をやっていたので、やはりあちらに比べると格落ちですが、サスペンスの小品として楽しめます。気の弱い印刷屋なのに隠し子がいたというのは笑ってしまいますが、その緒形拳が子供を捨ててしまうのがもの悲しいです。やたらみんな汗をかいて、その暑さが印象に残る映画ですね。
オオカミさん 7点(2003-11-20 05:28:57)
👍 1
14.噂には聞いていましたが、たしかに見ているとだんだん辛くなります。岩下志麻とか緒形拳とかも、さぞかし演じていて辛かったんじゃないかと思います。
特に中盤以降、緒形拳は〝解決〟に向けてある意味で一直線に突っ走るわけですが、他に方法があったんじゃないかと誰もが思うところでしょう。クソマジメな言い方をすると、経済的貧困もさることながら、知識の貧困・情報の貧困も悲劇を招くということで。前者はどうしようもない部分がありますが、後者なら自助があれば共助・公助で救われるはず。そうオトシマエをつけることが、この陰惨な物語を自分なりに浄化する唯一の手段かなと。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-24 23:18:01)
13.多くの要素が詰まった映画。当時のドラマ的な雰囲気が満載だし、最後はちょっと思うところがある、という作品。
こうして、様々な人にいろんな時代が過ぎていったんだろうな、とか思う。
simpleさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-22 20:21:21)
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12.子役の演技がもう少しマシだったら全然違ったろうに。
岩下志麻の愛人に対する怨恨と緒方拳のダメ親父っぷりが見事な演技だけに余計にそう思える。
昔の日本映画は子役のレベルが低いのかも。
子供への虐待を描いた『トガニ 幼き瞳の告発』の子役と比べると雲泥の差。
あのレベルの子役で本作を見てみたかった。
今は邦画も上手な子役がいっぱい出てきているので、それだけにもったいないような気がする。
飛鳥さん [ビデオ(邦画)] 6点(2013-08-09 00:08:19)
11.ネタバレ 映画の内容と関係ないのだが(…とも言えないか)
子役の演技があまりに酷すぎる。
下手すぎて子役が何か言う度に現実に引き戻され入り込めなかった。
今の子役のレベルの高さがよくわかる。
それを補うかのように、大人の役者は上手い人ばかりです。
虎王さん [DVD(邦画)] 6点(2012-03-26 17:56:16)
10.うわぁぁ・・・すごい映画でしたね。「鬼畜」、まさにこれ以上ないピッタリのタイトルです!あの気の抜けるような音楽が、かえって話のコワさを引き立てていました。あまりにもこわすぎるので、2度と観ません。
ramoさん [地上波(邦画)] 6点(2011-07-23 01:48:26)
9.だいぶ前のことだけれど、TVのトーク番組か何かで岩下志麻さんがこの映画でのエピソードを語っていました。例の庄二の口に食べ物を突っ込むシーンですが、あの後、あのお子さんが志麻さんを遠くで見つけても泣き叫ぶようになったとか。志麻さんがどんなに変装していても見破り泣き出してしまったと。志麻さんが「今、思い出しても辛い」と言っていたのが印象的でした。並の精神レベルの女なら、火の車の印刷工場抱えて甲斐性なしの夫がいきなり3人も隠し子連れ込んだら、子どもに当たりたくもなりますよ。子どもに罪はないと言っても、そこで子どもに優しく出来る女性が世間に一体どれくらいいるのかしら。私なら、殺しはできないかも知れないが、罪がないからこそ子どもにイライラし、辛く当たるだろうなあ、と思いますね。原作未読なので、清張氏が何を指して「鬼畜」と書いたのか分かりませんが、お梅を「鬼畜」と言うのなら、それは違うと言っておきたいです。そういう状況に追い込んだ宗吉と菊代こそが「鬼畜」なのだと。「鬼畜」とは鬼と畜生のこと、「畜生」とは動物など人間以外の生き物の総称だが、宗吉みたいなバカ男の子どもを安易に3人も産んだ上に、そうすればどうなるか容易に分かるのにそれでも宗吉とお梅の所へ捨てた菊代は、畜生にも劣るまさに「鬼」でしょう。良子のその後が気になり、切ないです。
すねこすりさん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-18 16:54:42)
👍 1
8.ネタバレ 東京タワーのシーンで、最後の一瞬で良子が振り返って目が合い、その瞬間に扉が閉まる。その後はまったく良子は登場しない。この容赦なさには痺れましたが、他方、利一については、砂の器の使い回しみたいな感じで父子旅が延々と続いて、中延びしてしまいました。最後も、なんか親子の絆みたいな方向に話が向いてしまって拍子抜け(ラストは利一のアップだし・・・)。それよりも、タイトルがこうである以上、主人公夫妻の人間としての堕落ぶりと崩壊ぶりをもっと見たかったし、岩下が終盤でほとんどいなくなるのも不満。本来、父子関係よりも夫婦関係の方が中心であるべき設定ではないだろうか。
Oliasさん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-17 01:55:18)
7.まあまあといったところでしょうか。
どうも小説の粗筋をそのまま映画にした、みたいな作りが苦手です。
川越の古い町並みを観ることができたのは思わぬ収穫でしたけどね。
岩下志麻は相変わらず綺麗でしたね!
にじばぶさん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 19:32:27)
6.豊かな現代にのほほんと暮らしていると、本作品の時代背景や描写にぴんと来づらいものはあるが、それでも最後まで釘付けにさせる緊張感はさすが。
じゃん++さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-17 12:22:16)
5.ネタバレ 高校の頃テレビで見た『疑惑』を借りたかったのに、どの店に行ってもない。それで未見の『鬼畜』をレンタルしてみました。見終わった後、あまりの暗さを追い払うように家族内で「よーっこわぁー?」の真似をして遊びました。この作品を見た後、一番気になったのは、最初に犠牲になる小さな男の子を演じた子役のこと。岩下志麻に無理矢理ご飯を口に押し込まれるシーンがありますが、あの小さな子に「これはお芝居」とか判断できる知力はまだ無かったはず。あんなことをされた体験は、あの子の記憶にどのように跡を残しているだろうか、それはあの子のその後の性格形成に何か悪影響を及ぼすことは無かっただろうか、という心配をして仕方なかった。あの時の泣き顔は本物のはず。いくら演技のためとはいえ、あのシーンは本物の虐待を見たに等しくて胸が詰まる。物語の内容としては、ラストの少年のセリフの真意が気になります。心底から存在否定した「父ちゃんじゃない」なのか、なんだかんだあっても親なのだからかばいたい「父ちゃんじゃない」なのか、「もうこの父親と一緒に暮らすことは不可能なんだ」と確信しているがため自分自身に言い聞かせる「父ちゃんじゃない」なのか、いろいろ入り交じってのものか、まぁあのくらいの年齢にそれをうまく演技しろというのは無理な話でしょうが、大人でも原作読まず台本渡されただけだった場合、あのラストのセリフの言い表し方は役者によっていろいろな解釈と表現がありそうですね。天才子役でリメイクされたら涙するかも。
だみおさん [DVD(邦画)] 5点(2010-11-22 00:22:11)
4.ネタバレ 岩下志麻がとっても怖かった。赤ちゃんが死んでしまう場面では、泣けてしまいました。この映画は、銀座の名画座で松本清張シリーズと銘打ち「砂の器」と2本立てで見たのですが、この映画でとても情けない父親を演じる緒方拳が、「砂の器」で善人役の警察官役で登場してきたときはなぜか館内、大爆笑でした。それだけ、この情けない父親はインパクトありましたよ。
ジブラルタの星さん [映画館(邦画)] 5点(2007-10-26 14:46:44)
3.子供への虐待..それでもなお、父親を守ろうとする..ところに、見せ場があるのでしょうが..私的にそれほどの感動はなかった..映画としての演出、映像は時代を感じますね..それから、子役の台詞棒読み、無表情、は如何なものか...
コナンが一番さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-03-30 12:25:38)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 7.31点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
411.61%
546.45%
6914.52%
72337.10%
81524.19%
969.68%
1046.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.66点 Review3人
2 ストーリー評価 9.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review3人
4 音楽評価 9.00点 Review3人
5 感泣評価 10.00点 Review2人

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